セミナーや講演などで人を集めるとき、コンセプトが重要になります。決して、セミナーの中身では人は集まりません。実際にあなたの話を聞かなければ、話の中身が良いかどうか分からないからです。

ただ、集客を行ってあなたが話を始めた後、聴衆の満足度を決定するのは「プレゼンの内容」です。この中身が不十分であると、聞き手は退屈して不満だけを持ちます。そこで、どのように考えてコンテンツを作ればよいのかについて解説していきます。

プレゼンで必要なコンテンツの5要素

どれだけ司会者からの紹介が良くて、オープニングで聴衆の心をつかむことができたとしても、その中身のインパクトが弱ければすべてが無駄に終わります。聴衆は二度とあなたの話を聞きたいとは思わないでしょう。

そこで、コンテンツに5つの要素を入れます。プレゼンを行うときに基本となる考え方であり、会議や学会発表などあらゆる場面で活用できるテンプレートです。この5項目としては、次のようなものがあります。

・キーフレーズ:最も伝えたいメッセージ

・ストーリー:物語を語ることで聴衆を主役にする

・リフレクション:質問を投げかけ、聞き手に想像してもらう

・テクニック:悩みの解決方法を教える

・クロージング:相手にしてもらいたい行動を明確にする

この5つさえ入れれば、しっかりしたプレゼンになります。それでは、各項目ごとに説明していきます。

キーフレーズ

人前で話をする以上は、「これだけは絶対に伝えておきたいメッセージ」があると思います。これをできるだけ短い言葉で端的に表した言葉がキーフレーズです。

例えば、当サイトであれば「ポータルサイトビジネス」がキーフレーズです。このキャッチフレーズを用いずに「有用な情報を発信して相手にファンになってもらい、そこに広告を貼ったり商品を購入してもらったりするビジネス」と説明すると、相手は理解してくれません。

そこで、一言であなたの内容を示すキーフレーズを用意すれば、聴衆は理解を加速させることができます。必ずしも必要な要素ではないものの、キーフレーズがあるとあなたの想いや考えていることは伝わりやすくなります。

ストーリー(物語)

セミナーや講演、会議などの主役は誰でしょうか。多くの人は、実際に話をしている「自分」だと思います。しかし、これは間違っています。主役は話し手ではなく、聞き手でなければいけません。あなただけが内容を分かっていたとしても、聞き手がまったく理解できないのであれば意味がないのです。

同様に、あなたの話した内容がすぐに忘れられてしまってもいけません。そこで、相手の記憶に残すためにストーリー(物語)を語ってください。

事実を話すだけの内容は面白くありませんが、物語であれば人は興味をもって聞いてくれます。例えば、以下のような文章があるとします。

実は半年前、現在よりも私は15kgも太っていました。少し階段を上っただけで息切れを起こし、お腹がつかえて机に前のめりになるのも難しいです。当然のように血圧の薬を毎日飲み、医者からは「コレステロールの薬も必要ですね」と言われるほどでした。

ただ、あることを実行しただけで劇的に痩せました。その間は毎晩のように飲みに行き、無理な運動もしていません。それでもお腹が自然と引き締まっていき、血圧は正常値に戻りました。もちろん、コレステロールの薬に関する話が医者の口から出ることもありません。

私が行ったのは糖質制限です。糖質制限とは、……。

もしこれが、「糖質制限を行えば誰でも簡単にダイエットできます」と話す場合ではどうでしょうか。まったく響かないメッセージになってしまうため、聞き手に大きな印象を与えることはできません。だからこそ、ストーリーを取り入れて話すのです。

リフレクション

質問を投げかけ、聞き手に想像してもらうことをリフレクションといいます。質問をした後に2~3秒の沈黙を取ることにより、相手は思いを巡らせます。

聴衆の属性にもよりますが、以下のような誰でも経験したことがある質問を行います。これによって聞き手は話の中に引き寄せられていきます。

・あなたは最愛のペットを亡くした経験があるでしょうか

・なぜ自分はモテないのだろうと考えたことはないでしょうか

・月100万の収入があれば、もっと生活が楽になるのにと考えたことはないでしょうか

注意点としては、「質問をした後、すぐ話を始めない」ことがあります。「間」をおくことが重要なのであり、沈黙時間を取って聴衆に空想させることが最大の目的です。

テクニック

セミナーであれ会議であれ、聞く側は暇であなたの話を聞いているのではありません。何かしらのメリットがあるからこそ、わざわざ時間を作っているのです。そこで、プレゼンを行う以上、あなたは聞き手に対して何かしらの学びを与えなければいけません。

つまり、聴衆に対してテクニックを伝えることで、解決方法を提示する義務があります。

例えば、婚活セミナーであれば、結婚して幸せになるための方法やテクニックを伝えなければいけません。社内会議であっても、これからの方向性や問題点への解決方法を示す必要があります。テクニックの部分がなければ、単なる時間の浪費になってしまいます。

クロージング

プレゼンを完了させた後、最後に聴衆に行動させる必要があります。この「聞き手に行動させること」がクロージングです。「セミナー後にあなたの商品を買ってもらう」「会議であなたの議題を採用してもらう」など、人によってクロージングで発するメッセージは異なります。

単にあなたの考えていることを伝えるだけであれば、それは自己満足で終わります。相手に行動してもらうために何をすれば良いかを明確にし、そこからプレゼン内容を構築していくのです。

これによって相手の悩みを解決し、さらにはあなたの目的まで達成できるようになります。クロージングまで考えてプレゼンを組み立てる人は少ないですが、実は最も重要な要素がクロージングです。

このように、本ページではプレゼンで必要な5つの項目について解説しました。実際のプレゼンでは、これらの5要素を各部分に組み込むことで構築していきます。すべて入れることができれば、満足度の高いコンテンツになることでしょう。

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