芸能人がブログや会見などで問題発言をしたことによって、「コメント欄が炎上した」という現象がたまに起こります。

明らかな問題行為であればダメですが、筋の通っている意見であれば問題ありません。むしろ、口コミという観点から言えばとても良い手法です。

しかし、ネットビジネスで有名な人の中には「痛い人」もいます。このような人の特徴として、「自分はすごいという発言を繰り返す」「サラリーマンをバカにする」などのような言動を繰り返します。そして、これらの行為により大きな批判を受けています。

こうした炎上商法は多くの批判を受けるため、諸刃の剣といえます。多くの人に着目されるものの、正直おすすめしません。ただ、信念のある炎上なら問題ないです。ここでは、「どのように炎上マーケティングを考えていけばいいのか」について解説していきます。

人は尖ったものに食いつく

どっちつかずの普通の意見ほど退屈なものはありません。人を惹きつけるためには断言する必要があり、これによって付いてくる人が現れます。多くの人から批判されるのも、口コミを引き起こす炎上商法もバズマーケティングの一種です。

普通の意見には誰も反応しませんが、尖った意見であれば何かしらの反応が返ってきます。これによって、ようやく他の人も反応するようになるのです。

これは名前が売れている芸能人を見ていても、その理由が分かります。例えば、芸能人の中には「不思議系」と呼ばれる種類の人がいます。

出典:さんま御殿

しかし、ある程度年を取ると不思議系では通用しなくなるので、年を追うごとに話し方もしっかりしてくる人がほとんどです。つまり本人自身はしっかりしていたとしても、テレビに映るために「不思議系」というキャラクターを作っているのです。これが一種のブランディング化です。

このようなキャラクターを見て「なんだこの人は!!」と批判する人もいるでしょうが、その逆に「この人おもしろそうだな」と思う人も出てきます。もしこれが普通の話し口調であれば、そもそも注目すらされません。

このように、キャラクター設定を行うことによってブランディング化を図っているケースはいくらでもあります。

Twitter(SNS)やYouTubeで炎上する

ただこれらはキャラ作りの話であり、マスコミ業界などで頻繁に行われているブランディング手法になります。ただ、ネットビジネスでも同じように尖った意見を表に出すことで意図的に炎上させている人がいます。

炎上というのはインターネット上で起こります。もっというと、Twitter(SNS)やYouTubeで起こります。この中でも、特にTwitterで炎上が起こりやすいです。

YouTubeというのは、文字ではなく映像です。そのため、良いことや悪いことを含めてダイレクトに情報が伝わります。

ただYouTubeだけで炎上が起こることはなく、動画がTwitterで拡散されることで炎上します。つまり、「Twitterだけで炎上する」「YouTube動画がTwitterで拡散されて炎上する」のどちらかになります。YouTubeで炎上するとはいっても、結局はTwitterを介することになるのです。

なぜTwitterかというと、あらゆるSNSの中でも拡散力が非常に強いからです。リツイートという機能により、雪だるま式にいろんな人へ拡散されていくのです。

いずれにしても炎上はSNS上で起こり、Twitterでいろんな人に拡散されていきます。場合によっては、SNSでの炎上がきっかけとなってニュースに取り上げられ、さらには社会問題へと発展していくこともあります。

・行き過ぎると社会的制裁を受ける

当然、道徳に反する行為をすると大きく拡散されるようになり、後になって社会的制裁を受けるようになります。例えば、以下は「飲食店なのに唐揚げを床につけて戻す」という動画の投稿であり、これがTwitter上で拡散されて炎上しました。

こうした道徳的に反する行為をすれば、当然ながら社会的制裁を受けるようになります。損害賠償を請求されたり、退社(大学生なら退学)に追い込まれたりするケースも普通です。

炎上商法で稼げることは事実

ただ、こうした道徳に反する行為をしなかったとしても、ネットビジネスでは人をバカにする発言を繰り返すことでわざと炎上させ、多くの人の注目を集める人はたくさんいます。

例えば、サラリーマンや主婦をバカにする発言です。他には、他人の金をあてにして媚びようとする行動も該当します。要は、「世間をイラッとさせる発言」を繰り返すことで人の注目を集め、拡散されるように仕向けるのです。

例えば、以下のような発言です。

このように、「ベビーカーで電車に乗るのはおかしい」という意味不明な内容を議員がTwitter上で発言しました。当然、頭のおかしいバカな議員として炎上し、拡散されました。

他には、以前に大学生が「マニラのスラムで暮らす人たちと触れ、子供たちに夢を与えたい」という内容でクラウドファンディングが出されました。

ただ、本来であれば普通にアルバイトをして自分のお金で行くべきです。「スラムの子供たち」をだしにして、他人の金をあてにして旅行するのはおかしいです。そのため、Twitter上でも実際に「自分の金で行け」「自己実現にスラムの子供を使うな」と大批判を浴びることになりました。

しかし重要なのは、これだけおかしな内容にも関わらず「期限内に目標金額である25万円を実際に達成した」という事実です。この件については、批判によって掲載を取り下げました。ただ、目標金額を集めているので取り下げなければ、彼らはクラウドファンディングによるプロジェクト達成でお金を得られていました。

要は多くの人に注目されれば、注目理由のほとんどが批判であったとしても一部の人が課金してくれるため、問題なくお金を得ることができるのです。

今回の大学生については、意図せず炎上したケースでした。ただ、ネットビジネスで炎上商法を実施している人は意図的にこうした炎上マーケティングを実施しており、多くの批判を浴びながらもある程度の収益を得ているのです。

大批判に耐えられる人でないと無理

ただ、人をイラッとさせる発言を繰り返す必要があり、当然ながらいろんな人から批判を受けることになります。そのため、炎症商法は正直あまりおすすめできる方法ではありません。

実際のところ、多くの人は批判に耐えられるようにはできていません。少なくとも、私もいろんな人からの大批判に耐えられるほどの強いメンタルは持ち合わせていません。そのため、「炎上商法が有効」とはいっても、一部の人しか利用できない方法になります。

また、一般的に炎上では悪いニュースが拡散されやすいです。先ほどのマニラのスラムに関するクラウドファンディングでも「自分の金で行け!」と多くの批判にさらされたわけです。

確かに多くの人の注目を集めますし、大きく拡散されることで人に知られ、その中の一部の人が課金してくれるかもしれません。ただ、それ以上にアンチが大量増殖するようになります。

ブランドイメージがあると炎症マーケティングは信用を失う

これが企業のマーケティングなどでは、より最悪です。ブランドイメージを壊すことになるからです。確かに多くの人に知られるようにはなるものの、悪いイメージが広がるようになるのです。そうなると、誰からも利用されなくなります。

もちろん、これは企業に限りません。あらゆる組織で共通しています。例えば、以前にある政党がTwitterで「研究者を支援します」と情報を流しました。以下が実際の内容です。

ただ、この政党は与党(当時の名前は民主党)のときに事業仕分けという国家予算の見直しを行い、研究費を大幅に削減したことがありました。

以下は実際に民主党政権の時代に行われた事業仕分けの様子です。

当然、明らかに矛盾したことを言っているため、炎上しました。多くの人から「お前たちが過去にした事業仕分けを忘れていないよな?」と批判が集まるようになったわけです。当然、過去のダメな政策が再び多くの人に周知された結果、悪いイメージが付くようになりました。

炎上商法を個人が実施し、批判をされるくらいなら「本人が耐えればいい」だけで問題ありません。ただ、世の中のブランドイメージが大切になる場合、炎上マーケティングは多くのケースで信用を失って悪い方向に働くようになります。

プラスの口コミによる炎上商法なら何も問題ない

もちろん、炎上マーケティングを仕掛けるとはいっても「プラスの効果をもつ炎上商法」であれば問題ありません。

「他の人が拡散するとき」というのは、その人の予想値を超えたときに起こります。これについて、以下の2パターンしかありません。

  • 自分の期待を大きく下回ったとき
  • 自分の期待を大きく上回ったとき

例えば、世界一まずいラーメン屋があると口コミが起こりやすいです。期待を大きく下回ることで拡散されるようになるのです。ダメな行為をすると炎上するのも、人の期待値を下回る行為だからといえます。

こうした悪いニュースは簡単に作ることができ、さらには拡散されやすいです。世の中に炎上商法でのネットビジネスを実践している人がいるのは、こうした理由があります。

一方で良い口コミを作るのは圧倒的にレベルが高いです。例えば以前、SHARPが「冬のボーナスで良かったら候補に入れてください」というツイートをしました。

この内容について、「冷蔵庫を10年使っている」という人に対して「まだいける」と返答したり、他社の製品を紹介したりするなど、正直すぎる返答で話題になりました。また、コメントしてくれた人に対して全員に丁寧に返しています。

この結果、「SHARPのTwitterが面白い」とプラスの口コミがあり、良い意味での炎上が起こりました。

しかし全員に対して返答していることから、そのために社員を何人も付けて「どのような内容を返信するべきか」を日々研究しながらSNSを活用しているといえます。ここまでしてようやく良い炎上が生まれるほどなので、実際のところ炎上マーケティングでプラスの効果を生み出すのは非常に難しいといえます。

内容に問題なくても拡散されると多少の批判はある

ちなみに、道義に反する行為をしなかったり、人をバカにして煽る内容を投稿したりせず、普通の内容を投稿したにも関わらずプチ炎上することはあります。また、プチ炎上すると多くのケースで批判されるようになります。

ただ、道義に反することではなく信念をもったうえでの情報発信であるなら、特に問題ないといえます。

私もSNSなどを活用して情報発信しており、できるだけ有益な情報を伝えるようにしています。ただ、Twitterでは非常に短い文字で伝えることになるため、本人の真意を理解されずに拡散されることがよくあります。

そうしたとき、それまで関わったことのない人から罵声を浴びせられるようになります。

ただ、意味なく批判して罵声を浴びせる人ほどフォロワー数が少なく有益な情報発信をしていません。要は、暇なわけです。理由なく他人を批判する暇人を相手にする意味はないため、稀に意図せず起こる炎上については特に気にする必要はありません。

わざと炎上するように煽る行為は問題です。ただ、そうでないなら信用を失うことは特にないと考えましょう。

炎上は失敗しやすいのでおすすめしない

ネットビジネスでは炎上商法という方法が存在します。わざと人を煽ったり、矛盾する発言を繰り返したりすることで人からの批判を集める手法になります。

これを実践すると多くの人の着目を浴びるようになります。また、この手法によってお金を稼いでいる人がいるのも事実です。ただ、多くの批判に耐えられる強い精神がないといけないのでほとんどの人に向いておらず、そういう意味で炎上マーケティングは失敗しやすいです。

もちろん、どれだけ優れた情報発信をして成功している人であってもアンチはいます。ただ、批判の声は圧倒的に少ないので気になりません。一方で炎上商法を仕掛けると、9割以上の人がアンチとして批判してくるようになります。

そのためブランドイメージは傷つきますし、良いうわさが出ることはなくなります。これが、炎上マーケティングをおすすめしない理由です。

実際のところ、プラスの炎上を行うのは不可能といっていいほどレベルが高いです。そのため、ビジネスでは炎上など考えずに堅実に実績を積み重ねていくのが確実だといえます。

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