世の中には出版を実現したい人がたくさんいます。ただ、私が実際に出版セミナーなどへ出席して思ったこととしては、本を出すまでの過程を大きく間違えている人が大半だということです。

多くの人は単に「出版したい」と思っているだけであり、何とか出版社へアプローチする方法だけを学ぼうとしています。しかし、そのような人に限ってサイトやブログにアクセスを集めることができていません。そもそも、そのような媒体を使っていない人すらいます。

本当に世の中に自分の本を出したいと思っているのであれば、きちんとした手順に従って行う必要があります。

まずはサイト上に知識を全て書き出す

まず、出版を行いたいのであれば、サイトやブログを立ち上げてあなたのもっている知識を全て書いてください。これが、出版を行うための第一歩です。

このように言うと、多くの人は「ウェブ上に全て書いてしまったら本を書くための内容がなくなってしまう」と考えます。ただ、私から言わせてもらうと、このようなケチな思考をしている時点で本を出すのは限りなく難しいです。

既に出版経験のある人やサイト運営で莫大なアクセスを集められる人は別にして、現時点であなたが書こうとしている内容は間違いなくたいしたことありません。本を書くにしても意味の通じない日本語を羅列し、何が言いたいのか分からない文章が完成されます。もちろん、書いてある内容も面白くありません。

私は出版社の編集者ではありませんが、ビジネスを動かしている中で他人の文章を指導した経験はたくさんあります。この時に感じることとして、例外なく「文章の書き方が上手くない」ことがあります。

別にきれいな日本語を書ける必要はありません。文学小説を目指しているわけではないからです。ただ、少なくとも相手に対して何が言いたいのか伝わる文章を書けなければいけません。これを学んでいないにも関わらず、いきなり「出版を実現したい」と考えている人が多すぎます。

このような人は自分の頭の中だけで文章を考え、自分の言いたいことだけを書こうとします。結局のところ、自己満足でしか出版を考えていないことが多いのです。

読者の読みたいコンテンツを探る

売れる本の条件は決まっています。そのための第一条件は、「読者が読みたい内容を書く」というだけです。当たり前のように思われるかもしれませんが、あなたは「読者がどのような記事を読みたいか」を理解しているでしょうか。残念ながら、この問いに答えられる人は限りなく少ないです。

例えば、私が初めて出版したときは「読者が反応しやすいコンテンツ」が既に分かっていました。私は薬学系サイトを運営しており、出版を実現した当時(2014年2月)でも月110万PV以上のアクセスがありました。

このようなサイトを運営していれば、アクセスの集まりやすい記事や口コミが起こりやすいコンテンツが分かってきます。そのような人気コンテンツは「読者が知りたい内容」であることが分かります。

また、SNSも運用していたので、記事を流した際にリアルタイムで読者の反応を見ることができます。そのときの口コミがどのように広がっていくのかを観察すれば、これによっても「読者が知りたい内容」を知ることができます。

もちろん、「これをいい内容だ!」と思ってサイトへ記事を流したとしても、思ったような反応を得られない場合があります。その反対も当然ながらあります。そして、試行錯誤を繰り返していくと、読者が求めている情報を少しずつ把握できるようになります。

このような経験が蓄積していたため、何に対して読者が反応しやすいかをある程度は理解した上で本を出しました。

しかし、これらの作業を行わずに本を出したいと思っている人は全体の9割以上です。そのために独りよがりの内容に陥りやすいですし、本当に読者が必要としていることを書けないことが多いです。

これを避けるため、まずは「読者が何を知りたいのか」を学ぶためにサイト上に全ての知識をさらけだしてください。そうすれば読者の反応が見えてきますし、大量の文章を書いていれば脳が洗練されていきます。良い文章の書き方も感覚で分かってきます。

良い文章を書けるようになって大量のアクセスが集まれば、実際に出版を行うときの宣伝ツールになります。出版社にとって、著者が本を売ってくれることはとても重要です。

また、編集者にしても、サイトを読めば「あなたがある程度の文章を書ける人間である」ことを理解できます。インターネットを通じて編集者にアピールできるため、その分だけ出版への階段を登ることができます。

このようなメリットを理解せず、多くの人は情報を隠そうとします。「ここから先は無料では見せれない」と考え始めます。まずは、この考えを改めましょう。

出版している人であるほど、サイトやブログを活用している事実を認識してください。まずは、サイトにあなたのもっている知識を出し尽くすことから出版への一歩を踏み出すのです。

出版コンサルティングの実施

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