ビジネスの基本

起業・経営にMBAや資格は無意味:行動して学ぶビジネスの勉強法

これから起業したり、経営をして会社を引っ張っていったりすることを考えるとき、勉強方法に悩む人は非常に多いです。

ただ勉強方法が分からないあまり、ダメなビジネスの勉強法を実践してしまう人が大半です。無駄な勉強をすることによって、努力の方向性を間違えてしまうのです。その結果、いくら頑張って学んだところで一つも成果を出せないようになってしまうのです。

実際、起業や経営の勉強をするときに大学に通ってMBAを学んだり、何か資格の取得を考えたりする人がほとんどではないでしょうか。ただ、残念ながらMBAは意味ないですし、資格を取ったとしても稼げるようにはなりません。

ビジネスでは正しい努力が必要になります。そこで、起業家や経営者(社長)が何を学べばいいのかについて解説していきます。

学校の知識より、肌感覚マーケティングが重要

ビジネスで最も重視するべきものが肌間隔です。つまり、実情と合っているかどうかが大切です。大学の講義など机上で学ぶことに意味はなく、実際にビジネスを動かした結果から学べる実学を重視しなければいけません。

しかし、多くの人は難しく物事を考えます。特にMBAに通った人であれば、なぜか難しい分析手法が大好きです。ただ残念ながら、これらの手法が役に立つことはほとんどありません。

それよりも重要なのは、「お客様が心の中で何を考えているか」を想像することにあります。これを無視してファイブフォースやSWOT分析などの決まりきった分析を行おうとすると失敗します。

高額なお金を払ってMBAで学ぶ必要は全くなく、実際のところ普段の生活に気をつけているだけで十分です。

例えば、あなたが昼ごはんを食べるときにどのようなことを思い浮かべるでしょうか。いつものメンバーであれば、お決まりの安い定食屋かもしれません。気になるあの人と行くのであれば、おしゃれなレストランになるでしょう。その時々に合わせて昼ごはんの予算が決まり、行きたい店が決定されます。

このとき、あなたの頭の中に「競合の強みと自社の弱み」「過去10年間の市場動向」などの難しい話や細かい数字は一つも出てきていないはずです。マーケティングというのは、単に肌感覚の上で成り立っています。

本来は小難しい分析手法は必要なく、むしろ意味を理解せずにそのような手法に頼るほど成果を出せなくなります。マーケティングを勉強するとき、普段のあなた自身の行動を分析してみましょう。

  • 他の商品がある中で、なぜこの商品を買ったのか
  • いろんな価格がある中で、なぜその値段のサービスに決定したのか

これを本気で考えていきます。

例えば販売者が信頼できる人であったため、多少高くてもその人から購入したのかもしれません。または見本として置かれている商品を使ってみたら思ったよりも使いやすく、気に入ってしまったのかもしれません。店員に声をかけられ、巧みな話術にのせられて気分良く購入してしまったのかもしれません。

普通の人は何も思わずに購入を決定するでしょうが、ビジネスを行う起業家はそれではいけません。自分の行動を観察するだけでも「なぜ人が買うのか」を理解できるようになります。

マーケティングは肌感覚で行われているため、自分がお金を出して払うときは最高の勉強の機会になります。

現場感覚はいくら机で勉強しても学べない

いくら難しい分析手法を駆使しても、お客さんがその商品を使っている場面を想像できなければ、より大きな売上を出すことはできません。例えば、家でソバを食べるときを考えてみましょう。

ソバを食べるとき、そのままの状態で食べる人はいません。この場面では、めんつゆが必要になることが分かります。他にも、ネギを一緒に入れることでよりおいしく味わうことができます。

つまり、ソバを売りたいと思ったとき、バカ正直にソバだけを売ってもダメです。ソバと一緒にめんつゆやネギも一緒に売らなければいけません。

このように、実際に商品を使っている場面を想像すれば、お客様が一体何を欲しているかようやく理解できるようになります。これは経営に関するあらゆる分析手法を駆使しても出てこないため、マーケティングではやはり肌感覚が重要になります。

他にも、例えばビールを売る場面を考えます。この時、ビール単体で売ってはいけません。お客さんがビールを飲んでいる場面を想像すれば、一緒におつまみを食べている姿を想像できます。

これを踏まえた上で、近所のスーパーで買い物をする時は注意して見渡してください。ビールを売っているお酒コーナーの手前には、かなりの確率でおつまみが売られています。コンビニであっても、お酒が売られている場所の目の前におつまみが配置されています。

商品配置にも全て意味がありますし、これを観察するだけで「企業がどのようなマーケティングを行っているか」を間近で確認することができます。これができれば、単にMBAを取得した人の何百倍もマーケティング思考ができるようになります。

変に小難しいテクニックを覚えるのではなく、企業が凌ぎを削って実施している本物のマーケティングだけを盗むのです。

大学で学ぶ理論や資格が無意味な理由

この事実を認識すれば、大学生としてMBAを学んだり資格を取得したりするのがなぜ無意味なのか理解できるようになります。

本気で起業したり、経営者として大きな利益を出したいと考えたりしているのであれば、あなたが勉強するべきことは経営学ではないですし、資格でもありません。そうではなく、「どのようにすれば集客でき、商品を販売できるのか」を実学から学ぶことが最も重要になります。

要は、マーケティング(集客)やセールス(営業)を勉強するのです。ビジネスで成果を出すとき、学ぶべきものはこれだけで問題ありません。

実際、あなたが生命保険に加入するとき、以下の3人のうち誰から入りたいでしょうか。

  • MBAはあるが、保険知識ゼロの人
  • ファイナンシャルプランナーの資格はあるが、保険会社で勤務1ヵ月の新人
  • 特に資格はないが、顧客を1,000以上もつ保険10年のベテラン

よほどの理由がない限り、「特に資格はないが、顧客を1,000以上もつ保険10年のベテラン」から生命保険に加入したいと考えます。MBAやファイナンシャルプランナーの資格を保有していても、その人から商品が購入されることはないのです。

結局のところ、すべては実績になります。その人がどれだけ優れたマーケティング知識や営業能力、商品知識をもっており、それまでビジネスで実績を上げてきたのかによって商品が売れるかどうかが決まってきます。資格があるかどうかは関係ありません。

実際、現在では弁護士資格を保有しているにも関わらず、お客さんがいなくて食えていない人がいるほどです。資格を取ればビジネスがうまく回るのは幻想にすぎません。

ちなみに、私は既に起業して何年も経過していますが、まったく資格を活かしていません。私の場合はWebサイトの構築を本業にしていますが、資格を活用せずにビジネスを軌道に乗せています。また、周囲の社長たちを見ても資格を利用していない経営者の方が圧倒的に多いです。

この現状を見ると、本当に勉強するべきはMBAの経営学や資格ではないことが分かります。もし、「社会人としてビジネスに役立つ資格は何か」を考えているのであれば、いますぐそうしたことを止めるのが正解です。

専門資格や専門職は人生の幅を狭くさせる

なお、資格の勉強をすることでビジネスが加速するのであればいいですが、逆にビジネスの幅を減らす道具になってしまうことを忘れてはいけません。

例えば税理士や司法書士の資格を取得していると、「この資格をもっているため、何とか資格を活かそう」と考えます。資格取得によって、決められた範囲でしか物事を判断できなくなるのです。

このような事例は資格にかぎりません。特定の分野で長い経歴をもつ専門職の人や海外での生活が長い人など、経験が長いほど自らの可能性を狭めて考える人がほとんどです。

もちろん、その人の強みを活用することは重要です。ただ、強みをビジネスに活かすとはいっても、その強みを特定の範囲内だけで活かそうと考えるべきではないのです。

そこでビジネスの範囲を広げなければいけません。例えば、相続関係の業務を行っていたら「後継者がいないことに嘆いている経営者が多い」ことに気がつき、これを助けるために「企業M&Aや後継者探しを支援する会社」を立ち上げても問題ありません。

企業M&Aは一般的な税理士業務とは離れますが、お客様のことを考えた結果、「何とか後継者を見つけ出すサービスを行い、会社やそこで働く従業員を守る仕組みを構築する」という新事業を生み出すことができます。

「税務しか扱わない」と考え、税金や相続に関することだけに縛られていては新たなビジネスは生まれません。そこからはみ出して考えることにより、「これまでの経験を活かしながら、今までにない事業を創出する」のが正しい姿です。これが、強みを活かすことに繋がります。

実績ゼロの新規事業では、セミナーやコンサルで成功者から学ぶ

それでは、起業や新規事業を含めこれからビジネスを軌道に乗せるためにはどのような勉強を始めればいいのでしょうか。これについては、最初にどの分野で事業を開始したいのか明確に決めるようにしましょう。

ビジネスとはいっても、稼ぎ方や分野はさまざまです。一部を挙げると、例えば以下のようなジャンルがあります。

  • 不動産投資
  • 保険営業
  • 人材派遣
  • 飲食業
  • サイト運営

もちろん、他にも腐るほどビジネスでのジャンルがあります。こうしたものの中でも、まずはどの分野で新規事業を始めたいのか明確に決めましょう。

例えば私の場合、前述の通りサイト運営によるビジネスを展開しています。儲かるサイトを構築することで、自動収益を得るビジネスモデルになります。例えば、以下は私が運営する薬学サイトです。こうしたサイトを作り、勝手に売上が発生する仕組みを作っているわけです。

私の場合はWebサイト運営に特化しています。同じように起業や新規ビジネスの創出では、「賃貸不動産の仲介を行う」「生命保険に参入する」など特定分野に特化させ、その分野での成功方法だけを勉強してお金儲けを考えるようにしましょう。

このとき、失敗する多い理由として自分一人で頑張ろうとすることがあげられます。ただ、それではいつまで経っても成果はできません。

あなたが金儲けをしたい分野でトップレベルの実力をもった人の元へ行き、セミナーへ出たりコンサルを受けたりすることで成功する方法を教えてもらう必要があります。

高いコンサルフィーであったとしても、1年後に元を取ることができ、その後は大きな利益が出るのであれば安い投資だといえます。

独学でビジネスを学ぼうとする経営者は無能

そもそも、すべて独学で頑張ろうとしている時点で経営者として無能です。その時点で起業や新規ビジネスで成功することなどあり得ないので、独学を貫くのであれば経営者として今すぐビジネスを止めなければいけません。

特定の分野について頑張るとき、専門家の力を借りるのがビジネスでの原理原則です。

  • 契約書を作成する:弁護士に依頼する
  • 補助金・助成金をもらう:専門の税理士(または行政書士)に頼る
  • 法人保険による節税をする:生命保険の営業マンに依頼する

このように、専門家を利用するが一般的です。すべて独学で勉強すると、非常に労力が大きく大変です。自分の力で頑張ろうとする経営者ほど二流であり、「自社の売上を伸ばす」という本当に重要なことに力を注がなければいけません。

これは新たに起業するときも同様であり、「不動産投資を独学で頑張る」「ネットビジネスを誰にも教わらずに始める」などで、成功はあり得ません。

例えば、知識ゼロの状態でラーメン屋を立ち上げてもうまく行かないのは誰でも理解できると思います。一方で既にラーメンで起業し、何店舗も運営している経営者の指導の元であれば、うまくいく確率が格段に高くなります。

すべてのビジネスは考え方が同じであり、なぜ独学だとダメなのか容易に理解できるはずです。

知識を得たらすぐ行動するべき

なお、どれだけアイディアを練っており、ビジネスセミナーや起業家が集まる東京・大阪の勉強会へ出席したとしても、実際に学んだことを実践しなければ意味がありません。

例えば、私はサイト運営のビジネスをしているわけですが、知人から「どのように稼いでいるのか教えてよ」と言われることがあります。しかし教えてみると、ほとんどの人が行動しません。「仕事が忙しい」「家庭の事情がある」など最もらしい言い訳を述べ、動かないのです。

結局のところ、どれだけ優れたビジネスモデルであったとしても行動しなければ結果はゼロです。本当に起業したり、経営者として新規ビジネスを軌道に乗せたいと考えていたりするのであれば、セミナーや勉強会で学んだことを行動に移さなければいけません。

私はいまではネットビジネスの手法を教える立場にいますが、受講生からの質問内容を見れば「実際に行動したかどうか」はすぐに分かります。ダメな人はできない言い訳を並べます。例えば、以下は私が実際に受けたことのある質問です。

サイト運営の場合、できるだけリアルな体験記事を載せることがアクセスを集めるコツです。こうしたときの格安SIMに関するWebサイトを作っている人からの質問ですが、「リアルな体験を得て記事化するには、あらゆる携帯電話と契約しなければいけない。そうなると、お金がかかって無理ではないか」という内容です。

ただ、本当にそうでしょうか。友人であれば携帯電話をもっている人は腐るほどいます。また、家電量販店に行っても携帯電話を無料で手に取れます。

ダメな人は言い訳だけを並べて行動しません。そのため机上の空論で終わり、何も結果を出せないのです。

そうではありません。ビジネスというのは実学が重要であり、すべては肌間隔マーケティングで成り立っています。行動すれば思いもよらない壁にぶち当たることが頻繁にあるため、実際に行動をして問題を解決していく作業が必要になります。

こうしたことを経験していけば、独自のノウハウが蓄積されていきます。どの教科書にも載っておらず、ネット上にも存在しないあなた自身のノウハウを構築することが「実社会でビジネスを行い、成果を出す」ときに重要となるのです。

高学歴で勉強ができてもビジネスで成功できない理由

ここまでのことを理解すれば、なぜエリートコースを歩んでいる人であっても、ビジネスで成功できない人がたくさんいるのか理解できます。この答えは簡単であり、彼らの話していることは「他人から得た情報」を伝えているだけだからです。

難関大学に合格するためには、どれだけの知識量をもっているかどうかが重要です。そのためなのか、世の中は難関大学に受かった人であるほど、何でも問題を解決できるように思われます。

しかし、実際は異なります。彼らは知識をもっているものの、それを組み合わせて自分の答えを出せるとは限らないのです。

一方、学んだ知識を自分の中に落とし込み、実際に行動した人の話には重みがあります。理論上は正しかったとしても、実際は違うことが多々あるからです。

例えばネットビジネスで稼ぐ手法の一つとして、雑記ブログがあります。いろんな分野のごちゃ混ぜサイトを作るのです。ただ、残念ながらこの手法はまったく稼げません。

これについては、実際に私も運営したことがあります。以下のような健康系の総合サイトを作ったのです。サイトにはダイエットや腰痛、体臭などあらゆる健康系の悩みを入れていきました。

アクセス自体はそれなりに多く、1日500アクセス以上となりました。ただ、サイト上から商品がまったく売れませんでした。月に1件ほど、商品が売れるかどうかという残念なWebサイトになってしまったわけです。

ここから、「いろんな分野を詰め込んだ雑記系のサイト・ブログでは、成果がほぼ表れない」という事実を学んだわけです。そのため、現在では特定分野に特化させたWebサイトだけを構築しています。それからは、サイト運営で失敗することがほぼなくなりました。

要は、こうした経験を積んでいることが重要なのです。実学として経験していれば、次回からどのように行動すればいいのか分かるようになります。

多くの知識をもっているというのは、書物などの媒体を通して、他人から得た情報を話しているに過ぎません。そこに独自の経験や意見がないため、机上の空論だけの薄っぺらい内容しか伝えられないのです。

セミナーや勉強会などで知識だけ学んではいけない

知識だけが多い人の共通点として、行動が伴っていないことが挙げられます。経験が圧倒的に足りていないため、知識としてしか理解できておらず、その応用法が見えていません。

これは、スポーツで考えれば分かりやすいです。どれだけ野球が上手くなるための理論を学んだとしても、それだけでバッティングや投球が上達するわけではありません。一方で練習を重ねていくと、「このときは肩をこう使うのか」「足の踏込を深くするといいのか」と、自分で考えるようになります。

この過程が重要なのであり、経験を積んで自ら改善点や応用法に気が付き、体に覚えさせなければ本当の意味で会得したとはいえません。

しかし、ビジネスになると、この当たり前の考え方ができない人であふれかえります。知識だけを学んだところで無意味です。そこから圧倒的な行動を行い、経験を積んで知識を知恵に変えた人でなければ、ビジネスでの成功はありません。

そういう意味では、MBAや中小企業診断士などの資格を取ったとしても、ビジネススキルは一つも上達しません。理論を学んだとしても、それをどのように活かすのか分からないからです。知識を学ぶことで、知恵を得たと幻想してはいけません。

特定分野を学び、行動して実学から学ぶのが成功者の勉強法

起業したり、新規ビジネスを立ち上げたりして成功を目指すとき、どのように考えて勉強すればいいのかについて解説してきました。

社会人であると、起業知識や新規事業立ち上げの勉強不足を感じたとき、学校(MBA)に通ったり資格の勉強をしたりします。ただ、この行動はすべて無意味であり役に立ちません。

そうではなく、これから起業したい分野でのマーケティングや営業法を「その分野で既に成功している人」から学び取るのが、真の勉強方法になります。独学ではなく、「成功する方法を知っている人から学ぶ」のが成功する最短の近道です。

その後、学ぶだけで終わるのではなく実際に行動へ移しましょう。そうするとビジネスでのいろんな壁が出てくるため、それらをクリアすることでノウハウが蓄積していきます。一切の言い訳を排除し、行動して「どのようにすればうまく行くのか」を実学で学んでいく必要があります。

例えば私の場合、雑記ブログでは成功しないことを実学で学んだわけですが、こうした試行錯誤を繰り返すことで、本にもネットにも載っていない真のノウハウが蓄積していきます。これら事実を理解したうえで、ビジネスで成功するために必要な勉強を実践していくようにしましょう。

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