ウェブサイトやブログに載せるコンテンツを作成する際に、「具体例」を意識して文章を書くことは大切です。具体例が入っているコンテンツは、ユーザーにとって理解しやすい文章になります。

さらに、「例え話」だけでなくサイト運営者の体験談などを使うことができれば、ユーザーの信頼を得ることにもつながるのです。

ただ、ウェブサイトやブログを運営しているほとんどの人は、具体例や体験談を活用できていません。そのため、あなたが具体例や体験談を上手く使ったコンテンツを作ることができれば、他者よりも人気のウェブサイトを構築することができます。

そこで今回は、「ユーザーが理解・共感しやすいコンテンツ作成に欠かせない具体例の作り方」について解説します。

コンテンツに具体例が必要不可欠である理由

コンテンツ(記事)を作成する上で、記事の中に「具体例」を記すことは欠かせません。具体例とは、ある主張をした後に、主張をよりわかりやすく説明するための「例え話」になります。

例えば、以下の文章を見てください。

便秘を解消するためには、運動が欠かせません(主張)。運動が腸を刺激して、排便を促すためです。

例えば、ウォーキングは体を捻りながら前に進む運動になります。この体を捻る動きが腸の運動を促すことになるのです。

文中にあるように、主張をしたあとの「例えば~」という部分が具体例になります。

コンテンツを作成するときには、こうした具体例をできる限り使うようにしましょう。そうすることで、ユーザーが読みやすく、理解しやすい文章になるのです。

具体例を入れるべき理由

コンテンツの中に具体例がないと、理解しにくく、はっきりしないボヤっとした文章になります。

例えば、以下の文章は具体例がない例文です。

マッチングビジネス(仲介ビジネス)は少ない労力で儲かります(主張)。情報を横流しするだけだからです(理由)。

この文章は、主張の後に理由を述べており、間違ったことは書いてありません。ただ、これだけでは「なぜ少ない労力で儲かるのか?」「情報を横流しにするとはどういうことであるか?」「マッチングビジネスを行うとき、自分は何を行えばいいのか?」という疑問が浮かびます。

つまり、以上に記した内容だけでは、文章の意味が理解できないのです。その一方で、以下のように具体例を入れると理解しやすい文章になります。

マッチングビジネス(仲介ビジネス)は少ない労力で儲かります。

例えばエクステリア工事の仲介ビジネスであれば、「100万円の工事をあなたが受注して、お客様の情報を工務店に丸投げし、あとはすべての工事を工務店に行ってもらいます。このとき工務店から仲介料10パーセント(10万円)をもらう」ようになります。

あなたが行うことは、お客様から注文を受け、それを業者へ連絡し、書類の受け渡しをするだけになります。

情報を横流しするだけで、大きな仲介料を取れるようになるのです。

文中の青字で記した部分が具体例になります。具体例の文章が入るだけで、書かれている内容がとても理解しやすくなります。

その反対に、具体例を入れないと「理解しにくい文章」となってしまうのです。

具体例を入れることで得られる効果

具体例の挿入は、ユーザーに対して文章の内容を理解させることにつながります。具体例を書くことで、あなたの主張を「より深く」「より簡単に」「よりわかりやすく」ユーザーに伝えることができるためです。

例えば、以下の例文を見てみましょう。

肥満の原因は、カロリーではなく炭水化物の摂取にあります。炭水化物を食べることで分泌される「インスリン」というホルモンが脂肪の蓄積を促すためです。

この文章だけでも、何となく意味は理解できます。ただ、以下に記すように具体例を付け加えて内容を深くすることで、さらにユーザーにわかりやすい文章になります。

肥満の原因は、カロリーではなく炭水化物の摂取にあります。炭水化物を食べることで分泌される「インスリン」というホルモンが脂肪の蓄積を促すためです。

例えば、ご飯やパン、ケーキなどの甘いお菓子は、炭水化物が豊富に含まれています。炭水化物は胃腸で消化された後、血糖(炭水化物が分解されて作られるブドウ糖)となって血液中に入ります。

ブドウ糖が血液中に入ると、その分だけ血液中の糖分量が増えます(血糖値が高くなります)。つまり、炭水化物がたくさん入っている食べ物や飲み物を摂ると、血糖値が急激に高くなるのです。

そして、血糖値が急に高くなると、血管が傷ついて動脈硬化(動脈が硬くなる病気)につながります。動脈硬化は脳梗塞や心筋梗塞などの命に関わる病気を引き起こす原因になります。

そうしたことを避けるために、体では急に血糖値が高くなると、血糖値を下げる働きをもつインスリンが大量に作られるのです。体内で多くのインスリンが作られた結果、血糖値は正常範囲まで落ち着くことになります。

ただ、インスリンには血糖値を下げるだけでなく、体に脂肪を蓄積させる作用もあります。そのため、炭水化物を摂取することは、肥満を招く原因となるのです、

このように、具体例を入れて文章をより詳しく書くことで、ユーザーがわかりやすく納得できるコンテンツを作ることができます。

強制的に具体例は入れるべき

コンテンツ(記事)を作成する上で具体例は、「できれば」ではなく「絶対に」入れるようにしてください。具体例は、質の高いコンテンツには欠かせない省略することができないパーツです。

どんなに単純で分かりやすい内容の文章であっても、具体例を入れることでよりユーザーが理解しやすい文章になります。

例えば、以下の文章を見てみましょう。

人が生きるためには、食べ物を食べることが欠かせません。食べ物は、体を動かすエネルギーとなっているためです。

この文章は、一般的に当たり前のこととして知られている内容です。そのため、より詳しく説明するような具体例は必要ないように感じるでしょう。しかし、こうした一般認識されているようなことであっても、以下のように具体例を入れることで、よりユーザーを納得させる深い文章となるのです。

人が生きるためには、食べ物を食べることが欠かせません。食べ物は、体を動かすエネルギーとなっているためです。

例えば、普段何気なくしている呼吸は、胸の周りの筋肉や肺が働くことで起こっています。こうした筋肉や肺の運動は、食事からの栄養を元に作られたエネルギーで起こっているのです。

その他にも、食べ物を消化・吸収時にも、胃腸が活動するためにエネルギーが必要です。

このように、コンテンツ内で具体例を入れることは、どのようなケースであっても必須になります。

具体例を忘れない強制フォーマット

ここまで述べたように、コンテンツの中には必ず具体例を入れるようにしましょう。ただ、コンテンツを作成することに慣れるまでは、どうしても具体例を抜かしがちになります。

そうしたことを避けるために、具体例を忘れないような「強制フォーマット(文章の型)」を身に付けるようにしてください。

主張の後に「例えば」「具体的には」を必ず入れる

コンテンツ内では、基本的に「主張 → 理由」という流れで文章を書いていきます。例えば、以下のような感じです。

ダイエットで成功するためには、食生活を改善することが欠かせません(主張)。食事の内容が、体重の増減に大きく関係しているためです(理由)。

通常、具体例は以下のように「主張 → 理由」の後に入れるとスムーズになります

ダイエットで成功するためには、食生活を改善することが欠かせません(主張)。食事の内容が、体重の増減に大きく関係しているためです(理由)。

例えば、食事で炭水化物を減らすことは、脂肪の蓄積を促す「インスリン」と呼ばれるホルモンの分泌を少なくします。そのため、炭水化物を食べないようにすると、太りにくくなるのです。

また、タンパク質を摂取すると、脂肪の燃焼を促す「グルカゴン」というホルモンが体内で作られます。その結果、脂肪が燃えやすく、痩せやすい体質になるのです。

このように、文章を書くときに「主張 → 理由 → 具体例」という流れを強制的に作ることで、必ず具体例が入ったコンテンツを作り上げることができるようになります。

具体的には、文章内で何かを主張した後には、そのときに思い浮かばなくても「例えば」という言葉を入れておくようにしましょう。そうすることで、その場では具体例が書けなくても、後から書かざるをえなくなるため、強制的に具体例が入った文章になります。

具体例の2パターン

それでは、ここからは文章内に具体例を入れていくときのポイントについて述べていきます。

いくら具体例が大切であるといっても、先に述べたようにその場では「たとえ話」が思いつかないことも多々あります。そうした際に、具体例の基本的なパターンを知っておくと、スムーズに文章を書き進めることができるようになります。

そうであることを具体例にする

具体例の典型的なパターンとして「主張したことに沿った事例を記す」という方法が挙げられます。つまり、主張を裏付けるような事例を述べるのです。

例えば、以下の文章は主張に沿った事例を具体例として挙げた文章になります。

良い文章を書くコツは「i-PREP」に従うことです。i-PREPとは、「Interest(興味付け)」「Point(結論)」「Reason(理由)」「Example(具体例)」「Point(結論・まとめ)」の頭文字を並べたものであり、この順番に沿って書くことで、自然と質が高いコンテンツが書けるようになります。

例えば、i-PREPに従った文章は、次のようなものです。


【i-PREPに従った文章】

文章がうまく書けないと悩んでいるのであれば、「書き方のルール」を知らないだけかも知れません。書き方のルールさえ知ってしまえば、どんなに書くことが苦手な人でも半自動的に「質の高い」コンテンツを書くことができるようになります。

この書き方のルールを「i-PREP」といいます。(興味付け:Interest)

i-PREP とはコンテンツビジネスにおいて質の高い文章を書くためのテンプレートです。分かりやすくいえば、文章のレシピのようなものになります。

コンセプトやアイデアを分かりやすく整理し、順番に書き進めていくだけで上質な文章を短時間で効率的に作り出すことができます。コンテンツの構成案を文章に落とす最初のステップに最も適しています。

コンテンツライティングの原理原則を理解するまでは、i-PREP のライティングテンプレートを使って文章を書くことを強くオススメします。(結論:Point)

なぜなら、i-PREP のライティングテンプレートを使わずに文章を書くとほとんどの場合、まとまりが無くいいたいことが良く分からないゴミコンテンツができ上がるからです

訪問者があなたのページに訪れるのは、「答え」を探しています。ページに訪れた訪問者は、まとまりが無く言いたいことが良く分からない文章を最後まで読むことはありません。(理由:Reason)

例えば、あなたにも経験があると思いますが、「探していた情報が無い」と感じた瞬間にブラウザの戻るボタンをクリックしてページを離れてしまった経験はあるはずです。(具体例 :Example)

一方でi-PREP を使って書いたコンテンツは、訪問者がページを開いた瞬時に答えがあると判断してしまいます。そして、滑り台を落ちていくようにページを読み進めてしまいます。

i-PREPとは、必然的にそうなってしまうように、科学的に組み立てられた文章テンプレートです。(結論・まとめ:Point)


いかがでしょうか。このように具体例を挙げることで、読者に伝えたいことがハッキリとわかるようになりました。

このように、主張がそうであることを具体例として利用することで、ユーザーに主張をより深く理解させることができます。

そうでないこと(反例)を具体例にする

また、主張に反することを具体例として最初に挙げて、その後に主張に沿った事例を出すことも、具体例のパターンとして有効です。

例えば、先ほどの例文であれば、以下のような形になります。

良い文章を書くコツは「i-PREP」に従うことです。i-PREPとは……のことです。例えば、i-PREPに従っていない文章は、次のようなものです。

(i-PREPに従っていない文章の事例を載せる)

その一方で、i-PREPに従った文章だと次のようになります。

(i-PREPに従った文章の事例を載せる)

このように、具体例として「主張に従わなかった事例」と「主張に従った事例」を対比させることで、ユーザーに対して主張の正しさをより納得させることができるようになります。

ユーザーの共感を得るための具体例テクニック

コンテンツに具体例を載せることは、ユーザーにとって理解しやすく、わかりやすい文章にするために欠かせません。さらに、具体例に「体験談」「仮定」を取り入れると、ユーザーのさらなる共感を得ることにつながります。

具体例を記すことは、あなたの主張をユーザーに信じてもらうための方法です。ユーザーは、主張に対して納得できる例が書いてあれば、あなたの主張をより信頼するようになります

そのときに、具体例として体験談や仮定を活用すると、よりユーザーからの共感を得られるようになるのです。

体験談を書く

体験談とは、あなたが実際に体験したことです。あなた自身の体験を主張の裏付けとして記すことで、よりリアリティのある文章になります。

以下に、体験談を使った文章を記します。

良い転職活動を行うときのコツは転職サイト(転職エージェント)を活用することです(主張)。100社以上の求人から選べるだけでなく、年収や労働条件を含めすべての交渉を本人の代わりに行ってくれるからです(理由)。

私も最初の転職時は自力で活動を行いました。ただ、このときは深夜まで残業が続くブラック企業に入社してしまいました。そして、求人票に書かれていたことと、現場の実態は大きくかけ離れていました。

そこで今度は転職エージェントに登録し、「労働条件」「休日の有無」に重点を置いて転職活動をしました。このとき、職場見学をセッティングしてもらい、実際の労働現場はどのようになっているのかを現場社員からもヒアリングするようにしました。

そうして慎重に転職活動をした結果、現在はホワイト企業で問題なく勤務しています。転職サイトを活用すれば、素晴らしい転職を実現できます。

このように、「主張に従って行動した結果、自分がどういう体験をしたのか?」ということを体験談として記します。そうすることで、上の文章であればユーザーは「転職サイトを活用すれば、自分も良い転職を実現できるはず」と共感することになるのです。

ただ、体験談には「ユーザーが知っていること」「ユーザーが理解できること」を書くようにしましょう。全く理解できない体験談であれば、ユーザーが共感できないためです。

例えば、あなたが医者であり、「頭痛の治し方」に関する記事を書き、自身の体験談を載せるとします。そうした場合、ターゲットとなるユーザー(コンテンツを読んで欲しいユーザー)が医師であれば難解な医療用語を用いても問題ありません。

その一方で、もしターゲットとなるユーザーが一般人である場合、難しい医療用語で文章を書かれても理解できません。

そのため、体験談を書くときにはターゲットとなるユーザーが知っており、理解できる内容を書くようにしましょう。

仮定を利用する

体験談ではなく、「仮定」を活用することもユーザーの共感を得るために有効です。仮定とは、「主張に従って行動したら、どのようになるか?」ということを記すテクニックです。

例えば、先ほどの例文で仮定を使うと、以下のようになります。

良い転職活動を行うときのコツは転職サイト(転職エージェント)を活用することです(主張)。100社以上の求人から選べるだけでなく、年収や労働条件を含めすべての交渉を代わりに行ってくれるからです(理由)。

(転職サイトを使ったときの体験談やその他のメリットを載せる)

もし、あなたが自力で転職活動を行って失敗した経験がある場合、転職エージェントに登録して活動すればいまよりも高年収で働きやすい職場で勤務していたはずです。

このように、仮に主張に従って行動したときに得られるメリットを「誰もが経験したことがある」または「イメージしやすいような例え」で示します。

そうすることで、ユーザーはあなたの主張に対してメリットを感じるだけでなく、共感して信じてくれるようになります。

今回述べたように、質の高いコンテンツを作成する上で、具体例を入れることは必要不可欠です。具体例を入れないと、ユーザーにとって理解しにくいコンテンツとなります。

また、具体例として体験談や仮定を活用することができれば、わかりやすい文章となるだけでなく、ユーザーからの信頼を得ることにもつながります。

こうしたことから、コンテンツを作るときには、常に具体例を入れることを意識するようにしましょう。

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