コンテンツを作るとき、何を重視して作成すれば良いでしょうか。プレゼン技術に関する本を読めば分かりますが、どの本にも「ストーリー(物語)を語ることが重要」と書かれています。

ただ、これはプレゼンに限りません。「コピーライティング(文章だけで相手を動かす技術)」「マーケティング」を学んでも、あらゆる場面でストーリーの重要性が出てきます。ここではプレゼンテーションに関わるストーリーについて解説していきますが、他のビジネスでも応用できることを認識してください。

ストーリーは人の脳を麻痺させる

事実だけが述べられたプレゼンほど面白くないものはありません。暇な時間が流れるだけであり、聴衆にとって何も学びがないように感じます。配布された資料を先読みしたり、この後のスケジュールの確認をしたりします。

理路整然と事実を並べて話すと、反論する余地のないプレゼンになります。ただ、インパクトがないので、その分だけ印象に残らなくなります。例えば、次のような文章があるとします。

その夜、私は編集者から「5万部の増刷が決まりました」という報告を受けて飛び上がりました。

聞き手としては、「だから何?」と思うことでしょう。身の回りに起こった出来事をそのまま話すようでは、伝わらないのです。そこで、ストーリー形式にしてプレゼンを行います。先ほどの文章であれば、次のように修正することができます。

出版するとき、3刷までいけば「本物」とされています。2刷は最初の勢いだけでいきますが、3刷は本当に売れ続けないと達成できないからです。

そのためにマーケティングを必死で行ったのですが、出版して3週間後に最初の増刷が決まりました。ただ、そこから2ヶ月が経過しても、編集者から増刷のメールがきません。「やはり、ダメか……」と9割は諦めていました。

ある日、飲み会から帰った夜です。パソコンに編集者からメールがきていることに気が付きました。何事かと思い、恐る恐るメールを開くと、そこには次のように書かれていました。

「おめでとうございます。3刷が決まりました。しかも、累計5万部もの増刷です」

部屋の隅で一人、私は心の中でガッツポーズをしました。これと同じ経験を他の人にも体験してもらえるように、今日は出版に関するノウハウをすべてお伝えします。

単に事実を述べただけの最初の文章と比べれば、格段に話の中に入りやすくなります。

欠点としては、ストーリーを語ると、どうしても話が長くなってしまいます。ただ、たとえ2時間のセミナーであっても、もって帰ってもらうノウハウは多くて3つです。伝えたいことを絞って話すプレゼンが良い内容であるため、ストーリーを用いて1つの事柄を集中的に話すことは有効です。

感情を使って話をする

なぜストーリーが有効かというと、感情に訴えかけるからです。感情を揺さぶられるからこそ、人は話の中にのめりこむようになるのです。

物語を作るのは難しそうと思うかもしれません。ただ、あなたの身の回りに起こった出来事を述べるだけなので、そこまで難しくはありません。小説のように空想(フィクション)で話を作るのは高い技術を要求されます。しかし、ノンフィクションを語るので大きな障壁はないはずです。

このときは、楽しみや悲しみ、驚きなどの感情を再現しながら、会話や出来事を思い出していくだけで物語が完成されます。そのため、当然ながら「実際にあなたの身の回りで起こった出来事」でなければ、人に刺さるストーリーは完成しません。

人間の感情としては、

・幸せ

・驚き

・悲しみ

・怒り

・恐怖

・嫌気(むかつきの感情)

などが知られています。実際に起こった事実とこれらの感情を組み合わせることにより、物語が完成されます。先ほどの例であっても、

・「やはり、ダメか……」と9割は諦めていました(悲しみ)

・何事かと思い、恐る恐るメールを開くと(驚き)

・私は心の中でガッツポーズをしました(喜び)

などの感情が入っています。あなたがその時に何を想い、何を感じたかを述べることで、聴衆を話の中に引き連れるようになります。情報を伝えるだけでは不十分です。あなたの感情まで聞き手と共有してこそ、相手の心の中まで入っていけるプレゼンを行えるようになります。

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