情報商材を販売するプラットフォームとしてはいくつか存在します。その中の一つにBrain(ブレイン)が存在します。
いろんな人の情報を見ると、Brainを絶賛して推奨している人は多いです。そうしたとき気になる点として、「本当にBrainを利用して稼ぐことができるのか?」というものがあります。
現実的な話をすると、Brainだけで稼ぐのはネットビジネスの中でも異常なほど難しいです。理由としては、稼ぐ仕組みが情報商材アフィリエイトになるからです。情報商材アフィリエイトというのは、その構造自体が稼げないような仕組みになっています。
もちろん、まったく儲からないわけではありません。方法によっては大きな収益を得ることができます。そこで、どのようにBrainを活用するべきなのか解説していきます。
情報商材プラットフォームがBrain(ブレイン)
世の中にはいろんなプラットフォームが存在します。その中でも、情報商材に特化したプラットフォームがBrain(ブレイン)になります。
一般的なネットビジネスだと、ブログ・サイトやSNS、YouTubeなどを活用して有益情報を無料で提供します。そうして読者を集め、何かしらの商品・サービスを購入してもらうことで収益化します。例えば、以下は私が運営する節税サイトです。
このサイト経由で節税コンサルに申し込んでくれれば、私に収益が入るような仕組みになっています。その人に合わせたオーダーメイドで節税提案をすることで、大幅に得をしてもらうようになっているのです。
一方で情報商材の場合、自分の情報を無料で出すのではなく値段を付けます。例えば、以下のような感じです。
- YouTubeチャンネル登録が3ヵ月で1万超えした秘訣を公開
- Twitterフォロワーを1ヵ月以内に1,000人以上にする秘密
こうした情報に対して、1~5万円などそれなりに高額な金額を付けます。そうして販売するのが情報商材になります。
情報商材アフィリエイトはねずみ講と同じ
ただ情報商材アフィリエイトがダメなのは、その収益構造がねずみ講と同じになっていることがあります。多くの情報商材アフィリエイトでは、以下のような構造になっています。
- この情報商材で稼ぐ方法を教えます。値段は1万円です
- 当商材を他の人に紹介してください。あなた経由で売れたら、半分の5,000円が入ります
- これの無限ループ
つまり、「あなたがこの情報商材を1万円で購入したのと同じように、他の人に情報商材を売って紹介料5,000円を手に入れるようにしましょう」というわけです。こうして商品を他の人に紹介し、バックマージン(紹介料)を得る手法がアフィリエイトです。また中身が情報商材のため、情報商材アフィリエイトになります。
ただ、この仕組みについてどこかで見たことがあると思います。それがねずみ講です。
情報商材アフィリエイトでは、大元となる人が情報商材を作ります。それを子ネズミが頑張って広げるように努力しますが、人の数は限られるようになります。その結果、後から入ってきた人は100%の確率で稼げません。
情報商材を介しているので違法ではないものの、ねずみ講と構造が同じであることから、人を騙す手法が情報商材アフィリエイトになっています。
アフィリエイト・レビュー機能のあるBrain
情報商材を販売できるBrain(ブレイン)ですが、大きな特徴は以下の2つになります。
- アフィリエイト機能がある
- レビュー機能を付けている
アフィリエイト機能があるため、あなたはBrainの中にある情報商材についてアフィリエイトすることで紹介料を得ることができます。例えば、以下のような情報商材になります。
「Brainを活用して稼ぐ方法」という、まさに情報商材アフィリエイトの典型的な商材がトップページに出ています。しかし、ねずみ講なので実際のところ稼ぐのが難しいというわけです。
またレビュー機能が付いているとはいっても、実際のところまったく意味のないものになっています。当然ですが、これからあなたが頑張って売っていこうという製品について悪いレビューがあると不都合です。そのため、情報商材が売れるために良いレビューを付けようとする販売者ばかりになります。
その結果、さくらレビューであふれかえっているのが現状になっています。要は、レビューがまったく当てになりません。
元祖の情報商材プラットフォームであるインフォトップ
なお、こうした情報商材のプラットフォームが存在しなかったのかというと、当然ながらそういうわけではありません。人を騙そうとする悪い人は昔から存在するため、Brainのサービスが出されるかなり前から情報商材のプラットフォームが存在します。
その中でも最も有名なプラットフォームがインフォトップです。以下がインフォトップのトップページになります。
このように見た目が怪しくなっていますが、インフォトップでは情報商材を問題なく販売できるようになっています。
ただ、見た目がコテコテの情報商材であるため、多くの人にとってとっつきにくいです。そうしたとき、オシャレな見た目の情報商材プラットフォームとして次にnoteが出されました。
オシャレな見た目の情報商材note
noteは一見すると、情報商材のプラットフォームには見えません。そのためオシャレであり、実際には情報商材のプラットフォームであるものの、そのように感じさせない雰囲気になっています。以下がnoteのトップページです。
インフォトップのように「The 情報商材」という見た目ではないことが分かります。情報商材っぽくないことから、多くの人が有料note(情報商材)として販売したわけです。
ただnoteにはアフィリエイト機能が備わっていませんでした。そのため情報商材を販売するにしても、自ら頑張って売る必要があります。アフィリエイト機能がないためねずみ講のようなことはできません。
しかし、その後に「noteにアフィリエイト機能がくっついたもの」としてBrainが登場したというわけです。見た目がオシャレであり、さらにはアフィリエイトできるため、騙して金儲けを考える人が一気に群がったという経緯があります。
情報商材アフィリエイトは最も難易度が高い
もちろん、情報商材アフィリエイトを頑張ることで稼ぐことを考えても問題ありません。ただ認識しなければいけないのは、あらゆるネットビジネスの中でも最も難易度が高いものが情報商材アフィリエイトになります。
通常のビジネスだと、売り手・お客さんなど関わった全員が幸せになります。先ほど提示した節税サイトについても、以下のようになります。
- お客さん:何百万円も節税でき、使えるお金が増えてうれしい
- 私:コンサル料をもらえてうれしい
つまり、誰も損をしていません。むしろお客さんは大喜びしてくれるため、口コミで紹介の輪が広がっていきます。
一方で情報商材の場合、構造がねずみ講なので一回だけ情報商材を売って終わりになります。単発での収益であり、その後がありません。つまり、ビジネスで必須となる「リピート販売」「紹介をもらう」などが生まれないのです。
その結果、新規の情報弱者を集め続けなければならず、どこかの時点でとん挫する確率が高いです。これが、あらゆるネットビジネスの中でも情報商材アフィリエイトが最も難易度が高い理由です。
ビジネスというのは、お客さんが喜んでくれるからこそ続きます。そうした意味では、「人を騙す情報商材ビジネスは継続がどうしても難しくなっている」と考えましょう。
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ねずみの頂点に立つのは別の戦略が必要
それでは、「自ら情報商材を作成して販売することで、ねずみの頂点に立つ戦略であれば問題ないのでは」と考える人もいます。しかし、これについても難しいです。
情報商材アフィリエイトの頂点に立つためには自分の媒体が必要です。もっというと、「情報弱者をかき集めるための媒体」がなければいけません。それがブログ・サイトやSNS(Twitterなど)、YouTubeになります。
ねずみの頂点で稼いでいる人というのは、全員が自分の巨大媒体を保有しています。そのため、あなたが最初に行うべきは情報商材の作成ではなく、自らの集客媒体を保有することになります。
ただ真っ当なビジネスであれば、集客媒体を保有するだけで圧倒的に稼げるもの、情報商材アフィリエイトの場合はさらに以下のステップが必要になります。
- 情報商材の作成
- アフィリエイトしてもらうように拡散
- これを何回も続ける
同じ情報商材が何年もずっと稼ぎ続けてくれることはありません。そのため何度も情報商材を作り出す必要があり、そのつど他の人にアフィリエイトしてもらうように働きかけなければいけません。
そのため実際のところ、ねずみの頂点でいまは華々しく見えている人であっても、数年後には稼げない人が非常に多くなっています。事実、数年前に情報商材アフィリエイトで派手だった人のほとんどがいまは消えています。
リストマーケティングでの利用なら問題ない
それでは、Brain(ブレイン)はどうやっても微妙なのでしょうか。もちろん、そういうわけではありません。Brainというプラットフォーム自体は悪くなく、「人を金として捉えている人」が群がっている状態が微妙だといえます。
そこで、良い方向でBrainを活用するようにしましょう。これについて、情報商材アフィリエイトで稼ぐのではなく、その他の方法で有効利用するようにします。具体的にはリストマーケティングとして利用します。
顧客リストを取得し、そのうえでビジネスを実践する手法がリストマーケティングです。例えば飲食コンサルが本業の人であれば、「提供する情報の値段が100円」など安い金額で、「飲食店を3ヵ月で〇〇にする方法」などの情報商材を作成します。
100円ほどの金額であるため、情報商材が売れてもまったく稼げません。ただ、それでも問題ないです。その情報商材が有益であれば、そのうちの一部の人が「メルマガに登録してくれる」かもしれません。
そうしたメルマガリスト(顧客リスト)の中から、飲食コンサルに申し込んでくれる人が出てくるかもしれません。こうして「飲食コンサルに申し込ませる」という自分の商品を用意したうえで、顧客リストを集めていきます。そして、こうしたやり方でリストマーケティングを実践していきます。
大企業を含め、あらゆる企業がリストマーケティングを実施しています。
自分の商品を売るのがリストマーケティング
リストマーケティングとは何かというと、要は「自分の商品を売る手法」だと考えるようにしましょう。
例えばコンサルサービスを売るにしても、いきなり販売するのは難しいです。まったく信頼されていない状態であり、Web上だけでいきなり申し込みしてくれる人は少ないです。
ただ、それがメールマガジンという自分独自の媒体を通すのであれば売れやすいです。「メルマガに登録してまで情報を欲しいと考えている人」を相手にするからです。リストマーケティングとして顧客リストを保有していれば、圧倒的に自分の商品を売りやすくなってくるのです。
「自分の商品・サービスを販売することで稼ぐ」のが大前提であるため、ねずみ講のような方法とはまったく異なります。
リストマーケティングは世の中にある一般的な企業が広く実施しているマーケティング手法であり、こうした方法を利用するためにBrainを利用するのであれば意味が大きいといえます。
同じ情報商材プラットフォームであっても、「単なる情報商材アフィリエイトでねずみ講をするのか、リストマーケティングのために利用するのか」によって、その意味は大きく異なるようになります。
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正しいBrainの活用方法を理解する
多くの人はBrain(ブレイン)の利用方法を勘違いします。実際のところ、情報商材アフィリエイトのプラットフォームと考え、ねずみ講を頑張ってしている人が大半になります。
しかし、こうした手法はネットビジネスの中でも最も稼ぐのが難しい手法であり、実際のところ長続きしません。特にビジネス初心者なのであれば、早めに方向転換して別のビジネスを検討するのをおすすめします。
ただ情報商材プラットフォームとはいっても、「リストマーケティングで利用するために活用する」のであれば問題ありません。この方法であれば、顧客リストを集めるために低価格で情報商材を販売することで、多くの見込み客を集められるようになります。
ビジネスというのは正しい方法を理解しなければいけません。そうした目線で見ると、Brainをどう活用するべきなのか見えてきます。
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