セミナーや講演、社内発表など、人前で話す場面が訪れることがあります。このときはスライドを活用しますが、慣れていない人が作成したスライドはどれも見にくいです。その多くは、文字情報が並んだだけのものだからです。

スライド作成の技術について学べば、「文字はできるだけ少ない方が良い」ことを最初に教えられます。もっと言えば、文字ではなく図や表にすることで、視覚(ビジュアル)に訴えかけるようにすれば伝わりやすくなります。

それでは、視覚に訴えかけるスライドとは、どのようなスライドなのでしょうか。別に難しく考える必要はなく、基本は「キーワードを並べる」ことを意識してください。

文字情報を図にする

スライド上にただ文字を並べるだけでは、何が重要なのか伝わりにくいです。文字を読まなければ言いたいことが分からないため、理解するのに時間がかかります。そこで、キーワードを並べて図にすれば、一瞬で理解させることができます。

例えば、次のようなことをプレゼンで伝えたいとします。

サイト運営によってビジネスを行うとき、成功の階段を少しずつ登っていく必要があります。サイト作成を行った後、まずはアクセスアップを図ります。次に収益化システムを組み込み、継続的に課金する仕組みを作ります。その後、企業コンサルや出版によって、ビジネスを加速させます。

これを根気強く、年単位の時間をかけて行うことがネットビジネスの基本です。

初心者の場合、これをそのままスライドに記します。そこで、これを箇条書きにしてみましょう。文章で記すのではなく、一行以内の箇条書きにすることで文章を短くします。

さらに、文章ではなくてキーワードだけを抜き出すことを意識します。余計な文章をそぎ落とし、伝えたい箇所だけを残すのです。

欲を言えば、これを図にしましょう。「成功の階段を少しずつ登る」というイメージを植え付けるため、実際に階段になっている図を描きます。ここに、キーワードだけを組み込めば、シンプルで見やすいスライドが完成されます。これらを意識すると、下図のように少しずつ改良していきます。

図の作成

情報量を減らすことにより、本当に伝えたい内容だけが目に入ります。後は、スピーチによって補足をすることで聴衆の印象に残します。

文章を表にする

図を活用すれば、シンプルで分かりやすいスライドになります。これと同様に、表を活用することも有効です。2~3つの事柄を対比させるとき、表を使ってみてください。先ほどと同じように、表を利用する時もキーワードだけを記していきます。

文章だけのスライドでは、何が言いたいのか分かりにくいです。そこで重要箇所だけを対比させ、あなたの言いたいことを明確にするのです。例えば、ブログとサイトの違いについて述べるとします。このとき、文章を箇条書きにしただけでは分かりにくいです。そこで、下のように表へと書き換えます。

表の作成

このように、キーワード(言いたいことだけ)を端的に並べるだけで見やすくなります。文章では伝わりにくかったとしても、表にすれば一瞬で理解できます。

文章というのは、長くなるほど意味が通じにくくなります。多くの人はたくさん説明しようとしますが、むしろ逆効果です。

今回、図や表にすることで視覚に訴えるスライド作成について紹介しました。これらに共通することは、どれも「シンプルなスライドデザインを行う」ことにあります。文章ではなく、キーワードだけで聴衆に言いたいことを示すのです。もちろん、写真やイラストを有効に活用しても良いです。

絵は文字よりも多くのメッセージを発します。文字では伝わりにくい内容であったとしても、これをイラストにすることで一瞬で伝わるようになることは頻繁にあります。伝わるプレゼンを行うため、図や表などをできるだけ活用しましょう。

あまり人前で発表を行ったことのないプレゼン初心者であるほど、文章の羅列をしてしまいがちです。そうではなく、視覚に訴えかけるスライド作成を意識してください。シンプルなスライドであるほど、伝わるプレゼンになります。

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