相手の頭の中で想像しやすいかどうかはとても重要な要素の一つです。スッと頭の中に入ってこない場合、人間は思考を止めてしまいます。

これは、講義で少しでも難しい事を言われれば、すぐに眠たくなってしまうのと同じです。相手の言っている事が意味不明であるため、そもそも聞く気が失せてしまいます。

ただし、心理学を考える上ではもっと踏み込んで考えていきます。

難しい事や考えにくい事を言われた時、ただ単に思考停止状態に陥るだけでなく、その相手に対して悪い印象を持つようになります。逆に考えれば、想像しやすければその分だけ好感を得るようになります。

そのため、これを認識すれば「何かを説明する時はできるだけ分かりやすく説明しなければいけない」と理解できるようになります。

質問方法を考える

例えば、友達から次のような質問を受けた時にあなたはどのように思うでしょうか。

「私の長所を1つだけ教えてくれない?」

多分、すぐに答えることができるので何ともないでしょう。一つだけ答えれば良いので、とても想像しやすく考えやすい質問です。

それでは、この質問を次のように変えてみるとどうでしょうか。

「私の長所を10つ挙げてみて」

この場合であると、多くの人がかなり悩みながら回答していく必要があります。なかなか質問に答えられないと思います。

そして重要なのは、「長所を1つだけ教えて欲しい」という質問と「長所を10つ挙げてほしい」という質問では、前者の方がよりその人に対して好感を持つことが分かっています。

その逆に「長所を10つ挙げてほしい」という質問では、相手に対して頭を使わせてしまうので好感度が下がってしまうのです。

このように、想像しやすいかどうかは「その相手に好意を抱かせる」という事に関してとても重要な要素となります。

ビジネスでの想像しやすさ

「想像のしやすさによって好感度が分かれる」という原理は人に限らず、商品においても同じです。ある車のアンケートを取るにしても、その車に関する好きな点を「1つ教えてほしい」と「10つ教えてほしい」では、後者の質問の方が好感度は下がってしまいます。

そのため、ビジネスとして商品販売を行う場合は「できるだけストレスなく相手の頭の中に情報が入ってくる」という状態を作り出す必要があります。人間は考えることを嫌う生き物であるため、想像のしやすさによっても商品が売れるかどうかが分かれてしまいます。

これを考えると、パソコンをはじめとする電化製品の説明書はいかにビジネススキルのない人たちが作成しているか理解できると思います。

あまりパソコンが得意でない人であれば、写真や絵をつけて「小学生でも分かるような説明書」を情報として付加させるだけで他社製品より多少高くても売れるようになります。重要なのは、相手が想像しやすいかどうかです。

こう考えると、難しい専門用語はできるだけ排除した方が良いと分かります。特に難しい言葉が飛び交っている分野であれば、その難解な言葉を初心者向けに翻訳するだけで誰も真似できない差別化を実現させることができます。

しかも、そちらの方がファンになってくれる確率が格段に高いです。

ちなみに、私の保有する薬学系サイトも「薬学生など、大学生ができるだけストレスフリーで理解できる中級レベルの教科書」というコンセプトで書いています。そのため、毎日のように感謝メールが届くようになります。

もしこれが難解な言葉で埋められていれば、ここまで人気サイトになることはなかったはずです。

このように、難しい言葉を排除して分かりやすく伝えることを意識すれば、相手に好感を抱かせやすくなります。

なお、私の場合は人によって「むしろ言葉を噛み砕きすぎて、説明が長くなっている」と言われることもあります。理解の早い人にとって私の説明は少し遠回りのようですが、それでも分かりやすい説明の方が良いと考えています。

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