ポータルサイトビジネス

サイト設計や構成を考え、SEOで上位表示されるキーワード設定法

これからウェブサイトを構築することを考えたとき、ただ何となくサイトやブログを作成しても残念ながらうまくいきません。必ず最初に設計図を作り、構成を考え、適切な手順で進めていく必要があります。

ただ、Webサイト設計とはいってもどのようなことを考えて行えばいいのでしょうか。注意点はあるのでしょうか。

アクセスを集めるために必要なサイト設計ですが、正しい方法が存在します。具体的に何をすればいいのかについて解説していきます。

オウンドメディアやアフィリエイトはキーワードを見る

Webサイトとはいっても、さまざまな形態があります。会社組織であれば、オウンドメディア(自社媒体)を運営することになります。一方でアフィリエイトサイトであれば、他人の商品を売るサイトを作ることになります。

ただ、どのサイトも「有益な記事をサイト内に詰め込む」ことについては共通しています。

しかし、有益な記事とはいっても読者が欲する記事を書かなければ意味がありません。このとき、読者が何を欲しているのか自分の頭で考えてもいいですが、ほぼ確実に外します。キーワードを確認しなければいけません。

ここでのキーワードとは、専門用語でサジェストといいます。サジェストは日本語で「提案」という意味になります。例えば「カナダ留学」と検索したとき、以下のように「お前はこれを知りたいのでは?」と提案されるキーワード群をサジェストといいます。

そこで、まずはサジェストを取得するようにしましょう。オウンドメディアやアフィリエイトを含め、すべてのサイト設計でサジェストが必要になります。

このサイト」にキーワードを入力し、すべてのサジェストを引っ張ってくるようにしましょう。例えば「カナダ留学」のキーワードであれば、今回は388のキーワードが出てきました。

このうち、「全キーワードリスト」の部分にサジェストキーワードが出てきます。これを見れば、読者が何を欲しているのか理解できるようになります。

例えば、「カナダ留学 三ヶ月 費用」であれば、「カナダ留学で3ヵ月の短期留学をするときの費用」について1記事を書けばいいことが分かります。また、「カナダ留学 トロント バンクーバー」であれば、トロントとバンクーバーのどちらが留学に適しているのか悩んでいる人に向けて1記事を書くことになります。

サジェストというのは、そのキーワードで検索されているからキーワードとして出てくるわけです。そのため、これらのキーワードを活用して記事を書けば確実に需要があることが分かります。

重複したサジェストをまとめ、サイト設計書を作る

ただ中には、キーワードは違うものの、読者の検索意図が同じであるキーワードがあります。例えば、以下のようなキーワード群です。

  • 看護師 転職 回数
  • 看護師 転職 繰り返す
  • 看護師 転職 何回
  • 看護師 転職 10回

これらは看護師転職の中でも、「これまでの転職回数が多いが問題ないのか?」と不安を抱えている人が検索していると分かります。そのときの検索ワードがたまたま「看護師 転職 回数」であったり、「看護師 転職 繰り返す」だったり人によって少し違っているだけになります。

このように検索意図が同じキーワードについては、まとめるようにしましょう。つまり、上記のキーワード群を活用して、1記事にまとめるのです。

私の場合、出てきたキーワードをエクセル表にまとめるようにしています。以下のように、読者ごとにキーワードを整理しています。

たとえキーワードが300個あったとしても、実際にまとめると100記事以下になります。こうしたまとめたキーワード群がサイト設計書(サイト設計図)になります。

キーワード一つにつき記事を書くのではなく、検索意図が重複しているものについては、すべてで一記事にしましょう。

必要なツール・ソフトはエクセルだけ

サイト設計=サジェストキーワードをまとめる」ことになります。ただ、有益な記事を書くことは共通しています。サイトでもブログでも記事を書く前にキーワードをまとめる作業が必須になるのです。

サイト設計なしにWebサイトの構成を考えるのは不可能です。必ず、キーワードを確認するようにしましょう。

ここまで述べたように、キーワード整理をして稼げるサイトやブログを作っていくわけですが、マインドマップなどのツールを使うことはありません。また、企画書の作成手順については述べていません。これらマインドマップや企画書作成など、難しく考えるほどビジネスは失敗するようになります。

サイト設計の手順や流れは以下の通り、非常に単純です。

  1. サジェストキーワードを出す
  2. 読者の検索意図に従い、キーワードをまとめる
  3. 実際に記事を書く

このとき、あなたが自分で用意すべきツールやソフトはエクセルだけになります。難しく考えず、サイト設計ではキーワード整理だけを行うようにしましょう。

ペルソナに沿った記事にする

なお、このときは必ずペルソナ(一人の人間)を意識するようにしてください。

多くの人が犯すミスとして、一つの記事に複数の人間を入れてしまうことがあげられます。例えば、以下のようなキーワード群です。

  • SE 転職 20代
  • SE 転職 第二新卒
  • SE 転職 1年目
  • SE 転職 新卒

一見すると問題ないように思えますが、まったくダメです。まず、20代のSE転職であったとしても、「新卒入社すぐに転職する人」と「3年ほど経験を積んで転職する人」では悩みが異なりますし、転職するときの戦略もまったく違います。

入社後すぐの転職だと、経験が少なくスキルはありません。また、短期間での転職なので非常に不利です。一方、3年ほどの社会人経験があって20代の場合、転職市場では圧倒的に有利です。即戦力として、中途採用による入社を実現しやすいです。

このように考えると両者は完全に別の人間であるため、分けなければいけません。そこで、以下のように2つの記事にキーワード群を分け、記事にします。

【タイトル:新卒1年目でSEが転職しても大丈夫?転職時の注意点】

  • SE 転職 1年目
  • SE 転職 新卒

【タイトル:20代の第二新卒で知るべきSE転職での戦略】

  • SE 転職 20代
  • SE 転職 第二新卒

上記のWebサイトであれば、「転職したいSEをサイト上に集め、転職エージェントに登録させて紹介料をもらう(=アフィリエイトで稼ぐ)」というゴールは同じです。

ただ、一つの記事ごとにペルソナ(一人の人間)を設定する必要があり、記事によって対象となる読者は異なるようになります。

カテゴリーは後で考える

なお、多くの人はサイト設計のときにカテゴリーや記事タイトルを含め、すべて完璧に完成させなければいけないのではと考えてしまいます。

しかし、そのように完璧を目指しても意味がありません。特にカテゴリーについては、後付けで問題ありません。まずは記事を積極的に作っていき、カテゴリーは後で考えればいいのです。

最初にきちんとした手順に従ってサイト設計をすれば、SEO(検索エンジンでの評価)が良くなって勝手にアクセスが集まるようになってきます。

例えば私の場合、薬剤師の転職に関するアフィリエイトサイトをもっています。このアフィリエイトサイトのカテゴリーは以下の通りです。

見ての通り、かなり適当です。「転職・就職の前に」「発展的内容」「転職サイトの活用法」を含め、これらのカテゴリーであれば、転職に関するあらゆる記事を入れても問題ない無難な名前になっています。

しかし、それでも問題ありません。「カテゴリーが微妙だからこのサイトの情報は信頼しない」などのように考える読者は存在しません。カテゴリー名を心配しているのは、あなたくらいです。余計な心配はしなくてもいいので、サイト設計図に従って記事を書くことだけを考えましょう。

カテゴリーは後付けで問題ありません。一方で記事内容が有益であればSEOで評価され、それだけでアクセスが集まるようになります。

・URLが変わらなければ問題ない

カテゴリーは後で変えれば問題ありませんが、一つだけ注意点があります。それは、URLの問題です。カテゴリーを変更するとき、URLについては変わらないように注意しましょう。

サイトやブログを作るとき、いまはワードプレスを活用して作る人が多いと思います。ワードプレスであれば、記事のカテゴリーを変更したとしてもURLが変わらないように設定できます。そのように設定した状態であれば、後でいくらでもカテゴリー変更が可能になります。

一つのキーワードだけでは網羅できない

このように、まずは一つのキーワードを決めてサイト設計書を構築しているのが基本的な流れになります。ただ、設計図の構成を考えるとはいっても、実は単一キーワードだけでは完全なサイト設計図とはなりません。この理由がわかるでしょうか。

例えば、「カナダ留学」で検索する人は、他にどのような言葉を使って検索するでしょうか。この場合、「カナダ ホームステイ」「カナダ ワーキングホリデー」などのキーワードを使用する可能性が高いです。

そのため、こうしたサジェストキーワードについてもサイト内で網羅していく必要があります。

もちろん、最初は単一キーワードだけでサイト設計図を作り、有益な記事を書いていくようにしましょう。その他のキーワードまで考えていると、いつまで経っても記事を書く段階までたどり着きません。

ただ、最初のサイト設計図に従ってすべての記事を網羅した後、今度は別のキーワードを活用し、異なる角度から記事を追加していくといいです。「カナダ留学」で記事を網羅した後、今度は「カナダ ホームステイ」「カナダ ワーキングホリデー」でWebサイトの設計図を作り、再び記事を書き足していくのです。

そうした方法によって、一つの分野に特化したサイトやブログを構築することで、あなたのメディアがSEOで評価されるようになります。その結果、アクセスが集まります。

サジェストから読者が欲する記事を読み解く

こうした作業を飛ばし、いきなり記事を書いても問題ありません。ただ、ほぼ100%の確率でゴミ記事になります。自分が主張したいことを書いても意味はないのです。読者が欲する記事を書かなければいけません。

また、サジェストキーワードを見れば「読者はこんなことを知りたいのか!」と新たな気付きを得ることはよくあります。

例えば腰痛サイトを作るとき、どのような記事が必要になるでしょうか。実際にキーワードを確認すると、「腰痛 飛行機」が出てきます。つまり、飛行機に乗るときの腰痛改善法の記事が必要だと分かります。

他にも、「腰痛 耳ツボ」というサジェストキーワードもあります。ここから、耳ツボで腰痛を改善させる方法の記事を書くのが良いとわかります。

キーワードを確認しなければ、こうした記事など思いつきません。なぜ、最初に一つのキーワードを決めてサジェストを出し、サイト設計図を作る必要があるのかというと、キーワードを見なければ読者が欲していることを理解できないからなのです。

Webサイト設計図を作り、記事を書く

サイト設計とは何かというと、要は「キーワードをまとめること」になります。マインドマップなどのツールやソフトなどは必要なく、単にキーワードをエクセル表にまとめれば問題ありません。

このときの注意点としては、ペルソナ(一人の人間)を設定したうえでキーワードの分類分けをすることがあげられます。複数のペルソナが現れないようにして、記事ごとに読者を設定したうえでサジェストを分けていくようにしましょう。

そうして完成されたサイト設計図をもとにして、カテゴリーなどは無視して「有益な記事を書く」ことだけに専念していくといいです。そうすればSEOで評価されて上位表示され、アクセスが集まるようになります。

特にワードプレスを含め、カテゴリーを変更してもURLが変わらないように留意すれば、カテゴリーなど後付けでいくらでも変更できます。

これが、正しいWebサイト設計の方法になります。オウンドメディアでもアフィリエイトサイトでも、サイトやブログによって稼ぎたいと考える場合、適切な手順に従ってサイト設計を行うようにしましょう。

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