ビジネスで起業するとき、あなたはどのようなモデルを考えるでしょうか。いまの私はビジネスの指導をする立場にいますが、「広告収入モデル」を考える人が圧倒的に多いように感じます。

広告収入モデルとは、莫大な人が集まる媒体を作成した後に広告を貼ることで、広告収入を得るビジネスモデルのことです。ただ、大企業でない限り、このモデルには絶対に手を出さない方がいいです。その理由は単純であり、利益を出しにくく儲からないからです。

広告収入モデルは稼ぎにくい

私は薬学サイトを運営しており、月に290万PV(2015年6月時点)あります。ここに広告を貼っていますが、収益は月100万円を軽く超えています。いわゆる、典型的な広告収入モデルです。

役に立つ薬の情報~専門薬学

このようにいうと、「広告収入モデルで大きく稼げるではないか」と思われるかもしれません。確かに、ここまでの巨大媒体を築くことができれば、それだけの収入を得ることはできます。たとえ放置であったとしても、年収は勝手に上がっていきます。

ただ、現実的な話をすると、これだけのアクセスを得るまでに8年以上の歳月がかかっています。サイトのページ数は2000ページ以上であり、労力も大きいです。ここまで稼ぎ出すまでにかかった時間を考えると、働いたわりには稼ぐ額が少ないです。

それでは、当ビジネスサイト(ビジネス思考への転換)のケースで考えてみましょう。このビジネスサイトは薬学サイトに比べて、アクセス数は20分の1以下であり、運用年数も少ないです。

ただ、そこからメルマガに誘導したりセミナーを開催したりして収益化を図った結果、薬学サイトよりも稼げるサイトに成長しています。

同じ現象は、ビジネスの指導をしている他の生徒にも当てはまっています。サイトへの月のアクセス数が10万PVに達していない状態であっても、月の収入が100万円を余裕で超えるまでに成長した事例がいくつもあります。

このような実体験から、広告収入モデルは圧倒的に稼ぎにくいことが分かったわけです。本気で行えば利益を出せるものの、費用対効果や労力を考えると他のビジネスモデルで挑戦した方が賢明です。

YouTuberは儲からない

また、YouTubeなどの動画投稿サイトへ自作の映像をアップし、その広告収入で生活する人が存在します。このような人たちをYouTuber(ユーチューバー)といいます。ただ、残念ながらYouTuberを目指して大きく稼ぐのは難しいです。

確かにトップのYouTuberたちは大きな利益を出していますが、もっと他のビジネスモデルを実践していれば、さらに稼げていたのではと感じています。

また、彼らのほとんどはYouTubeという一つの媒体に依存しています。これはとても危険な状態であり、YouTubeがダメになった瞬間に彼らの収益源が断たれてしまいます。明日にも年収ゼロになる可能性があるため、将来性という意味ではあまり期待できません。

本来であれば、リスク分散を行う必要があります。例えば私であれば、単に「薬学に関する巨大サイトだけを保有している」という状況はとても危険であるといえます。1つのサイトに依存しているため、このサイトが稼げなくなった瞬間にすべてが終わります。

そのため、私は他にもいくつものサイトを保有しています。また、サイト運営をしているとはいっても、メルマガやSNS、さらには動画まで活用しているため、実は多くの媒体を駆使しています。

ビジネスを動かすのであれば、このようにリスク分散をしなければいけません。YouTubeというGoogle社の商品に乗っかっている状態で満足してはいけないのです。また、儲かりにくい広告収入モデルを実践している場合でもないのです。

リアルビジネスでの広告モデル

インターネットでの広告モデルは圧倒的に稼ぎにくいことを述べました。これは、リアルビジネスでもまったく同じ現象が起こります。結局のところ、ビジネスの本質は変わらないのです。

例えば、イベントを開催することで多くの人を集め、そこに企業からの協賛金を集めて運営するというビジネスモデルを考えたとします。このビジネスをよく観察すると、「多くの人を集めて広告料をもらう」という意味で先ほどの広告収入モデルと同じであることに気がつきます。

他には、多くの居酒屋を特集したフリーペーパーを作成し、これを無料で配布する代わりに居酒屋から掲載料を取るモデルを思いついたとします。これも同様に、たくさんの人の目に触れさせたうえで企業から広告費を出してもらうモデルです。

企業にとって、広告ほど経費をかけにくいものはありません。費用対効果を測りにくく、本当にリターンが返ってくるのか分からないので大きなリスクだからです。それまでの実績がなければ、かなり難しいです。

また、イベントに人を集めたりフリーペーパーを大量に配布したりするためには、多くの労力が必要です。さらに広告料を企業から徴収するのは至難の業であるため、結局のところ労力に見合いません。

従業員が何千人、何万人もいる大企業あれば問題ありませんが、少人数での起業で広告収入モデルは明らかに向いていません。

ビジネスを行うとき、どのようなモデルを組むかによって将来性が大きく変わってきます。そういう意味で、多くの人が思いつきやすい広告収入モデルだけは絶対に取り組まないようにしてください。

利益率95%を超すポータルサイトビジネス:無料メルマガ登録

書籍出版の案内:出版キャンペーン中

Twitterでビジネス情報を確認