チーム内で議論を行うとき、最初から全員の意見が一致しているような場合では時に最悪の結果を生み出すことがあります。いわゆる「集団思考の罠」と呼ばれますが、議論していくうちに極端な意見へと集約されてしまうのです。

これを回避するために、「チームの輪を乱しても反対意見を言う人がいる」という状況が好ましいです。

反対意見が最も重要である

会議などで議論を行うとき、全員一致の輪を乱す人が一人でもいればより議論が深まっていくことが知られています。

よくある会議の場合、全員が同じような意見であれば「自分はみんなとは違う意見だけど、まあ別にいいか」と、どうしても思ってしまいます。

つまり、「他の大多数がそのように思っているから別に問題ないだろう」という浅い思考に陥ってしまうのです。

実はかなりのリスクを含んでいたとしても、チーム内の議論で満場一致であると何だか良い案のように思えてしまいます。また、意見が一致しているために自分たちの都合の良い方向へ物事を捉えてしまいます。

これが、集団思考(グループシンク)の罠です。

これを回避するために必要なものとして「反対意見」があります。前述のとおり、「反対意見があることによって、問題点に対する解決策や意欲の向上が見られるようになる」ことが分かっています。

本心での反対意見

世の中には何でも反対しようとする人がいます。当たり前ですが、このような人の意見であると効力が弱いです。それに対して、本心から反対意見を述べている人であると、より議論が洗練されていきます。

ただ重要なこととして、何でも反対しようとする人が混じっている場合であっても、全員の意見が一致しているケースよりも議論に対する自信や意欲を高めることができます。

つまり、その意見が本心かどうかよりも「何でも良いので反対意見があった方が良い」という事が分かります。

これらの事実から、例えば会社の会議や友達同士で意見を言い合う場合、多数派の意見に対して反対意見を言える環境をどれだけ整えることができるかどうかが重要になります。

部下や後輩たちが賛成意見だけではなくて「臆することなく反対意見を述べられるかどうか」が最も重要になります。この過程がなくなってしまうと、いとも簡単に集団思考(グループシンク)の罠に陥ってしまいます。

集団思考の罠に陥る前に「本心での反対意見」に耳を傾けることが重要となります。これを理解することで、ようやく最良の決断を下すことができるようになります。

ちなみに、これら反対意見を出させるためには部下や後輩から先に意見を出させたほうが良い意見を聞ける可能性が高いです。理由は簡単であり、先に上司や先輩が意見を出してしまったら、その意見に対して部下や後輩が反対意見を言いにくいからです。

また、議論が進んでいくうちに「反対意見は無いか?」と促すことも重要です。この時、むしろ反対意見や別の視点から捉えられる人をより評価させるようなシステムを取り込めたらより素晴らしいです。

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