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経営者や会社役員など、幹部である以上は会社をチャレンジ精神あふれる組織にしたいと誰もが願います。ただ、実際はどうかというとリスクを取らずにチャレンジしない組織であることはよくあります。

それでは、どのようにしてチャレンジ精神あふれる会社組織にすればいいのでしょうか。これには、リーダーである幹部がどのように考えて行動するかにすべてがかかっています。そこで経営者や役員、さらにはその下に属する課長が行うべきことについて解説していきます。

リーダーとして活躍するために、その人の資質が重要です。どのように考えてリーダーとして活躍すべきなのかについて学んでいきましょう。

人はチャレンジしない生き物である

大前提として、人は変化を嫌う生き物であるため、前向きにチャレンジしようとする人は皆無であることを認識する必要があります。そのため、ビジネスを行う上では、たとえ経営者であっても新たなことに挑戦しようとする人はほぼいません。創業社長であれば新たな取り組みをすることに対してワクワクするケースが多いものの、それ以降に就いた経営者(二代目社長など)でチャレンジ精神があるかどうかは微妙です。

多くの人は現状維持を望みます。そして実際のところ、現状維持は非常に楽です。新たな予算を引っ張ってくる必要はないし、社内から文句が出ることもありません。

また、前向きな挑戦では必ずリスクを伴います。チャレンジしなければそうした失敗のリスクを負う必要はありませんし、当然ながら責任を取らなくて問題ありません。こうしたことを考えると、多くの人でチャレンジしようとしないのは普通のことであるといえます。

ただ、それでは会社組織が成長することはありません。周りの環境は常に変化していくため、会社のビジネス形態を含めて「変化する」ことを受け入れなければ売上が減ってくるようになります。

そうしたとき、リーダー自ら率先して「やるぞ!」と宣言して行動するようにしましょう。変に失敗のことを考えて行動しないのではなく、リスクを取って全員を引き連れるようにするのです。役員を含め、多くの経営者はこうしたことを行えませんが、「やると決める」ことはとても重要になります。

下の人間は上の人間の動きを見ている

周囲の人を巻き込み、一つの方向性へと導くことがリーダーシップです。リーダーシップ性を発揮するためには、こうした決断をすることが必要になります。そうして行動した行けば、部下を含めて社員も同じようにリーダーシップを発揮するようになります。

上の人間がどのように行動しているのかをメンバーはよく見ています。経営者を含め、役員がチャレンジしなければ部下が新たなことにチャレンジすることはありません。

多くの会社で「リーダーシップがない」と嘆いています。ただ、その原因は単純であり、その組織をまとめている人(経営者、役員、部長、課長など)にリーダーシップがないというだけです。チームメンバーを嘆く前に、自分の行動を見直さなければいけません。

根拠のない自信をもって決断する

そうして決断した後、「何とかなるはずだ」と楽観的な気持ちで取り組むことが重要です。そして、心の中では「絶対に達成してやる」と心の炎をもやすようにしましょう。

リーダーが何かを決断するとき、成功できるという根拠がなくても問題ありません。例えば、当社は「薬学」「ビジネス」「工事」「英語」「スポーツ」「営業」「婚活」を含め、他にも数えきれないほどの事業を行っていますが、どれも成功させています。

もちろん、最初はどのように行えばよいか分からないため、完全ゼロからのスタートです。それでも、「何とかなる」「必ず達成できる」という根拠のない自信をもってビジネスを進めることで、どれも成功へと導いています。

ビジネスに正解はありません。学校のテストのように、必ず一つの答えがあるわけではないのです。そのため、行う前からリスクのことを考え、行動しないのはリーダーとして失格です。リーダーはやると決め、根拠がなくてもいいので目標への先導者として機能すべきです。

最もダメなパターンとしては、リーダー自体が「本当に達成できるのか」「成功できるのか」と不安に思ってしまうことがあります。これでは、チームメンバーも不安になってきます。

一方でリーダーに自信が満ち溢れていると、部下も「いけるかもしれない」と思ってくれるようになります。こうして組織の行動が変わってくると、新ビジネスであっても成功しやすくなります。こうして、チャレンジ精神あふれる組織になってきます。

新たなことへ積極的にチャレンジするような会社にするためのコツは、その組織を率いるリーダー自身の行動や考え方を変えることにあります。リーダーの行いが変われば、会社組織全体が変化します。こうした事実を理解したうえで、社長を含めてマネージャー職の人たちはリーダーシップのことについて深く考えなければいけません。

素早い判断力と直感による決断力が強いリーダーを作る

それでは、どのようにしてリーダーとして活躍すればいいのでしょうか。そもそも、組織のリーダーに求められるものは何でしょうか。

これにはいくつもの要素がありますが、その中に「素早い判断力」と「直観による決断力」があります。マネージャー職についている人(経営者、役員、部長、課長など)で、いわゆる優れたリーダーであればこの2つを必ず兼ね備えています。

それでは、なぜ素早い判断力が必要になるのでしょうか。また、直観による決断力とは何でしょうか。リーダーに求められるこれらの資質についてより深く学んでいきます。

素早い判断力がリーダーに求められる

経営者や役員など、優れたリーダーであるほど決定が速いです。ずっと悩むのではなく、その場ですぐに物事を判断して次へと進んでいくのです。要は、優秀なリーダーは「決断すべきかどうかを悩む」のではなく、「実際に決断した後にどのようにすればいいのかを悩む」のです。

結局のところ、行うべきかどうかをいくら悩んでいても意味がありません。そこで、「行うこと」を素早く決めた後に、「どのようにすれば物事が良い方向に行くのか」を必死で考えるのです。

例えばビジネスの場であれば、価格交渉を行うことはよくあります。このとき、あなたに値段の決定権があるのであれば、可能な限りその場で判断して物事を進めていかなければいけません。

わずか1日違いでライバルに仕事を取られてしまうことはよくあるため、スピード感をもって早めに商談を進めるようにするのです。そうしなければ、ビジネスでの競争に負けてしまいます。

そのため価格交渉の場であれば、「原価(商品仕入れの値段)」「人件費」「その他諸経費」などの内訳を常に頭の中に入れておき、そこから瞬時に「どれだけの利益を取ればいいのか」を考えながら商談の場に立つのです。事務所に帰った後に細かい計算をするのではなく、その場で物事を進められるように訓練しておく必要があります。

ただ、素早い決断が必要だからといっても、「何も考えずに判断する」というわけではありません。先に述べた通り、「その場で考えながら決定する判断力」がリーダーに求められます。

「この時点で価格を決め、さらに商談を進める」「まずは○○さんに電話して、問題ないか確認をとる」など、その場に応じた適切な判断が要求されます。これらを踏まえたうえで、リーダーは考えながら行動していくのです。

リーダーは直感による決断力が求められる

ただ、中にはこれまで経験したことのない難しい問題が出てくることがあります。よくあるのは、何か新しいことを行うとき、誰も経験がないので「何をすればいいのか」「どちらの選択肢を選べばいいのか」などを含めて、まったく分からないケースが存在します。

このようなとき、どのようにすればいいのでしょうか。その答えは、「直観で選ぶ」ことがあります。

学校の授業では、既に答えが決まっているのでその通りに問題を解けばいいです。ただ、ビジネスでは答えが存在しません。そのため、経営の神様と呼ばれるような人であっても、答えがわからない場面はたくさん存在します。

しかしながら、前述の通りいくら悩んでも仕方ありません。そこでリーダーは、いくら考えても答えが見つからない問題に直面したとき、直観による決断を大切にしてみてください。いわゆる、感覚というものに頼るのです。

最もダメなケースとしては、リーダーが迷うことで決断をしないことがあります。こうなると、部下はどのように動けばいいのか分からないため、チームメンバーは路頭に迷うことになります。

リーダーは目標を提示して、黙々と努力すべき

そこでリーダーは、直観でもいいので決断をするようにしましょう。例えば、会社の方針を決めるときは直感で「今期は自分の部署で売上10億円を目指す」「新商品を半年以内に3つ創出し、そのうちの1つを看板商品にする」などの目標を立てるようにします。

このときは根拠がなくても問題なく、リーダーが「絶対にいける」「必ず成し遂げる」と言い放ち、それにふさわしい行動を続けていくことで部下は何となく「リーダーは何か理由があって達成可能だと考えているに違いない」と思うようになります。

そうして組織を一つの方向にまとめ上げるのがリーダーの役割です。

なお、こうしたリーダーで必要とされる素質については、プライベートの場でも鍛えることができます。旅行に行くとき、飲み会の店を決めるときなど、素早い判断力と直感による決断力を大切にしてみてください。こうしたことを積み重ねていけば、結果としてビジネスの場でも活きてくるはずです。

地位・権力・責任の意味をリーダーは認識すべき

ここまで述べてきたことを実践してビジネスを動かしていけば、組織の中である程度の権力をもつようになります。多少の例外はあるものの、リーダーになりたい多くの人は地位や権力、そして名誉をもちたいと考えます。下っ端としてこき使われるよりも、人に指示を出す立場を望むのが人間として普通です。

このとき、会社であればリーダーになるためには出世しなければいけません。ただ、なぜ出世したいのか問うと、その答としては「地位や権力ばかりを追い求めている人」が多いように思います。

ただ、こうした地位や権力を手にするということは、重要な「責任」まで負うようになることを認識しなければいけません。

リーダーには大きな責任がのしかかる

会社であれば、上司として課長クラスになると数人から十数人ほどの部下をマネジメントする側になります。これが部長であると、もっと人数は多くなります。経営者であれば、社員全員をマネジメントしなければいけません。

別に会社でなくても問題ありません。学校の部活動であれば、学年が上がることで後輩が下につくようになります。そうなれば、先輩である以上は後輩をマネジメントしなければいけません。

このように考えると、学校、友達、地域の集まりなどまで含めると多くの人がリーダーとして何人かを率いた経験があるはずです。友人同士での飲み会であっても、旅行であっても自分に大きな決定権をもつ場面があるはずです。そのような場面では、誰でもリーダーシップ性が求められます。

ただ、リーダーとしての地位があり、「大きな決定権をもっている」ことは言い換えると責任を伴うことを意味します。例えば旅行であれば、最初に「外国へ旅行に行こう!」と言いだした人は、「誰を誘うか」「どこに行くか」「値段設定をどうするか」などさまざまな決定権があります。

しかし、あなたに決定権がある分だけ、誘った友人が最大限に満足するようにプランを組まなければいけません。旅行先でホテルの手配が不十分であったり、移動方法の確認を十分に行っていなかったりしてトラブルを何度も起こすと、あなたの信用は失われます。

そういう意味で、決定権(権力)をもつ人は責任を負うようになるのです。

これが会社組織であれば、それなりの地位につくと同時に権力をもつようになります。ただ、その分だけあなたは「何人もの部下の命を握っている」という責任を伴っていることを自覚しなければいけません。

あなたの判断次第で会社の信用に傷をつけることがあれば、部下に相手にされなくなったりするのです。こうしたリスクがあることを認識するのです。

甘い誘惑に騙されず、強い精神力をもつべき

最もダメなパターンとしては、「権力をもった瞬間に、それを自分にとって都合の良いことだけに活用しようと考える」ことがあげられます。実際のところ、上の立場になるほどさまざまな誘惑が待ち構えています。接待交際費をたくさん使用でき、一声で何十人もの部下が動くようになります。

こうした状況を経験したことのなかった人であれば、自分の状況に酔いしれるようになります。ただ、そうした私利私欲にどっぷりと浸かっているリーダーに付いて行きたいと思う人はいません。不正を引き起こし、部下からの信頼がなくなることで組織が崩壊へと向かっていきます。

そのため、どれだけ大きな地位について権力をもったとしても、リーダーである以上は「いまよりも責任が増えた」ことを自覚し、職権乱用をしない強い精神力が求められます。常に謙虚でいることが、リーダーに必要なのです。

課長から部長、部長から役員、役員から経営者へと地位が上がっていくにつれて、責任が重くなります。その地位についたときに訪れる甘い誘惑に打ち勝つため、リーダーはそれまでに人間的な魅力を磨いておく必要があるのです。

一流の人は意外と質素である

一流の経営者であるほど、どれだけ稼げるようになっても質素な生活を続けています。それだけの器をもっているため、ブランド物などによって自分を大きく見せようとする必要がないのです。

一方、運よくビジネスで当てて億万長者になった人の中には、数年で破産する人がたくさんいます。これは、単純に人間的な魅力が足りていないために起こります。もちろん、そのような人に付いて行きたいと思う人はいないため、リーダーとしては失格です。この場合、下についていた部下まで路頭にまよわせることになるため、状況はさらに深刻だといえます。

地位や権力をもつということは、実は「責任」という大きな義務を負うようになることを忘れてはいけません。地位や権力を使って人を動かしたいと考えている時点では、まだ二流です。

そうではなく、常に謙虚でありながら大きな責任を果たすことを考えるようにすることで、少しずつリーダーシップ性を発揮できるようになるのです。

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