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いくら素晴らしいアイディアを与えたとしても、それを実行しなければ意味がありません。例えばスポーツであれば、内容の濃い練習法を教えられたとしても、実際にその手法に従って練習しなければ上達しません。

本当の意味で行動に移せる人は圧倒的少数です。当たり前ではありますが、どれだけ良い知識やノウハウを与えたとしても、起業して成功する人が少ないのはここに理由があります。

ただ、行動はできるものの、ある程度の成果を出して燃え尽きてしまう人も多いです。せっかく成功者の仲間入りを果たしたにも関わらず、途中で成長を止めてしまうのです。しかし、中にはずっと成果を出し続ける人も存在します。それでは、彼らにはどのような違いがあるのでしょうか。

成功し続ける人の条件

ある程度の成果を出したとき、燃え尽きてしまうのは珍しいことではありません。これは優秀な人であるほど起こる現象です。行動せず、現状に満足している人は燃え尽きる以前の問題ですが、燃え尽きてしまう有能な人は次のような目標を立てます。

「この会社で必ずトップ営業になる」

「起業して、まずは年収を3000万円にする」

こうした目標を達成するために努力を開始しますが、実際にこれらの数値を到達すると目標を見失います。事前に立てていた目標を超えてしまったため、次に何を目指せばいいのか分からなくなるからです。

フルコミッション(完全歩合制)の保険の営業マンであれば、MDRTやCOT、TOTと呼ばれるトップ数パーセントの人だけが入れる会があります。ここに入会できた途端に目標達成となるため、次に何をすればいいのかを見失います。

また、年収3000万円を目指していた人であっても、それだけあれば生活にはまったく困らないため、年収1億円などの目標を立ててもモチベーションが上がらなくなります。

このようなとき、考え方の方向性をちょっとだけ変えれば、永久に目標を見失うことなく成果を出しつづけられるようになります。それは、「どれだけ社会貢献を考えるか」にあります。

社会貢献型ビジネスを理解する

ビジネスというのは、社会貢献をすることにその存在価値があります。先ほどの保険営業であれば、良い保険に入ってもらうことで万が一への備えを持たせるという使命がなければいけません。そのために保険という商品があるのです。

成功し続ける人というのは、全員が「社会貢献のためにビジネスをしている」といいます。決して、自分のために行っているとはいいません。

そこで、例えば保険のトップ営業マンが「自分が動くのではなく、同じように最高のパフォーマンスをする人材を採用して育成すれば、さらに良い保険が出回るのでは」と考え方を変えればどうでしょうか。

正直、保険を売っている人の中で誠実に対応している人はかなり少ないです。保険を売っているにも関わらず、自らその保険に加入していない保険営業マンはたくさんいます。自分は絶対に入らない保険を他人に売っているのです。

これが保険業界の現状ですが、押し売りをせずに本当に良いと思う保険商品をお客様へ届け、アフターフォローまでしっかりできる営業マンが増えればどうでしょうか。そうなれば、必ず保険業界が良くなるだけでなく、商品によって救える人が増えていくはずです。

社会貢献型のビジネスには終わりがない

ここに気が付けば、この保険営業マンは永久に活躍できるようになります。行動するための動機が社会貢献型のビジネスに変わったからです。

それまでは、「トップを取ることで自分が活躍する」という力の欲求を満たすことが原動力でした。それが、「人材採用や教育をすることにより、保険業界を変革してお客様や社会へ貢献する」という使命に変わったのです。

こうした社会貢献型ビジネスは終わりがなく、いくらでも追及できます。終わりがないため、常に新たな成果を要求されます。社会に必要とされるサービスを創造するためには、「モチベーションが続かない」などと言っている場合ではありません。

起業家であってもフルコミッションの営業マンであっても、何を目標として、何を目指すのかが重要になります。燃え尽きずに稼ぎ続けられる人は、必ず社会貢献を自分の使命として生きています。

もちろん、ビジネスを始める最初の取っ掛かりは「自分の力を試したい」「必ず成功して周囲を見返してやりたい」などの力の欲求からスタートして問題ありません。むしろ、最初から「社会貢献を目指してビジネスを実践している」などときれいごとを言うような人は信用できません。

ただ、どこかの段階で「自分の力の欲求を満たすこと」を目標にするのではなく、社会貢献型ビジネスを行うことに思考をスイッチさせなければいけません。成功し続ける起業家というのは、ビジネスで社会貢献することの重要性について、必ず全員がある段階に到達したとき気づくのです。

ビジネスで成功できる人と成功できない人の決定的な違い

こうしたことを理解すれば、どのような人がビジネスで成功するのか把握できるようになります。

創業して3年後も生き残る企業は3割だといわれています。つまり、7割の会社は起業したあとに潰れていきます。そのように考えると、ビジネスでは全員が成功できるわけではないことを容易に理解できます。

ただ、「3年後も継続して生き残れる3割の人」と「消えていく残り7割の人」を比べると、明らかな違いがあります。その違いは、ビジネスモデルがどうこうという問題以前に、その人が何を考えてビジネスに取り組んでいるのかによって変わってきます。

それでは、具体的に何が違うことで成功者とそうでない人が分かれるのでしょうか。

ビジネスの目的が明確であるか

当社はコンサル会社である性質上、何人もの起業家や中小企業の社長へアドバイスする機会があります。そのなかで輩出してきた成功者の数は計り知れませんが、残念ながらドロップアウトした人もいます。

ビジネスではゼロの状態から数ヶ月で成果を出せるわけではないため、必ず1年間は経過を見なければいけません。その中で、ドロップアウトする人は勝手にビジネスを諦めて音信不通になってしまうことが多いです。

彼ら彼女らに着目すると、発言する言葉に共通点があります。例えば、ゼロの状態で起業する人の中には、次のような発言をする人がいます。

「いつになれば、年収1000万円を達成できますか」

「あと、どれくらい努力すれば稼げるようになりますか」

こうした文面のメールを一度でも送ってきた人の中で、いまだかつて成功した人を見たことがありません。まったく同じサービスを提供しているにも関わらず、どこかの時点で必ずドロップアウトするのです。

目的がお金だけの人は成功しない

このような人たちは、自分が将来目指すべきところに「お金」しか見えていなかったのだと思います。単にお金のためだけに努力しようと試みるものの、モチベーションがお金しかないので結局は数ヶ月でリタイアしてしまうのです。

実際に行ってみれば分かりますが、ビジネスでは壁しか出てきません。まず、周囲の反対があります。親や友達、同僚の中で応援してくれる人は限りなく少数です。また、乗り越えるのが不可能と思えるほどの課題が次から次へと表れます。これらを自分がもっているわずかなスキルの中でクリアしなければいけません。

そのように考えると、単に「お金」というモチベーションだけで動いていた人にとっては、ビジネスでの障壁は超えることのできないほど高かったのだと推測できます。このような人がほとんどなので、起業しても多くが長続きしないのです。

目的が明確な人は成功できる

一方、成功する人はどれだけ困難な壁があったとしても、自ら乗り越えようとします。少なくとも、多少の壁で諦めることはありません。そこで彼らに対して「なぜ、起業しようと思ったのか」と聞いてみると、さまざまな答えが返ってきました。例えば、次のようなものです。

「おじいちゃんが成功していて、地元では有名な人でした。ただ、自分は家の財産に興味がなく、おじいちゃんを超えようと考えてビジネスを始めようと思いました」

「いまの会社ではトップ営業ですが、何年も同じ顧客をまわっているので何もしなくても数値を出せるようになっています。現状では努力せずにトップ営業になれるため、このままだと『自分の能力が陳腐化するのでは』という恐れが出てきました。そこで、新たな挑戦によって自分の力を試すために起業します」

このように並べてみると、単にお金をモチベーションとして動いていた人とは別格であることが分かります。成功する人というのは、最初は「力の欲求」を満たしたいために起業するといえます。

力の欲求とは、自らの力を高めることによって、周囲から認められたいと感じる欲求のことです。もちろん、これだけでビジネスは長続きしないものの、最初はこうした「何かしら自分の力を発揮したい」という目的からビジネスを始める人が圧倒的に成功しやすいといえます。

コンサル業はキッカケを与えるにすぎない

経営コンサルタントというのは、ビジネスを成功させるためのキッカケを与えるにすぎません。例えば当社であれば、「このように考えれば、より大きなビジネスを創造できるのでは」と提案することはできます。ただ、実際に行うのは本人です。当たり前ですが、その人自体が行動し結果を出していかなければいけません。

ただ、お金をモチベーションにして動いている人は、「コンサルタントが自分を変えてくれて、利益まで生み出せるように指導してくれる」と勘違いしているように思います。そのような甘い思考で動いており、お金のことしか考えていないために途中で消えていくのです。

成功する人はキッカケを与えると勝手に行動する

一方、自分の力を試すために動いている人であれば、キッカケさえ与えれば勝手に自分で解決策を見出して動くようになります。実際に行動してみて、どうすれば成功できるのかを導いてくるのです。

ただ、前述の通り、「力の欲求」を満たすために動いているだけでは、途中で折れてしまいます。ある程度まで成功して、実際に力の欲求が満たされれば、そこで満足して目的を見失うからです。

ここで、「社会貢献性」が出てきます。成功し続ける人は全員、社会貢献のためにビジネスを行っています。

最初は力の欲求を満たすことから始まってもいいですが、どこかの段階で「社会貢献のためにビジネスをしているのだ」とシフトチェンジする必要があります。こうして、社会から求められる真のビジネスマンへと成長していきます。

起業で「楽しみながら仕事して稼ぐ」の本当の意味を学ぶ

そういう意味では、起業するときに得られる「楽しみ」について理解しなければいけません。

起業したい人間と話をするとき、大きな勘違いをしている人が多いことに気が付きます。その中でもよくありがちなのは、「楽しみながら仕事をして稼ぎたい」というものです。自分のやりたいことだけをして、その結果としてお金が入ってくるというものです。

ただ、これはビジネスの考え方を大きく誤っています。実際のところ、そのような思考で起業して成功することはあり得ません。それでは、どのような考えで仕事をして、稼ぐようにすればいいのでしょうか。

「楽しい」の本質を知る

そもそも、「楽しい」とは何でしょうか。実は、楽しいには2種類あります。1つは、娯楽という意味での楽しみです。「旅行に行って楽しい」「温泉に入ってリラックスして楽しい」などです。

これらは、何か自分で成し遂げたことではありません。単に自分が行いたいことだけをして、その分だけ楽しんだという意味です。

こうした楽しみを実現することで、お金を稼げると勘違いしているケースは多いです。よくあるのは、世界中を旅行しながらインターネット上でビジネスをして稼ぎたいというたぐいのものです。

単なる快楽(娯楽)はビジネスで必要ない

しかし、本当にビジネスで成功する人というのは、そのような甘えた考えをしません。そうではなく、もう一つの意味での「楽しさ」を追求します。その楽しさとは、達成感からくる楽しさです。

あなたは、これまで大きなことを達成したことはないでしょうか。その内容は何でもいいです。部活でもいいし、文化祭でも問題ありません。社内旅行の企画でも大丈夫です。そのようなイベントを乗り越えたとき、どのように感じたでしょうか。苦しいことやつらいことはあったけれども、やってみて人間的に成長したはずです。

そして、こうした達成感を味わったとき、思い返してみればとても楽しかったように感じたはずです。このような楽しみを得ることが、仕事をするうえで最も重要だといえます。

一流選手が言う「楽しい」の定義とは

甲子園で優勝した高校生や箱根駅伝で輝かしい成績を残した選手は、必ず全員が「試合(駅伝)が楽しかった」と言い残します。それでは、彼らが言う楽しいというのは、快楽という意味なのでしょうか。

もちろん違います。なぜ彼らが試合を楽しかったと言ったかというと、それはこれまでの練習の成果が報われて人間として成長したからであり、すべてをまとめて楽しかったと感じたのです。

そのような舞台で活躍する選手は、想像を絶するほどの練習を積んでいます。基本的には、厳しいことの連続です。そのような中でも、大きな達成感を得ることによって楽しいと感じるのです。そして、練習するほど自分が成長する姿を確認できるため、さらにそれが楽しみに変わります。

要は、単なる娯楽ではなく、「自分が一流の存在に近づいていること」に対して楽しみを得ているといえます。そして、そのような活躍をして高いパフォーマンスを実現するほど、周囲の人間を巻き込んで感動を与えることができるようになります。甲子園や箱根駅伝で活躍している選手というのは、全員がこの考え方を備えているのです。

本当の意味での「楽しい」を実感すべき

ここまでを理解したうえで、あなたはどの種類の楽しみを得たいのでしょうか。勘違いしている自称起業家と同じように、自己満足の世界で完結した楽しみを得たいのでしょうか。それとも、自分の成長している姿に対して楽しみを覚え、関わる人たちに感動を提供できる存在になりたいのでしょうか。

起業するのであれば、最初は信頼関係も商品もない状態から始まります。そのため、ほとんど稼げない日々が続きます。

そうして努力していくと、あるとき急にうまくいって月100万円の収入を継続して当たり前のように超えられるようになります。このときに、それまでの努力が報われて、甲子園で活躍した選手と同じように楽しみを覚えるのです。

「楽しい」という一つの言葉であっても、その捉え方次第でビジネスでの成功を収めることができるかどうかが変わってきます。少なくとも、仕事を行う以上は快楽での楽しみを求めてはいけません。必ず、自己成長という意味での楽しみを実現しましょう。そうすれば、その後のビジネスが大きく変わってきます。

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