マーケティング

ビジネスで成功するブルーオーシャン戦略とレッドオーシャンの戦い方

ビジネスでは勝つべくして勝たなければいけません。つまり、そのビジネスを始めた瞬間に「儲かる」しか選択肢がないように仕向けるのです。

多くの人はこれができていません。そのため、いくら努力しても稼げない現実に愕然としてしまいます。そこで、考えを変えていく必要があります。競合だらけの市場ではなく、自分だけが甘い汁を吸い続けるブルーオーシャン(ライバルのいない市場)で戦わなければいけません。

ただ、ほとんどの人がブルーオーシャンの概念を勘違いしていますし、適切なビジネスモデルの考え方を理解していません。

そこで、どのようにしてライバル不在の分野を見つけてビジネスを継続すればいいのかについて解説していきます。

ブルーオーシャンの本質とは何か

ビジネスを行うとき、ブルーオーシャンとレッドオーシャンの考え方があります。ブルーオーシャンとは、競合が存在せず自分独自の市場で顧客を相手にしている状態を指します。ライバル不在であるため、完全なる独占市場になります。

一方でレッドオーシャンとは、ライバルたちがひしめく市場での勝負になります。競合がたくさん存在して血みどろの戦いを繰り広げているイメージがレッドオーシャンの語源です。そのため、価格競争になったり過剰なサービスが要求されたりして、その市場で勝負するほど疲弊していくと定義されています。

そこで、レッドオーシャンの反対の言葉(対義語)であるブルーオーシャンで戦うようにします。

ただ、このようにいうと独創的すぎるアイディアを思いつく人がいます。例えば、「大学での英文レポート作成代行」「フィギュア愛好家だけが集まるオタクのための人形専門店」などです。

こうしたことを行うのは問題ないし、普通の生活ができる程度まではビジネスで稼げるようにはなる可能性があります。ただ仕事は少なく、単価も安いので大きく稼げるかというとその確証はありません。本当にその分野が儲かるかどうか誰も分からないからです。

まず、本当の意味で誰も実践していないことをするのがブルーオーシャン戦略ではありません。ライバルのいない分野で戦うといっても、「市場性がなく、どれだけ頑張っても稼げない分野で戦う」のとは意味が異なるのです。

ビジネス初心者の多くはブルーオーシャンを探すあまり、そもそも稼げないために「ライバルが絶対に入らない分野」へ参入しようとします。その結果、収益ゼロの状態が続きます。これは避けなければいけません。

そうではなく基本的には、「戦う分野はレッドオーシャンである」ことを認識しましょう。

広告の多いレッドオーシャンに参入するからこそ儲かる

世の中には、大きなお金が動く分野があります。転職、英語、婚活、化粧品、保険、不動産など、挙げればきりがありません。こうした市場は昔からライバルが多いです。

この理由は単純であり、儲かる分野だからです。しかも、これらの分野は江戸時代よりも前から存在しており、多くの企業が参入しています。実際、世の中に存在する広告分野は既に決まっており、これらは何百万円も広告を出したとしても儲かる分野だからなのです。

あなたが知っている大手企業でも、戦っている分野はどれもレッドオーシャンであることに気づきます。それは広告業界かもしれないし、化粧品会社かもしれません。ただ、いずれにしてもレッドオーシャンの分野であることには変わりがありません。

同じように副業や起業であなたがビジネスを行う分野は、このような儲かる分野(レッドオーシャン)でなければいけません。市場性がなければ、稼ぐことはできないのです。

・レッドオーシャンだが、見せ方をズラす

ただ、本当の意味で既に参入して大きな実績を出している強豪と正面から勝負しても勝てません。そこで、「見せ方をズラす」という考え方を取り入れます。このときよく行われる手法としては、「2つ(または3つ)を掛けあわせる」ことがあげられます。

例えば、婚活市場で勝負するのはレッドオーシャンですが、「結婚 × 高年収 × 結婚式まで含めたトータルプロデュース」などのサービスであると、意外と誰も実施していないことが多いです。2つか3つの分野を掛け合わせるという行為は、「狙いとする分野を絞る」ことに繋がります。

ターゲット層を絞ることはマーケティングの基本ですが、これはいくつかの分野を掛け合わせることによって実現できます。

このとき、地名で絞っても問題ないです。「鎌倉市1位の経営コンサルタント」など、地域密着であることをアピールすればブルーオーシャンになることは頻繁にあります。

もちろん、これを行うときはその地域で既に大きな実績を出している会社がないかどうか、あらかじめ調べておく必要があります。

価格競争に意味はなく、生き残るために独自分野を打ち出す

「市場性がないかもしれない」という考えのもと、独自の分野を目指して頑張ろうとする経営者は無能です。

本当の経営というのは、既に市場性があると100%分かっている分野(レッドオーシャン)を攻め、そうした中でもライバル不在の状態を生み出さなければいけません。

ただレッドオーシャンで戦うとき、多くの人は大企業に真っ向勝負を仕掛けます。ただ、当然ながら社員数や会社規模、予算などすべて劣っている状態で勝負したとしても勝つことはできません。どれだけ価格競争を仕掛けたとしても、個人や中小企業・ベンチャーが打ち勝つのは不可能なのです。

そこで価格競争をやめ、分野を絞る必要があります。その後、あなたが提示するサービスや取扱商品が「これまでにない斬新なもの」であるかのように見せるのです。人は新しいものに惹かれるからです。

例えば、当サイトはネットビジネス系のWebサイトになります。ビジネス全般の情報発信はしていますが、メインは「ネットビジネスでどのようにして収益化を実現するのか」に関する内容になります。

当然、世の中にはサイト制作業者だったり、SEO会社(検索エンジンで上位表示されることを目的とした会社だったり、ITビジネス系に関わる人たちは非常にたくさんいます。要は、ネットビジネス系の分野はレッドオーシャンの激戦ジャンルだといえます。

ただ、その中でも私は「真っ当な本物のネットビジネスだけを教える」というメッセージを投げかけています。

実際のところWeb上に存在するのは、情報商材アフィリエイトのようなねずみ講だったり、インフルエンサーのような炎上マーケティングをしたりなど、ダメなやり方を教えようとする自称コンサルタントが99%です。そうした中、「毎日感謝メールが届く真っ当なネットビジネス」を教えている人は非常に少ないです。

少なくとも私が当サイトを立ち上げた当初、真っ当なネットビジネスを教えている人は私しかいませんでした。そのため、真っ当なネットビジネスを考えている人であれば、私に依頼するしか選択肢がありません。

スパム行為をして人を騙しても問題ない人は相手にせず、一般的な思考をもったまともな人だけに顧客を絞ることによって競合がいなくなったわけです。

アイディア次第で差別化可能な実際の事例

ビジネスで勝ち残るためには、このように見せ方を変える必要があります。ただ、生き残り戦略を実践するために奇抜なアイディアを用いる必要はありません。競合のいないジャンルで勝負するとき、意外と簡単にブルーオーシャンの分野を発見できます。

例えば、Web系のネットビジネスで最も有名な副業・起業の方法としてアフィリエイトが知られています。媒体主としてWebサイトやブログを運営し、自分のサイト経由で商品が売れたときに広告主からバックマージン(アフィリエイト報酬)をもらうビジネスになります。

このとき、ビジネスで転職分野は100%儲かる分野であることが既に分かっています。レッドオーシャンであるため、あらゆる大企業が転職市場に参入しています。当然、転職サイトのアフィリエイトも非常に儲かります。

しかし、転職といっても業種は非常に広いです。転職ジャンルとの中でも、世の中に存在する職業の分だけ特化サイトを構築できます。転職でニッチなジャンルを攻めることで、ライバル不在になるのです。

例えば、私はMR(製薬会社の営業マン)という超ニッチな分野でアフィリエイトサイトを構築しました。実際のサイトが以下になります。

このように、転職という100%儲かるレッドオーシャンで戦ってはいます。ただ、非常に小さい分野に絞っています。MRに特化されたWebサイトが存在しないため、私だけの独占市場を構築できるようになっているのです。

このサイトを1年ほど運用した結果、月30~40万円ほどを完全放置で稼いでくれるサイトになりました。

また、今回の事例ではMR転職のアフィリエイトを実践したわけですが、MR転職に限っていえば、MRに特化することでビッグキーワード(競合の多いキーワード)であっても上位表示されます。そのため、簡単に勝ち抜くことができたわけです。

顧客心理にしても、専門性の高い人(Webサイト)から申し込もうとします。そのため、特化させることで成約率が高くなります。

さらに、レッドオーシャンではあっても「MR」だけと、分野がニッチすぎるため、同じ分野に参入しようとする人はいません。しかも、私が医療関係者なので独自の写真や情報を入れており、他の素人が真似して参入しても勝てないように対策を施しています。

つまり、生き残りにためにブルーオーシャン戦略を練るとはいっても、以下のすべての条件を満たすという大前提があるのです。

  • レッドオーシャン分野に参入する
  • できるだけ分野を絞ってライバル不在の状態にする
  • 自分の得意分野で勝負する

実例を挙げて解説しましたが、このように考えていきます。いろんなフレームワークはあるもの、この考え方を理解したうえで分野を決めればブルーオーシャンのジャンルへ参入できるようになります。

Web系のアフィリエイトに限らず、ニッチ戦略はリアルビジネスでも同じ

私はWeb系のビジネスをしているため、実際の事例としてはサイト・ブログを提示して解説しました。ただ、Webサービスに限らず考え方はどのビジネスであっても同じです。

例えば、あなたが税理士として頑張るとします。このとき、普通に客を集めてもダメです。特定の分野に特化させなければいけません。ただ、企業法務専門や相続専門などの税理士は既にたくさん存在します。

しかし、同じ相続専門であっても「不動産相続に特化した税理士」であればどうでしょうか。しかも、例えばあなたが名古屋に住んでいるのであれば、「名古屋の不動産相続に特化した専門家」であればあなた一人しかいなくなります。

または、特に地域を限定しなかったとしても「不動産相続を円滑に進めるには、どうすればいいのか」に関する有益な情報コンテンツをWebサイトとして提供すれば、そうしたことまで実施している税理士はゼロなので簡単に勝ち残ることが可能です。

実際のところ、私がIT業界に身を置いて周囲を見渡すと、Web制作会社であっても当サイトのように有益な情報コンテンツを発信している会社はほぼ存在しないのです。そのため、たとえWeb制作会社であっても「福岡のWeb制作に特化する」などのように地域を限定し、サイトやブログとして情報発信するだけでもすぐに地域一番になれます。

ブルーオーシャン戦略によって市場を独占するとはいっても、実のところそこまで難しいことを実践するわけではありません。

完全ホワイト(白紙)のブラックオーシャンは存在しない

このように考えると、ビジネスで成功するためには画期的なアイディアは必要ないことがわかります。

これからビジネスを始めようとしている人や、新しい事業に取り組もうとしている経営者のなかには、「画期的なアイディアやビジネスモデルはないか」と試行錯誤する人がいます。つまり、完全ホワイト(白紙)の分野を模索します。

マーケティングではブラックオーシャンとも呼ばれますが、自ら新たな市場を構築しようとするのです。しかし、画期的なアイディアやビジネスモデルを求めようとすればするほどビジネスで失敗します。

もし、あなたが思いついたアイディアが突拍子もないものである場合、そのアイディアについて理解しているのは、あなた1人だけということになります。さらに、そのアイディアの実行に必要な仕組みを作る場合、そのことを従業員や外注先にしっかりと説明して理解してもらわなければなりません。

画期的アイディアを実現するには、膨大な時間と労力がかかります。当然、多額の経費が必要になります。しかも、そのアイディアを実現することで本当に良い成果が得られるのかは誰にもわかりません。むしろ、ほぼ確実に失敗します。

かつて、保険という考え方を創出してビジネスを開始した人と同じように、インターネットという概念を作った人と同じように、あなたが天才なのであればブラックオーシャンの構築が可能です。ただ、私を含め凡人では無理です。

このようにさまざまな理由から、ビジネスで画期的なアイディアを求めるのは、やめておいた方が良いです。

さらに言うと、突拍子もないアイディアを思いつきで実現しようとすればするほど、事業は失敗します。

ブルーオーシャンを狙うあまり、何の市場性もない分野で戦うことになってはいけません。そのため、画期的なアイディアばかりを求めている人は、ただちに斬新なアイディアを探すのをやめるようにしましょう。

画期的ではない、何の変哲もないシンプルなビジネスアイディアが良い

実際のところ、ビジネスにアイディアを取り入れたい場合、そのアイディアが誰でも思いつきそうな普通のものであるほど良いです。実際、世の中のビジネスモデルの中で、画期的なものは数個しか思い浮かばないはずです。

例えば、20世紀前半に開発された家庭用冷蔵庫や1990年代から一般人に普及し始めたインターネットなど、画期的アイディアやビジネスは数えるほどしかありません。それ以外のビジネスモデルを観察すると、どれもありふれた一般的なものであることがわかります。

そこで、効果的なアイディアやビジネスモデルを見つけるために、「異なる分野を組み合わせる」ようにしましょう。また、分野を絞りましょう。

例えば英語講師として活躍したいのであれば、行うべきビジネスとして「英語の通信教育ビジネス」があげられます。これは、「英語の学習塾」と「インターネット」の2つの異なる分野を組み合わせて作られたビジネスモデルです。

インターネットを使った英語の通信教育は決して画期的なアイディアではありません。インターネットを使っている多くの人が思いつきそうな普通のアイディアです。

ただ、このビジネスモデル自体は世の中の多くの企業で取り組まれており、成功している会社も多数存在します。

これに、「日本人講師が多い」「ネットだけでなく、リアルでの教室も開催されている」など、世間一般的に行われている普通のビジネスモデルをいくつも組み込んで独自の英語通信講座を作り、差別化すればブルーオーシャンになります。

レッドオーシャン化しても勝ち抜くビジネスが優れている

このようなことを言うと、「時間や労力などがかからないアイディアなら何でも問題ない」と思う人がいるかもしれません。

しかし残念ながら、時間や労力などをかけずに簡単に実現できるアイディアであれば、すでに他人が実行している可能性が高いです。さらに、圧倒的な資金力と人員を誇る大手企業が参入してきたら、一瞬で追い越されてしまいます。

そのため個人や中小企業・ベンチャーが差別化による競争戦略を練るとき、アイディア自体は非常にシンプルではあるものの、それを実現するためにはある程度の労力と時間が必要なビジネスが良いです。簡単には真似できない対策を講じるからこそ、意味のあるブルーオーシャンになるのです。

例えば私が行うITビジネスの場合、言ってしまえば記事として情報コンテンツを提供するだけになります。そのため、ビジネスモデルやアイディア自体は簡単に真似できます。しかし、私の場合は記事を書くときに以下のように写真を活用するなど、絶対に真似できないように留意しています。

例えば、以下のような記事コンテンツです。

私はもともと薬剤師なので、医療系の友人が多いです。そこで、大学の同級生や後輩に焼き肉を奢る代わりとして、こうした素材をもらったり写真を撮らせてもらったりしています。実際、上の写真は私の大学時代の後輩です。

こうした素材をもとにして、先ほどのMR転職サイトを構築しています。そのため、真似しようにもそうすることはできません。当然ながら、普通の人が医療機関の中を撮らせてもらおうとしても断られます。大企業に限らず、他の中小企業やベンチャーを含め簡単には真似できません。私だからこそ可能なのです。

あなたのビジネスが真似されるのは、ビジネスの内容がショボいからです。そうではなく、「シンプルではあるが、労力がかかるのである程度の参入障壁を作れる分野」が優れています。

誰でも真似できるWeb系ジャンルの事業であっても、このように差別化が可能です。これが飲食・外食産業や保険、不動産を含めリアルビジネスであると、よりブルーオーシャンを作るのは簡単になります。

また、同じIT業界でもECサイト(ネットショップ)や通販であれば、Webサイト運営に比べると差別化がより簡単です。ネットショップで有益な記事コンテンツを提供している人は皆無なので、有益な情報発信をするだけでブルーオーシャンとなります。

多くの人が何も考えずに事業運営しているからこそ、少し頭を使うだけでレッドオーシャンから抜け出し、独自のブルーオーシャンを構築できます。

もちろんそれまでブルーオーシャンであっても、レッドオーシャン化することはよくあります。そうしたときに備えて、差別化戦略を早めに練っておくといいです。

・ランチェスター戦略の一種がブルーオーシャン

なお、競合の多いレッドオーシャンの中でどう戦うのかを記したものにランチェスター戦略があります。

ブルーオーシャン戦略は個人や中小企業ベンチャーが行うべき戦い方ですが、ランチェスター戦略の一つが差別化やニッチ戦略となります。ランチェスター戦略の一部にブルーオーシャン戦略があると考えてください。

ブルーオーシャン戦略で使い方をミスしてはいけない

ただ、ブルーオーシャン戦略の使い方については考えるようにしましょう。確かにレッドオーシャンへ参入しなければいけないのは間違いありません。しかし、世の中には「レッドオーシャンには見えるものの、参入してもほぼ稼げないジャンル」が存在するからです。

レッドオーシャンの定義として、ライバルは多くても儲かる市場でなければいけません。こうした分野としては転職や不動産、保険などが挙げられ、ライバルは非常に多いです。

一方、ライバルがたくさんいて競合が多いのに、市場そのものが稼ぎにくいケースがあります。その代表例がラーメン屋です。飲食・外食産業ですら儲けるのが厳しいのに、単価の安く競合が腐るほどいるとなると、この中で勝ち残るのは圧倒的に難しいのです。

同じことはYouTubeにもいえます。ユーチューバーを目指す人は多いですが、どう頑張っても無理なのでやめた方がいいです。

例えば、以下は私の実際のYouTubeアカウントです。

月に30万回ほど再生される、それなりの大きな媒体にまで成長させました。ただ、月の収益は50ドル(約5,000円)です。ここから、ユーチューバーを目指してもまったく稼げないことが分かります。

同じようにネットビジネスで考えれば、ユーチューバー以外にも「情報商材アフィリエイト」「せどり」など、実際のところいくら努力しても稼げないビジネスはたくさん存在します。

こうした業界では、トップに君臨する一部の人だけが目立っているという実情があります。ラーメン屋でもユーチューバーでも、トップ1%だけが稼ぎ、残りは儲からないのが現実です。ただ、これらは儲からない市場にも関わらずライバルが多いため、絶対に参入してはいけません。

本当のレッドオーシャンであると、名の知られていない企業がいくつも存在することになります。ラーメン屋なら有名店にならないと3年以内に潰れますが、誰も知らない会社が何年も生き残っている業界がレッドオーシャンとなるのです。

あなたの周囲を見ると、「なぜこんな場所に店があるのだろう?」と疑ってしまうような不動産会社や保険会社、工務店がたくさんあると思います。こうした業界は非常に儲かるため、多少のマーケティングを実践するだけでも生き残れるのです。

目立つ業界がレッドオーシャンではありません。市場性が高く、儲かる業界で戦うからこそビジネスで稼ぎ続けられるようになるのです。

メリット・デメリットを理解して参入ジャンルを決める

ビジネスでは戦い方があります。何のアイディアやビジネスモデルもなしに頑張っても、残念ながら勝ち残ることはできません。そこで、ブルーオーシャン戦略を取るようにしましょう。

当然、敢えてレッドオーシャン分野に参入しなければ稼げないという絶対的な法則があるため、この特徴については理解しておく必要があります。そうしたうえで、見せ方をズラすようにしましょう。

儲かる分野は昔から変わりません。例えば、キャッシングのような金貸しビジネスは、江戸時代より前から存在するビジネスです。他にも医療、英語、相続、恋愛、営業、転職など、よく見れば儲かるジャンルはどの分野も100年前から存在することが分かります。

ただ、レッドオーシャンに参入するメリットは儲かることですが、競合が多いという大きなデメリットがあります。だからこそ、ここまで述べたように他のものを組み合わせたり、分野を絞ったりして独自のブルーオーシャンを作る必要があります。

例えば転職でも、「不動産業界に特化した転職」「アパレルに特化した転職」などのように業種を限定すれば、急にライバル不在になります。このように考えるとそこまで突拍子のないアイディアは必要なく、シンプルなアイディアで問題ないことが分かります。

こうした特徴を理解したうえで、独自分野を構築しましょう。あなたの強みを活かし、見せ方をズラすだけで簡単に生き残れるようになります。

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