インターネットビジネスの手法にはいくつか種類があり、その中でもトレンドアフィリエイトと呼ばれる手法が存在します。

ニュースまとめサイトを立ち上げ、芸能人のゴシップや時事ネタのニュースについて素早く調べ、トレンド(流行)に乗ることで多くのアクセスを集める手法になります。多くのアクセスを稼ぎ、ブログ・サイトに広告を掲載することで利益を得るのです。

しかし、残念ながらトレンドアフィリエイトは稼ぐことができません。さらにいうと、トレンドアフィリエイトの本質はごみ記事の量産にあります。

ここでは、トレンドアフィリエイトのやり方について確認しながら、アフィリエイトの中でも行うべきビジネスではない理由について確認していきます。

テレビの時事ネタ・芸能ネタを提供するアフィリエイト

ブログやサイトなどを活用し、他人の商品を紹介することで収入を得る手法がアフィリエイトになります。その中でも、トレンドアフィリエイトでは文字通りトレンド(流行)を追い続けることになります。

ここで、流行とは何を指すのかというと、ニュースなどの時事ネタがメインになります。具体的には、以下のような事柄になります。

  • 芸能
  • 政治・経済
  • 事件・イベント

すべての共通しているのは、テレビニュースになっていることにあります。テレビで大々的に取り上げられる時事ネタを記事としてWeb上にアップするのです。テレビとインターネットは相性が非常に良く、テレビで放映されると同時にネット検索する人が非常に多くなります。その結果、ニュースが流れている間は爆発的なアクセスを呼び込めるようになるのです。

これがトレンドアフィリエイトであり、ニュースまとめサイトにはGoogleアドセンスという広告を貼り付けます。以下が実際のアドセンス広告です。

基本的にGoogleアドセンスは儲かりにくいアフィリエイト手法になります。ただ莫大なアクセスさえあれば、それなりの収入を得ることができます。イメージとしては、10万アクセスあって15,000~20,000円ほどの収益になると考えましょう。

つまらない記事を書き続けるので苦痛が大きい

それでは、なぜトレンドアフィリエイトが厳しいのでしょうか。この一番のポイントとしては、「つまらない記事を書き続けなければいけない」ことが最大の理由だといえます。

特定分野に特化した真っ当なブログやサイト運営の場合、自分に興味・強みのあるジャンルを選ぶのが稼ぐ鉄則です。例えば美容に興味のある女性であれば、「脱毛」「化粧品」などの美容ジャンルを選んでサイト運営を行います。

一方でトレンドアフィリエイトの場合、テレビで取り扱われるニュース記事を書くのが大原則です。そうなると、ほぼ芸能ネタや政治・経済、事件に関するニュースになります。そのため、常にニュースをチェックして各記事の詳細内容を選定する必要があります。

以下のようなニュースをチェックするのは毎日の日課になります。

もちろん流行記事になるのでキーワードを確認せずにライティングすることになりますが、このときは興味のない芸能人を調べて記事にしたり、事件の犯人について頑張って調査して記事掲載したりしなければいけません。

こうして、興味のない記事(つまらない記事)を書き続けることが苦痛になるため、途中で挫折する人が大多数になります。

しかもトレンドを追うのは、アフィリエイトの中でアクセスが集まりやすい手法とはいっても、どれだけ短くても結果が出るまで半年はかかります。まったく興味のない内容を調べ、半年も我慢しながら記事を更新する必要があります。

当然、流行記事ばかりなので更新をやめた瞬間にアクセス数は激減し、収入も止まります。要は、「つまらない記事であっても短時間で調べ上げ、それを毎日更新できる人」でなければ稼げない手法になります。

ライバルが多く、上位表示が難しい

ただ、非常に参入しやすい手法なのでライバルは非常に多いです。テレビに取り上げられるニュースについても限られるため、一つのニュースに多くの人が群がるのです。

そのため、ライティングした記事がたまたまGoogleの検索結果で上位表示されて莫大なアクセスを集めることに成功しても、その次も同じようにアクセスを集められるかどうかは不明です。トレンドを追う以上、常に収入は不安定な状態だといえます。

また当然ながら、こうしたニュースは新聞社や週刊誌などあらゆるメディアも情報発信します。その結果、ライバルがそもそも多い状況に加えて、新聞社や週刊誌がネット上に記事をアップすることで、あなたの記事の順位はすぐに下がっていくようになります。

ビジネスではライバルの少ない分野に参入するのが基本であるものの、トレンド関連ではそれが難しいのです。

ごみ記事の量産が本質であり、訴訟リスクも高い

また、トレンドアフィリエイトの本質はごみ記事の量産にあります。実際、いまも昔もトレンドアフィリエイトをしている人は、他人の迷惑になるごみ記事ばかり量産ばかりしています。

例えば、何か事件があったときトレンドアフィリエイトでは以下のようもくじ(構成案)で記事を作るようになります。

  1. 犯人〇〇の生い立ち
  2. 犯人〇〇の家族構成
  3. 前科はあるのか
  4. 事件の被害者はこんな人物
  5. 犯行の動機

要は、犯人や被害者の個人情報をできるだけ調べ、それを公開するのがトレンドアフィリエイトになります。これについては、芸能ニュースも政治・経済ニュースをライティングするときも記事構成は基本的に同じであり、他人の個人情報を調べたうえで記事化します。

例えば、以下は過去に起こった凶悪事件に関する検索結果です。

このように、事件の犯人に関して調べたうえで記事にしていることが分かります。これらを芸能や政治、事件などで記事化していきます。しかし、これらは本人や関係者にとって迷惑なゴシップ記事であり、ごみ記事となります。こうした社会に役立たないことでビジネスを展開しなければいけません。

また、同時に訴訟リスクもあります。実際、過去にはトレンドアフィリエイトをすることで訴えられたケースがあります。

以前、高速道路であおり運転した動画がSNS上にアップされ、テレビニュースにも取り上げられたことがありました。

ただ、この事件で問題になったのはあおり運転だけでなく、トレンドブログも大きなニュースになりました。この事件に関与した女性について、トレンドブログが「この人が犯人です」と実名で公表したものの、それが間違っていたのです。

当然、無実の女性は名誉棄損されたため損害賠償を求めるために提訴しました。そうして、トレンド記事を書いた人物は人の役に立たないどころか、刑事告訴によって賠償請求されることになりました。

例えば、以下は実際にデマニュースを流すことで問題となったトレンドブログの一つです。

トレンドアフィリエイトを実行に移してもいいですが、基本的に他人の誹謗中傷や個人情報の公開がメインの記事内容になる以上、常に訴訟リスクを抱えており、いつ訴えられるか分からない状況にあることは理解しなければいけません。

情報商材コンサルをするための実績づくりがほとんど

このように稼げない要素が詰まっており、実際のところネットビジネスで月100万円以上の利益をコンスタントに出している人でトレンドアフィリエイトを実践している人は皆無に等しいです。それだけ稼ぎにくい手法なのです。

それでは、なぜネットビジネスでこれだけトレンドアフィリエイトが有名であり、実践することを推奨している人が多いのでしょうか。この理由は単純でありそのような人にとっては、情報商材アフィリエイトのコンサルティング商売をするためなのです。

ネットビジネスは基本的に怪しい業界ですが、その代表的なものに情報商材があります。ねずみ講と似た、人をだます手法で稼ぐやり方が情報商材になります。あなたもネットビジネスでトレンドアフィリエイトについて調べているのであれば、以下のようなギラギラしたページを目にしたことがあるのではと思います。

ただネット上で「稼ぐ方法を教えます!」と宣伝したところで、その人に実績がなければ誰も振り向きません。そこで、まずはネットビジネスの中でも比較的成果を出しやすいトレンドアフィリエイトを実践し、月5~10万円を稼ぐようにするのです。

こうした実績をもとにさらに情報発信を続け、情報弱者を集めたうえで先ほど示したような情報商材を売りつけ、アフィリエイトをしていくというステップになります。

そのため、情報商材アフィリエイトで稼ぐためのきっかけ作りとしてトレンドアフィリエイトをするのであれば問題ありません。ただ、結局のところ情報商材は人をだます手法であるため、トレンドアフィリエイトと同様に長続きしないという最大のデメリットがあります。

科学ニュースや新製品発売の記事なら意味がある

それでは、トレンドアフィリエイトが完全に意味がないかというと、必ずしもそうではありません。中には、同じトレンド記事であっても人の役に立つブログ・サイトに仕上げることもできます。

例えば、科学ニュースのトレンド記事などはこれに該当します。科学について、毎年発表されるノーベル賞であったり、ニュースになるような科学的な発見があったりしたとき、記事をアップすれば大きな反響があります。

私についても、薬学サイトをもっています。このサイトでは薬に関して掲載しているのですが、オプジーボという医薬品に関する記事を掲載しています。

このオプジーボという医薬品は日本人が開発した医薬品であり、ノーベル賞を受賞しました。そのとき、私は既に薬学サイトでオプジーボについて記事化しており、特にトレンドを意識したわけではありませんでしたが、ノーベル賞受賞の発表によって大量のアクセスを意図せず集めることに成功しました。

以下が実際の記事です。

私はトレンドアフィリエイトを実践しているわけではないので、たまたま成果が出ましたが、当然ながらこれを狙って行えばトレンドアフィリエイトになります。しかも、他人の個人情報の公開とは異なり、人の役に立つ内容になります。

また、他にも新製品をいち早く手にしたうえで、その製品の使い方を分かりやすく解説しても問題ありません。携帯電話やパソコン、動画カメラなど商材はたくさんありますが、新製品の使い方やスペックを分かりやすく解説してくれたら読者は喜びます。

なお、こうしたトレンドアフィリエイトであれば意義が大きいものの、話題性の大きいニュースは非常に少なく、アクセスを集めづらく収益の面ではさらに稼げない側面があります。

特化型ブログの被リンク獲得、SEO対策が最も現実的

それでは、トレンドアフィリエイトが完全に無意味なのでしょうか。これについては、実はブログやサイト運営で稼いでいる人の中でも、正しく流行記事を取り入れることで収益化に成功している人もいます。

その人たちには共通点があり、トレンドアフィリエイトだけを取り入れていません。むしろ、流行記事はほぼ書きません。そうではなく、やはり特化型サイトを構築しています。

ネットビジネスの中でも、真っ当な手法の一つが特化型ブログ・サイトの運営です。特定ジャンルに特化した内容を記事化することで、読者にとって有益な情報を伝えるのです。例えば、以下は私が保有する節税に関する特化サイトです。

ここには節税の手法に関して載せていますが、このように特定分野に特化させたブログ・サイトの運営が社会貢献性の高いネットビジネスになります。また、月収100万円以上を継続的に稼いでいる人だと、こうした人の役に立つ特化ブログを運営しているケースがほとんどです。

そうしてブログ・サイトを運営していきますが、運営しているサイトに関する時事ネタがニュースになることがあります。例えば先ほどの節税サイトであれば、過去には消費税増税が何度もあったわけですが、そうしたときに消費税に関する時事ネタを提供すれば大きなアクセスを集められます。

元々の特化ブログの中でトレンド記事を提供すれば、一時的に大きなアクセスを集められます。そうして人の注目を浴びれば、被リンク(他人のサイトからリンクをもらうこと)を獲得できたり、SNSで拡散されたりして、サイト全体がGoogleに評価されるようになります。

つまりトレンド記事で稼ぐのではなく、アクセスを集めるきっかけ作りとして活用するのです。トレンド記事をSEO対策(検索エンジンで上位表示されること)に利用する戦略を取ります。

トレンド記事をうまく利用している人というのは、トレンドアフィリエイトは絶対に実践しません。そうではなく、「サイトの価値を上げ、SEO対策をする」という目的でトレンド記事を書いています。

ネットビジネスでトレンドアフィリエイトを実践しても残念ながら稼げないですが、やり方によってはトレンド記事を活かせるようになります。トレンド記事が大きなアクセスを集められるのは事実なので、その使い方を間違えなければネットビジネスで大きな結果を出せるようになります。

ネットビジネスでトレンドアフィリエイトは評判が悪い

一言でネットビジネスとはいっても、そのやり方にはいろんな手法があります。これらネットビジネスの中で最も詐欺要素の強いのが情報商材アフィリエイトであるものの、その次に評判の悪い手法がトレンドアフィリエイトです。

理由はここまで述べた通り、芸能ゴシップや事件ネタなどを取り上げ、他人の誹謗中傷や個人情報の公開記事を掲載するのが基本となるからです。当然リスクは大きく、過去には実際に訴訟まで発展したこともあります。

もちろん、科学ネタなど人に役立つトレンドアフィリエイトも可能です。しかし、そうしたニッチ分野はより稼げないという実態があります。

そこで、トレンド記事は特化型ブログ・サイトを作るときのブランディング・アクセスアップの手法として活用しましょう。こうした利用法であれば、トレンド記事が意味あるといえます。

トレンド記事を作成するにしても、やり方が違うだけでビジネスでは失敗するようになります。少なくともニュースまとめのトレンドアフィリエイトで継続的に稼ぐのは圧倒的に難易度が高いため、特化型サイトの作成など人の役に立つビジネスを実践するなど、他のネットビジネスで稼ぐ必要があります。

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