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電子書籍を作成する場合、最初の方に最大限注力した内容を盛り込むことが重要です。このポイントを外してしまうと、発売した電子書籍が全く売れない状況に陥ってしまう恐れがあります。

実際の電子書籍では、「冒頭部分」「漢字の使い方」「文章のリズム」を意識するようにしましょう。こうしたことを意識する理由とその具体的な構成の仕方について、さらに掘り下げて解説していきます。

電子書籍の冒頭部分(前半)は、無料サンプルとして読者に提供される

書店に訪れたとき、カバーがかぶせられている本でもない限り、訪問客は書店内の書籍を立ち読みすることができます。そして、本の内容を軽くななめ読みしたとき、「これは良い書籍かもしれない」と判断できた場合に、訪問客は本の購入を決めます。

その一方で、電子書籍の場合には、書店に訪れたときのように本を立ち読みすることはできません。その代わりに、電子書籍を扱うメディアによっては、電子書籍の前半の数ページを無料サンプルとして提供しているケースがあります。そして、そのメディアを訪れた利用者は、その無料サンプルに目を通してから、電子書籍を購入するかを検討する可能性が高いです。

このことから、電子書籍を出版する場合には、無料サンプルとして提供されるであろう最初の数ページに、できるだけ大きな力を注ぐことが重要になります。

電子書籍の前半部分を構成する要素

電子書籍の最初の部分において、訪問客が電子書籍の無料サンプルでチェックする項目には、主に以下のものがあげられます。

・タイトル

・著者名

・著者プロフィール

・目次

・まえがき

・第1章の最初の数ページ

これらのうち、最も重要なのはタイトルです。どのくらい重要かというと、書籍のタイトルの良し悪しで、本が売れるかどうかの8割が決まってしまうほどです。

そのため、電子書籍のタイトルを付ける場合には、訪問客に響くようなものを設定することが大切です。そして、そのようなタイトルを作り出すためには、ベストセラーやロングセラーになっている類書などを参考にしつつ、頭の中で必死になって考える必要があります。

また、電子書籍のタイトルを設定する場合、電子書籍を登録するメディアの検索システムを意識したタイトルを設定することが重要になります。つまり、そのメディアの検索システムにおいて、検索されることが多いキーワードをタイトルに含めるのです。

このことまで意識した上で電子書籍のタイトルを設定することで、お客様を惹き付けられるだけでなく、メディアの利用客にあなたの電子書籍を見つけてもらいやすくなります。

目次とまえがきを考える

その他にも、重要度が高めのものとして、目次まえがきがあげられます。これらのうち、目次を作成する場合には、本文ごとの内容だけでなく、読者を惹き付けられるようなものにすることが大切です。

例えば、あなたがダイエットの電子書籍を作成・出版しようと考えていたとします。この場合、目次に書かれている項目が、「ダイエットにおける食事内容の重要性」「ダイエット中の食事での心構え」「ダイエットに有効な食品」などのありきたりな言葉ではいけません。

例えば、「脂肪を摂取すれば、ダイエットに成功できる?」「スリムな体を手に入れる3ステップ」「リバウンドしない秘密の食材とは!?」などのようにインパクトのある項目にする必要があります。このような項目にすることで、ダイエットを考えている人の興味を引く目次にすることができます。

また、電子書籍のまえがきの部分も、タイトルや目次と同じように、読者を惹き付けるような内容を執筆することが重要です。このとき、まえがきが本の内容を説明するだけの文になってはいけません。読み手の印象に強く残るような文章を書き加えるようにしましょう。

そうして、「タイトル → 目次 → まえがき」の流れを通して、電子書籍の無料サンプルを読んだ読者に強烈なアピールをし続けます。これにより、読み手が本を買ってくれる可能性を高めることができます。

電子書籍の執筆では、漢字の使い方を意識するべき

このように、電子書籍を登録するメディアの多くは、電子書籍の無料サンプルを提供しています。そして、この無料サンプルに反映される内容に最大限の力を注ぎこむことで、あなたの電子書籍を売れる本にすることができます。

そうして実際に電子書籍の中身を執筆していくのですが、電子書籍を作成する際のポイントとして文章中の漢字の使い方に気をつけることがあげられます。これが守れていないと、電子書籍を買ってくれた読者が、本を読むときにストレスを感じてしまいます。

そして場合によっては、自社の電子媒体を登録したメディアにおいて、出版した電子媒体に関する悪いレビューを書かれてしまう恐れがあります。

電子書籍の文章では、難解な漢字の使用を避ける

電子書籍の文章をわかりやすいものに仕上げる方法の一つとして、できるだけ難しい漢字を使わないことがあげられます。具体的な難解漢字例としては、檸檬(れもん)や鬱憤(うっぷん)などが該当します。

このような難解な漢字を多用してしまうと、読者が電子書籍を読む際にスムーズに理解することができません。これによって、読者はストレスを感じてしまい、本を読むことに嫌悪感を抱くようになってしまいます。こうした事態に陥らないようにするため、なるべく難しい漢字を使うのは避けるようにしましょう。

このような話をすると、人によっては「読み仮名を振れば良いのではないか?」と考えることがあるかもしれません。確かに、難しい漢字であっても読み仮名を振ることで読めるようになります。

しかし、読み仮名の文字サイズはとても小さいです。その上、電子書籍の読者のなかには目が悪い人もいます。視力が悪い読者の場合、電子書籍のページを拡大しなければ、読み仮名を読めない可能性が高いです。

読み仮名が出てくるたびに何度もページを拡大していたのでは、読者は当然ながら大きなストレスを感じることになります。

そのため、電子書籍の文章を作成する場合、基本的には読み仮名を必要とする難解な漢字は使わない方が賢明です。そして、お金を払って読んでくれる読者の立場を最優先し、可能な限り分かりやすい文章にすることが重要です。

電子書籍の文章では、漢字の頻度を少なくする

電子書籍の文章を書く場合、漢字そのものを使いすぎないように注意することも重要です。

つまり、文章の中でひらがなと漢字をバランスよく使う必要があるのです。それは、世の中の多くの漢字はひらがなよりも画数が多いため、読者に圧迫感を与えやすいからです。その上、文章中の漢字の出現率が多ければ多いほど、文章が読みづらくなってしまいます。

こうした事態を避けるため、漢字が多過ぎる文章にならないように、適度に漢字とひらがなを使い分けていくことが重要です。

例えば、「彼は時々、自分の気持ちを私達に呟くことがあります」という文章を書いた場合、このままでは少し漢字の数が多いです。そこで、「彼はときどき、自分の気持ちを私たちにつぶやくことがあります」のような形で、一部の漢字をひらがなに変換します。

こうすることで、文章中に存在する漢字とひらがなのバランスを整えることができます。これによって、文字の圧迫感や文章の読みにくさが改善され、多くの読者が「読みやすい」と感じる文章にすることができます。

電子書籍の執筆において、文章のリズムを整える意義

このように、電子書籍の文章を作成する場合には、難しい漢字はできるだけ使わないように注意することが大切です。そして、文章中の漢字とひらがなのバランスを整えるようにしましょう。これにより、文字の圧迫感を弱めることができ、さらに読みやすさを向上させることができます。

また、電子書籍の文章を作成する場合、さらに注意すべき点として読者がリズムよく読めるような文章を作り上げることがあります。これを行うことで、電子書籍を読む際に読者はストレスを感じにくくなります。さらに、自社が提供する情報を読者に伝えることができるため、読者のファン化が期待できます。

そうはいっても、文章のリズムを良くするためには、適切な方法を理解した上でそれを実践しなければいけません。そこで、電子書籍の文章において、読むときのリズムを向上させる手法について解説していきます。

文末の書き方を分けて、リズム良く読める文章にする

文末の書き方には、「~でしょう」「~です」「~します」など、さまざまなものがあります。そして、これらの文末表記のうち、あまりにも一つの書き方に偏り過ぎてしまうと、文章の流れが単調になってしまいます。この場合、読者によっては違和感を覚え、「スムーズに読めない」と感じてしまう恐れがあります。

こうした事態を避けるためにも、文末の書き方は、なるべくばらけさせる必要があります。例えば、ダイエットの情報を扱った電子書籍の文章として、以下のようなものがあったとします。

ダイエットでは糖質制限が重要になります。なぜなら、糖質を摂り過ぎることで体の脂肪が使われにくくなるからです。

その一方で、ダイエットではタンパク質を多めに摂るようにしましょう。これによって基礎代謝が上がり、体内の余分なエネルギーが使われやすくなります。

このように、さまざまな文末を混ぜて使うことで、文章のリズムが向上します。これによって、読み手がさらにスムーズに文章を読めるようになります。このような形で、「~です」で終わる文が続いていってしまうと、文章全体のリズムが悪くなってしまいます。これによって、かえってスムーズに読みにくくなってしまいます。そこで、以下のような形に文章を修正します。

文末表記は「ですます調」か「である調」に統一する

また、文末表記を大きく分けると、この記事のような「ですます調」と、教科書や参考書などに多くみられる「である調」に分類することができます。そして、「文末表記を使い分ける」とは言っても、「ですます調」と「である調」を混ぜて使ってはいけません。

この二つを使って一つの文章を作った場合、文章のリズムが非常に悪くなります。さらに、多くの読者から「文法の基本すら分かっていない残念な著者」だと思われ、悪いブランディングにつながってしまいます。

こうした事態に陥らないため、電子書籍の文章を作成する場合には、「ですます調」か「である調」のどちらかに統一した上で、文末の書き方を使い分けるようにしましょう。

いろいろな長さの文を組み合わせて、リズムの良い文章にする

電子書籍の文章を作成する場合、一つ一つの文の長さにも意識を向けるようにしましょう。例えば、長文が何度も繰り返される文章では、読み手が内容を把握しづらくなります。これによって、読者は大きなストレスを感じ、著者に嫌悪感を抱くようになります。

その一方で、短文ばかりが続く文章の場合には、内容そのものはわかりやすくなるものの、文章に幼稚っぽさが出てしまいます。これでは、自社のブランディングを高められない可能性が高いです。

そこで、電子書籍の文章では、文の長さを適度にばらけさせるようにしましょう。例えば、「やや長い文 → 短文 → やや長い文 → 短文 → 短文」のようにし、文章の流れに変化を持たせるのです。これにより、文章のリズムが改善され、読み手を飽きさせずに読ませることができます。

このように、電子書籍の文章を作成する場合には、文末の書き方や文の長さを意識し、適度に使い分けることが重要です。これによって、読み手はスムーズに文章を読めるようになります。

電子書籍の執筆・制作を行うとき、ここまで述べてきたような注意点が存在します。冒頭部分(前半)に力を注ぎ、漢字の扱いや文章のリズムに気を付けて電子書籍を作成するようにしましょう。こうしたことに注意することによって、売れる電子書籍になります。

出版コンサルティングの実施

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