ビジネス文章の作成やインターネットビジネスでの成功には、ユーザーに読まれるコンテンツを書くことが欠かせません。ユーザーに読まれるコンテンツの条件としては、内容が充実しているだけでなく、読みやすい文章であることが必須です。文章が読みにくいと、ユーザーは最後までコンテンツを読んでくれないのです。

読みやすい文章にするためには、文章のつながりが良く、さらには導入文がスムーズであることが重要になります。読みにくいコンテンツのほとんどは、これらが守られていません。

また「稚拙な文章」「日本語のおかしい文章」を避けるのは当然として、文章の基本的なルールについても守る必要があります。

そこで、読みやすい記事コンテンツを作成するコツについて解説します。

読みにくい文章はつながりやリズムが悪い

「読みやすい文章」と「読みにくい文章」の違いはどこにあるのでしょうか。読みにくい文章となる要因はさまざまですが、文章が読みにくくなっている原因として最も多いのが文章のつながりが悪いことです。

このとき、「内容を盛り込みすぎて意味がわからなくなった文章」「話の論理展開に矛盾がある文章」の2パターンがあります。

例えば、以下の文章を見てみましょう。

効率的なダイエット方法とは、医学的な事実に基づいた上で個々人に合わせることができ、なおかつ長期的な効果が認められる、食事と運動、生活習慣の改善を取り入れているダイエット方法です。

この文章は何となく内容を理解できるのですが、非常に読みにくい印象を受けるはずです。この文章は、内容を盛り込みすぎているために読みにくくなっています。具体的には、1文に含まれている「修飾語」が多すぎるのです。

もっと簡単にいえば、「一つの文章が長すぎる」ことが挙げられます。1文に情報を詰め込もうとすると、修飾語が多くなって非常に読みにくい文章になってしまいます。

そのため読みやすい文章にするためには、1文で修飾語を多用し過ぎないようにしましょう。先ほどの例文であれば、以下のように文章を分けて一文を短くするといいです。

効率的なダイエット方法であるほど、医学的な事実に基づいています。さらに良いダイエット方法であるほど、食事と運動、生活習慣の改善を取り入れています。

多くの情報を載せる場合には、以上のように文章を分けることで、つながりが良く読みやすい文章になります。

話の展開に矛盾・違和感があると稚拙な日本語になる

また、話の展開に矛盾・違和感がないことも、文章のリズムを良くするために欠かせない条件です。つまり、論理展開がおかしな文章はリズムが悪いといえます

例えば、以下の文章は論理展開がおかしな文章になります。

体重の増減は、カロリーの合計ではなくホルモンバランスによって決まります。

…(中略)…

そのためダイエットで成功するためには、運動してカロリーを消費することが重要です。

この例文では、最初に「体重の増減はカロリーではなくホルモンバランスで決まる」と書いているにも関わらず、「ダイエットには運動によってカロリーを消費することが重要」という結論になっています。最初に述べた主張と最後の結論が矛盾していることは明らかであり、文章の論理が破綻しています。

こうした論理展開がおかしな文章は、読んでいて頭に意味が入ってこないだけでなく、「読み間違えではないか?」と何度も読み返してしまいます。

ただ、意外とこうした文章を書く人は多いです。例えば、以下も同様に論理破綻となっています。

英語を話すようになるには文法は必要なく、単語力を鍛えましょう。そこでオンライン英会話を利用するといいです。

オンライン英会話では単語力が付くだけでなく、外国人講師が文法の間違いまで指摘してくれるので英語力が付きます。

ここでは、英語を話すには文法が不要と述べているにも関わらず、「オンライン英会話では文法の間違いを指摘してくれるので英語力が付く」という結論になっています。このような記事コンテンツを書いてしまうと、読者は混乱するようになります。

そこで、コンテンツ記事を書くとき論理破綻はゼロにしましょう。

理由や具体例・事例を使って深堀りする

こうしたことが、文と文のつながりを悪くする原因になります。ただ、当然ながら他にも文章のリズムが悪くなる要因があります。代表的なものとしては、具体例が抜けているケースです。

質が高いコンテンツは読みやすいだけでなく、記事の内容も深くなっています。コンテンツの内容をより詳細に説明していくことを「深堀りする」といいます。

このとき、主張した意見に対して「理由」「事例」を述べることで深堀りしていきます

例えば以下の文章のように、何か結論を述べた後に心の中で「なぜ?」「例えば?」と問いかけます。その問いに答えていくことで、自然と深堀りした文章になるのです。

営業を学ぶことは重要です。(なぜ?)どれだけ良い商品があったとしても、営業力がなければ売れないからです。

(例えば?)実際、開業してもまったく儲からない歯科医や士業(弁護士、司法書士など)は多いです。これは、単に営業力がないからです。

(例えば?)私のクライアントに税理士がいたのですが、彼は最初お客さんがほぼ付いていませんでした。そこで広告を出させ、異業種交流会へ出席させるようにすると……

このように、自分自身が述べた結論に対して、常に「なぜ?」「例えば?」と問いかけることを意識することで、内容に深みが出るようになります。

多くの人は事実だけを述べます。ただ、教科書を読んでもまったく面白くないのと同じように、事実だけが羅列されたビジネス文章やWebコンテンツは面白くありません。そこで、あなた独自のオリジナルの具体例が必要になるのです。

同じ言葉(単語・表現)を近くで連発しない

他にも、コンテンツを作成し始めたときに起こりがちな問題として「同じ言葉の繰り返し」があります。「一文で同じ単語を何度も使用する」のです。ただ、近くで同じ言葉が繰り返されると、非常に読みにくい文章になります。

例えば、以下の文章を見てみましょう。

彼はサッカーがかなり大好きです。練習もかなりしており、実力もかなり上達しています。

この文章では、「かなり」という副詞が1文中に3回も使われています。確かに、文章の意味は理解できますが読みにくいと感じ、稚拙な日本語になってしまいます。

こうした場合には、以下のように同じ意味を持つ言葉に置き換えることで、読みやすい文章になります。

彼はサッカーが(とても)大好きです。練習も毎日しており、実力も日を追うごとに上達しています。

同じ言葉を類義語や同義語に置き換えることで、同じ単語の繰り返しを避けることができます。

ちなみに、類義語や同義語はインターネットなどを使って簡単に調べることができます。常日頃から類義語や同義語を意識して調べる癖をつけておくと、自然と語彙力(ごいりょく)が高まり、同じ言葉の繰り返しをしないようになります。

急に話題を変えると読者はついていけない

また世の中にあるWebコンテンツの中では、コンテンツ内で急に話題が変わっている文章が多く存在します。ただ、そうした文章は読みにくい上に文章の意味を理解できません。そこで、急に話題を変えないように注意しましょう。

例えば、以下の文章を見てみましょう。

私は宝くじに当たりました。娘と一緒に旅行へ行きます。

おそらく、この文章を読んで意味を理解できる人はいないはずです。これは「私は宝くじに当たりました」と「娘と一緒に旅行へ行きます」という2つの文章のつながりが分からないためです。

この文章を意味が通じる文にするためには、以下のように「クッション」となる文章を挿入する必要があります。

私は宝くじに当たりました。娘が1年前から北海道に行きたいと言っていたため、娘と一緒に旅行へ行きます。

このように、クッションとなる文を入れることで、意味が通じる文章になります。

文章を書いていると、こうしたクッション部分を「当たり前」と考えてしまいがちです。そのため、無意識にクッションを抜いて書いてしまいます。ただ、クッションがなく急に話題が変わる文章は、読み手からすると内容を全く理解できません。

ビジネス文章やネットビジネスでの記事コンテンツを含め、「自分(書き手)だけが理解しており、読者はまったく理解できない」という文章を書く人が大多数です。ネット上でゴミ記事が溢れかえっているのは、必要な説明を省いて理解不能な日本語を書いている人が多いという理由があります。

こうしたことを避けるためにも、急に話題が変わるような場合には必ずクッションを挿入するようにしましょう。

二重否定は避けるべき

さらに多くの人が犯してしまう間違いとして、二重否定も多いです。例えば、「試験にパスしないとは限らない」「参加すると決まってないわけではない」などの文章です。

こうした文章を読んだとき、理解するために時間がかかります。二重否定は非常に理解しにくい文章であるため、読者は文章を理解するために立ち止まってしまいます。

しかし本当に良い文章であるほど、読者が考えなくても意味が頭の中に入ってきます。そこで二重否定は避け、肯定文に変えるようにしましょう。例えば、以下のように変えます。

  • 試験にパスしないとは限らない → 試験にパスするかもしれない
  • 参加すると決まっていないわけではない → 参加するかもしれない

二重否定を使った瞬間に非常に読みにくくなります。少し意識して二重否定を避ければ、文章のつながりを改善することができます。

無駄な漢字は避ける

無駄な漢字を避けることも、読みやすい文章を作成するうえで重要です。例えば、「その為」「又」「是非」などは、「そのため」「また」「ぜひ」というように、ひらがなのほうが読みやすいです。

もちろん、ひらがなを使いすぎることも問題です。ひらがなばかりの文書は、幼稚なだけでなく読みにくくなります。ただ、以下に記すような漢字は、基本的にひらがなに変換するようにしましょう。

漢字 ひらがな
是非 ぜひ
また
何故 なぜ
その為 そのため
但し ただし
然し しかし
従って したがって
即ち すなわち

編集用語では、漢字をひらがなに直すことを「ひらく」といいます。こうした言葉があるのは、漢字の多様を防いでひらがなを用いたほうが分かりやすくなるからです。

ユーザーがコンテンツを読みたくなる導入文の書き方

こうした基本を守ったうえで、優れた記事コンテンツを作成する必要があります。ただ、それと同時に導入文にも全力を注ぎましょう。導入文がダメだと、いくら記事内容が優れていたとしても読まれないからです。

今回のコンテンツ(記事)でいうと、以下のように、書き出しの部分である「ビジネス文章の作成や~コツについて解説します」という最初の部分が導入文になります。

ビジネス文章やWebサイト・ブログに限らず、記事を書くときには導入文が欠かせません。特にユーザーは導入文を見て「このコンテンツを読むか、読まないか?」という判断を下します。自分が知りたい情報が書かれていないコンテンツを読むことは、時間の無駄になるためです。

例えば、「高収入を得られる職場に転職する方法を知りたい」と考えている人にとって、「残業がなく定時で帰宅できる職場の探し方」について書いてあるコンテンツは価値がありません。

育児中の女性であれば、定時退社できる職場の探し方は重要です。ただ、定時退社の会社で高収入を得るのは現実的ではないため、残業があってもいいので高収入を得られる転職方法を記事として紹介する必要があります。

たとえ質が高いコンテンツであっても、ユーザーが知りたいこととは違う情報が書いてある場合、ユーザーにとっては必要のない情報になります。

また、ユーザーは「読むことでメリットがあるコンテンツ」を求めています。何もメリットを得られないコンテンツを読むことも時間の無駄です。だからこそ、文章は出だしが重要になります。

導入文はユーザーが「コンテンツを読み進めるかどうか」ということを判断する重要な部分になります。文と文のつながりを意識する以前に、最初でつまずくとコンテンツとしての価値はゼロになるのです。

コンテンツを読むメリットを明確に記し、導入文を記す

それでは、どのようにすれば導入文を読まれるようになるのでしょうか。。これには、「コンテンツを読むメリットを明確に記す」「導入文を最後に書く」という2点を意識すると、さらにユーザーを引き付ける導入文になります。

既に述べたように、ユーザーは「読むことでメリットを得られる」と感じたときにしかコンテンツを読みません。そこで、導入文にユーザーが読むことで得られるメリットを明記しましょう。

このとき一般的な型としては、以下のような「悩みに対する問題提起と解決策の提案を記した導入文」になります。

〇〇するときには××で悩む人も多いかと思います(問題提起)。そこでこのページでは、失敗しないための△△の効果的な3つの方法を紹介します(解決策の提案)。

非常に短くシンプルな導入文ですが、ユーザーの悩みについて触れた後に「このコンテンツに悩みの解消法が書いてある」ことを明記します。

そのため、ユーザーは「自分がもっている悩みについて書いてあるコンテンツだ」「このコンテンツを読めば自分の悩みを解消できるかもしれない」と感じて、コンテンツを読み進めてくれるようになります。

例えば以下のような文章にすると、ユーザーの悩みに対して問題提起をした上で解決策を提案している導入文になります。

中古車を販売する際、どうすれば高く買い取ってくれるかで頭を悩ませることも多いでしょう(問題提起)。実は車を売るときに〇〇すると高額査定額を引き出せるようになります。

そこでこのページでは、車を高く売るために必要な3つのチェックポイントを紹介します(解決策の提案)。

このように、ユーザーの悩みに対する問題提起と解決策の提案を述べる導入文は、ユーザーを引き付ける導入文の基本的なパターンになります。

導入文は最後に書く

こうした文頭の導入文を書く(作り上げる)コツとしては、コンテンツやまとめなどを書いた後、文章作成の過程において最後に書くことをおすすめします。導入文はコンテンツの全体像をまとめた部分であるため、最後に作成したほうがコンテンツ全体の内容とのミスマッチを避けることができるためです。

本文を書いているとき、最初に思っていたことと違う内容を書いたり、付け加えたい内容が出てきたりすることは多いです。そうしたとき文頭の導入文を先に書いてしまっていると、本文を変更するたびに導入文を修正しなければいけなくなります

そうしたことを避けるためにも、導入文は最後に作成しましょう。基本的には「タイトル → 本文(コンテンツ) → まとめ → 導入文」という順番で書くといいです。

優れた記事コンテンツはルールを守っている

ここでは、良質な記事コンテンツを作成するための基本的なルールについて解説してきました。

読みやすい日本語であるほど、正しいルールに従って記されています。一方で文章のつながりが悪く、リズムの悪い文章であるほど内容が意味不明で稚拙になります。例えば一文が長かったり、内容が矛盾していたりします。

また、二重否定や漢字の多用など読みにくい文章には共通点があります。これらを避けることで、ストレスなく読める記事になります。

しかし、どれだけ優れた文章を作成したとしても導入文が悪ければ良い文章にはなりません。最初にメリットを述べ、読者をコンテンツの中に惹き込むようにしましょう。こうしたポイントを意識することで、有益な記事を書けるようになります。

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