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プレゼンやセミナーを行う場合、特に重要なものとしてコンテンツがあげられます。そして、同じ内容の扱うプレゼンをさまざまな地域や日程で実施する場合、基本的には同じコンテンツを使ってセミナーを行います。

しかし実際のところ、すべての地域と日程で全く同じ内容のプレゼンを開くのではなく、そこに新しい要素を盛り込むことが重要になります。なぜなら、これを行うことで聴衆が引き込みやすくなるからです。

具体的には、本質的な内容をそのままにしつつも、その日のニュースや天気などに合わせて新しいネタを組み込みます。例えば、あなたがビジネス系のセミナーを開催したときに、大雪で電車がストップしてしまったとします。

このときあなたが「今回は大雪で電車が止まってしまいました。実は、このような緊急事態にどのように対応するかによって、その人が成功できるかどうかが変わってきます」といった形で話を始めていけば、参加者はあなたの話を積極的に聞こうとしてくれるようになります。

このように新しい情報をプレゼンに仕込む場合には、聞き手を惹き付けるための適切なポイントを押さえておくことが重要です。そこで、セミナーに新しいデータを組み込む場合のポイントについて解説していきます。

プレゼンに新しい情報を組み込むときに注目すべき要素

新規のデータをセミナーに取り入れる場合、次の3つのポイントを重視することが大切です。

1.誰もが知っている慣用句やことわざを多用しない

2.間違った引用を行わない

3.過剰に引用しすぎない

ここからは、それぞれの項目ごとに分けて解説していきます。

誰もが知っている慣用句やことわざを多用しない

世の中にはたくさんの有名な慣用句やことわざが存在します。例えば、「犬も歩けば棒に当たる」「十人十色」「早起きは三文の徳」などがあります。このような慣用句を使う場合、プレゼンの中で自然に流すのであれば特に問題ありません。

例えば、「今回お伝えした内容は、余計なことは考えずにそのまま実行してください。『ヤブをつついて蛇を出す』ということわざがあるように、余分なことをしてしまうとかえって良い結果が出せなくなるからです」といって話を進めていくのであれば、慣用句やことわざを用いても大丈夫です。

ただ、重要な箇所であるかのように、有名なことわざを何度も繰り返してしまうと、聞き手は次第にうんざりしてしまいます。そこで、あなた独自の新しい視点で有名な慣用句をアレンジするのが効果的です。

例えば、「世の中には『器用貧乏』という有名なことわざがあります。しかし、その人がもつ技術の切り口を少し変えるだけで、多くの人に求められる『器用富豪』になることができます」といった形になります。

このような「アレンジが効いた慣用句」をプレゼンにうまく取り入れることで、聞き手を講師の意見に惹き付けられるようになります。

間違った引用を行わない

セミナーを行うとき、ウソのように聞こえる大胆な意見を述べても問題ありません。例えば、「自分が食べたいものを好きなだけ食べて痩せるダイエット法」についてプレゼン内で伝える場合、それを裏付けるしっかりとした根拠やデータがあれば大丈夫です。

そして、このような極端な意見を述べることで、多くの人の注目を集めることができます。実際に、世の中に存在するベストセラーの本を調べてみると、そのほとんどに大胆なタイトルが付いています。

その一方で、講師自身の意見や提示した情報について何らかの不備が発覚した場合、聴衆から信用されなくなってしまいます。

具体的にいうと、発表者のミスが参加者に気づかれたとき、聴衆は「この講師の発言には、他にも間違いがあるかもしれない」と感じます。そして、聞き手自身はどこまで信じていいかが分からなくなるため、結果的に「全て信じない」と言う選択をとってしまいます。

このことから、有名な人の名言などを引用するにしても、「この言葉は本当にその人が発言したものなのか」についてしっかりと調べた上で使わなければいけません。

過剰に引用しすぎない

プレゼン発表に参加する人は、「発表者独自の意見や情報を知りたい」という期待を持っています。そのため、他人の引用ばかりをしてしまうと、聴衆をがっかりさせてしまいます。

そして、セミナーのオープニングとクロージングの段階では、絶対に引用を使わないようにしなければいけません。

オープニングから引用を行った場合、オリジナルの情報を求めている聞き手は残念な気持ちになります。そして、オープニングで失敗すると、そこから巻き返すのはとても難しいです。そのため、引用からスタートするプレゼンは絶対にやってはいけません。

また、クロージングの段階で引用を行うと、講師自身の意見が聴衆の印象に残らなくなります。その結果、聞き手は発表者が望むような行動を起こさず、「よく分からない内容のプレゼンだった」と感じてしまいます。このことから、クロージングでは講師自身の意見を伝えることが鉄則です。

プレゼンを行う際には、上記の3つのポイントを押さえておくようにしましょう。それによって、多くの参加者が満足するセミナーに仕上げられるようになります。

セミナーで統計データや偉人の証言を用いて説得力を高める

こうした注意点をおさえたうえで、誰もが納得できるデータを活用するようにしましょう。

セミナーを開いたときに、多くの人がすでに理解しているありきたりな内容を説明していた場合、参加者を惹き付けることはできません。例えば、ビジネス系のセミナーにおいて、「ビジネスでは適切な努力を続けることが重要」という発言をするとします。

このとき、この言葉を軽く流す程度に使うのであれば問題ありません。しかし、まるでセミナー内で最も重要な内容であるかのように、参加者に対して何度もくり返し伝えた場合にはどうなるでしょうか。この場合、聞き手は講師の言葉に「聞き飽きた」と感じてしまいます。

こうした事態を避けるための方法として、「講師の主張を裏付けるデータや偉人の言葉を伝える」というテクニックがあげられます。これを採り入れることで、発表者の説明に信憑性を持たせることができます。その結果、聞き手が講師の発言を聞き入れてくれるようになります。

そこで、「セミナーにおいて実際のデータを用いる場合」と、「プレゼンにて偉人の主張を伝える場合」でのそれぞれの適切な手法について確認していきます。

統計データをセミナーで扱う

国の公的機関が公開している統計データをセミナーで使うことにより、講師の言葉に強い説得力が備わります。これにより、聞き手は「この発表者が言っていることは真実に違いない」と感じ、講師の説明を聞き入れようとしてくれます。

例えば、ダイエットのセミナーで「食生活を改善することの重要性」を伝えるとします。この場合、厚生労働省が発表している食生活に関係する統計データを活用するようにします。

そうした上で、「厚生労働省でこのようなデータが出ていることから分かるように、ダイエットを成功させるためには、私が提唱する食生活をとり入れることが必要です」と話をつなげていけば、聴衆を引き込むことができるようになります。

セミナーに偉人の証言を加える

統計データと同様に、著名な人物が発言した言葉を引用することで、講師の発言に信憑性が備わるようになります。これによって、聴衆は発表者の説明に対して、「あの有名な人物が言っていることだから、信用できるだろう」と感じます。その結果、講師の言葉を信用してくれるようになります。

例えば、営業に関するセミナーにおいて、「営業マンは見た目が大事である」という発言をするとします。この場合、プレゼンで聞き手に対して次のような説明を行います。

営業マンの多くはお客様に直接対面した状態で商談を進めます。そして、このときの営業マンの「見た目」によって、お客様との商談がうまくいくかどうかが変わってきます。

アメリカの研究者であるアルバート・メラビアン教授は、「見た目」「発言の内容」「声」の3つの中で、「相手に最も強い印象を与えるものはどれか」について研究しました。研究の結果、1位は「見た目」であり、その割合は全体の55%にも上りました。2位は「声」であり、その割合は全体の38%でした。結局、「発言の内容」の順位は3位となり、その割合は全体のたった7%に過ぎませんでした。

このことから、営業マンとしてお客様のもとに直接出向いて商談を行う場合、見た目をしっかりと整えなければいけません。具体的にいうと、新品同然に見えるスーツやネクタイ、靴を着用し、髪型をしっかりとセットした上でお客様のもとに訪問する必要があります。

このような形で、著名な研究者が証言した情報をプレゼン内に持ち込むことで、聴衆は講師が発言した内容を信じてくれるようになります。その結果、聞き手は発表者の説明を理解し、受け入れてくれるようになります。

このように、公の研究機関が出した統計データや偉人の証言をセミナーに活用することで、講師自身の言葉に強い説得力が生まれます。そうすることで、プレゼン内容に勢いをつけ、発表者が意図するように聴き手を惹きつけることができるようになります。

原稿を作成・熟読し、プレゼンの完成度を高める

こうしてセミナーコンテンツの内容考え、プレゼン発表を行うことが決まった後、本番で話す内容の原稿を作っておくのは効果的です。とくにセミナーの経験がほとんどない人の場合、原稿作りを行っていないと本番で失敗してしまう可能性が高いです。

すでに何回もプレゼンを行ったことのある人であれば、原稿を作らなくてもスムーズにセミナーを進めることができます。ただ、このような域に達していないのであれば、たとえ面倒であったとしても原稿を作って本番に備えるようにするべきです。

セミナーで話す内容を原稿にまとめる

プレゼンに慣れていない人がセミナーの準備を行う場合、まずは原稿作りから始めていきます。その一方で、スライド作成は最後に回します。

プレゼン初心者のなかには、スライドを最優先で制作してしまう人がいるかもしれません。しかし実際のところ、それはやってはいけない間違いです。

なぜなら、セミナー経験がほとんどない人がスライド作りを優先的に行った場合、「十分に伝えきれない内容がある」「説明するための時間が足りない」などのさまざまな不備が見つかることが多いからです。

こうした事態を回避するためにも、プレゼンに慣れていない発表者であれば、真っ先にセミナーの原稿作りを行いましょう。そして、プレゼンで使うスライドは必ず最後に作成するようにしてください。

また、セミナー用の原稿を作っておくことで、自分が発表する前や休憩時間中などで何度も読み返すことができます。さらに、それらの時間を使って、個人的にリハーサルを行うこともできます。本番が始まる前に何度もくり返し練習すれば、プレゼン内で聞き手に伝える内容をインプットすることができます。

その他にも、セミナーに使う原稿の推敲(見直し)を行うことで、難しい内容や分かりづらい表現などがないかを手直ししましょう。これを行うことで、プレゼン内で話す内容をさらに洗練させることができます。その結果、セミナー本番で自分の意見を聴衆に伝えることができます。

プレゼン本番では、作成した原稿を見ながら話してはいけない

セミナー用の原稿を作り上げるのは、プレゼンの完成度を高めるのに有効です。そのためか、セミナー初心者によっては、「プレゼンを円滑に進められるように、できれば原稿を見た状態でセミナーを進めたい」と考えてしまいがちです。

しかし、原稿を読みながらプレゼンを進行させるのは避けなければいけません。なぜなら、原稿を手で持った状態で見ながらスピーチを進めると、非常に安っぽいセミナーに成り下がってしまうからです。この場合、聞き手は講師に幻滅して、講師の意見(発言)を聞いてくれなくなる恐れがあります。

このようなことに陥らないためには、原稿を持たなくてもプレゼンを進行できるように練習し、原稿なしで本番を迎えるようにしましょう。

丸暗記した棒読みのセミナーでは満足度が低い

また、たとえ原稿を持たずにセミナーで話す場合であっても、人によっては原稿を丸暗記してプレゼンに望む人がいるかもしれません。この場合、原稿を見ながら話すよりは良いものの、話し方が棒読みになってしまう危険性が高いです。

セミナーを棒読みで進めてしまうと、聞き手に違和感を与えてしまいます。この場合、聴衆が発表者の意見に惹き付けられなくなる可能性があります。

さらに、丸暗記の状態でプレゼンを進めていると、セリフが飛んだ場合に何を話せばいいのかが分からなくなってしまう恐れがあります。こうした事態を避けるためには、原稿を丸暗記するために使うのではなく、プレゼンの骨組みを把握しやすくするために活用するようにしましょう。

要するに、セミナーでは「伝えたい内容をしっかり伝達する」ことを意識して話すようにします。

このとき、練習を繰り返すたびに原稿と違う言葉を使っても問題ありません。なぜなら、プレゼンで本当に重要なのは、原稿通りの言葉を使うことではなく、聞き手に講師の意見を伝えることだからです。

そして、このような姿勢でセミナーを行うことで、原稿のセリフが飛んだとしても簡単に対応できるようになります。さらに、講師の意見に感情がこもりやすくなり、聞き手を惹き付けられるようになります。

このように、プレゼン初心者であるほど、セミナー用の原稿を作成することが重要になります。そして、作った原稿を活用することで聴衆を引き込むプレゼンに仕上げるようにしてください。

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