あなたは「一流」と呼ばれる人の話を聞いたことがあるでしょうか。このときの一流とは、誰でも聞いたことのある人を指します。その人がお笑い芸人であっても、プロスポーツマンであっても問題ありません。

また、「話を聞いたことがある」とはいっても、セミナーなど講師と受講生の立場ではありません。飲みの席など、あくまでも対等な立場で話をしたことがあるかということです。

一流の人が発する言葉はそれだけで深みがあります。圧倒的な経験と実績から繰り出される言葉だからです。そして、成功者になりたいのであれば、自分自身の実力を上げて一流の人と対等に話せるレベルにまでならなければいけません。

一流の思考に触れる

どのレベルを一流と定義するかは人それぞれですが、スポーツの世界であればオリンピック金メダリストなら誰もが一流だと認めるはずです。世界の頂点に立ったことのある人なので、少なくともスポーツの世界でその人より上がいないことを意味します。

その上で、私は体操でオリンピック金メダルに輝いた選手と飲みに行ったことがあります。単なる飲み会ですが、このような日本を背負って活躍した一流選手から学ぶことは多いです。

例えば、その選手は金メダルを取るまでよりも、実際に取った後の方が学ぶことは多かったと言います。

金メダルを取るまでは、そこが頂点だとその人は考えていました。ただ、実際に金メダリストになって世界の頂点に立つと、レベルの高い人たちと会う機会が必然的に多くなります。そうした中で、自分よりもさらに上の人がいることに気が付いたといいます。

もちろん、スポーツの世界で頂点であることは誰もが認めます。しかし、自分の知らない他の異分野で圧倒的な活躍をしている人の姿を見て、純粋に「この人は違う次元の話をしている」と感じたといいます。

既にビジネスである程度の成功をおさめ、さまざまな人と交流がある人ならこの感覚が分かるはずです。

例えば、私はインターネットを活用してビジネスをしていますが、アジアやヨーロッパなど海外に拠点を構えてビジネス展開している人の話を聞くと、別世界のように聞こえてしまいます。中にはアラブの皇族と付き合いのある人もいて、何が何だか分からなくなります。

他にも、株式投資で何十億の資産を運用し、さらには有望なベンチャー企業へ投資をしている人も実在します。その人に「なぜ投資活動をしているの?」と聞くと、次のような答えが返ってきました。

「将来、有望なビジネスをしたい人が現れたとき、自分のような存在がいないと困るでしょ。投資家は『お金のあるところから、お金のないところ』に動かすのが本質だから、良い人が出現したときに準備するために稼いでいる」

ここまでなれば、仙人の領域になります。ただ、その人自体はまったく贅沢をせず、生活は質素倹約そのものでした。

自分自身が超一流になる必要がある

このような話をすると、必ず「どのようにすれば、そのような一流の人たちと知り合いになれるのですか?」という質問がきます。このときの答えは単純明快であり、「あなた自身が一流として認められる存在になる」ことしかありません。

一流の人は暇ではありません。そのため、「なぜ、一流の人がわざわざあなたのために時間を作って会わなければいけないのか」という質問に対して明確に答えなければいけません。

例えば、私であれば「薬学や健康、工事や英語、営業、スポーツ、美容など完全なる異分野の業界でいくつものビジネスを立ち上げ、支援している」と自己紹介すれば、「この人は何をしている人なのだろう」と興味をもってくれます。ある程度の実績もあるため、一流といわれる人であっても対等に話すことができます。

これが、単なるサラリーマンであればどうでしょうか。会社の業務を紹介されたところで、興味を抱くことはありません。

つまり、起業家またはフルコミッションの営業職として圧倒的な成果を出し、「一流の人にとって興味のある話ができる」ことが必ず必要です。一見すると遠回りのようですが、実はこれが一流の人と対等に付き合うための最短方法です。

ちなみに、オリンピックで金メダルを取った先ほどの選手は「一流の人とできるだけ会うことが重要」だと言っていました。異分野で一流といわれている人と話せば、まだ自分よりも上がいると感じて、さらに成長できるからだといいます。一流の人であるほど、より高みを目指して学び取ろうとするのです。

私が起業して良かったと思うのは、こうした一流の人たちの思考に触れることができる点にあります。少なくとも、サラリーマン時代では考えられなかったことです。

ビジネスで頑張って誰もが認める成果を出せば、一流の人と対等に話せるようになります。ここに近道は存在しませんが、成功者が集まる輪の中に入れば、それまで見えなかった世界を覗き見ることができるようになります。

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