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作家として書籍出版を果たすとなると、本が売れていくことを誰もが望みます。どのような本を作成すればベストセラーになるのかについて、確実な方法はありません。ただ、いまのトレンドやベストセラーの周期については調査することができます。これを踏まえたうえで、本を出さなければいけません。

本を売るときはそのために必要な戦略思考と法則が存在します。本を売るのは難しいですが、出版した本を売るための戦略を考えることで、あなたの本が売れていくようになります。

書店と古本屋でトレンドをおさえる

売れる本を作りたい場合、必ず書店へ行くようにしてください。新しい本が置かれている書店であれば、いまの時代のトレンドがわかります。例えば、韓国が対日政策で日本バッシングをしたときは、韓国を嫌う本がベストセラーになったことがあります。また、中東でテロや戦争が話題になったときであれば、イスラム圏や中東情勢に関する本がベストセラーになります。

このように、どのような話題がいまの時流に乗っているのかを見極めるようにするのです。そうすれば、どのテーマがいまのトレンドなのかが分かるようになります。

ただ、書店でこうしたリサーチを行っても、大ベストセラーが生まれることはほとんどないことに注意しなければいけません。少なくとも、世の中の話題になるような本になる確率は低いです。これは、二番煎じになってしまうのと、本を書くときに時間を必要とすることが理由として挙げられます。

新しい切り口の本がベストセラーになる

読者は新しい内容に惹かれます。ベストセラーが出た後は二番手の本が続々と出版されますが、話題に火をつけたベストセラーに比べると本の売れ行きはどうしても少なくなります。

また、出版するとなると、基本は1年ほどの時間が必要です。どれだけ早くても、3ヵ月ほどの時間は必要になります。そのため、たとえ書店で良いテーマを見つけたとしても、あなたの本が出るころには既にトレンドが他に移っている可能性が高いです。

そこで、より売れる本を作りたい場合、古本屋へ行くようにしてください。

古本屋では、かつてのベストセラーが大量に眠っています。ベストセラーには数年間ごとに周期があるため、昔ベストセラーになった本の内容や構成を見ることで、どのような本を執筆すればいいのかのヒントになります。その切り口をマネするだけで、意外と簡単に斬新な書籍を創作できるようになります。

これから消えていく本が置かれている「新刊専門の書店」と、数年前に売れた本が眠っている「古本屋」では、後者の方がベストセラーの調査に適しているといえます。

日本では話題の本が売れる

こうした調査を行い、売れる本のテーマや切り口を調査して実際に本を執筆した後、本が売れるように仕向ける必要があります。国によって商品を爆発的に売る手法は異なりますが、日本人の場合は「行列をつくる」ことが商品販売の基本です。「他の人もこの書籍を買っている」ことを示すことで、ようやく興味をもつようになるのです。

そのため、行列を作らせることを意識してください。このときに必要な戦略思考や法則としては以下のようなものがあります。

1. キャッチーなタイトルを用いる

中身も重要ですが、それよりも本の売れ行きはタイトルで8割が決まります。このとき、読者は0.3秒でタイトルを判断するため、一瞬で「おっ」と思わせるようなタイトルを考える必要があります。

2. 売れていることを証明する

本を売るとき、著者自ら広告を出したり書店営業をしたりする必要があります。そうして本を売っていきますが、作家が自身の本を書店で大量購入する「著者買い」という手法も存在します。または、友人に呼びかけたりキャンペーンを仕掛けたりすることで、ある一定期間で本が売れるように仕向けます。

これを実行すると、大型書店やネット書店などでランキング上位に入ることができるようになります。この実績を提示すれば、他の人はあなたの本が売れていることを認識し、本を購入するようになります。

3. マスコミを活用する

ベストセラーを作るためには、革新的な未来を予測する必要はありません。半歩先で問題ないです。半歩先のトレンドを古本屋で読み解き、あの手この手を使って本を売っていきます。

そうして書店で本が売れていくと、必ずマスコミが注目するようになります。例えば新聞や週刊誌などの取材が来るようになりますが、その中でも最も影響が大きいのがテレビです。

テレビで本が取り上げられると、その瞬間に爆発的に売れていくようになります。テレビに映る著者のキャラクターが特異であり、テレビ受けがいい場合はさらに話題になります。

ベストセラー本がうまれやすいテーマ:お金、成功、恋愛、美容

このように、ベストセラーを出すための考え方やトレンドの捉え方は存在します。確実な方法は存在しないにしても、戦略的に考えてベストセラーの法則を見極めることで、売れる本を執筆できる確率を高めることができます。そうして売れる本を出版するようにしましょう。

ただ、ベストセラーになりやすいジャンルというものが存在します。需要のない本を書いてもベストセラーはほぼ生まれませんが、ベストセラーが何冊もあるジャンルを狙えば、あなたの本も売れやすいです。

それでは、ベストセラー本がうまれやすいテーマとしてはどのようなものがあるのでしょうか。それは、「お金、成功、恋愛、美容」のジャンルです。

男性、女性が読む本は共通点がある

人間は誰でも同じような悩みをもっています。例えば男性であれば、お金や成功についての欲求を多くの人がもっています。こうした本としては、営業、マーケティング、株式投資、不動産、成功法則、プレゼンテーションなどがあります。大きくまとまると、「どのようにして大きな成果を出し、資産を構築するのか」という内容になります。

一方、女性であると恋愛や美容の本が読まれやすいです。こうした本としては、ダイエット、化粧品、スキンケア、料理などになります。男女によって読まれやすい本の傾向は異なりますが、基本的には共通点があると思ってください。

そして、これらはどれも私たちにとって身近なテーマであるといえます。そして、悩みが深いです。そのためにベストセラーになる確率が高いのです。

身の回りにあるジャンルで書くとベストセラーになりやすい

ベストセラーになりやすいテーマとは、常に私たちが考えているテーマであり、さらにはそれを本気で解決したいと思っている人が多くなるほど本が売れていきます。当たり前のようではありますが、意外と本を書くときの話題は身近であるほど良いのです。

それでは、「身近にある内容をテーマにした本が売れやすい」というのは、ビジネス書や実用書だけに通じるのかというとそうではありません。小説などを含め、ベストセラーであるほど恋愛や医療、スポーツなど日常で扱っているものを題材にしています。

こうした考え方はビジネスでも同様であり、「儲かるビジネス」であるほど身近に存在します。例えば、女性をターゲットにするビジネスでは、稼げる分野はダイエット、化粧品、スキンケア、脱毛、美容整形などなどであり、既に決まっています。つまり、「美容」ということになります。「ベストセラーになりやすい分野」と「ビジネスで儲かる分野」は同じなのです。

誰もが味わえない特殊な分野を題材にする

それでは、こうした身近なテーマに関する本ばかりを考えればいいのかというと、必ずしもそうではありません。普通の人では絶対に経験しないような内容であっても、本が売れることは多々あります。

例えば、世の中には戦争をやめさせることを職業にしている人がいます。対立している人たちの仲裁に入るため、その人自身は常に死と隣り合わせの生活をしています。ただ、戦争をやめるという使命のためだけに動いています。

それでは、「戦争を起こす人たちがなぜ望まない戦いをしているのか」「どのようにして戦争地域に潜り込んでいるのか」「戦争仲裁の手順はどうしているのか」など、彼らが何を考えて行動しているのかについて知りたくはないでしょうか。こうした平和に関する本には、当然のようにベストセラーが何冊も存在します。

ここまでの体験をしなくても、世の中の事件を扱う「マスコミ関係者」、企業の内部へ入り込んで指導する「経営コンサルタント」、海外との橋渡しをする「同時通訳者」など、その道のプロと呼ばれる人たちは圧倒的な行動をしており、その結果として普通の人ではできない経験を積み重ねています。

そうして知識やノウハウ、さらには日常生活では経験できない新たな世界を読者に体験させることにより、エンターテイメント性も含めた書籍にすることで爆発的に売れるようになることがあります。

ただ、この場合はベストセラーというよりも、長く売れ続けるロングセラーになることが多いです。

いずれにしても、本を書くときは「どのテーマにするか」が重要になります。売れる本でなければ意味がないため、その場合は「身近なテーマを扱う」か「自分の専門性を掘り下げた内容にする」かのどちらかにする必要があります。そうして自身の経験をもとにして本を作ることで、人の心に刺さる書籍を書けるようになります。

内容が簡単で、作家が得意分野とする売れる本を書くべき理由

それでは、無理やりこうした売れそうなジャンルで勝負し、内容な何でもいいのかというと、必ずしもそうではありません。作家として本を書くとき、売れる本を書かなければいけませんが、どのように考えて売れる本を作るのかを知っておく必要があります。

ベストセラーなど、売れる本の特徴としては「内容が簡単」であることが挙げられます。また、著者が書きたいことを書くのではなく、作家の得意分野であり、さらには読者が読みたいと思うテーマで執筆する必要があります。こうして濃い内容の本を仕上げることで、ようやく本が売れていくようになります。

内容が簡単そうな本であるほど売れる

「内容が簡単」というと、悪いように聞こえます。ただ、敷居の低い本を作るのはダメなことではなく、むしろ素晴らしいことだといえます。基本的には、専門家に対して説明するのが最も簡単であり、中学生のような知識のない人に向けてかみ砕いて話すのが最も難しいとされています。そのため、分かりやすい内容で記した本であるほど多くの人に読まれやすくなります。

例えば、「薬物相互作用 まるわかり大全」と「薬の飲み合わせ まるわかり大全」の2つの本が並んでいたとき、どちらの本を読みたいと思うでしょうか。おそらく、医師・薬剤師でない限りは後者の本を手に取ります。

医療業界では、「薬物相互作用」と「薬の飲み合わせ」は同じ意味で使われます。どちらも同じことを記すタイトルですが、その内容が簡単そうであるほど多くの人が手に取るようになるのです。もちろん、敷居を下げるのがタイトルだけではいけません。前述の通り、内容もかみ砕いて執筆する必要があります。

なぜこのように本を作る必要があるかというと、ベストセラーというのは、普段は本を読まない人が購入するようになるからこそベストセラーになるからです。簡単なようですが、本にあまり馴染みのない人に対して、本を買わせることは非常に難しいです。これらを踏まえたうえで、中学生が読んでもわかる内容に仕上げることを心がけましょう。

作家の得意なことで執筆する

ただ、著者が書きたい内容をそのまま執筆した場合、多くのケースで自己満足の本になります。そうではなく、読者が読みたいと思う内容で勝負しなければいけません。

先ほどの本であれば、「薬の飲み合わせ」について知りたい人はあまりいません。そのようなベストセラー本がほぼ存在しないからです。

一方、「薬を飲みすぎると体に悪い」などに関する、過剰に医療を受けることを自粛させる本であれば、ベストセラーがいくつも存在します。そのため、本を執筆するときはこうした内容を考えながら作成していきます。

要は、「どのようなテーマで書けば売れるか」について考え、ゴールを定めた後に書き始めるようにします。こうした逆算の考えをすることにより、売れる本になっていきます。

出版社の中には、ベストセラーを何冊も出している会社があります。このような出版社であるほど、逆算方式で本を作っていきます。このときは、最初に売れる本のテーマを企画します。その後、そのテーマに沿った内容を書ける著者を探し、読者が読んだときに新たな気づきを与える本に仕上げます。

さらには、本は作るよりも売る方が大変であるため、実際に本を市場に出した後、どのようにして売るのかについてまで考えます。そのため、タイトルや表紙だけでなく、広告を出す媒体についてまで綿密な計画を立てます。

そのため、あなたも同じように作家として本を書く場合は「売れる本」を執筆することを意識しましょう。基本的には、あなたが書きたい内容を執筆することはできません。出版社は何冊もの本を出しているプロであるため、執筆するときの内容や方向性などは編集者の意向に沿うようにしましょう。

そうして編集者と二人三脚で本を仕上げていけば、内容の濃い本を執筆できるようになります。ここまでの内容を理解したうえで、作家として本を出版する場合は必ず売れる本に仕上げるようにしてください。

出版コンサルティングの実施

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