ウェブ戦略

インターネットビジネスとネットワークビジネス(MLM)の違い

同じようにビジネスを行うのであれば、誰からも感謝されるビジネスを実践しなければいけません。これは、インターネットビジネスについても同様です。ただ、ネットビジネスを推奨する人のほとんどは、そのような「感謝されるインターネットビジネス」を行っていません。

ネットビジネスの中でも、その「感謝されない」主流なものの1つとして情報商材アフィリエイトがあげられます。

情報商材アフィリエイトはネットワークビジネス(MLM)と呼ばれるビジネスと酷似しており、一番最初に始めた人だけが儲かる残念なビジネスになっています。そのようなビジネスを後からやったところで、人から怪しまれたり恨まれたりするだけですし、頑張ってもほとんど儲かりません。

そのため、これから副業や起業を開始するのであれば、真っ当なインターネットビジネスで成果を上げることを考えるべきです。

そこで、「インターネットビジネスとネットワークビジネスの違い」「情報商材アフィリエイトとMLMの関係」「真っ当なインターネットビジネスのビジネスモデル」について解説します。

インターネットビジネスとネットワークビジネス(MLM)

真っ当なインターネットビジネスとは、「誰からも感謝されるビジネス」であり、有名企業も採り入れている正攻法のビジネスモデルになっています。

たとえば、有名な大手企業であるリクルートは、インターネットを介して「転職をしたい人」と「社員がほしい企業」とを結びつける「転職支援サービス」を運営しています。転職支援サービスでは、転職希望者が転職に成功した際に、転職者の年収の約15%を成功報酬として、転職者を雇った企業から受け取ります。

リクルートの転職支援サービスのように真っ当なネットビジネスであれば、誰からも恨まれませんし、それどころか感謝しかされません。

ただし、ネットビジネスの中には「ねずみ講そっくりで詐欺まがいのビジネス」である情報商材アフィリエイトの存在があります。そのため残念なことに、ネットビジネスに興味を持つ人の多くが、「ネットビジネス=情報商材」という間違った認識をもっています。

実際、情報商材アフィリエイトは「役に立たない情報商材とその売り方を他の人に売りつける」という人を騙すビジネスです。

間違えれば詐欺などに該当するため、ネットビジネスの中でも、情報商材アフィリエイトには絶対に取り組んではいけません。

また、ネットワークビジネス(MLM)も、情報商材アフィリエイトと同じく「ねずみ講まがいの、人を騙すビジネス」です。

そのため、悪徳ネットビジネスである情報商材アフィリエイトと、ネットワークビジネス(MLM)に取り組むのは、絶対に避けなければいけません。これを理解したうえで、ねずみ講の要素が一切ない真っ当なネットビジネスだけに取り組むようにしましょう。

ネットワークビジネス(MLM)のビジネスモデル

まずは、ネットワークビジネス(MLM)のビジネスモデルとその危険性から確認していきます。

ネットワークビジネスは連鎖販売取引(マルチ商法・MLM)とも呼ばれ、分母が必ず必要になるビジネスです。そのビジネス構造はねずみ講とかなり似ています。

このとき、以下の図のようなピラミッド構造の販売組織を拡大していきます。

通常、商品を流通させるには広告費が必要です。新聞折込や雑誌広告、テレビCMなどを利用して認知させる必要があります。そこから店舗にお客様を誘導し、商品を購入してもらうという流れです。

しかし、広告費には莫大な費用が必要です。そこで考え出された流通方法として口コミがあります。

ただ、全く興味も関心もない商品を人が口コミしてくれるわけがありません。そこで、口コミをして商品が売れると、その何パーセントかをバックするという方式を取ります。

例えば、1000円の商品を売れば、10%の報酬(100円の報酬)が発生するとします。これをあなたが友達に声をかけ、頑張って売れば売るだけ報酬額が多くなります。このように、口コミを利用した商品の流通方法がネットワークビジネスです。

ただ、このビジネスを実際に行うとなると、友達に対して無理に商品を売らないといけないため、関係が悪くなってしまう可能性が高いです。

さらに、商品を売るための分母が限られているため、実際に稼ぐのは難しいです。

また、ネットワークビジネスでは販売員の売り上げの何%かを、さらに上位にいる販売員に支払うことになっています。そのため上位にいる販売員ほど、下位にいる販売員の頑張りに応じて報酬が増えていきます。

その一方で、参入したばかりで下位にいる販売員ほど、「新しい購入者が見つからず商品が売れない」「自分の下位につく販売員を獲得できない」といった状況に陥ってしまうのです。

結局のところ、ネットワークビジネスでは、「このビジネスを最初に発案して実施した人」が一番稼げるようになっています。これが、ネットワークビジネスがねずみ講だといわれている理由です。

情報商材アフィリエイトとMLMの関係

続いて、ネットワークビジネス(MLM)と非常によく似た構造のネットビジネスである情報商材アフィリエイトについて、注意喚起の意味も踏まえて解説します。

サイトやYouTubeなどでネットビジネスを推奨している人の多くは、オンライン環境(ネット環境)を使って、情報商材を売るネットワークビジネスを行っているだけに過ぎません。

彼ら彼女らの場合、情報弱者が集まるサイトやYouTubeといった動画サイトなどを活用してメルマガ読者を集めます。そして、「ネットビジネスを教えます」と言いつつ、メルマガをひたすら送り続けることで、メルマガ読者であるあなたを教育(洗脳)していきます。

こうしてメルマガを約1ヶ月分送り終えた頃に、「私を成功に導いてくれた素晴らしい商品です」などと言いながら、全く役に立たない悪質な情報商材をあなたに売りつけてきます。

そのため、世の中にいる情報商材アフィリエイターの場合、アフィリエイトで稼ぐ方法をアフィリエイトするという、完全なるネットワークビジネスで稼ごうとしている人がほとんどです。「私があなたに情報商材を売ったのと同じように、あなたも情報商材を売りましょう」というメッセージを投げかけているのです。

そして実際に、情報商材アフィリエイトは分母がないと成り立たないうえに、詐欺性の高い「終わっているビジネス」といえます。

この事実を理解したうえで、ネットビジネスと称して情報商材アフィリエイトを勧めるアフィリエイターの言葉に惑わされないようにしましょう。

違法ではないが、非常に怪しいビジネスが情報商材やMLM

情報商材アフィリエイトもネットワークビジネス(MLM)も違法ではありません。しかし実際には、どちらも非常に怪しいビジネスであることに変わりありません。

まず、情報商材アフィリエイトで売られる情報商材の内容は、すでに販売されているビジネス書籍の内容をリライトしてまとめただけのものになります。そのような劣悪な商品が1万円以上の高額な金額で売られているのが、情報商材アフィリエイトの実態です。

そのため、情報商材アフィリエイトで売られる情報商材を買うくらいなら、最初から実績のあるコンサルタントやビジネスマンが執筆したビジネス書籍を購入する方が圧倒的に良いです。

そのようなビジネス書籍であれば、1,500~2,000円ほどの安い価格で買えますし、劣悪な情報商材よりもはるかに役立つテクニックを多く学べます。

また、ネットワークビジネス(MLM)の場合、「友達や知り合いを勧誘し、商品を買わせる」「MLMの話を聞かせて教育(洗脳)する」といった詐欺師まがいの行動を取らなければいけません。

こうしたことを繰り返せば、たとえ購入者を獲得できていったとしても、ほぼ確実に身内や友人・知人から怪しまれ信頼を失います。

友人が真実を知れば、交友関係を解消されてしまう可能性が高いです。近所の人が同様に知れば、あなただけでなくあなたの家族・親族まで怪しまれるでしょう。

ネットワークビジネスに取り組むことで、あなた自身だけでなく、あなたの親しい人まで不幸な結果に陥ってしまう可能性が高いのです。

これらのことを理解したうえで、情報商材アフィリエイトやネットワークビジネスに取り組むことが、いかに危険なことであるかを理解しておきましょう。

真っ当なネットビジネスのビジネスモデル

ビジネスを行うにしても、情報商材アフィリエイトやネットワークビジネスなどの稼げないビジネスを選択してはいけません。

そこで、考え方を変える必要があります。確かに情報商材アフィリエイトは微妙です。しかし、アフィリエイトという考え方自体は非常に真っ当です。

有名な大手企業のビジネスモデルを知る

まず、ヤフーやGoogle、楽天などの企業は何を糧として稼いでいるでしょうか。これらの企業は全てアフィリエイトで稼いでいます。ヤフーやGoogleは検索エンジンというプラットフォームを用意し、そこに広告を載せることで稼いでいるのです。

楽天も同じようにアクセスが集まるサイトを作り、そこに他者の商品を載せて情報仲介ビジネスを行っています。

要は、インターネットを使って稼いでいる企業のほとんどが情報仲介ビジネス(アフィリエイト)を実践しているのです。

しかし、これらの企業が「世間でいうアフィリエイト」を行っているとは誰も認識していません。もちろん、怪しさも違法性もゼロです。

これは私の場合も同様です。私のサイトでは、ほとんど売り込みを行っていません。そのため、一見すると「どこにキャッシュポイントがあるのか」を理解しにくいです。

ただよく見てみると、大企業が実施しているビジネスモデルを個人で実践しているのです。

例えば、私は以下のような薬学サイトを運営しています。人にとって役立つ情報発信を行い、そこにアフィリエイト広告を貼ることで収益を得ています。

これが、誰からも感謝されるインターネットビジネスです。相手に提供することだけを考え、莫大なアクセスが集まるようになればマネタイズはいくらでも可能となります。

このように、一般企業が実施している真っ当なビジネスと同じことを個人レベルで行うだけでいいのです。このときは、ECサイトを運営してもいいですし、オウンドメディアを構築しても構いません。

次に、個人レベルで実践できる真っ当なネットビジネスのうち、2つ事例をあげて確認していきます。

有名企業の優良商品・サービスを扱うサイトアフィリエイト

サイトアフィリエイトとは、「自分でWebサイトを作成し、そのサイト内に企業の広告を掲載して商品販売を行う」というネットビジネスになります。

サイトアフィリエイトの中でも、「有名企業の優良商品・サービス」だけを扱ったものが、怪しさ・違法性ゼロで真っ当なネットビジネスに当てはまります。いわゆる、物販アフィリエイトになります。

優良商品・サービスを扱ったサイトアフィリエイトの事例として、「転職エージェントのサイトアフィリエイト」について紹介します。

転職エージェントとは、「転職を希望する人に対して、転職成功のためのアドバイスや就職先の提案などを行うサービス」のことです。リクルートやマイナビなど、誰もが知っている超有名企業が扱う優良サービスでもあります。

転職エージェントサイトのアフィリエイトでは、以下のような流れでサイトを構築し、優良企業の転職エージェントサービスを紹介して利益を狙っていきます。

  1. どのような人(ターゲット)に転職エージェントを勧めるのかを決定し、ターゲットに合わせた記事を作成・掲載していく
  2. 転職を考えているターゲットに向けた記事を通して、ターゲットに適した「おすすめの転職エージェント」を提示する
  3. ターゲットが自分のサイトを通して転職エージェントに登録してもらったとき、自分に報酬が入る

このように非常にシンプルな仕組みになっているのが、優良商品・サービスを扱ったサイトアフィリエイトになります。

ネット上で扱う商品を「怪しくて無価値な情報商材」から「有名企業の優良商品・サービス」に切り替えるだけで、怪しさゼロの真っ当なネットビジネスに早変わりします。

自分の商品を売るリストマーケティングも真っ当なネットビジネス

また、ネットビジネスでは他人の商品を販売することだけがすべてではありません。自分独自の商品・サービスを売る「リストマーケティング」でも問題ないのです。

リストマーケティングの場合、アフィリエイトのように他人の商品を売ることはありません。原則として、自分ですでに扱っている商品やサービスを販売します

ネットビジネスでのリストとは、顧客リストのことを指します。メルマガを発行することでメールアドレス(顧客リスト)を集め、あなたの商品に興味のある人をできるだけたくさん集め、こうしたリスト上の顧客に対して商品・サービスを販売していくのです。

実際、当サイトでもメルマガを発行しています。サイトでもメルマガでも有益な情報を無料で提供していますが、たまにセミナーを開催します。セミナーとして自分の商品を販売することにより、収益化できるようになっています。

当サイトで行っているリストマーケティングの流れを簡潔に示すと、以下のようになります。

  1. 有益な情報を提供し、サイト運営に興味のある人を集めてメルマガに登録してもらう
  2. メルマガ登録後も、読者に対してひたすら有益な情報を提供し続ける
  3. ある段階でセミナー募集を開始する

 

このような流れでメルマガ読者(顧客リスト)を集めつつ、セミナーの準備が整った際にオファーを提示することで、当サイトは長期にわたって成果を出し続けています。

このように自分独自の真っ当な商品・サービスを売る場合、リストマーケティングに取り組むことで大きな利益を長期的に得られるようになります。

真っ当なネットビジネスをするべき

これらの事例を確認すると、情報商材アフィリエイトやネットワークビジネス(MLM)のような、「人を騙すビジネスに手を染める必要は全くない」ことがわかります。しかも真っ当なネットビジネスを実践していけば、人から感謝されながら大きな利益を得られることも理解できます。

結局のところ、情報商材アフィリエイトとネットワークビジネス(MLM)は、どちらも最初に取り組んだ人だけが儲かるビジネスです。

後発組になるあなたが今から取り組んでも、「商品がなかなか売れない」「売れても売り上げの何%かを、自分にビジネスを勧めた人に吸い取られてしまう」「怪しいビジネスをしていると思われ、友達が減ってしまった」などのつらい状況に陥るだけです。

仮に商品が売れるようになったとしても、「友達にビジネスのことを聞かれても、怪しまれそうで返答できない」「粗悪商品を売って利益を出している」といった後ろめたさに悩み続けることになるのです。

したがって新しくビジネスを始めたいのなら、最初から違法性ゼロで真っ当なネットビジネスを選択するべきだといえます。

一般的な商品やサービスを取り扱うインターネットビジネスであれば、人に怪しまれるどころか感謝しかされません。実際、私もサイト運営のネットビジネスを実践していますが、感謝メールばかりが届きます。

さらに、有名な会社の優良商品・サービスや、一般企業との提携などでビジネスを展開するため、後ろめたさを覚えることもありません。

これからネットを使ったビジネスで起業をしたいのであれば、「情報商材アフィリエイト」や「ネットワークビジネス(MLM)」のような人を騙すビジネスではなく、真っ当なネットビジネスで勝負しましょう。

真っ当なビジネスを考えるからこそ感謝される

インターネットビジネス(ネットビジネス)の1つである情報商材アフィリエイトと、ネットワークビジネス(MLM)は、「最初に始めた人が一番儲かり、後から参入する人が全く儲からない」という残念なビジネスです。

違法ではないものの、人を騙すビジネスのため、絶対に取り組んではいけません。

そこでアフィリエイトそのものの考え方だけを採り入れて、真っ当なネットビジネスで勝負するのが正解です。実際、リクルートやヤフーなどの有名企業はアフィリエイトを行っており、インターネットを活用して人材や商品などを紹介し、利益を出しています。

このビジネスモデルを個人レベルに置き換えて、「有名企業の優良商品・サービスを扱うサイトアフィリエイト」や「リストを集め、自分の商品を紹介する」などに取り組めば、人から感謝される真っ当なネットビジネスで利益が得られます。

ネットワークビジネスではなく、真っ当なインターネットビジネスに取り組みましょう。感謝されるネットビジネスとは何かを理解すれば、具体的にどのようなビジネスを実施すればいいのか分かるようになります。

WEBフリーランスが時給1万円を達成するための30大特典を無料配布!

  • 動画講義10時間以上
  • スライド1109枚
  • テンプレ9個

実績出てます!

・WEBマーケでフリーランスとして独立
・低単価フリーランスが始めて月収100万円を突破
・SNS事業3億円の売上実績
 

WEBマーケターフリーランス30大特典を受ける!