人前で発表するとなると、最初にどのような作業から始めるでしょうか。プレゼン初心者であると、スライド作りからはじめる人がほとんどです。ただ、始めにスライド作成から入ってしまうと、ほぼ間違いなく聞き手の心に響かない内容になってしまいます。

そこで、順番を変える必要があります。最初に作るべきはコンセプト(目的)です。スライド作成を最後に行うことで発表の準備を進めていきましょう。

最後にスライド作成を行う

スライドを最初に作ると、何だかすべての準備を完成させたような錯覚に陥ります。ただ、スライドを完成させたとしても、全体の2割程度しか構築できていません。これで満足してしまい、そのまま予行演習も行わずに本番を迎えてしまい、しどろもどろなプレゼンをする人は多いです。これは避けなければいけません。

まずは、最初にプレゼンを行うためのコンセプトを作り、そこに内容を肉付けしていきます。最後に、その内容に沿ったスライドを作成していく流れが正しい手順です。最初にスライドを作るのではありません。

例えば、建物を立てるときは外観だけが良くても意味がありません。それを支える土台がなければ崩れてしまいます。また、脆い材料を使用しても建物が崩壊してしまうため、しっかりした材料を用意しなければいけません。

プレゼンも同様であり、最初に土台や骨組みのないままスライドを作り始めると、結果として中身がスカスカの内容になってしまいます。

それでは、なぜこのような事態に陥るのでしょうか。例として、営業コンサルタントが「2時間のセミナー」で話す内容を考える場面を想像しましょう。

スライドから作り始めると、途中であれもこれも付け加えようとします。結果としてデータや情報が大量に詰め込まれ、話がいろんな方向へ飛んでしまうようになります。方向性が定まっていないため、聞き手は何が重要なのか理解できません。これは、経験豊富な人であるほど起こりやすいです。

また、実際に行ってみれば分かりますが、セミナーでの2時間はすぐに終わります。ノウハウを伝えるために2時間はなかり短いのです。その中で多くの内容を伝えようとすると、表面上の薄いノウハウしか教えることができなくなります。

これを避けるため、最初に「このセミナーで何を伝えたいのか」「何を学んでほしいのか」を明確にする必要があります。これが、コンセプト(目的)を作るということです。2時間のセミナーであると、持って帰ってもらうノウハウは多くても3つです。それ以上を伝えようとしても意味がありません。

コンセプトが決まったあと、その目的を達成するために何を伝えるべきかを考えていきます。あなたがもっている経験やノウハウを理論立てて並べることにより、1つのストーリーを作り上げるのです。ここまでを構築した後、ようやくスライドを作成し始めます。

この順番で内容を仕上げる場合、1つの目的に沿ってスライドを作るため、内容がぶれることはありません。要点が絞られているため、その分だけ伝わるセミナー・講演になります。

プレゼンのゴールとは何か

あなたが聴衆の前で話をするとき、何をゴールとしているでしょうか。少なくとも、あなたの知識を披露することや経験を伝えることではないはずです。聞き手を満足させることに力を入れている人もいますが、それだけでは不十分です。

これはセミナーや講演を行う全員の人に共通していますが、「話が終わった後、聴衆を行動させること」を最終ゴールとしてください。

話を聞いて「良い内容のセミナーだった」と思ってくれたとしても、ほとんどの聞き手が行動してくれないのであれば、そのセミナーは失敗です。話が終わって聴衆が会場を出た後、家に帰ってすぐに行動へと移させるようなプレゼンを行わなければいけません。

先ほどの営業セミナーであっても、「セミナーで聞いたノウハウをちょっとだけ試してみると、仕事で上手くいくようになった」「新たな契約を立て続けに3件も獲得できた」などの声が聞こえてこなければいけません。聞き手に行動させてこそ、そこにセミナー講師の意味があります。

このゴールを達成するため、セミナー後に持ち帰ってもらいたいノウハウを決定してください。2時間のセミナーであれば、前述の通り1~3個のノウハウで問題ありません。

後は、そのノウハウを聴衆に実行させ、成果を出させるための工夫を必死で考えてください。プレゼンを行うために話のストーリーを構築し、聞き手を行動させるための仕掛けを作っておくのです。ここまで完成すれば、後はストーリーに従ってスライドを作り、本番までに練習を重ねるだけです。

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