商業出版

一般公募や出版セミナーの参加、雑誌寄稿で出版社から商業出版する

出版を実現する方法はいくつかあります。ただ、これには行動を伴う必要があります。本を出すコツを聞いて回る人は多いですが、そのような無意味なことをするよりも有効な行動をできるだけ多く実践しなければいけません。

そうしたとき、一般的な書籍出版の具体的手法にどのようなやり方があるのかを理解したうえで、商業出版するための段取りを取らなければいけません。

当然、「著者になるために動き出す」とはいっても出版企画書を完成させ、見本原稿を書いた後になります。必要最低限のことを事前に完了しておくのは必須です。ただ、その後は実際に出版社へアプローチすることを考えるのです。

そこで、作家として商業出版するために何を考えて行動すればいいのかについて、出版社へのアプローチ方法を解説していきます。

一般公募している出版社へ応募して本を出す

ある程度の出版実績がある人でない限り、出版社からいきなり「本を出しませんか」と声がかかることはありません。そこで、こちらからアプローチしていきます。

小説を書きたい人であれば、そのほとんどは一般公募している出版社に応募すると思います。既に何冊もの小説を出している人であっても、一般公募している賞に応募します。運よく上まで勝ち上がれば、「賞を取ったという権威」「賞金」というおまけまで付いて出版を果たすことができます。

これら小説に比べると、ビジネス書や実用書の一般公募はメインではありません。ただ、インターネット上で検索すると、意外と一般公募している企業は多いことが分かります。以下のように一般公募を受け付けているのです。

もちろん、これらの企業に応募して出版できたとしても、小説に設けられているような権威性がなければ賞金もありません。そうはいっても、「一般公募によって応募できる」ということ自体が無名著者にとってはありがたいです。

ちなみに、一般公募によって出版に至る可能性は1%程度といわれています。

多くの編集者が語っているので、ほぼ間違いない情報です。そのため、実際のところ圧倒的に難しく効率の悪い手法が、出版社の一般公募から申し込む手法になります。

企画サイトを利用する方法もある

ただ出版社に直接持ち込まなくても、インターネット上の企画サイトを利用する方法もあります。例えば、「企画のたまご屋さん」というサイトが有名です。

出版したい人がサイトに「出版企画」を投稿し、応募企画の中から選ばれたものだけがサイト上にアップされる仕組みです。この中から編集者の目に留まった企画に声がかかり、上手く行けば出版となります。

サイトを通じて出版が決まった場合、印税の30%がサイト側に取られます。成果報酬であるためリスクが一つもなく、著者にとってはメリットばかりのシステムです。

そもそも、印税で稼ぐために出版を行うわけではありません。印税で稼ごうと思う人はビジネスの素人であり、本を出すことは考えずに他のことに力を注いだ方がいいです。そのため、こうした仕組みがあることを理解したうえで申し込むといいです。

出版セミナーや著者講演会に行くと本を出しやすくなる

しかし、実際のところ「こうした一般公募で商業出版を行い、作家になる」ためには、よほどの強運がなければ実現できません。

そこであなたが出版したいと思うのであれば、著者の出版セミナーや講演会、または著名な出版コンサルタントのセミナーへ出席することをおすすめします。そのようなセミナーには、編集者が高い確率で出席しているからです。

さらに重要なのは、何回もセミナーへ出席することを意識しましょう。多くの人は一回で何とかしようとします。編集者と一回だけ会い、そこで自分を売り込もうとするのです。

ただ考えてみれば分かりますが、一回会っただけではどうにもなりません。あなたであっても、セミナーで一回会っただけの人から必死に売り込まれた場合、心は動かないと思います。しかし、何回も会って信頼関係が構築された状態であれば、話を聞いてもいいと思うはずです。

これと同じように、何度も編集者と会うことで信頼関係を作ることができれば、それだけで出版のチャンスが広がります。

一回のセミナーに全てをかけるのではなく、長い目でアプローチしていくのです。

情報発信を行っている人が出版できる

ただ、このときは前提条件があります。それは、「あなたが既に出版できるステージに立っている」ということです。

段階を踏んでいくことで、人は少しずつステージを上げていきます。出版の前には「コンテンツを配信するステージ」があり、このステージをクリアしておかなければいけません。例えば私であれば、Webサイト運営によって莫大なアクセスを集める以下のような媒体を保有していました。

薬学サイトであり、こうした実績が非常に大きかったため、最初は薬の本を出しました。現在ではビジネス書を含め幅広く出版していますが、最初は最も実績の大きな分野から入ったのです。

他にもブログによって莫大なアクセスを集める、ブロガーと呼ばれる人がいます。または、メルマガで1万人以上に配信している人もいます。この段階にいる人の共通点として、「そのほとんどが出版している」ことがあげられます。

これが、コンテンツを配信するステージです。「コンテンツ配信」のステージをクリアした後に、ようやく「出版」のステージがあります。もちろん中にはコンテンツ配信のステージを飛ばして、いきなり出版を実現する人もいます。しかし、誰もが知っている著名人やよほど運が良い人でない限り極めて難しいです。

編集者と仲良くなるとはいっても、「コンテンツを配信しており、多くのファンがいる」というステージの人でなければ意味がありません。ネット上に情報発信しているのは、本を出すうえで必須だと考えましょう。

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ポータルサイトや雑誌・新聞へ記事を寄稿して商業出版する

ただ、自分のWebサイト・ブログやSNS、メルマガなどで情報発信しなければいけないかというと、必ずしもそういうわけではありません。他人の媒体を用いた情報発信でも大丈夫です。

この中でも、「ポータルサイトや雑誌へ記事を寄稿する」という方法は有効です。これがきっかけとなり、編集者の目にとまって出版するケースは多々あります。

記事を寄稿するときの方法は簡単です。「~について無料で書きますので、私の記事を掲載していただけないでしょうか」と頼むだけです。ポータルサイトにあなたの記事が流れれば、多くの人の目にとまります。

その内容が面白ければ連載の打診があるかもしれませんし、そこから編集者への繋がりができるかもしれません。

また、あなたの記事が雑誌へ載ることは大きなインパクトがあります。雑誌を出しているのは、当然ながら出版社です。記者の方と仲良くなれば、出版部門の編集者を紹介してくれる可能性が飛躍的に高まります。

それだけではありません。雑誌は著者の発掘の場としても活用されています。雑誌の記事をマークしている編集者は多いのです。

ちなみに私の場合、以下のように顔写真付きで大手の雑誌や新聞に掲載されたことが何度もあります。

こうして露出を増やすことで、編集者の目に留まることがあるのです。また出版社へ企画を提出するときも、雑誌などに記事が掲載されたという実績は役に立ちます。雑誌記事と共に企画書を送ったところ、すぐに出版が決まったという方もいます。このときは企画書の内容というよりも、雑誌記事の内容が良かったからという理由でした。

このように、他の媒体へ無料で記事を書くことは出版への近道になります。これらの実績を作り上げていくことが出版へ繋がっていきます。

編集者は常に良い著者を探している

なお、なぜ自身のWebサイト・ブログを保有したり、こうした媒体への投稿や有効だったりするかというと、前述の通り編集者は常に良い著者を探しているからです。

編集者の仕事は著者に本を書かせ、仕上げていくことです。ただ、それと同じくらい大切な仕事として「まだ世の中に出ていないものの、実力のある新たな著者を発掘する」ことがあるのです。

出版社には、本を出したい人から大量のオファーがきます。それだけ、出版したい人は世の中にたくさんいます。しかし、実際のところ出版できるレベルの人は少ないです。この理由は単純であり、出版社にオファーする人のレベルが低く、出版に値するほどの実績がないからです。

本来、ビジネスで大きな成果を出したうえで出版するのが基本です。そのため、出版社の編集者は「独自の考えやアイディアでビジネスを動かし、成果を出している人」に対しては積極的に会って話してみたいと誰もが思っています。

そうしたとき、これまで説明した通り編集者は新聞や週刊誌などに目を通すようにしているケースが多いです。また、彼らはインターネット上のWebサイトやブログで面白い人がいないかどうかを確認するのです。

出版コンサルタントを利用する方法は最も簡単

なお、ここまで説明したことを地道に実践するのが王道になりますが、これらをすべて実施したとしても商業出版するまでには最短で1年ほどの時間がかかります。どれだけビジネスでの実績が大きい人であっても必要となるのです。

そのため、出版をするうえで最も手軽で確実な方法としては出版コンサルタントに依頼するというやり方があります。

一般公募に応募しても商業出版は実質的にほぼ無理ですし、出版セミナーや著者講演会へ出席するとはいっても何度も顔を出さなければいけません。また、出版コンペへ参加したとしても選ばれる確率は非常に低いです。

しかし、出版コンサルタントであればすぐに出版社と引き合わせてくれて、その場で出版が決定します。参考までに、私が初出版をしたときは出版コンサルタントへ依頼しました。このときは依頼して一ヵ月後に出版社で打ち合わせを行い、その半年後には著者として本を出すことになりました。

作家として活躍する方法をいくつも述べましたが、実は最も確実な方法が出版コンサルタントを介した商業出版になります。

作家が編集者へアプローチする方法はいくつかある

方法は少ないながらも、作家デビューするために出版社の編集者へアプローチする方法はいくつかあります。具体的には以下の通りです。

  • 一般公募で応募する
  • 出版セミナーへ何度も参加する
  • ポータルサイトや雑誌・新聞へ寄稿する
  • 出版コンサルタントに頼む

最も古典的であるものの、出版確率が低いのは一般公募です。そこで、出版セミナーや著者講演会などへ顔を出すことにより、編集者と知り合いになることを意識しましょう。

ただ、当然ながらいくら知り合いになってもあなたに実績がなければ意味がありません。そこで自分のWebサイト・ブログやメルマガ、SNSなどを利用して情報発信する必要があります。それに加えて、ポータルサイトや雑誌・新聞などへ寄稿していきましょう。

しかし、これらの過程をすべて省いて著者になる方法として出版コンサルタントの利用があります。こうした手法も含めて利用することで、ようやく作家デビューできるようになります。

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