ネットビジネスを行う人には二つのタイプがあります。一つは顔と名前を表に出してブランディング化していく方法です。そしてもう一つは、顔や名前を一切出さずに稼いでいる人です。いわゆるペンネームなどで活動している人です。

いわゆるネット上で完結するビジネスに限らず、いまではリアル店舗を運営している人も含めてWebサイトやメールマガジン(メルマガ)などの媒体を用いて集客するのは普通です。SNSによる情報発信も頻繁に行われています。

このとき、気になるものが「ネット上に顔写真を出したり、実名を公開したりして活動したほうがいいのか」という点です。

当然、それぞれメリットがあればデメリットもあります。そこで、「どのように顔出しを考えて、ネットビジネスを進めればいいのか」について解説していきます。

ネットに自分の写真や実名を出して危険はない

「インターネット上に自分の顔や名前を出したほうがいいのか」については、ネットビジネス特有の問題だといえます。いわゆるリアルビジネスでは、こうした問題は存在しません。リアルで実際に合う人に対して匿名であいさつをすることはほぼなく、匿名の時点で怪しい人間だと思われてビジネスが成立しません。

一方でインターネットであれば匿名が可能ですし、顔や名前を公開すると不特定多数の人に見られる可能性があります。そのため、どのように行動するべきか迷ってしまうのです。

これについては、例えば私の場合だとインターネット上に本名を公開しています。顔写真も載せているため、どのような人物が運営しているのか一瞬で分かります。それどころか、現在は法人化しているので登記情報を調べれば会社の住所まで分かります。そういう意味では、調べようと思えばかなりの情報が出てくるはずです。

しかも商業出版をしていますし、テレビや新聞、雑誌の出演なども非常に多いです。そのため、普通の一般人に比べると露出はかなり多いです。

それでは、こうした情報を公開して変な手紙が届いたり電話セールスがくるようになったりしたかというと、そのようなことはほとんど起こっていません。「インターネット上に名前や顔、さらには住所などを掲載しても問題を生じることはほぼない」と考えてください。

ビジネス初心者であるほど、「ネット上に公開するのはリスク」と考えてしまいがちです。ただ、実際にやってみれば大した問題ではないことに気が付きます。「名前や顔を公開して変な事件が起こるのではないか」と想像するのは、杞憂(天が落ちてくるのではと心配すること=無用な心配)だと認識しなければいけません。

もちろん例外はあります。それは、副業が禁止されている会社で働くサラリーマンや公務員です。この場合は名前や顔を伏せてください。変な手紙や電話はありませんが、会社から「副業をしているのでは」と呼び出しを受ける可能性があるからです。

運営者の顔を出すことで成約率が上がる

特に危険性がない以上、実名・顔出しが問題ない場合は積極的にインターネット上に自分を出していくといいです。このとき自分を売り出すメリットとしては、ネットビジネスでの売上が上昇することがあげられます。

実際のところ、リアルの場で会うと信頼関係を築きやすいです。一方、インターネット上だけであると信用してもらいにくいです。サイト上だけで商品を売るのが難しい理由はここにあります。

ただ名前や顔だけでなく、運営者の生い立ち、さらには何を考えてビジネスを行っているのかなどを詳細に記載すれば、ある程度は親近感をもってくれます。これが、信用につながります。一方で本名や顔写真がなければ、こうしたブランディングは難しいです。

これはあなたの行動をみれば分かります。あなたも、顔写真がなくハンドネームで運営している人のサイトやブログに訪れたとき、無条件でその人のことを信用するでしょうか。普通に考えてまずありません。

ただ名前や顔を載せてあり、大量の有用な情報が提供され、詳細な生い立ちまで記載されていればどうでしょうか。ネット上から申し込みを行う場合、「ハンドルネームで運営している謎の人ではなく、名前や顔まで公開して信用できる人に頼もう」と考えるのが普通です。

インターネット上に自分の顔写真や実名を出せば売上増につながるのは、信頼されやすくなるからなのです。

サイトアフィリエイトだと名前を公開するメリットは少ない

それでは、どのような人であってもインターネット上に名前や顔を出せばいいのかというと当然ながらそうではありません。実名を出すことで売上が上昇するのは大原則ですが、場合によってはそこまで大きな効果を得られないことがあるのです。

ネットビジネスはWebサイト・ブログやSNSでの情報発信が基本になります。このとき情報発信者として名前を出すケースで、そこまでメリットのない形態の代表例がサイトアフィリエイトです。

サイトアフィリエイトは物販アフィリエイトとも呼ばれています。この「自分のWebサイト・ブログを構築し、そこに他人の商品を掲載して代理販売する」というアフィリエイトの場合、名前を公開するメリットは薄いのです。理由は単純であり、公表しても売上はほぼ変わらないからです。

サイトアフィリエイトは他人の商品を代理販売する関係上、運営者情報はそこまで重要ではありません。単純に有益な情報をサイト・ブログなどで提供し、読者(お客さん)が納得してくれたときアフィリエイトしている商品を問題なく購入してくれるからです。

物販アフィリエイトだと、お客さんは「この商品・サービスを実際に購入しても問題ないのか」と考えます。要は、広告主に対して不信感をもっているため、このときの不信感を実際のレビュー(あなたの記事)などによって取り除くことができれば商品購入に至るのです。例えば、以下は化粧品をレビューしている様子です。

こうした商品の不安を取り除けば売れていくため、実際のところ運営者情報は重要視されません。私の場合、サイトアフィリエイトのWebサイトもいくつも保有しており、その中には運営者情報すら掲載していないサイトがあります。

ただ、それでも問題なく商品は売れていきます。これは、サイトアフィリエイトで運営者情報は重要にならないからです。

マッチングビジネスでの問い合わせでは運営者は必須

一方で、物販アフィリエイトではない形態のネットビジネスを実践する人もたくさんいます。こうした手法の中で代表的なものにマッチングビジネスがあります。マッチングビジネスとは、企業と直提携してWebサイト上からお客さんを紹介するビジネスモデルになります。

例えば工事のマッチングサイトを運営する場合、全国の工事業者と提携した後にサイト・ブログ上から「工事をしたいお客さん」を集客します。このときの仲介料が10%だった場合、予算200万円の工事をしたいお客さんを業者に紹介し、後で20万円(200万円 × 10%)の成果報酬をもらうようにします。

こうしたマッチングビジネスが成り立つ分野としては、非常に値段が高い分野という共通点があります。例えば、以下のような分野です。

  • 工事
  • 広告
  • 留学
  • 相続
  • 交通事故
  • M&A

もちろん、探せば他にもたくさんあります。例えば私の場合、商業出版の分野でマッチングサイトを運営しています。

アフィリエイトと大きく異なるのは、マッチングビジネスの場合は運営者情報が非常に重要になる点です。マッチングビジネスだと、サイト運営者が独自に探してきた業者を紹介することになります。そのため、訪問者は「このサイトの運営者は信頼できるのか(=きちんとした業者を紹介できるのか)」と疑念を抱くようになります。

マッチングビジネスで名前や顔写真を公開すると訪問者は安心するため、成約率が高まるようになります。またマッチングビジネスだと値段が高価なため、サイト訪問者は問い合わせ前に運営者情報が高確率で確認されるようになります。

アフィリエイトだと「広告主は信用できるのか」という視点で見られますが、マッチングビジネスだと「運営者は信用できるのか」と読者は考えます。そのため、特別な理由がない限りマッチングサイトの構築では顔出しを図るようにしましょう。

コンサルや自社への問い合わせは必須

また、中には自分の商品を販売するためにサイトやブログを作ったり、SNSでの情報発信をしたりする人がいます。こうした個人事業主や中小企業については、いかなる理由があっても顔出しをするようにしましょう。

コンサル業やセミナー講師などでビジネスをしているにも関わらず、ネットビジネスの実践者の中には自己保身のために匿名を貫いている人がいます。ただ、こうした人はビジネスをする資格がないといえます。

コンサルティングとはいっても非常に幅広いです。自分自身の商品を売っている場合、あらゆるケースがコンサルティングだといえます。

  • 保険商品の販売
  • 医療機器の販売
  • 不動産仲介の提案
  • 情報商材の販売

これらはどれもお客さんに対して提案していく形態なので、広い意味でのコンサルになります。そのため、あらゆるビジネスがコンサルに入ります。こうしたコンサル業をしている人が集客するとき、匿名は考えられません。必ず実名・顔出しをしましょう。

同様に「飲食店に人を集めたい」「旅館業をしている」などで自社集客のためにネットビジネスの技術を使いたい場合も代表者の顔写真や実名をネット上に公開するといいです。そのほうが個人を売り出すことができ、効率的に集客できるからです。

いずれにしても、自分の商品を売るときにネット上に名前や顔を出さないのはあり得ません。自らのサービスを販売するにも関わらず、実名を出せないのであれば、ビジネスをする資格がありません。

ブランディング戦略を実施する

しかしながら、「実名を出せば売上が勝手に増大する」とは考えないようにしましょう。運営者情報を出すのはあくまでもブランディング戦略の一つです。このとき、うまくブランド化を行えていない場合だと成果はまったく表れません。

ビジネスで成功するためにはお客さんに選んでもらうだけでなく、「あの人(会社)のサービスは素晴らしい」などのように口コミまで起こしてもらうように仕向けなければいけません。そのために必要なのがブランディングです。

ブランディングによってお客さんのファン化を図るとき、重要なのは代表挨拶です。要は、あなたが「どのようなこだわりをもってビジネスを実践しているのか」を明確に伝えるようにするのです。

例えば私の場合、「ネットビジネスでは情報商材アフィリエイトのようなねずみ講がメインであるものの、私はWebサイトを用いた真っ当なビジネス手法だけを伝える」というコンセプトに設定しています。そうしたメッセージを発信しているため、まともな考え方をもった人だけが集まるようになっています。

インターネット上に実名を公開したとしても、読者にとってあなたは他人なので「お前だれ?」という状態からスタートします。そこで、詳細なプロフィールやビジネスへの情熱を伝えることで、どのようなビジネスを実践しているのか伝えるようにしましょう。

こうして、お客さんに対して自分を売り込み信用してもらうことで、ようやく問い合わせの増加につながるのです。

ネットビジネスでの顔写真や実名公開のリスクを正しく理解する

インターネット上に自分の顔写真や実名を公開したとしても、実際のところ何のリスクもありません。実際、世の中には国民のほとんどに名前を知られている芸能人やスポーツ選手が何人もいますが、彼らであっても普通に社会の中に溶け込んで生活しているほどです。

当然、単なる一般人がインターネット上に名前を公開したところで誰に気にしません。そのため、特に心配する必要はないです。

このときビジネスの観点でいうと、マッチングビジネスや自社商品の販売を含め、あなたの顔や名前を表に出せば大きな売上増が期待できます。ビジネスでの理念やこだわりを伝えることで、共感してくれるお客さんからの問い合わせが増えるようになるのです。

ただ、サイトアフィリエイトについては実名公開のメリットがありません。そのため、物販アフィリエイトは例外的に匿名でも問題ないです。

ネットビジネスでは、こうした特徴の違いがあります。どのようにネットビジネスを実践すればいいのかを確認したうえで、名前や顔を公表すべきかどうかを判断するようにしましょう。

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