ネットビジネスを行う上では「プロダクトローンチ」と呼ばれる言葉が頻繁に使われます。しかし、この内容について詳しく解説しているサイトが少なすぎるために理解していない人も多いと思います。

そこで、プロダクトローンチとは一体何か。また、どのような概念や手法によってプロダクトローンチを行うかを解説していきます。

プロダクトローンチとは

簡単に言ってしまえば、プロダクトローンチとは「商品を爆発的に売る手法」となります。プロダクトは「商品」という意味です。ローンチには「立ち上げる、打ち上げる」という意味があります。

縦長のセールスレター

つまり、商品をぶっ放すわけです。この手法を用いることによって、24時間で5億円以上を売り上げた人までいます。それだけ威力の高い手法です。

プロダクトローンチをより詳細に説明すると「いきなり売り込まず、時間をかけて教育した後に売り抜く手法」となります。

いわゆる情報商材であると、縦長のセールスレターが普通です。今は改善されていますが、昔は詐欺商材が横行していました。そのため、このような縦長のセールスレターを多くの人が警戒するようになったのです。

それでは、プロダクトローンチではどのように考えるかと言うと、最初に縦長のセールスレターを横に倒します。次に、これを縦に分割していくことで少しずつ内容を切っていきます。

その後に何をするかと言うと、分割していった情報を1日後、3日後、5日後のように小出しにしていきます。つまり、少しずつ日を置くことによって読者を教育していくのです。

プロダクトローンチの考え方

この時、売り込みの要素を全て消し去る必要があります。売り込みではなく、読者の役に立つ情報や面白い話だけをしていきます。楽天のように「商品が入荷しました」などの情報は不要なわけです。

縦長のセールスレターであれば、そのページだけで売り込みを完了します。プロダクトローンチではこれを横に倒して分割したことによって、売り込みの要素を一番最後に持ってくることができたのです。

なぜ売り込みの要素を消す必要があるのか

ネットビジネスではメールアドレスを入手することが最も重要になります。いわゆるリスト取りの事です。ただし、アドレスを折角入手したにも関わらず、すぐに解除されてしまっては意味がありません。

信頼関係が全く出来上がっていない状態でいきなり売り込みをすれば、確実に解除されてしまいます。

電話営業でもそうですが、いきなり電話が掛かってきてマンションや保険の売り込みをされたら誰でも嫌がります。

しかし、長年の付き合いがあって既に信頼関係の出来上がっている保険のおばちゃんに「今度、良い保険の商品が出たんだけど話を聞いてみない?」と言われれば、少しは聞いてみても良いかなと思ってしまいます。

このように、ビジネスでいきなり売り込みを開始するのは素人が行う手法です。そうではなく、まずは売り込みの要素を消す必要があります。これをプロダクトローンチでは行います。

プロダクトローンチでは一話目が最も重要

アドレスを取得した後に見込み客に対してアプローチをしていくことになりますが、この時に発信する第一話目が面白くなければその後は文章すら読まれなくなります。そのため、一番最初に話す内容が最も重要なのです。

ここでいかに興味を引くかによって、その後の成約率が大きく異なってきます。第一話目で興味を引き寄せ、商品の売り込みまで話を繋いでいきます。この時、話をつないでいくときは離脱率を少なくするように工夫する必要があります。

つまり、プロダクトローンチは以下のような流れによって行います。

1. 一話目に重きを置き、興味を引く

2. 売り込みの気配を消し、情報を少しずつ出して見込み客を教育していく

3. 情報を出していくと共に離脱率を少なくするために繋いでいく

4. 信頼関係を構築した後に商品を出す

なお、どのように話を繋げていけば良いかはテレビを参考にすれば見えてきます。テレビはCM広告によって収益を得ていますが、CMを流すために番組と番組の間を繋げなければいけません。

そのため、番組が盛り上がってきた場面でCMに移ります。

また、ドラマでは最後に次回予告編として一番面白い部分だけを見せるようにします。これによって、また次回も見てみたい気持ちにさせるのです。

これはマンガでも同じです。最後のシーンになると、「謎の人物が登場して、その後姿だけが描かれている」などの終わり方をします。つまり、期待感を持たせて繋いでいくのです。

このように書くと、普通の生活の中にビジネスのヒントがいくらでも埋まっていることを少しは認識して頂けるのではないでしょうか。

このように期待感を持たせた後、いきなり商品を出すことで一気に商品を売り抜きます。これがプロダクトローンチの大まかな概要となります。

無料で得をして貰うほど売れる

なお、ネットビジネスでプロダクトローンチを行っている人はたくさんいますが、その方法をほとんどの人が間違っています。

よくあるのは、「送られてくる情報を見ても、一体何を言いたいのか分からない」という事が多すぎるのです。基本的にこのような情報発信をしているようでは、いくらプロダクトローンチが強力だと言っても商品はほとんど売れません。

 

売り込み要素を消す

プロダクトローンチでは最初、売り込みの要素は全て消します。中には例外もありますが、多くの場合は売り込みを消した方がその後に売れるようになります。

この売り込みの要素を消している間に行わなければいけないことに、「見込み客に無料でたくさん得をして貰う」ということがあります。この考えが重要になり、無料で提供する価値が高いほどその後に出てくる商品が売れるようになるのです。

それでは多くの人が何をするかと言うと、「内容をぼやかし過ぎる」ということを行います。よくある内容としては「初心者のために」や「世の中をよくするために」などの大義名分ばかりを言っています。

これでは全く意味が無く、ぼやかし過ぎて一体何が言いたいのか分かりません。

そうではなく、もったいぶらない事が重要です。つまり、「商品の内容を全て話す」という思考ができる人だけが本当の意味でプロダクトローンチを理解できている人になります。

この思考がほとんどの人で出来ていません。そのため、たとえプロダクトローンチを行っても商品が売れないケースがたくさん出ています。

お客様の立場になれば分かるのですが、中身がよく分からないものに人はお金を払いません。中身が隠されている状態で「この商品は本当に良い商品です。10万円ですが買ってください」と言って買うような人はまずいません。

しかし、なぜか販売者側になると中身をぼやかし過ぎて何が言いたいのかよく分からない人が続出してしまいます。お客様もそこまで頭は悪くないので、商品の中身を全て話した上で売らなければいけません。

なぜ、商品内容を全て説明しても大丈夫なのか

例えば商品が「情報」の場合、「中身を全て話すと売るものがなくなる」とほとんどの人が思います。しかし、実際にはそれで問題ありません。

ネットビジネスで行うプロダクトローンチとしては、基本的に動画で情報が送られてきます。この時の動画は一つがだいたい30分から長くて50分程度となります。これが5回とか6回に分けられて届けられます。

ただ、このような短い時間の中で商品の中身を全て話したところで、結局のところ何を実行すれば良いか分かりません。

これは、私が行っているようなサイトを用いたビジネスも同様です。私が行っている事は基本的にこのサイト上(ビジネス思考への転換)に全て載せています。

私は薬学系サイト(役に立つ薬の情報~専門薬学)を運営していますが、このサイトと同じように莫大なアクセスを集めるサイトを構築すれば、贅沢をしなければ広告収入だけで生活に困らずに生きていく事ができます。

また、企業と組んでビジネスをしたり、コンサルティングを行ったりすることで莫大な利益を生み出すこともできます

独自ノウハウまでは真似されない

しかし、このようなビジネス構造を話したところで、「私と同じように専門サイトを構築して稼いでください」と言っても他の人には真似できません。なぜなら、そこには私独自のノウハウが隠されているからです。

・どのようにして専門サイトを構築すれば良いか

・企業と提携するにはどうすれば良いか

・どのような契約を企業と結ばなければいけないか

これら具体的ステップがなければビジネスを行うことが出来ません。

そこで、「どのような事を行うのか」という理論だけを全て話してしまうのです。わずか数十分の中で商品の中身を全て話したところで、細かい具体的ステップが分からなければビジネスはスタートしません。だからこそ、商品の内容を全部話しても問題ないのです。

そのため、実際の商品では同じ事を何回も言い、分かりやすく手順を踏まえて話せば良いのです。この時に、商品を実践する上での注意点や具体的ステップなども丁寧に話していきます。

また、サポートなどで価値を出しても良いです。このような事を行うことで、ようやく人が関心を持って商品を買ってくれるようになります。

なお、わずか数十分の動画を数回流すだけでビジネスモデルが全て分かって真似されてしまうのであれば、そもそも商品自体の完成度が低いことになります。これがプロダクトローンチを行う上で基本となる考え方です。

そのため、ここまで文章を読んだ上で「それでも商品の中身がバレてしまうのが怖い」と思っているようでは、そもそも商品を売らないほうがお客様のためです。なぜなら、そのような未完成で質の悪い商品を買ってしまったお客様が大きな損をしてしまうためです。

告知によって成約率を大幅に上げる

プロダクトローンチを簡単に考えれば、「いきなり売り込みをしない手法」となります。教育期間を設け、売り込みの要素を消し去ることによってその後の成約率を大幅に上げることができます。

リアルビジネスでもプロダクトローンチの手法を使っている企業はいくらでもあります。ただ単にネットビジネスではプロダクトローンチと言われているだけであり、リアルビジネスで商品を売る場合であってもその手法や本質はどれも変わりません。

このとき、プロダクトローンチに限らず重要となる要素として「告知」があります。

「商品を買わせる」、「口コミを意図的に起こさせる」など、見込み客に対して何かしらアクションを起こさせたい場合、「告知」という行為がとても重要になります。

なぜなら、告知をするのとしないのでは商品の売れ行きが全く異なるためです。

告知によって何が行えるかというと、告知を受けた人に「期待感」を持たせることができます。例えば、次のような告知文章になります。

・2日後に重要なお知らせをします

・明日の17:00に○○の販売を開始します

全ての人ではないですが、一部の何人かは告知された後にその時間になるのを待ってくれています。

何でもそうですが、告知も何もなしにいきなり売り込んではいけません。成約率が著しく落ちてしまいます。そこで、「売ります」という告知をした後にお客様が待っている状態を作り出すのです。

プロダクトローンチでは、この状態を長く漂わすことによって爆発的な売上を出すことが可能になっているのです。

ドラクエ手法

アップル社やウォルトディズニーなど、プロダクトローンチの要素を取り入れている企業はたくさんあります。

その中でも、テレビゲームとして有名なドラゴンクエスト(通称:ドラクエ)を売る時の方法が「リアルビジネスで行うプロダクトローンチ」を説明する上で最も分かりやすいのではないかと思います。

ドラクエが発売される時に何をするかと言うと、まず告知します。

「ついにあの名作が再びあなたの元へ!!そしてまた新たな伝説が始まる、ドラゴンクエスト」のような感じになります。

次にどうするかと言うと、主人公の姿が発表されます。その後、主人公の苦悩や周辺の人との関係性などのエピソードが明らかになっていきます。

その後、どうやら何ヵ月後かに発売されることが分かり、ラスボス(ラストに登場するボスキャラクター)との関連性も発表されていきます。最後に、価格と正式な発売日が決定されます。

このように、ゲームの発売が告知された後に少しずつその内容を明らかにしていきます。イメージとしては、謎に包まれているベールを一つずつ剥がしていくような感じになります。これによって、徐々に本質に近づいていくのです。

このように考えると、ネットビジネスで行うプロダクトローンチと同じ手法であることが分かります。少しずつ情報を出していき、期待感を持たせます。つまり、何だかよく分からない状態から徐々に明らかになっていく状態を作り出すのです。

これと同じように、ドラクエを売る時もいきなり発売するのではなく、商品が発売されることを長く漂わせます。簡単に考えれば、もったいぶらせる作戦を取っているのです。

さらにここでどのようにするかと言うと、発売日を延期します。発売延期はドラクエの常套手段です。これにより、枯渇感を生み出します。「どうしても欲しい」と思っていた客に発売延期を聞かせることによって、さらに欲しいと思わせるのです。

私がまだテレビゲームに没頭していた中学・高校生の頃、ドラクエの発売延期が頻繁にありましたが今ではこの理由が分かります。

普通に考えて、何年も前から計画している発売を数ヶ月延期したところでそこまで変わらないはずです。本当にお客様をがっかりさせたくないのであれば、商品が完成した後で告知して売れば良いのです。

これをしないのは、わざと枯渇感を出させるためです。

さらなる枯渇感を演出する

しかも、これだけでは終わりません。何をするかと言うと、初回の出荷本数をわざと少なくします。どの店も商品を完売している状態を作らせることで、商品を手に入れた人とそうでなかった人を作り出します。これによってもまた枯渇感を生み出します。

さらに商品を一つの店だけに納入させて告知をすることで、その店に行列を作らせます。そこにマスコミを動員させて行列の様子を全国放映させ、さらなる口コミと枯渇感を植えつけます。

ここでようやく大量の商品を再入荷させ、一度に爆発的な売上を出すことができるのです。これがリアルの世界で行われているプロダクトローンチです。

なお、「枯渇感を生み出す」という意味では行列のできるラーメン屋も同じです。

行列のできるラーメン屋では店内をわざと狭くして、店の外に行列を作り出します。これによって口コミを起こさせ、「早く食べたい」という枯渇感まで作り出します。これが、行列のできるラーメン屋の簡単な仕組みです。

このように考えると、コンサートのチケットなどにしても「なぜ、先行販売があるのか」を理解することができます。これはチケットを買えた人とそうでない人を意図的に生み出すことで枯渇感を植えつけ、一般販売で爆発的に売るために行なっています。

ただし、これらの手法はある程度知名度のある人だけが行える戦略でもあります。ドラクエは発売されると分かった時点でその商品を欲しいと思う人が大量に出てきます。

これは行列のできるような知名度が既に出来上がっているラーメン屋も同じです。有名歌手のコンサートチケットもそうです。

売り込みをせず、信頼を得る

それでは個人でネットビジネスをしており、知名度や信頼のない人はどのような戦略を取らなければいけないかと言うと、前述の通り「売り込みの要素を消す」という方法を取らなければいけません。

そのため、最高の無料情報を何日にも渡って提供し続け、できるだけ得をしてもらうことで見込み客との距離を縮めていく必要があります。その後、ようやく商品販売の告知を行い、その後に商品を売り抜くのです。

このように、プロダクトローンチ一つを学ぶことによっても、リアルビジネスにおいて企業がどのような作戦を取っているかを理解できるようになります。

ビジネスの基本は全て同じです。これを理解すれば、ネットビジネスやリアルビジネスに関係なくどの分野でも大きな利益を出すことができます。

プロダクトローンチの最大の利点はコメントにある

ちなみに、ネットビジネスでプロダクトローンチを仕掛ける場合、用意すべきものとしてブログがあります。

このブログ上に映像を載せ、日を追うごとに新しい映像を公開していきます。

この時、映像を見た後に「コメント」を残させるようにします。「コメントをしてくれた方には○○をプレゼント」のようにまでして、コメントさせるようにします。

例えば、次のようになります。

この動画を見た後は以下の質問に答えてください。文章としてアウトプットするほど、 知識の整理になって成功へ近づくことができます。

1. この動画を見た上で、今のあなたに足りないものは何だと思いますか?

2. 今回得た情報はどのようにあなたの役に立ちましたか?

3. 最後に感想があれば教えてください

これを行う理由としては2つあります。

一つは「目指す未来像は何か」、「現在、困っていることは何か」など、文章として書かせることで見込み客が考えていることを明確化させる目的があります。

心理学では「一貫性の法則」と言い、人は一度決めたことをやり遂げようとする性質があります。そのため、文章としてブログ上にコメントさせた方がその後に出てくる商品が売れやすくなります。

そして、コメントを書かせる理由の二つ目に「お客様は何が欲しいと思っているのか」というリサーチがあります。

最も売れない商品の典型例としては、「既に商品が出来上がっている場合」があります。つまり、販売者は「こんなに素晴らしい商品を作ったので、なんとかして売りたい」と思っているのです。

これがいわゆる独りよがりの考え方であり、お客様の事を全く理解しようとしていない発想です。

当たり前ですが、お客様が欲しいと思う商品でなければ売れません。そのために、わざわざコメントをブログ上に書かせることによって「何に悩んでいるのか」、「将来はどれくらいを目指したいのか」などを調査していきます。

このように、わざわざコメントを書かせる作業は「見込み客に対してコミットメントをさせることで、目的を明確化させる」という意味だけではありません。「お客様は一体どのような商品を必要としているのか」などを商品販売者がリサーチするために行うのです。

このリサーチした内容を元にして、セールスレターの内容を変更したり商品内容を変えていったりします。

そのため、プロダクトローンチの本質を理解している人は商品販売を完了した後にようやく商品を作り始めます。つまり、たとえ商品がなかったとしてもプロダクトローンチでは高額商品を売ることができるのです。

商品の販売終了後、リサーチ結果を元にして1~2ヵ月かけて商品を作成し、お客様のもとに届けます。

コアファンだけを残す

なお、このようなプロダクトローンチ形式によって商品販売を行う場合、自分の思っているコアメッセージを発する必要があります。つまり、断定系でハッキリと言う方が良いです。

このようにすると、その分だけ反感を覚える人が出てきますがそれで構いません。その逆にコアメッセージは発するほど、付いてくる人が現れます。

さらに言えば、発しているメッセージに対して反感を覚えるような人はその後の商品を買うこともありません。そのため、このような人たちは解除させて削っていく必要があります。

つまり、プロダクトローンチでは「できるだけ離脱率を少なくさせるように繋ぎながらも、アンチに対しては積極的に解除させて削っていく」という一見すると矛盾した事を行います。

しかし、どちらも両立させながらプロダクトローンチを実行していかなければいけません。

これによって、商品販売の頃になるとコアファンだけが残るようになります。つまり、最後は熱狂的なファンだけに包まれながら商品を売ることのできる手法がプロダクトローンチです。

もしここでアンチを残してしまうと、もともと批判しかできない残念な人間たちなので「マイナスのコメント」などを残すことで邪魔に入ろうとします。そのため、これらのアンチは排除しなければいけません。

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