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セミナー用のコンテンツを作成する場合、聴衆を惹き付ける魅力的なものに仕上げる必要があります。これができていなければ、聞き手は講師の言葉を聞かなくなり、無駄な時間を過ごすことになります。

これでは当然ながら、参加者はプレゼンに対して不満な気持ちになり、二度と発表者の意見を聞こうとは思わなくなります。

魅力的なコンテンツを制作する方法として、「ストーリーの要素を取り入れる」ことがあげられます。これを行うことで、聴衆はプレゼンの内容に惹き付けられ、最後まで講師の言葉を聞き入れようとしてくれます。

そこで、「セミナーのコンテンツ作りにおけるストーリー導入の方法と考え方について解説していきます。

セミナーのコンテンツにストーリーを加えるべき理由

プレゼンに慣れていない発表者の場合、ただの事実情報をひたすら並べ立ててしまう傾向にあります。この場合、参加者は退屈な気持ちになり、「このセミナーが早く終わらないかな」と考えるようになります。

例えば、プレゼンを苦手とするダイエット講師の場合、以下のような発言をしてしまうことが多いです。

私は、1ヶ月で12キロものダイエットに成功しました。

このような事実を聞いたところで、参加者は興味を持ってくれません。むしろ、「自慢話か?」と感じ、不愉快な感情が芽生えるかもしれません。その一方で、セミナーにストーリーの要素を加えることができれば、聞き手が嫌な思いをするどころか「話の続きを聞きたい」と思ってもらえるようになります。

先ほどの例でいえば、ストーリー要素を反映させることで以下のような形になります。

ダイエットでは食事療法が大切だと言われています。しかし、理屈ではわかっていても、実際に行動に移してそれを習慣化するのはとても大変です。

私はかつて体重90キロ以上の肥満体形の人間でした。当時の私は食生活の大切さ自体は知っていたものの、どうしても欲望に耐えられずに食べてしまうことが多かったです。

そして最悪なことに、ダイエットに失敗するたびにリバウンドを起こし、ダイエットを行う前よりも体重が増えていってしまいました。このとき、私は「一生ダイエットできないのではないか?」とひどく落ち込んでいました。

そのような悪循環に陥っていたある日、今までのダイエット法とは異なる理論を基にした究極のダイエット法を学ぶ機会がありました。

この方法を試してみたところ、2~3日ほどで体が引き締まるような感覚を感じるようになりました。そして、そのまま1ヵ月間このダイエット法を続けたところ、私は12キロのダイエットに成功することができました。私はこの結果に大喜びし、今でもこのダイエット法を続けています。

私と同じ体験を肥満に悩む多くの方にしていただくため、本日のセミナーでは私が実際に行った究極のダイエット法を包み隠さずお伝えします。

このような形に仕上げることによって、聞き手は発表者の発言に引き込まれるようになります。

ストーリーをセミナーに取り入れる場合、講師が話す内容はどうしても長めになってしまいます。そのため、参加者に伝えられる情報が限られてしまいます。

しかし、ストーリー要素を適切に加えている場合、参加者は「話が長くて退屈だ」と感じることはまずありません。むしろ、話に引き込まれていきます。このことを理解した上で、プレゼンにはストーリー要素を積極的に組み込むようにしましょう。

ストーリーを加えるときは、感情を意識する

セミナーにストーリー要素を取り入れる場合、ストーリーの作り方を理解しておく必要があります。実際のところ、ストーリーを作るのはそれほど難しくはなく、自分の実体験に感情を組み合わせることによって聞き手を惹き付ける物語が完成されます。

人間の主な感情としては、以下のようなものが挙げられます。

・幸せ

・怒り

・驚き

・悲しみ

・嫌気(むかつきの感情)

・恐怖

過去の出来事など、ストーリーのベースとなるものにこれらの感情を組み合わせることで、ストーリーを作り上げることができます。

先ほどの例でいえば、以下の言葉にそれぞれ感情が込められています。

・私は「一生ダイエットできないのではないか?」とひどく落ち込んでいました → 悲しみ

・私はこの結果に大喜びし、今でもこのダイエット法を続けています → 喜び

このように、セミナーで参加者の感情に訴えかけるストーリーを用いることで、聞き手をプレゼンの内容に惹き付けられるようになります。

セミナーでストーリーを作成するときに必要な3要素とは

それでは、どのように考えてストーリーを作成すればいいのでしょうか。プレゼンで活用するストーリーは、講師自身が実際に体験したことをもとに作れば良いため、それほど難しく考える必要はありません。

実際にセミナーに組み込むストーリーを構築する際には、3つのステップにしたがって仕上げていく必要があります。そこで、プレゼンにおけるストーリーの制作に関係する3要素について確認していきます。

ストーリーを作るのに必要な3つのポイント

セミナーで参加者を惹き付けるストーリーを組み込む場合、以下の3つの要素を意識してストーリーを作成する必要があります。

・トラブル、障害

・解決策

・結果、変化

これら3つのポイントを順番に話していけば、聞き手を引き込むストーリーとして成立させることができます。ここからは、それぞれの要素ごとに分けて説明していきます。

トラブル、障害

「トラブル、障害」とは、「発表者自身が困難に直面して追い詰められている状況」のことになります。

最初から最後まで浮き沈みの無いストーリーほど退屈なものはありません。ストーリーの中で大きなトラブルに遭遇し、それをどのように乗り越えていったのかを示した方が、聴衆は積極的に話を聞いてくれるようになります。

例えば、営業に関するセミナーが開かれたときに、講師が「私が提唱する営業方法を活用することで、あなたの営業成績をさらに高めることができます」と言ったとしても、聞き手の印象に残りにくいです。

そこで、以下のようなストーリーを盛り込む必要があります。

私はかつて営業成績ビリのダメ営業マンでした。そして、今後の営業活動が不安で仕方なかったとき、私は営業の神様とされる1人のトップ営業マンのセミナーに参加しました。

そのとき得られた教えを自分の営業活動にあてはめて努力したところ、翌月から営業成績トップに食い込むことができました。

今回私から皆さんにお伝えする究極の営業手法は、どうしようもないダメ営業マンだった私でも実践できましたので、皆さんの営業成績を高めるのに必ず役に立つはずです。

このストーリーでは、困難な状況として「営業成績ビリのダメ営業マンだった頃、今後の営業活動が不安で仕方なかった」ことが示されています。これによって、同じような境遇にある多くの参加者が、発表者の話を真剣に聞き入れようとしてくれます。

また、降りかかる災難が増えていくごとに、そのストーリーはドラマチックなものになります。映画に例えると、「爆薬を積んだ列車が暴走する」「列車のブレーキがきかない」「列車を10分以内に止めないと、市街地で事故を起こして大惨事になる」といった形になります。

このとき、トラブルが3段階ほどまで積み重なった場合、それを解決したときのギャップによってストーリーが魅力的なものになります。

解決策

「解決策」の部分では、「トラブルを突破するための方法」を示します。先ほどの営業方法の例であれば、「講師が話す営業手法の活用」が解決策になります。

また、プレゼン内容によっては「ダイエット器具」のような商品であったり、「生命保険」などのサービスであったりします。

結果、変化

「結果、変化」の部分はストーリーの最後に語ります。ここでは、「問題を解決したことによってどのような結果がもたらされたのか」を聴衆に伝えます。

先ほどの営業方法の例であれば、「ダメ営業マンだった自分がトップ営業マンになれた」という部分が、結果に当たります。

このように、セミナーでは「トラブル、障害」「解決策」「結果、変化」の3要素を組み込んだストーリーを活用することが効果的です。これによって、聞き手は発表者の意見に引き込まれるようになります。

セミナーでストーリーを語るための元ネタの考え方

ただ、セミナーで参加者を惹き付ける方法として「ストーリーの要素を加える」ことがあるとはいっても、人によっては「何やら難しそうだ」と感じてしまうかもしれません。

ストーリーを語る場合、必ずその元ネタが必要になります。そして、話のネタを使ってストーリーを作るにしても、適切な元ネタを意識しなければ、聞き手を惹き付けるストーリーに仕上げることはできません。

そこで、プレゼンにストーリーを加える場合の元ネタの考え方についてみていきます。

セミナーにストーリーを組み込むためのネタとは

人前でプレゼンを行う場合、自身の身の周りで起こった出来事をストーリー化して伝えることが大切です。そのときに欠かせないネタとして、以下のものに注目する必要があります。

・初体験:初めて体験したときの話

・短所、欠点:自分の弱点

・恐怖:恐怖を感じた出来事

・失敗:失敗談

・不満:何に嫌味を感じているか

セミナーでストーリーを語りたい場合、これらの項目のうちのどれか一つを選んでストーリーを作ってみてください。これによって、参加者から共感が得られるプレゼンを構築することができます。

このとき重要なポイントとしては、「講師自身の輝かしい功績だけを語ってはならない」ということがあげられます。これを行ってしまうと、聞き手は「この人が出した成果は、それだけすごい才能をもった人だからこそのものだ」と考え、発表者の意見に共感してくれなくなります。

このような事態を避けるためには、失敗談や挫折経験などを話すことで、聴衆に対して「講師は身近な存在である」と感じてもらえるようにプレゼンを作り込むことが重要です。そして、セミナーに感情を込めたストーリーを活用することで、講師の意見に参加者が引き込まれるようになります。

ここからは、それぞれのネタごとに分けて解説していきます。

初体験:初めて体験したときの話

何らかの物事に初めて挑戦したときの話を体験談として話せば、そのことに共感する聴衆を引き込むことができます。

例えば、ダイエットのセミナーを開いた講師が、「かつて体重が90キロ以上あり、無理して食事を我慢するようにしたら耐えられずにドカ食いしてしまった」という話をすれば、それと同じような経験をしている多くの聞き手に共感してもらうことができます。

基本的には、初体験のときの出来事に対しては、誰もが同じような気持ちを抱きます。例えば、初めて自動車を運転するときには、誰もが不安な気持ちになります。そのため、初体験したときに感じたことをストーリー化して話すことで、参加者は発表者に対して親近感を抱いてくれます。

短所、欠点:自分の弱点

講師自身が聞き手に対して自分の弱点をさらけ出すことで、参加者からの信頼を得られるようになります。

例えば、「ノーベル賞を受賞するほどの科学者でありながら、学生時代に理科の科目が苦手だった」というエピソードを話すことで、聴衆はその科学者に対して親しみを覚えるようになります。

恐怖:恐怖を感じた出来事

参加者にとって想像しやすい恐怖体験をプレゼンで話すことで、聞き手を引き込むことができます。

例えば、「高速道路で事故を起こし、自分は軽いけがですみましたが車は大破しました」といった話です。このとき、自動車保険などのセミナー内容に沿った商品を扱っている場合、聞き手は真剣に話を聞いてくれるようになるはずです。

失敗:失敗談

世の中の成功者は、数多くの失敗を繰り返して成功を手にしています。そして、そのときの失敗談をプレゼンで語ることで、聴衆に親しみを抱いてもらうことができます。

例えば、「飲食店を開いたら、1ヵ月と持たずに店をたたむことになってしまいました」「株式投資に挑戦したら、1週間で200万円以上の赤字を出してしまいました」といった失敗談を話しておきます。そうして、「そこからいかにして成功したか」を詳しく語ることで、参加者は「自分にもできるのでは?」と感じてくれるようになります。

不満:何に嫌悪感を抱いているか

発表者自身が不満に思っていることをプレゼンで話すことで、それと同じ気持ちの聴衆から、共感を得ることができます。

例えば、「部下に面倒なことをすべて押し付けておきながら、失敗した部下を頭ごなしにこき下ろすような上司は許せない」といった話をすれば、過去に同じような経験をしている参加者が親近感を抱いてくれるようになります。

このように、5つの元ネタのうちのどれかを使ってストーリーを作成してセミナーに活用することで、発表者は聴衆との距離を縮めることができます。その結果、多くの聞き手の共感を得られるプレゼンに仕上げることができます。

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