会社を運営する以上、適切な利益を得ることが大切です。ただ、たとえ売上が増えたとしても、利益が減ってしまう企業は多いです。なぜ、このような現象が起こるのでしょうか。

そもそも、利益というのは売上よりも予想が難しいです。ただし、固定費変動費について学び、そこから損益分岐点を理解すれば「利益を増やす方法」が少しは分かるようになります。まずは、固定費と変動費から学習していきます。

固定費や変動費とは何者か

ビジネスを行う以上、何かしらの経費がかかります。例えば、飲食店を運営するにしても、建物を借りるお金が必要です。食事を出すために材料を買ったり、集客のために広告を出したりしなければいけません。従業員を雇う場合、給料の支払いが発生します。

このような経費ですが、大きく固定費と変動費の2つに分類できます。固定費は「毎月の売り上げに関係なく、決まった額が必要になる経費」を指します。例えば、建物の賃料は毎月決まっています。従業員の給料も決まった額を支給するため、固定費です。

賃料や従業員の給料などから分かる通り、固定費は販管費であるともいえます。販管費とは、企業の営業活動に必要な経費を指します。

それに対して、変動費は「売り上げによって変動する経費」になります。例えば、飲食店経営でお客さんがたくさん集まれば、その分だけたくさん食事を出さなければいけません。その分だけ材料費は高くなります。また、広告を出した分だけお客さんは増えますが、広告の額はこちらでコントロールできます。

このように、材料費や広告費など、月によって経費の額が変わるものが変動費です。稼げば稼ぐほど、変動費は増えていくものだと思ってください。なお、変動費は売上原価の側面が強いです。

前述の通り、固定費は毎月必要になるお金であるため、必ずそれ以上の利益を出さなければいけません。変動費については、売上を伸ばすほどプラスされていきます。ただ、売上を伸ばしていると、ある時点で「経費と売上」が逆転する点が存在します。この点を損益分岐点といいます。

損益分岐点は「損と益が分岐する点」であり、それ以上の売上を出すことでようやく利益を確保することができます。あとは、売上を伸ばすほど利益額は大きくなります。

損益分岐点を下げて大きな利益を出すには

もともとの固定費が大きいと、損益分岐点に到達しなかったときの損失は大きくなります。稼げなかったとしても、出ていく固定費は一定だからです。ただ、損益分岐点より大きく超えて稼ぐことができれば、返ってくる利益額も大きくなります。

一方、変動費が大きい場合、売上をたくさん伸ばしても利益額は思ったほど増えません。売上を増やすほど経費も大きくなるためです。損益分岐点に到達しなかったときの損失は少ないが、返ってくるリターンも小さいのです。

損益分岐点、固定費、変動費の関係

上図であれば、「固定費+変動費」の線と「売上」の線が互いに交わる部分が損益分岐点です。固定費が大きい場合、売上が少なければ損失は大きくなることが図から分かります。ただし、売上が多くなれば利益額も大きくなります。

一方、変動費が大きい場合、たとえ損益分岐点よりも売上がなかったとしても、損失額は少なくてすみます。ただし、売上が多くなったとしても、利益額は少ないことを読み取れます。

それでは、収益性を上げるためにはどうすれば良いでしょうか。それは、「固定費を下げる」ことです。図から判断しても、固定費を下げれば損益分岐点も小さくなることが分かります。固定費を削れば、少しの売上で利益が出るようになります。

固定費を削り、損益分岐点を下げる

ただ、固定費は販管費の側面が強いため、削るのが難しいことは事実です。例えば、建物の賃料を変えるのは難しいです。賃料の安い物件に引っ越しをするにしても、その費用の方が高額になることはよくあります。

同じように、従業員の給料を減らすことも簡単にはできません。従業員のやる気が低下してしまいますし、必ず反発にあいます。会社によっては、派遣社員を切ることがあります。また、工場を売ることでも固定費は減りますが、その分だけ製品を生み出すための体力まで削ることを意味します。

このように、固定費の削減は難しいですが、これを行える企業だけが多くの利益を生み出すことに成功します。無駄を削り、経費を減らすことで利益を得なければいけません。

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