ビジネスを開始するときや拡大を考えたりするとき、必ず認知しなければいけない事実があります。それは、「あなたのサービスは一般的にまったく知られていない」という事実です。

例えば、飲食店を出店するとします。このとき、ビジネス初心者であるほど、「大通りに出店しているし、勝手にお客様が認知して店に来てくれるようになるだろう」と考えます。しかし、実際にそのようなことは起こりません。

なぜなら、そもそもお客様はあなたのお店の存在をまったく認知していないからです。そもそも店の存在を知らなければ、来ることは不可能なのです。これを踏まえて集客を行わなければ、あなたのビジネスは破たんします。

あなたのサービスは知られていない

あなたが学生であれサラリーマンであれ、通学や通勤途中など、毎日通る道があるはずです。その通りには、いくつもの店があります。それでは、いつも通る道沿いにある店の中で、あなたはどれだけ店名を思い浮かべることができるでしょうか。

多分、9割以上の店は認知すらしていないはずです。毎日の通勤・通学で通る道であっても、自分に関係がなければ単なる風景の一部になってしまうのです。

この事実を認識すれば、あなたがリアル店舗を出店するとき、どのように考えなければいけないのか、分かるようになります。たとえ大通りに店を出したとしても、工夫しなければお客様は足を運んでくれません。

そこに店があることを知らなければ、お客様が店に入ることはありません。そこで、思わず立ち止まってしまう看板を掲げたり、広告やビラ配りなどを行ったりして認知させる必要があるのです。

初心者を相手にする重要性

これと同じことは、リアル店舗の出店に限りません。今度は、文章を書くときを考えてみましょう。
例えば、出版や雑誌、インターネット上の文章など、執筆を行うことによって稼いでいる人がいます。このような人は、必ず注意しなければいけないことがあります。それは、「読者は専門知識がまったくない」ということです。

「これだけ簡単な内容を説明しなければいけないのか」と思えるような場合であっても、できるだけ丁寧に説明しなければいけません。これを怠ると、どれだけ内容が充実している文章でも駄文になります。難しい言葉を並べるのではなく、極力読む側の視点に立つ必要があります。

例えば、次のような文章を読んだときにどのように感じるでしょうか。

日本酒は醸造酒の一種である

お酒に関する知識がない限り、何を言っているのか分からないはずです。それでは、少し表現を変えてみましょう。

ワインはブドウを原料にして発酵させますが、ビールは麦芽を原料にして発酵させたものです。このように、原料を直接発酵させたお酒を醸造酒(じょうぞうしゅ)といいます。日本酒は米を発酵させているため、醸造酒の一種です。

一方、ウイスキーや焼酎などは、原料を発酵させた後に蒸留してアルコールを濃縮させます。このようなお酒を蒸留酒といいます。醸造酒と蒸留酒では、「発酵後に蒸留しているかどうか」という大きな違いがあります。

このように表現すると、急に読みやすくなることはないでしょうか。文章はできるだけ短いほうが良いものの、初心者を相手にする(=知らないことを前提にして話をする)という考えを取り入れれば、どうしても丁寧な説明が必要になります。

報告書やプレゼン資料など、サラリーマンであっても相手に文章や口頭などで伝えなければいけない場面が存在します。このとき、「知識のない人を相手にする」と考えた資料作りが重要です(明らかに専門知識を有している人を相手にするときは別です)。

ビジネスをするとき、「知っているだろう」と考えてはいけません。「多くの人は知らない」ことを前提で話を進める必要があります。

業界内で常識であったとしても、少し離れると知られていないことはよくあります。あなたが常識だと思っている内容であっても、一般的には非常識なのです。

このように、「相手は知らない」ことを頭に入れると、必要なことが見えてきます。このページでは、そのことについて「店舗出店」や「情報発信・プレゼンを行うときの考え方」を例に出して説明しました。分野がまったく違ったとしても、考え方はどれも同じなのです。

自社商品を拡大させたいなど、あなたのサービスを広めるとき、基本的には素人が相手であると考える必要があります。そして、あなたが思っている以上に自分のビジネスは他の人に知られていないことを認識しましょう。

こうした考えをもち、「どのようにすれば自社サービスを認知させることができるか」を考えれば、徐々にビジネスが拡大していきます。

利益率95%を超すポータルサイトビジネス:無料メルマガ登録