マインドセット

目標設定の仕方を学び、正しい努力で成功するコツとSMARTの法則

仕事をするのであれば、当然ながら大きな成果を出すことを考えなければいけません。そうしたとき、必要になるのが目標設定です。しかし、多くの人は正しい目標設定の方法を知りません。人によっては、めんどくさいと考えて目標を考えることをやめることすらあります。その結果、無駄な努力をします。

この場合、残念ながら「頑張って努力をすれば必ず優れた結果を得られる」ことはありません。無駄な努力はすべて無意味であり、正しい目標設定による正しい努力である必要があります。

それでは、どのように正しい目標設定をして成果を生み出せばいいのでしょうか。

仕事を含め、ビジネスで大きな結果を出して成功するためには適切なやり方があります。そこで、成果を出すために必要な目標設定の仕方やコツについて解説していきます。

個人成長に必要な目標設定をゴールから考えるべき

最初に目標を設置するとなると面倒なように思えてしまいます。できることなら、特に難しいことを課さずに大きな成果を出したい」と多くの人が考えます。

ただ、実際のところ最初にやるべきこと(ゴール)を明確に設定しなければいけません。目的・目標を定めなければ、結局のところ何の結果も生み出すことができないからです。

例えば、以下のようなあみだくじがあります。このうち、一つが正解です。あなたはどれを選ぶでしょうか。

残念ながら、この状態ではどれを選べば確実に正解を導くことができるのか誰も分かりません。適当にA~Dまでのどれかを選ぶしかありません。

ただ、これが以下のような状態であればどうでしょうか。

これであると、全員が少し考えた後にBを選びます。Bを選ぶことによって星マークにたどりつき、正解を言い当てらえるようになるからです。

このときあなたは、最初にゴール(星マーク)を見たと思います。その後、逆算することでどこを選べばゴールにたどり着けるか計算していきました。

つまり、正しい結果を得るためには「最初に適切な目的・目標(ゴール)を定め、どのような行動をすればいいのか逆算しなければいけない」と分かります。目標設定をしなければ、何のゴールもない状態で頑張ることになります。そのため、無駄な努力を続けることで結果が出なくなるのです。

目標を決めるからこそ、正しい努力が分かる

例えば、将来は甲子園に出たいと考えている高校生がいたとします。このとき、「甲子園に出る」という目的・目標がなければどうでしょうか。残念ながら、この高校生が甲子園に出るのはほぼ無理です。逆算して、甲子園出場に必要な行動を取らないからです。

普通の学生であれば、近所にある高校の中で行きたい学校を選びます。その結果、甲子園に行くためのステージにすら立てません。

ただ、本気で甲子園を目指すのであれば「甲子園に出られる高校」を選ぶ必要があります。地元の進学校ではなく、野球に打ち込める環境を選択しなければ当然ながらスポーツで大きな成果は出せません。

目標設定したとき、ようやく自分が行動するべきことが見えてきます。甲子園に行くことを考えたとき、「野球の弱い進学校に通いながらスポーツの上達を考える」ように戦略を立てる人はいません。甲子園に行くことを考える高校生にとって、正しい努力は「甲子園の行き方を知っている監督の下で学ぶ」ことなのです。

大きな目標・目的があるからこそ、それを達成するために必要な行動がようやく見えてくるようになると考えましょう。

これは、スポーツに限りません。勉強やビジネスを含め、あらゆることで共通します。例えば私は当サイトを運営していることから分かる通り、ネットビジネスを手掛けています。それでは、こうした「サイト運営によるネットビジネスで成功する」という目標を掲げたとき、具体的には、どのような行動を取らなければいけないでしょうか。

当然ながら株や不動産の勉強は無意味です。また、自己啓発セミナーに出席しても意味がありません。

そうではなく、サイト運営で稼ぐために必要な参入ジャンルを研究したり、実際にサイト運営で稼いでいる人のセミナーに出席したりしなければいけません。これにより、ようやくネットビジネスで成功できるようになるのです。

細かい目標達成を決めると仕事がうまくいく

なお、このとき、達成するべき目標をより細かく、明確に決定するほど仕事がうまく回りやすくなります。これは、企業・経営者やサラリーマンを含めてすべてのビジネスに共通します。

例えば、前述の通り私はサイト運営によるビジネスを展開しています。このとき、「サイト作成して稼ぐ」というザックリとして目標ではなく、「参入ジャンル」「売るべき商品」をすべて決めた状態でスタートします。つまり、ゴール(この場合は売るべき商品)を明確にするのです。

ダメな目標では、「最終的に何を実践するべきなのか」が不明確です。そこで、最終的なゴールを決めなければいけません。

例えば、私は薬剤師の転職サイトを保有しています。以下の通りです。

このサイトの場合、私は「転職を検討している薬剤師が集まるWebサイトを構築し、サイト上で転職エージェントのサービスを紹介することでお金を得る」というビジネスモデルを考え、実際にスタートさせました。現在では、完全放置で月50万円以上を生み出すサイトに成長しています。

薬剤師という非常に狭い分野に絞り、売る商品を「転職サービス(マイナビ薬剤師など)」に決めた状態で開始したため、そうした情報サイトを構築するために何をするべきなのか逆算したわけです。

多くの人で努力が無駄に終わる理由

これを理解すれば、なぜ多くの人で努力が報われないのか容易に理解できます。それは、無駄な努力をしているからです。目標設定の仕方を理解しておらず、その結果正しい努力をしていないのです。

例えば、私はいまではサイト運営の講師をする立場になっていろんな人の悩みを聞くのですが、ほとんどの人でゴールを設定していません。サイト運営でいえば、「何を実践したらいいのかよく分かりませんが、ひとまず雑記ブログを立ち上げて情報発信してみました」という人が大多数なのです。

これで成果が出るわけありません。スポーツでいえば、「野球でプロを目指したいのですが、何をから始めればいいのか分からないので、ひとまずランニングを頑張ってみました」と言っているのと同じです。やるべきことが明確になっていないため、具体的にどのように行動すれば成功できるのか理解できていないのです。

当然、ランニングだけして野球がうまくなるなどあり得ません。同じことを考えると、何も考えずに情報発信してネットビジネスで稼げるようになるなどあり得ません。よく考えれば当たり前のことですが、多くの人が侵すミスでもあります。

・営業で目標達成のプロセスも考え方は同じ

もちろん、営業など他の分野でも考え方は同じです。単に「営業成績をアップさせる」という目標では無意味です。そうではなく、例えば「今月中に8個の製品を売る」などのように目標設定します。そうすれば、どのように達成すればいいのか明確になってきます。

  • 月8個を売るには、週に2個の製品を売ればいい(2個 × 4週間)
  • アポ3件ほど取れば1個は売れるため、週にアポ6件を入れるべき
  • 顧客リスト10人に連絡すればアポ1件取れるため、週60人以上はテレアポするべき

このように、すべては逆算で考えます。何をするのか明確にすれば、そこから取るべき行動が明確になるのです。

自らの目標達成に関係ないことはしないと決めるべき

そして重要なのは、「自分が決めた大きな目標とはズレる行動を取らない」ことです。目標達成では、関係ないことをできるだけ排除することも必要です。

例えば私の場合、いまでは起業していますがサラリーマン時代から無駄な飲み会には出席しないようにしていました。もっと正確にいうと、起業することを決めた瞬間から会社の飲み会をすべて断るようにしたのです。

それまで付き合いが良い人間だったのに、急に飲み会を断るようになったので同僚は「どうしたのだろう?」と思っていたかもしれません。

ただ、「会社の同僚と飲みに行って無駄な時間を過ごす」のは、起業するという目標設定から大きくズレていました。そこで私の場合、すぐに家に帰ってサイト作成を頑張って稼げるようになるために努力したわけです。

当然、テレビを見る時間や無駄な残業を含め、目標達成に必要なこと以外はすべて削るようにしました。やるべきことが明確になったため、自らの目標達成と関係ないことはしないようにしたのです。

いまでも私の場合、単なる趣味仲間や高校・大学の同級生と飲みに行くことはしません。ドライな言い方をすると、時間の無駄だからです。ビジネス仲間との飲みであれば有意義な時間になるので問題ないですが、そうでなければ自分の貴重な時間を使わないように徹底したわけです。

何をするべきかを明確にすれば、仕事でのやることが分かるだけでなく、「してはいけないことは何か」も含めて把握できるようになります。

SMARTの法則を利用した目標設定のコツ・書き方

なお、これら目標設定の仕方としてはSMARTの法則というものに沿って組み立てると、より優れたものになります。英単語の頭文字を取ったものになりますが、これに該当するように目標を立てるのが優れたゴールを作るコツになります。

それぞれ、以下のように考えます。

・Specific(明確な)

これから達成するべき目標を掲げるとき、具体的である必要があります。例えば私の場合、「薬剤師の転職サイトを作り、転職エージェントサービスをWeb上で紹介してお金を得る」ことを明確な目標に掲げました。

また、他のケースであれば以下のようにしても問題ありません。

  • ダイエット:置き換えダイエットを実施し、朝食を変えることでやせる
  • 営業:去年、取り逃した社長賞を今年こそは必ず達成する

明確な目標でなければ、何をしたいのか分からなくなります。そのため、「ダイエットしたい」などの漠然とした目標ではダメです。具体的にどのようなことを実践してやせたいのか、明確でなければいけません。

・Measurable(測定可能な)

しかし、具体的な目標であったとしても数字が入っていなければいけません。測定可能というのは、数字を活用して誰でも分かるように見える化することを指します。

例えば私であれば、「薬剤師の転職サイトに関する記事を半年以内に100記事を作り、1年後までには月30万円の収益を生み出す」などのように設定しました。他の事例では、例えば以下のように目標設定するのが適切です。

  • ダイエット:来月中には1.5kgやせる
  • 営業:アポを週20件取り、週5件は販売することで売上月300万にする

このように、数字を用いることで誰が聞いても目標設定の内容が分かるようにします。

・Achievable(達成可能な)

ただ、このとき立てた目標について問題なく達成できるものでなければ意味がありません。実現不可能な目標を立てても無意味なのです。

例えば、ネットビジネスで「3ヵ月後に月100万円」などは不可能です。詐欺をして人を騙さない限り達成は無理なので、こういう目標を掲げてはいけません。

他にも「ダイエットで今月中に8kg減らす」「今月はまだ成約ゼロだが、頑張って製品を販売して1週間以内に売上500万円を目指す」などは誰が聞いても無謀です。そのため、あくまでも実現できる目標にしましょう。

・Relevant (関連性がある)

ただ、こうした目標を設定したとき、あなたが本心で達成したい目標なのかを考えるようにしましょう。もし、そうでないのであれば立てた目標がダメだといえます。周囲から強制されて立てた目標であるなら、残念ながら無意味な目標だといえます。

他には、「仕事を頑張って成果を出す」という目標を設定したとき、あなたが本当に望むことが「家族との時間」なのであれば、「ノルマを達成するため会社の仕事量を増やして夜遅くまで頑張る」のは本心に反しているといえます。そうではなく、「どのようにすれば家族との時間を取れるように、効率よく仕事をするのか」が真の目標達成のための方法になります。

心から達成したいと思える目標でなければ、当然ながら目標達成できません。そのため、あなたの本心から出た目的・目標かどうかを確認しましょう。

・Time-bound (期限のある)

これらを明確にした後、最後に期限を決めましょう。いつまでに達成するのか決め、プレッシャーを自ら与えるようにするのです。例えば私の場合、先に示した通り「薬剤師の転職サイトで1年後までには月30万円の収益を生み出す」ように期限を区切りました。

実際には月50万円以上の収益になり、現在も売上は月を追うごとに増えています。ただ、いずれにしても期限を区切らなければいけません。同じように考えると、他のケースでは以下のようになります。

  • ダイエット:6月までに合計15kgやせて、水着を着られるようにする
  • 営業:あと4ヵ月で売上2,000万円を達成し、社長賞を取る

具体的な数字を活用し、いつまでに何をクリアするのか明確にしましょう。

達成できない、高すぎる目標は無駄

こうした目標達成を考えるとき、意外と注意すべきは「Achievable(達成可能な)」です。多くの人が達成できない高すぎる目標を掲げやすいからです。

例えばネットビジネスであれば、「月100万円を目指す」という目標を掲げる人が圧倒的に多いように思います。しかし、なぜ月100万円なのか根拠が不明です。

実際にビジネスをしてみれば分かりますが、完全ゼロの状態から起業して月100万円の利益を出すのは圧倒的に難しいです。いまの私でも、月100万円以上を自動で生み出す仕組みを構築するのは骨が折れますし、かなり苦労します。これをビジネス初心者が行うのは現実的ではありません。

それよりも、ビジネス初心者であるなら「月5万円を目指す」くらいがちょうどいいです。こうした実現できそうな目標でなければいけません。

これは、営業でもスポーツでも同じです。あまりにも目標が難しいために未達成に終わっては意味がありません。そこで難易度を下げ、頑張れば到達できる目標にしましょう。

小さい目標を掲げ、やる気を維持しながら行動するべき

なお、おすすめなのは「大きな目標を掲げる」のと同時に、それを達成するために必要な小さなステップを設けることです。

例えば営業で社長賞を取るにしても、その道のりは長いです。その間、モチベーションを維持しながら続けていくのは大変です。そこでやる気を維持するためにも、小さなステップを設けるのです。

例えば、以下のようになります。

いきなり社長賞を取るという高い目標を掲げて頑張るよりも、この場合だと「見込み客をリストアップする」「週4件の商談をする」などの方が圧倒的に簡単です。こうした小さいステップを踏み、成功事例を自分の中でたくさん作ることが、モチベーションアップを保ちながら継続するコツになります。

実現可能な目標を掲げたとしても、実際のところそれを達成するにはいくつものステップがあります。そこで、それらを順にクリアしていくといいです。

リーダーやマネージャーが部下を管理する方法も同じ

なお、ここでは個人がどのように目標設定・目標達成をすればいいのかについて解説してきましたが、これはプロジェクトリーダーやチームマネージャーなどが部下を育成・指導し、目標管理して成果を出させる方法についても同じだと考えましょう。

当然ながら目標設定を書かせるとき、書き方としてはSMARTの法則に従っている必要があります。少し頑張れば達成できる目標を具体的に書かせるようにするのです。

このとき、同時に「設定した目標を達成するために何が必要になるのか」を逆算させ、細かいステップを出させます。

また、中間報告などでは目標設定のときに出させた細かいステップを達成できているかどうか確認すれば問題ありません。もし、順調に進んでいない場合は目標や取るべき行動の見直しが必要になります。

目標を設定させて正しい努力をさせるのは、個人で行うのもでもチームマネジメントで行うのも方法は同じです。ビジネスの原理原則はどれも同じだと考えるといいです。

成果を出す方法を具体例から学び、結果を出す

ここでは、成果を出すためにどのように目標設定すればいいのかについて解説してきました。最初にゴールを決める作業がなぜ必要なのかというと、それは「適切な目標がなければ、何を実践すればいいのか分からない」からです。

やみくもに動くことほど、無駄なことはありません。やみくもに努力すればいいわけではなく、正しい努力を実践するからこそよくやく成果が出るようになります。具体的な目標を設定し、それを達成するためには何が必要なのか逆算するようにしましょう。

適切な目標を設定することについて、メリットはあってもデメリットはありません。たとえ目標設定が苦手でも、必ず行うようにしましょう。何をするべきなのか明確にして、正しい努力をしない限り成果はゼロだからです。

また、こうしたことはリーダーシップやチームマネジメントを発揮する場面などでも同様に活かすことができます。ビジネス考え方はどれも同じなのです。

ビジネスに限らず、何かを達成するうえで目標設定は必須です。あなたが心から達成したいことは何かを考え、それに沿ってやりたいことを確実に成し遂げるようにしましょう。

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