成績を図によって分かりやすく示すものとして、五角形や六角形のレーダーチャートがよく用いられます。このレーダーチャートを活用すれば、どこが不足しているのかを一目で判別できます。

レーダーチャートによって短所や長所が分かったとき、どのように考えて短所を補ったり長所を伸ばしたりするでしょうか。このときの考え方により、ビジネスなどで大きな成果を出せるかどうかが分かれます。

長所を突き抜けさせる

日本式の考えであれば、長所は放っておいて短所を補おうとします。例えば、数学や理科の成績に優れている理系の人であれば、苦手な英語や社会を頑張ろうとします。何とかして苦手科目の底上げを行い、レーダーチャートをきれいな形に近づけようとするのです。

一方、アメリカなどでは逆の考え方をします。苦手分野と得意分野があるのならば、できるだけ得意分野を伸ばそうとします。これにより、レーダーチャートはよりいびつな形になります。

ビジネスでいえば、大成功を収めるのは圧倒的にレーダーチャートがいびつな人です。ビジネスでは、一芸に秀でた人だけが注目されるからです。すべてをこなせる平均点の人は必要ありません。

例えば、一定水準の美味しさがあり、日本料理や中華料理、フランス料理まで揃えた店があるとします。ただ、その隣にも飲食店があり、そこはフランス料理だけに特化した一流のシェフがいて、料理の味は最高ランクです。この2つの店のうち、値段がまったく同じならあなたはどちらに行きたいでしょうか。

よほど性格がひねくれている人でない限り、「最高ランクのフランス料理店に行く」と多くの人が答えます。特定の分野だけを高めることにより、そこでようやくお客様に対して良いサービスを行えるようになるのです。

日本では、ダメな部分を頑張って補おうとします。サラリーマンとして働くのであれば、それでも問題ないです。ただ、起業したビジネスを動かすとなると、それではいけません。できるだけ長所を伸ばすことで、「良い部分」を突き抜けさせた方が適切です。

もちろん、これでは問題点も出てきます。自分だけの能力では行えないことがたくさん噴出してくるのです。そのようなとき、できない部分は「それを行える人」に投げればいいだけです。

営業が苦手なのであれば、営業の得意な人に依頼します。インターネットが苦手な場合、ネット集客に強みのある人に仕事を投げるのです。そうすれば、自分が苦手とする部分を一瞬で補えます。

全てを自分だけで行おうとすると、ビジネスはうまく回りません。自らが行わなければいけない部分だけを見極め、他の部分は他人に任せるという思考が必要です。

平均点を満たして長所だけを伸ばす

長所だけを突き抜けさせるとはいっても、「他がゼロ点でも問題ない」という意味ではありません。どれだけ味が素晴らしいフランス料理店であっても、接客態度が最悪であればすぐにお客様は離れてしまいます。

ただ、一流ホテル並みの接客をしなければいけないかというと、必ずしもそうではありません。普通の接客であっても、店の料理や雰囲気が最高ランクであれば、お客様は勝手に接客も最高ランクのように思ってくれるようになります。

つまり、「ある一定水準の能力を備えたうえで、優れた点(得意な部分)をできるだけ特化させる」というのが正しい姿です。これを行わずに他がゼロ点であれば、ビジネスで成功できなくなってしまいます。

なお、起業して新たな事業を考えている人だけでなく、ここまで述べてきた内容はスポーツなどでも共通しています。

例えば野球であれば、「ナックルボールしか投げないが、ほとんどの打者が打てない」という投手がいればそれだけで重宝されます。サッカーでも、「シュートの決定率が異常に高い」という人がいればすぐに起用されます。

万能タイプの選手よりも、一芸に秀でている人の方が活躍できます。もちろん、前述の通り、他の能力も一定水準を満たしているという条件は必要です。

一般的に考えると、全てに優れた人の方が良いように思えます。しかし、実際はそうではありません。特定の能力に特化させることが本当の成功への近道なのです。

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