マーケティング

プロダクトローンチは儲かる?実際の流れや教育手法を解説

ネットビジネスを行う上では「プロダクトローンチ」と呼ばれる言葉が頻繁に使われます。しかし、この内容について詳しく解説しているサイトは少ないため、理解していない人も多いと思います。

一般的にメールマガジン(メルマガ)を活用した手法によって、自分が取り扱う商材・サービスを大量に売る手法がプロダクトローンチだと認識されています。情報商材系のアフィリエイトでよくみられる方法です。

ただ、実はプロダクトローンチはネットビジネスに関係なく、リアルビジネスを含めあらゆる媒体で活用されている販売手法になります。

そこで、「プロダクトローンチとは一体何か」「どのような概念や手法によってプロダクトローンチを行うか」について解説していきます。

プロダクトローンチとは何か

簡単に言ってしまえば、プロダクトローンチとは「商品を爆発的に売る手法」となります。プロダクトは「商品」という意味です。ローンチには「立ち上げる、打ち上げる」という意味があります。

つまり、商品をぶっ放すわけです。この手法を用いることによって、24時間で5億円以上を売り上げた人までいます。それだけ威力の高い手法です。

プロダクトローンチとは、意味を端的に表すと「いきなり売り込まず、時間をかけて教育した後に売り抜く手法」となります。

いわゆる情報商材であると、縦長のセールスレターが普通です。今は少し改善されていますが、昔は詐欺商材が横行していました。そのため、このような縦長のセールスレターを多くの人が警戒するようになったのです。

それでは、プロダクトローンチではどのように考えるかと言うと、最初に縦長のセールスレターを横に倒します。次に、これを分割していくことで少しずつ内容を切っていきます。

その後に何をするかと言うと、分割していった情報を1日後、3日後、5日後のように小出しにしていきます。つまり、少しずつ日を置くことによって読者を教育していくのです。

このとき、売り込みの要素を全て消し去る必要があります。売り込みではなく、読者の役に立つ情報や面白い話だけをしていきます。楽天のように「商品が入荷しました」などのような売り込み情報は不要なわけです。

縦長のセールスレターであれば、そのページだけで売り込みを完了します。プロダクトローンチではこれを横に倒して分割したことによって、売り込みの要素を一番最後に持ってくることができます。

そのため、良い言葉だと「教育する」となりますが、悪い言葉にすると洗脳です。刷り込みによる洗脳により、商品販売へと導きます。

なぜ売り込みの要素を消す必要があるのか

ネットビジネスではメールアドレスを入手することが最も重要になります。いわゆるリスト取りのことであり、これによってメルマガ(メールマガジン)を送ります。ただし、アドレスを折角入手したにも関わらず、すぐにメルマガ解除されてしまっては意味がありません。

信頼関係が全く出来上がっていない状態でいきなり売り込みをすれば、確実に解除されてしまいます。

電話営業でもそうですが、いきなり電話が掛かってきてマンションや保険の売り込みをされたら誰でも嫌がります。

しかし、長年の付き合いがあって既に信頼関係の出来上がっている保険のおばちゃんに「今度、良い保険の商品が出たんだけど話を聞いてみない?」と言われれば、少しは聞いてみても良いかなと思ってしまいます。

このように、ビジネスでいきなり売り込みを開始するのは素人が行う手法です。そうではなく、まずは売り込みの要素を消す必要があります。これをプロダクトローンチで行います。

・ステップメールによって情報を伝える

このとき、商品の販売者はメルマガを活用することになります。メールマガジンを発行し、取得したメールアドレス(リスト)に対してステップメールを送ります。

ステップメールとは、メルマガへの登録時点から換算して「1日目に流す情報」「3日目に流す情報」のように、あらかじめ決められたタイミングでメールを流すことができる設定だと考えてください。

メルマガを活用したステップメールについては、私も利用しています。以下のように、メルマガ登録された後に流す情報をあらかじめセットしておくのです。

このようにステップメールを活用すれば、問題なく決められた情報を送れるようになります。

プロモーションのやり方として、一話目が最も重要

アドレスを取得した後に見込み客に対して、ステップメールでアプローチをしていくことになりますが、このとき発信する第一話目が面白くなければ、その後は文章すら読まれなくなります。そのためプロダクトローンチによるプロモーションのやり方としては、一番最初に話す内容が最も重要なのです。

初回のプロモーションでいかに興味を引くかによって、その後の成約率が大きく異なってきます。第一話目で興味を引き寄せ、商品の売り込みまで話を繋いでいきます。このとき、話をつないでいくときは離脱率を少なくするように工夫する必要があります。

つまり、プロダクトローンチは以下のような流れ(テンプレート)によって行います。

  1. 一話目に重きを置き、興味を引く
  2. 売り込みの気配を消し、情報を少しずつ出して見込み客を教育していく
  3. 情報を出していくと共に、離脱率を少なくするために繋いでいく
  4. 信頼関係を構築した後に商品を出す

なお、どのように話を繋げていけば良いかはテレビを参考にすれば見えてきます。テレビはCM広告によって収益を得ていますが、CMを流すために番組と番組の間を繋げなければいけません。

そのため、番組が盛り上がってきた場面でCMに移ります。

また、ドラマでは最後に次回予告編として一番面白い部分だけを見せるようにします。これによって、また次回も見てみたい気持ちにさせるのです。

これはマンガでも同じです。最後のシーンになると、「謎の人物が登場して、その後姿だけが描かれている」などの終わり方をします。つまり、期待感を持たせて繋いでいくのです。

このように書くと、普通の生活の中にビジネスのヒントがいくらでも埋まっていることを少しは認識して頂けるのではないでしょうか。期待感を持たせた後、いきなり商品を出すことで一気に商品を売り抜きます。これがプロダクトローンチの大まかな概要となります。

私はプロダクトローンチのコンサルタントというわけではありませんが、実際に簡単なプロダクトローンチを何度か行ったことがあります。このとき参考にしたのは、リアルビジネスで行われている手法になります。

ステップメールでは売り込み要素を消す

なお、ネットビジネスでプロダクトローンチを行っている人はたくさんいますが、その方法をほとんどの人が間違っています。

よくあるのは、「送られてくるメルマガ情報を見ても、一体何を言いたいのか分からない」ということが多すぎるのです。基本的にこのような情報発信をしているようでは、いくらプロダクトローンチが強力だと言っても商品はほとんど売れません。

・無料で得をしてもらうほど売れる

プロダクトローンチでは最初、売り込みの要素は全て消します。中には例外もありますが、多くの場合は売り込みを消した方がその後に売れるようになります。

この売り込みの要素を消している間に行わなければいけないこととして、「見込み客に無料でたくさん得をしてもらう」ことがあげられます。この考えが重要であり、「無料で提供する価値」が高いほど、その後に提示する商品が売れるようになるのです。

それでは多くの人が何をするかというと、「内容をぼやかし過ぎる」ことを行います。よくある内容としては「初心者のために」や「世の中をよくするために」などの大義名分ばかりを言っています。

これでは全く意味が無く、ぼやかし過ぎて一体何を伝えたいのか分かりません。そうではなく、もったいぶらないことが重要です。つまり、「商品の内容を全て話す」という思考ができる人だけが本当の意味でプロダクトローンチを理解できている人になります。

ほとんどの人でこの思考ができていません。そのため、たとえプロダクトローンチを実践しても商品が売れないケースがたくさん出ています。

お客様の立場になれば分かるのですが、中身がよく分からないものに人はお金を払いません。中身が隠されている状態で「この商品は本当に良い商品です。10万円ですが買ってください」と言って買うような人はいないのです。

しかし、なぜか販売者側になると中身をぼやかし過ぎて何が言いたいのかよく分からない人が続出してしまいます。お客様もそこまで頭は悪くないので、商品の中身を全て公開した上で売らなければいけません。

なぜ、商品内容を全て説明しても大丈夫なのか

例えば商品が「情報」の場合、「中身を全て話すと売るものがなくなる」とほとんどの人が思います。しかし、実際にはそれで問題ありません。

ネットビジネスで行うプロダクトローンチとしては、基本的に動画で情報が送られてきます。この時の動画は一つがだいたい30分から長くて50分程度となります。これが5回とか6回に分けられて届けられます。

ただ、このような短い時間の中で商品の中身を全て話したところで、結局のところ何をどのように実行すれば良いか分かりません。

これは、私が行っているようなサイトを用いたビジネスも同様です。私が行っているビジネスは基本的にこのサイト上(ビジネス思考への転換)に全て載せています。

私は薬学系サイト(役に立つ薬の情報~専門薬学)を運営していますが、このサイトと同じように莫大なアクセスを集めるサイトをあなたが構築すれば、贅沢をしなければ広告収入だけで生活に困らずに生きていくことができます。

また、企業と組んでビジネスをしたり、コンサルティングを実施したりすることで莫大な利益を生み出すこともできます

独自ノウハウまでは真似されない

しかし、このようなビジネス構造を話して、「私と同じように専門サイトを構築して稼いでください」と言っても他の人には真似できません。なぜなら、そこには私独自のノウハウが隠されているからです。

  • どのようにして専門サイトを構築すれば良いか
  • 企業と提携するにはどうすれば良いか
  • どのような契約を企業と結ばなければいけないか

これら具体的ステップがなければビジネスを行うことができません。

そこで、「どのようなことを行うのか」という理論だけを全て話してしまうのです。わずか数十分の中で商品の中身を全て話したところで、細かい具体的ステップが分からなければビジネスはスタートしません。だからこそ、商品の内容を全部話しても問題ないのです。

そのため、実際の商品では同じことを何回も言い、分かりやすく手順を踏まえて話せば良いのです。このとき、商品を実践する上での注意点や具体的ステップなども丁寧に話していきます。

また、サポートなどで価値を出しても良いです。このようなことを行うことで、ようやく人が関心を持って商品を買ってくれるようになります。

なお、わずか数十分の動画を数回流すだけでビジネスモデルが全て分かって真似されてしまうのであれば、そもそも商品自体の完成度が低いことになります。これがプロダクトローンチを行う上で基本となる考え方です。

そのため、ここまで文章を読んだ上で「それでも商品の中身がバレてしまうのが怖い」と思っているようでは、そもそも商品を売らないほうがお客様のためです。なぜなら、そのような未完成で質の悪い商品を買ってしまったお客様が大きな損をしてしまうためです。

告知によって成約率を大幅に上げる

プロダクトローンチを簡単に考えれば、「いきなり売り込みをしない手法」となります。教育の準備期間を設け、売り込みの要素を消し去ることによってその後の成約率を大幅に上げることができます。

リアルビジネスでもプロダクトローンチの手法を使ってプロモーションを実施している企業はいくらでもあります。ただ単にネットビジネスではプロダクトローンチといわれているだけであり、リアルビジネスで商品を売る場合であってもその手法や本質はどれも変わりません。

このとき、プロダクトローンチに限らず重要となる要素に告知があります。

「商品を買わせる」「口コミを意図的に起こさせる」など、見込み客に対して何かしらアクションを起こさせたい場合、告知という行為がとても重要になります。

なぜなら、告知をするのとしないのでは商品の売れ行きが全く異なるためです。

告知によって何が行えるかというと、告知を受けた人に期待感を持たせることができます。例えば、次のような告知文章になります。

  • 2日後に重要なお知らせをします
  • 明日の17:00に○○の販売を開始します

全ての人ではないですが、一部の何人かは告知された後にその時間になるのを待ってくれています。

何でもそうですが、告知も何もなしにいきなり売り込んではいけません。成約率が著しく落ちてしまいます。そこで、「売りこみます」という告知をした後にお客様が待っている状態を作り出すのです。

プロダクトローンチでは、この状態を長く漂わすことによって爆発的な売上を出すことが可能になっています。

ドラクエやアップルなど、物販で活用されるローンチ事例

アップル社やウォルトディズニーなど、物販やサービスでの販売でプロダクトローンチの要素を取り入れている企業の事例はたくさんあります。

例えば、テレビゲームとして有名なドラゴンクエスト(通称:ドラクエ)を売るときの方法が「リアルビジネスで行うプロダクトローンチ」を説明する上で最も分かりやすいのではないかと思います。

ドラクエが発売されるときに何をするかと言うと、まず告知します。「ついにあの名作が再びあなたの元へ! そしてまた新たな伝説が始まる、ドラゴンクエスト」のような感じになります。

次にどうするかというと、主人公の姿が発表されます。その後、主人公の苦悩や周辺の人との関係性などのエピソードやストーリーが明らかになっていきます。

その後、どうやら何ヵ月後かに発売されることが分かり、ラスボス(ラストに登場するボスキャラクター)との関連性も発表されていきます。最後に、価格と正式な発売日が決定されます。

このように、ゲームの発売が告知された後に少しずつストーリーや内容を明らかにしていきます。イメージとしては、謎に包まれているベールを一つずつ剥がしていくような感じになります。これによって、徐々に本質へと近づいていくのです。

これは、アップル社も同様です。徐々に詳細を明らかにさせていくことで、期待感をもたせるようにするのです。

このように考えると、ネットビジネスで行うプロダクトローンチと同じ手法であることが分かります。徐々に情報を小出しにしていくようになります。つまり、「何だかよく分からない状態から少しずつ全容が明らかになっていく状態」を作り出すのです。

これと同じように、アップル社も商品を売るときもいきなり発売するのではなく、商品が発売されることを長く漂わせます。簡単に考えれば、もったいぶらせる作戦を取っているのです。

さらにここでどのようにするかと言うと、発売日を延期します。発売延期はドラクエの常套手段です。これにより、枯渇感を生み出します。「どうしても欲しい」と思っていた客に発売延期を聞かせることによって、さらに欲しいと思わせるのです。

普通に考えて、何年も前から計画している発売を数ヶ月延期したところでそこまで変わらないはずです。本当にお客様をがっかりさせたくないのであれば、商品が完成した後で告知して売れば良いのです。これをしないのは、わざと枯渇感を出させるためです。

さらなる枯渇感を演出する

しかも、リアルでのプロモーションではこれだけでは終わりません。何をするかと言うと、初回の出荷本数をわざと少なくします。どの店も商品を完売している状態を作らせることで、商品を手に入れた人とそうでなかった人を作り出します。これによっても、また枯渇感を生み出します。

さらに商品を一つの店だけに納入させて告知をすることで、その店に行列を作らせます。そこにマスコミを動員させて行列の様子を全国放映させ、さらなる口コミと枯渇感を植えつけます。

ここでようやく大量の商品を再入荷させ、一度に爆発的な売上を出すことができるのです。これがリアルの世界で行われているプロダクトローンチです。

なお、「枯渇感を生み出す」という意味では行列のできるラーメン屋も同じです。

行列のできるラーメン屋では店内をわざと狭くして、店の外に行列を作り出します。これによって口コミを起こさせ、「早く食べたい」という枯渇感まで作り出します。これが、行列のできるラーメン屋の簡単な仕組みです。

このように考えると、コンサートのチケットなどにしても「なぜ、先行販売があるのか」を理解することができます。これはチケットを買えた人とそうでない人を意図的に生み出すことで枯渇感を植えつけ、一般販売で爆発的に売るために行なっています。

ただし、これらの手法はある程度、知名度のある人だけが行える戦略でもあります。ドラクエは発売されると分かった時点で、その商品を欲しいと思う人が大量に出てきます。

これは行列のできるような知名度が既に出来上がっているラーメン屋も同じです。有名歌手のコンサートチケットもそうです。

・不動産や整体、エステサロンなど何でも応用可能

このように考えると、不動産や整体、エステサロンなど、どのようなビジネスであってもプロダクトローンチが可能であることが分かります。適切なマーケティングによって顧客を集めることを考えたとき、プロダクトローンチを実践すればいいです。

プロダクトローンチはネットビジネスだけで可能なマーケティング手法ではありません。あらゆるビジネスで活用できるのです。

DRMを用いた具体的なやり方や手順

それでは、具体的にどのようなやり方や手順を踏めばいいのでしょうか。このとき必要になるのがDRM(ダイレクト・レスポンス・マーケティング)の考え方です。ある属性の人を集め、商品を売るマーケティング手法をDRMといいます。

例えば、やせ型の男性にダイエットサプリを売ろうとしても売れません。一方で太った女性のメルマガリストがたくさんあれば、ダイエットサプリが大量に売れます。このように、特定の属性のある人を積極的に集めるのがDRM(ダイレクト・レスポンス・マーケティング)になります。

・既にリストがある場合

不動産や整体院、エステサロンを運営していたり、ダイエットの特化ブログがあったりして、既に顧客リストをもっている場合、ここで解説した通りのやり方で行えばプロダクトローンチが可能になります。

最高の無料情報を何日にも渡って提供し続け、できるだけ得をしてもらうことで見込み客との距離を縮めていきます。その後、ようやく商品販売の告知を行い、その後に商品を売り抜くのです。

自分で集客できる媒体があり、メルマガリストを保有しているのであれば、ネットビジネス初心者でも自社媒体を活用した簡単なプロダクトローンチが可能になります。

・顧客リストがない場合は代行を依頼する

それでは、メルマガリストがない場合はどうすればいいのでしょうか。この場合、自分だけで行うのは無理なのでコンサルタントなど専門の人に頼るようにしましょう。

情報商材アフィリエイトをしていると、無料オファーの案件に触れる機会が必ずあります。他の誰かがメールアドレスを登録してくれた場合、お礼として一件1,000円ほどが支払われるアフィリエイトが無料オファーになります。アフィリエイトセンターと呼ばれるものに登録すれば、無料オファーを取り扱えるようになります。

このとき、自分が商品販売者としてゼロの状態からプロダクトローンチを行うには専門のコンサルタントと組み、コピーライターを動員し、他のアフィリエイターなども活用することで短期間にメルマガリストを集めていくのです。ちなみに、私も過去にサイト運営のビジネス塾を開いたことがあります。以下の通りです。

このときはまさに、プロダクトローンチで有名な人と組んで塾を開催しました。80万円の価格の塾講座だったのですが、初回から150人を超える方に受講してもらい、1ヵ月の期間のプロモーション・マーケティングで売上は1億円を超えました。

自分の媒体だけでなく、コピーライターやアフィリエイターを絡めて大々的に行う場合、一人だけでは不可能です。そのため、自分の媒体以外を含めてローンチを実施して稼ぐ場合、他の人を絡めるようにしましょう。

費用はいくら必要か?商品価格は?失敗はあるの?

なお、気になるものとして費用がいくらになるのかというものがあります。例えば、先ほどの塾であると3,000人分ほどのメールアドレスが集まりました。報酬は1件1,000円の無料オファーなので、「3,000人 × 1,000円 = 300万円」です。ここに数日間のセミナー会場費などを含め、以下のような費用がかかります。

  • セミナー会場代:150~200万円
  • 動画撮影や動画編集費用:50万円
  • ランディングページ(LP)の作成費用:20万円

ただ、売上は総額1億円以上なので、大きく稼ぐことができました。利益をみんなで山分けしても、それなりに儲かることができたわけです。プロダクトローンチでは必ず高額塾を売ることになり、今回の価格は80万円でしたがかなり売れました。

ちなみに、セミナーでは6割くらいの成約率を出したセミナー会場もあります。それだけ、商品内容をブラッシュアップさせた状態で塾を出したわけです。また、塾自体も成功者が続出して非常に盛況でした。

ただし、当然ながら成約率が悪く失敗することもあります。商品コンセプトが悪かったり、情報の出し惜しみをしたりすると塾講座は売れません。成約率がダメだった結果、赤字になることは多いのです。プロダクトローンチをしたからといって、必ず稼げるわけではありません。実際のところ、失敗する人は非常にたくさんいます。

儲かるというメリットだけでなく、失敗のデメリットまで含めて考える必要があります。

ブログコメントを利用し、一貫した行動心理をさせる

ちなみに、ネットビジネスでプロダクトローンチを仕掛ける場合、用意すべきものとしてブログがあります。

このときのブログ上に映像を載せ、日を追うごとに新しい映像を公開していきます。ワードプレス(ブログ作成ソフト)などを活用し、簡易的なブログを作るようにするのです。

同時に、メルマガ読者には映像を見せた後にブログへ「コメント」を残させるようにします。「コメントをしてくれた方には○○をプレゼント」のようにまでして、コメントさせるようにします。

例えば、次のようになります。

この動画を見た後は以下の質問に答えてください。文章としてアウトプットするほど、 知識の整理になって成功へ近づくことができます。

  1. この動画を見た上で、今のあなたに足りないものは何だと思いますか?
  2. 今回得た情報はどのようにあなたの役に立ちましたか?
  3. 最後に感想があれば教えてください

これを行う理由としては2つあります。

一つは「目指す未来像は何か」「現在、困っていることは何か」など、文章として書かせることで見込み客が考えていることを明確化させる目的があります。

心理学では「一貫性の法則」と言い、人は一度決めたことをやり遂げようとする性質があります。そのため、文章としてブログ上にコメントさせた方がその後に出てくる商品が売れやすくなります。

そして、コメントを書かせる理由の二つ目に「お客様は何が欲しいと思っているのか」というリサーチがあります。

最も売れない商品の典型例としては、「既に商品が出来上がっている場合」があげられます。つまり、販売者は「こんなに素晴らしい商品を作ったので、なんとかして売りたい」と思っているのです。

これがいわゆる独りよがりの考え方であり、お客様のことを全く理解しようとしていない発想です。

当たり前ですが、お客様が欲しいと思う商品でなければ売れません。そのために、わざわざコメントをブログ上に書かせることによって「何に悩んでいるのか」「将来はどれくらいを目指したいのか」などを調査していきます。

このように、わざわざコメントを書かせる作業は「見込み客に対してコミットメントをさせることで、目的を明確化させる」という意味だけではありません。「お客様は一体どのような商品を必要としているのか」などを商品販売者がリサーチするために行うのです。

このリサーチ内容を元にして、セールスレターの内容を変更したり商品内容を変えていったりします。

そのため、プロダクトローンチの本質を理解している人は商品販売を完了した後にようやく商品を作り始めます。

つまり、たとえ商品がなかったとしてもプロダクトローンチでは高額商品を売ることができるのです。

商品の販売終了後、リサーチ結果を元にして1~2ヵ月かけて商品を作成し、お客様のもとに届けます。

コアファンだけを残す

なお、このようなプロダクトローンチ形式によって商品販売を行う場合、自分の思っているコアメッセージを発する必要があります。つまり、断定系でハッキリと言う方が良いです。

このようにすると、その分だけ反感を覚える人が出てきますがそれで構いません。コアメッセージは発するほど、付いてくる人が現れます。

さらに言えば、発しているメッセージに対して反感を覚えるような人は、その後の商品を買うことも最初からありません。そのため、このような人たちはメルマガ解除させて削っていく必要があります。

つまり、プロダクトローンチでは「できるだけ離脱率を少なくさせるように繋ぎながらも、アンチに対しては積極的に解除させて削っていく」という一見すると矛盾した事を行います。

これらについて、どちらも両立させながらプロダクトローンチを実行していかなければいけません。これによって、商品販売のころになるとコアファンだけが残るようになります。つまり、最後は熱狂的なファンだけに包まれながら商品を売ることのできる手法がプロダクトローンチです。

もしここでアンチを残してしまうと、もともと批判しかできない残念な人間たちなので「マイナスのコメント」などを残すことで邪魔に入ろうとします。そのため、これらのアンチは排除しなければいけません。

ローンチの有名人、ジェフ・ウォーカー

なお、あなたに何も売る商品がない場合、「プロダクトローンチの方法や流れを学ぶようにして、勉強した後に商品販売者と組む」という流れでも問題ありません。これだと、自分で商品開発をする必要はないです。

特にプロダクトローンチでの有名人として、ジェフ・ウォーカーがいます。彼はプロダクトローンチ・フォーミュラという手法を開発していますが、まさにプロダクトローンチの先駆者となります。ダイレクト出版から本も出しています。

ジェフ・ウォーカーは最初、学費を賄うために300人のメルマガ読者を相手に商品販売を行い、約16万円の売上を出しました。そこから、「売れるんだ!」と彼は気づき、プロダクトローンチの原型を完成させていったわけです。

そのためプロダクトローンチ自体は最新手法ではなく、それなりに古い手法になります。ただ、古い方法ではあっても、いまでも効果的な手法になります。

ただ、問題点として「プロダクトローンチは非常に難しいやり方である」という事実があります。プロダクトローンチ・フォーミュラを初心者が学んでも成功しないのは、実際にプロダクトローンチを仕掛けるには初期費用が大きいですし、コンセプト作りで失敗して借金だけが残るケースが多いからです。

大きく稼げる評判の手法ではありますが、成功例だけでなく、デメリットも含めた問題点についても着目するようにしましょう。

ネットビジネスのテンプレートに従い、商材を売る

主にネットビジネスで多用されるプロダクトローンチですが、ここでは全体的な流れや始め方、テンプレートを含めた実践方法を解説してきました。大きな売上を出すとき、非常に効果の高い手法がプロダクトローンチです。

プロダクトローンチでは集客(メールアドレス集め)が必須です。これには自社媒体を利用したり、コンサルタントと組んで代行してもらったりしましょう。特に自分の媒体を超え、動画編集の人やコピーライター、アフィリエイターを巻き込んだ大々的なプロダクトローンチは初心者では無理なので、必ず誰かと組むようにするといいです。

または、プロダクトローンチのやり方を自分で勉強し、コンセプトの作り方や集客方法を学んだ後、商品をもっている人と組んで動画撮影などの準備を行い、ローンチを仕掛けても大丈夫です。

違法な方法ではなく、頑張って営業しなくても大きな売上を出せる効果的な方法ですが、デメリットは「売れなかったときのダメージが大きい」ことです。こうしたデメリットまで理解したうえで、プロダクトローンチを実践するようにしましょう。

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