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Googleアドセンスの利用規定・禁止事項とアカウント停止からの復活

サイトやブログ運営を行うビジネスの場合、Googleアドセンスを貼り付けることで稼ぐことを考える人もいます。Googleアドセンスは非常に手軽なアフィリエイトプログラムなので、ブロガーを含め広く活用されている広告になります。

私の場合であれば、2006年からサイト運営を開始し、月300万PV以上の薬学サイトを保有することで軽く100万円以上の収益をGoogleアドセンスだけで得ています。ネットビジネスの中では稼ぎにくいアドセンスですが、やり方によってはこのような収益を得ることが可能です。

しかし、Googleアドセンスには禁止事項が定められています。これを守らなければ、Googleアドセンスのアカウントが停止されてしまいます。

ネットビジネスでGoogleアドセンスを考えている場合、必ず事前に理解しなければいけないのがアドセンスの利用規約です。そこで、私がGoogleアドセンスの禁止事項に触れて利用停止を食らい、復活した体験談も含め、どのようなことに注意すればいいのか解説していきます。

非常にあいまいなGoogleアドセンスの利用規約・禁止事項

Googleでは独自のルールを設けており、そうしたルールに少しでも違反すると利用停止を食らいます。そのため、サイトやブログの運営者はどのように対応すればいいのか理解する必要があります。

しかも、「これでもダメなの!」と驚くようなことですら違反内容となり、アカウント停止を食らうことがあります。しかも、あるとき急にアカウント停止のメールが飛んでくるため、生きた心地をしない日々を味わうことになります。

先ほど、月300万PV以上の薬学サイトを保有していることを記しましたが、具体的には以下のサイトになります。

このようにアドセンス広告を貼っており、それなりに儲かっています。ただ、このサイトは過去にアカウント停止を食らったことがあります。

それからというもの、かなり研究してアドセンスポリシーには注意を払うようになったのですが、具体的にどのように考えればいいのかについて解説していきます。

自己クリックはアドセンスポリシー違反

Googleアドセンスは広告をクリックするだけで課金されるシステムですが、当然ながら自分で広告をクリックするのは禁止されています。これをすると警告メールが来て永久にGoogleアドセンスの広告が出せなくなってしまいます。

いくら言い訳をしても通用しないため、自己クリックを行った結果として警告メールが来たら復活は完全に無理だと考えましょう。

これはGoogleが広告主を守るためにしています。広告を出している人は不正クリックに対してお金を払いたくありません。もしこれが見過ごされてしまえば、Google自体の信用が落ちてしまいます。そのため、不正なクリックに対してはかなり厳しいです。

・友達への宣伝も禁止

このように考えると、ネットビジネスでGoogleアドセンスを利用するとき、友達にあなたのサイトを宣伝する行為はやめましょう。理由は簡単であり、アドセンス広告の掲載を禁止される確率が格段に高まるからです。

前述の通り、不正クリックに対してGoogleの取り締まりはかなり厳しいです。もしあなたが友達にサイトを宣伝し、そのときに「実はこの広告をクリックすると収益が発生し……」と話した場合は最悪です。

友達はあなたに収益を発生させるため、その広告をクリックするようになります。これが不正クリックとして判断され、結果として永久に広告掲載が不可能となります。特に最初はサイトへのアクセスが少ないです。そのような状況でクリックを何回もすると、クリック率がもの凄く高くなります。

その結果、不正クリックがばれて警告メールがきます。これを防ぐため、自分のサイトの宣伝をしてはいけません。

薬物やアルコール、タバコは禁止

また、薬物使用に関する情報提供は禁止されています。例えば、「オランダは大麻が合法なのでいくらでも吸える」などのような記事を書くと、確実にアカウント停止になります。

これについては、ニュース内容であっても微妙になります。例えば、以前にカナダが大麻を合法化してニュースになったことがあります。

こうしたニュースについては、一般的な事実ですし問題ないような気がします。しかし、Googleによるアドセンスポリシー上はアウトです。サイト・ブログの中に1ページでも違反があると禁止事項に触れることになってしまうのです。

同様にアルコールやタバコを推奨するページについても禁止されています。

ただ、お酒の醸造過程などに関する内容であれば問題ないですし、禁煙の内容についても大丈夫です。しかし、これらを推奨するとアカウント停止になります。

アダルトコンテンツはグラビア・水着でも違反になる

また多くの人が引っかかるものとして、アダルトコンテンツがあります。ほとんどの人にとって、アダルトコンテンツは無縁のように感じてしまいますが、実際のところアダルトコンテンツでのポリシー違反でアカウント停止になるケースはたくさんあります。

実際、私の薬学サイトもアダルトコンテンツによって広告停止を食らいました。

アダルトというと、エロビデオや裸体などを想像しがちです。ただ、アドセンスポリシーの場合だとグラビア・水着の写真を掲載するだけでもポリシー違反となります。

もちろん、家族で旅行に出かけたときにビーチで撮影した写真などであれば特に問題ありません。ただ、巨乳の若いグラビアアイドルが映っている写真をサイトに掲載した場合、アダルトコンテンツと見なされてしまいます。

他にも、以下のようなケースでもアダルトコンテンツになってしまいます。

  • 動物の交尾に関する内容
  • 性病の治療法
  • 包茎の治し方

普通に考えると、非常に真面目な内容なのでこれのどこがアダルトコンテンツに該当するのか不明です。ただ、Googleだとポリシー違反になってしまいます。アダルトコンテンツでアカウント停止に陥る人が多いのは、こうした理由があります。

その他、違法なコンテンツ

当然、違法なコンテンツについても掲載してはいけません。例えば、他人を誹謗中傷すると罰せられるようになりますが、そうした記事を記載したページにGoogleアドセンスを貼ると警告を受けるようになります。

他にも、違法コンテンツとしては著作権違反があります。ただ、インターネットでは「引用」という方法により、他人の著作物を拝借できるようになっています。そこで、マンガや音楽など少しでも著作権に触れるものについては積極的に「引用」を用いましょう。そうすれば、ポリシー違反を免れるようになります。

また「血」が写っている写真が掲載されていたり、暴力的な記事だったりする場合もポリシー違反です。武器や兵器に関する内容も不可になっています。こうした基本的なポイントについて理解しておく必要があります。

[blogcard url=”https://pharm-kusuri.com/kihon/tyosakuken.html”]

誤クリックを防ぎ、アフィリエイト広告だと明記する

また基本的なことになりますが、広告の配置としても誤クリックをなくすようにしましょう。要は、広告であることを明記するのです。

昔だと、Googleアドセンスでは「1ページに3つ以上の広告を貼ってはいけない」「ファーストビュー(最初に見える画面)に広告があるとダメ」などのルールがあったものの、現在ではこうしたポリシーは撤廃されています。

しかし、誤クリックの誘導については当然ながらいまも禁止されています。そこで、Googleアドセンスを掲載するときは「スポンサードリンク」という文字を入れるといいです。以下のような感じです。

参考までに、ネットビジネス初心者だと「Googleのアフィリエイトプログラム(広告)と分かるように明記すると、クリック率が減少するのでは」と考えてしまいます。

ただ、私が長年サイト・ブログを運営している経験からいうと、スポンサードリンクという文字を掲載したとしてもクリック率はまったく減少しません。そのため、特に心配する必要はないです。それよりもアカウント停止のほうが怖いため、広告だと分かるように表記しましょう。

Googleアドセンスへの規約違反と警告メール

ちなみに、ここまで述べた通り私は過去にGoogleのポリシー違反によってアフィリエイトプログラムを停止されたことがあります。要は、アカウントでの広告配信がストップされてしまったのです。

当然、その間は広告料が入らず何十万円もの損失を負うことになりました。問題なく復活したので結果的に良かったのですが、ここまで記した通りGoogle独自のルールはあなたが想定するよりも厳格であり、実際のところすべての人でポリシー違反に触れる可能性があります。

ちなみに、規約違反によって強制的にアドセンス広告が停止されたとき、私のもとに送られてきたメールが以下になります。

薬学系サイトという非常にクリーンなサイト運営をしていて、規約違反の意味が最初はよく分かりませんでした。突然の一発アウト警告ですが、以下にはメールをそのまま記載します。

お客様

お客様のウェブサイトに AdSense のプログラム ポリシーに準拠していないサイトがあり、その結果、そのウェブサイトへの広告配信が停止されていることをお知らせいたします。

発行 ID 番号: ○○○○○○○○○

広告配信が停止されたサイト:kusuri-jouhou.com

違反が認められるページの例:https://kusuri-jouhou.com/yakubutu/sildenafil.html

必要な手続き: アカウントのその他のサイトについても、ポリシーに準拠しているかどうかを確認してください。

アカウントの現在のステータス: 有効

違反の詳細

アダルト/性的補助およびフェチ: Google のプログラム ポリシーに記載されているとおり、AdSense のお客様がアダルトまたは成人向けコンテンツを含むページに Google 広告を掲載することは許可しておりません。これには、性的な補助や器具、フェチなど、性的な意図のあるコンテンツや一般向けに分類されないコンテンツも含まれます。このポリシーの詳細については、ヘルプセンターの次の URL をご覧ください。

https://www.google.com/adsense/support/bin/answer.py?hl=ja&answer=105957

ユーザーに報酬を提供して誘導するコンテンツ: Google のプログラム ポリシーに記載されているとおり、AdSense のお客様がリンクや広告のクリック、メールの購読、他のウェブサイトの閲覧を行ったユーザーに報酬を与えるプログラムに関するコンテンツを含んでいるサイトに Google 広告を掲載することは許可しておりません。

これには、オートサーフ サイトや有料購読メール ネットワーク、ユーザーにクリックを促して報酬を支払う各種プログラムの比較サイトなども含まれます。このポリシーの詳細については、ヘルプセンターの次の URL をご覧ください。

https://www.google.com/adsense/support/bin/answer.py?hl=ja&answer=105951

必要な手続き: ポリシーに準拠しているかどうかアカウントを確認してください

上記のサイトへの広告配信は停止されていますが、お客様の AdSenseアカウントは引き続き有効になっています。上記の URL は一例に過ぎず、このウェブサイトの他のページやお客様の他のサイトにも同様の違反が発生している可能性があります。

したがって、残りのサイトが AdSense のポリシーに準拠しているかどうか確認し、今後ポリシー違反に関するメールを受け取らずに済むよう、必要に応じてサイトを監視してください。また、違反が引き続き確認される場合、AdSense チームは、いつでもアカウントを無効にする権利を有しますので、ご了承ください。

違反ページの例では「バイアグラに関する記事URL」が掲載されています。このページがダメらしいのですが、内容は「バイアグラの作用メカニズム」という、薬学に関するかなり真面目な学術内容です。性的なことはまったく記載していません。しかし、このような内容でもアダルトのようで禁止らしいです。

そこでバイアグラの記載があるページのほかにも、勃起改善薬に関する記事を消して再申請することにしました。これが、広告停止を受けて2日後のことです。

広告停止から見事復活へ

その後は心待ちにしながらメールを待つことになりました。月100万円以上のサイトから広告が消えたため、最悪の状態で数日を過ごすことになります。

そうして一週間後くらいになり、以下のメールがGoogleから送られてきました。

【Google AdSenseポリシー違反の申し立てについて】

お客様

プログラム ポリシーに準拠していただくために、サイトに変更を加えていただき、ありがとうございます。kusuri-jouhou.com を慎重に確認させていただいた結果、このサイトへの広告配信を再度有効にいたしました。

お客様のサイトへの広告配信は一時的に無効となっていたため、サイトに広告が掲載されるまでに 48 時間程度かかる場合があります。ご理解とご協力をいただけるようお願いいたします。

今後とも、よろしくお願いいたします。

Google AdSense チーム

これによって広告が復活したのですが、それまでの間はサイト・ブログ運営どころの話ではありませんでした。ひとまず安心はしましたが、数日間だけでGoogleの規約に関してもの凄く詳しくなりました。

サイト・ブログの運営者に必須のアドセンス規約

Googleは規約に厳しいです。しかも禁止事項の範囲が無意味に広く、今回のようにバイアグラの学術的な記事内容であっても広告停止にされてしまいます。

このように考えると、意外なところに落とし穴があることに気が付きます。サイトやブログの運営者にとって手軽に始めることのできるアドセンス広告ですが、警告メールが来て広告停止になってしまう人は意外とたくさんいるのです。

そこで、アドセンス広告を貼る場合はこれら規約を理解した上で実践しましょう。警告メールがこないように、コンテンツ記事を作る必要があるのです。

私の場合はすべてオリジナルイラストなので著作権違反はないですし、ポリシー違反にかなり注意して記事作成していました。それでも警告メールが来るほどなので、アカウントポリシーについては注意しすぎるほどで問題ありません。

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