セミナーや講演、社内会議などで終盤に差し掛かったとき、締めくくりをしなければいけません。プレゼンが終わることを聴衆に示せば、会場の雰囲気は一気に高まります。

それでは、終わりに近づいていることをどのように示せば良いのでしょうか。「最後になりますが……」などの言葉を投げかけても良いですが、なんとも締まりがありません。もっとインパクトのある言葉を投げかけることで、締めくくりを最高潮に盛り上げましょう。

ラストを盛り上げるコンテンツ作り

あなたが人前に立ち、プレゼンを行うときの目的は明確です。それは、「聴衆に何かしらの行動を促す」ことです。ビジネスの場ではクロージングとも言われます。

営業現場であれば、プレゼンで顧客に商品を買ってもらうことがゴールです。社内会議であれば、あなたの意見を通すことが目的です。人や場面によって最終目標が異なるため、これは一概には言えません。

ただ、目的を達成するためには、最後のクロージングで適切な結果を得るためのスピーチをする必要があります。

そのためには、まず聞き手の質問にすべて答えていることが重要です。人は無理やり説得されても動きません。自ら納得してこそ、ようやく行動に移します。そこで、プレゼンの中で想定される聴衆からの質問にすべて答えておく必要があります。

営業マンの場合、商品の問題点や考えられる欠点まで述べる必要があります。他にも、社内会議であなたの意見を通す場合、周辺知識まで調べて論理武装しなければいけません。

私が過去にセミナーを開いたときであれば、「疑問点はありますか?」と受講者に前もって質問を投げかけるようにしました。もちろん、本番ではこれらの質問にすべて答えるように話を行いました。考えられる予想質問に答えることができれば、満足度も高まってクロージングまでをスムーズに行えます。

また、簡単な行動を示すことも有効です。行動を起こすことがプレゼンのゴールではあるものの、人はなかなか行動しない生き物です。そこで、少しの努力で達成できる行動を示すのです。

株のセミナーを開いて営業するのであれば、「まずは口座開設から始めましょう」などを指示するのです。これくらいであれば、その場で指導することもできます。このようにして、受講者に行動を促していきます。

なお、締めくくりで行ってはいけないこととして、「新たなテーマを出す」ことがあります。締めくくりはそれまで話したテーマに沿って、振り返りを行わなければいけません。それにも関わらず、新たなテーマを出すと聴衆は混乱してしまいます。また、感想文をまとめたような普通の言葉を並べるだけでもダメです。

一般的な締めくくりのスタイル

トップのプレゼンターを観察すると、さまざまな終わり方があることに気がつきます。その中でも、「冒頭で述べたインパクトの強いデータをもう一度示す」「聴衆に希望を示す」というパターンは多いです。これを、ストーリー形式で話すのが最も一般的です。

ストーリーを語ると、聞き手は話の中に引き込まれやすくなります。一人の人物が困難な状況に置かれ、挫折し、立ち直り、成功をおさめた話をするのです。

重要なポイントとして、「このときに語るストーリーの主人公をあなた以外にする」ことがあります。あなたを主役にして、自分を天才のように扱ってはいけません。それでは、聴衆は行動してくれません。

そうではなく、あなた以外の他人が主人公であるからこそ、聞き手は「自分でもできそうだ」と思ってくれます。物語を語るとき、主人公を誰にするかというだけで感動を呼ぶかそうでないかが分かれてしまいます。

なお、締めくくりを行うときは、最後が近いことを知らせましょう。このとき、終わりのお知らせは少しでもいいので工夫しましょう。例えば、次のようになります。

「終わりに、私が今回話したことを実践した結果、人生が劇的に変わった少年の話をしましょう」

「このセミナーを受けた前と後で、あなたにどのような変化が起こったのかを示して話を終わります」

このように話すと、締めくくりで「最後に……」というよりも、インパクトを大きくすることができます。クロージングはプレゼンの中でも最も重要です。わずかな工夫ですが、ちょっとした違いでクロージングの結果が大きく違ってきます。

聴衆を魅了するために「間」を有効に活用し、振り返りを行うことで記憶に定着させ、クロージングで聴衆に行動を促してこそプレゼンを行う意味があります。

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