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講師としてセミナーを行う場合、そのプレゼンに魅力的なコンセプトを設定することにより、そのコンセプトに響く人をたくさん集めることができます。このとき、セミナー自体の完成度は全く関係ありません。

そのため極端な言い方をすれば、内容に関係なくコンセプトさえしっかりしていれば、多くの人を集めることができます。

要は、「集客」という人集めについては、セミナーの中身は関係ないのです。実際にセミナー会場にきて聞かないと中身は分からないため、人を集めること自体はコンセプトだけで問題ありません。

その一方で、お客様の満足は「セミナーの中身」が大きく関わります。セミナーの中身を大きく左右するものとしてコンテンツがあげられます。そして結局のところ、どれだけたくさんの聴衆を集められたとしても、コンテンツがしっかりしていなければ聞き手は残念な気持ちになってしまいます。

そして多くの場合、聴衆は講師の話に耳を貸さなくなり、セミナーの途中で帰る参加者が続出するようになります。

このことからプレゼンでは、多くの参加者を惹き付けるコンセプトだけでなく、セミナーを構成するコンテンツも非常に重要なものだといえます。

そしてコンテンツを作成するときには、意識するべき5つの要素が関係してきます。まt、こうした基本的なコンテンツに会話の要素を加えれば、よりセミナーの満足度が高くなります。そこで、コンテンツ制作に欠かせない要素について解説していきます。

プレゼンのコンテンツ制作に重要となる5つの要素

セミナー用のコンテンツを作る際には、キャッチフレーズ・ストーリー・リフレクション・テクニック・クロージングの5つの項目を加える必要があります。これらの要素をセミナーに組み込むことで、プレゼンの質を高めることができます。ここからは、これら5つの項目について1つずつ説明していきます。

1.キャッチフレーズ

キャッチフレーズとは、発表者が聴き手に対して「ぜひとも伝えておきたい」と考えるメッセージを、分かりやすく端的な形で表したものになります。

例えば、あなたがダイエット方法についてのセミナーを行っていたとします。このとき聴衆に対して、「きつい運動を一切せずに、主食や甘いものなどの糖質を多く含む食材をなるべく摂らないようにして痩せるダイエット」と言ったとしても、言葉が長いので聴衆は理解してくれません。

そこで、先ほどの長い言葉を「糖質制限ダイエット」などのキャッチフレーズに言い変えるようにします。これによって、あなたが伝えたい言葉が参加者に理解されるようになります。

2.ストーリー

セミナーや講演を行う講師のなかには、「プレゼンでの主役は発表者である」と考える人がいます。しかし、この認識は間違いであり、「セミナーでの主役は聞き手である」と考えなければなりません。この思考をもとにプレゼンを行わないと、講師の話す内容に参加者がついてこなくなってしまいます。

セミナーの参加者を主役にするために有効なものとして、ストーリーがあげられます。ストーリーの要素をプレゼンに組み込むことで、聞き手は「この話は自分に関係することだ」と感じ、講師の意見に耳を傾けてくれるようになります。

例えば、あなたが営業方法についてのセミナーを開いたとします。この場合、聴衆に対して以下のようなストーリーを話すようにします。

私は1年前まで、営業成績ビリのダメ営業マンでした。お客様とのアポイントをまともに取れず、上司からいつも注意されていました。周りの同僚からも、「お前、そろそろ首が飛ぶんじゃないの?」と指摘されるようなありさまでした。

しかし、自身の営業活動にある手法を取り入れたことで、私の営業成績はみるみる向上していきました。今では毎月の営業成績トップを叩き出せるようになり、同僚からうらやましがられるようになりました。私が行ったのは「お客様からの紹介」を優先させる営業方法です。そのやり方は、……。

このようなストーリーを話すことにより、聞き手はあなたの言葉に引き込まれるようになります。

3.リフレクション

また、参加者に質問を投げかけ、その質問に対して考えてもらうようにすることをリフレクションといいます。例えば、恋愛や婚活のセミナーであれば、「あなたは自分に自信を持てず、好きな異性に話しかけられなかった経験はないでしょうか?」といった質問を聴衆に投げかけるようにします。

このとき、2~3秒ほどの沈黙の時間をとることで、参加者は自分の過去の恋愛経験を振り返ります。これによって、聴衆は講師の言葉に引き込まれるようになります。

4.テクニック

セミナーに参加する人は、「自分の問題を解決したい」「講師の意見には、きっと自分にとってのメリットがあるに違いない」と考えています。決して、何となく暇つぶしをしたくて出席しているわけではありません。

そのため、発表者はプレゼン内で「聞き手が抱える問題への解決策」や「参加者の利点」を聴衆に伝えなければなりません。例えば、集客のセミナーであれば、お客様を簡単に集めるテクニックを話す必要があります。

これを行わないと、聞き手は不満な気持ちになり、講師の話を聞いてくれなくなってしまいます。

5.クロージング

プレゼンが終わったとき、発表者は自分が意図する行動を参加者に起こしてもらうようにする必要があります。そして、「聞き手を行動させること」をクロージングといいます。

具体的にいうと、「商品を買ってもらう」「知人を紹介してもらう」といったものになります。もちろん、人によってクロージングのためのメッセージは異なります。

キャッチフレーズからクロージングまでの要素をプレゼンに取り入れることで、聴衆の問題解決を行うだけでなく、発表者は自身の目的を果たせるようになります。その結果、多くの聴衆が満足するセミナーに仕上げることができます。

セミナーのコンテンツの質を上げる「会話」の要素

プレゼンの発表を行う場合、聴衆を惹き付けられるような内容にする必要があります。これが行えていない場合、参加者はセミナーの内容を記憶したり理解したりすることができず、プレゼンに不満を抱くようになってしまうからです。

セミナーで多くの聞き手を引き込む方法として、「コンテンツに会話の要素を加える」ことがあげられます。これによって、参加者の満足度を高めることができ、講師が意図する行動を起こしてくれるようになります。

そこで、プレゼンのコンテンツに会話の要素を加える方法について解説していきます。

セミナーに会話を組み込んで聞き手を引き込む

プレゼンに会話の要素を含ませる方法には、次の3つのテクニックがあげられます。

1.人同士の会話

2.想像上の会話

3.講師と聞き手の会話

ここからは、それぞれの手法ごとに分けて説明していきます。

人同士の会話

「1.人同士の会話」とは、「ある2人の人物が会話をする様子」を発表者自らが演じる形になります。

例えば、あなたがダイエットのセミナーを開催していたとします。このとき、プレゼン内で「人同士の会話」を組み込む場合には、セミナーで以下のような話を行います。

私は今でこそ細身の体形になっていますが、かつては体重90キロを超える肥満体でした。この体形に危機感を抱きつつも、なかなかダイエットを進めていくことができませんでした。

そのようなとき、私は仲が良い友人の1人から次のようなことを言われたのです。

友人:君みたいなデブは、誰も好きになってくれないのではないか?

私はこの言葉に大きなショックを受け、怒りと悲しみで胸が一杯になりました。そして、このときのショックをバネにして、さらに本腰を入れてダイエットを行う決意を固めました。

それから半年ほど経って、90キロ以上あった私の体重は60キロほどにまで減りました。そして、私自身の体形も現在のような細身になりました。これによって、私は自分に自信をもつことができ、太っていた頃に友人にデブと言われたことを、過去のエピソードとして普通に話せるようになりました。

それからしばらく経ったある日、私はかつて私をデブ呼ばわりした友人に再会しました。そのとき、彼は私にこう言いました。

友人:久しぶりだね、○○(あなたの名前)、ダイエットに成功した上にセミナーを開くようになるなんてすごいよ

私(あなた):ありがとう

友人:ところで、君をデブ呼ばわりしたやつがいるんだって? 世の中にはひどい奴がいるもんだな

このとき私はびっくりしました。そして、(彼は私をデブだと言ったことを覚えていないのか⋯⋯)と思いました。

このとき、私は少し言いづらそうにしつつも、「彼自身が過去に私をデブ呼ばわりしたこと」を打ち明けました。すると彼は真っ白な顔になり、このように言いました。

友人:本当に申し訳なかった……

かなり長い内容になってしまいましたが、このような会話形式のストーリーをセミナーに盛り込むことで、聞き手にとって印象深いコンテンツに仕上げることができます。

想像上の会話

「2.想像上の会話」とは、「心の中で思ったこと」を聴衆に向けて話す形になります。

先ほどのダイエットセミナーの例でいえば、友人が過去に講師をデブ呼ばわりしたことを覚えていなかったときに(彼は私をデブだと言ったことを覚えていないのか⋯⋯)という部分が「想像上の会話」にあてはまります。

これによって、セミナーにストーリーの要素が加わり、参加者を発表者の話に引き込めるようになります。

講師と聞き手の会話

「3.講師と聞き手の会話」とは、その名の通り、講師と聞き手との間でやり取りを行う形になります。

例えば、ビジネス系のセミナーにおいて、「ビジネスに取り組んでいるときに、何度も失敗をくり返しながら努力していくうちにようやく成功を掴むことができた」という話をするとします。

このときプレゼンの途中で、参加者に向けて次のように問いかけます。

「先ほどお話ししたことは、ある有名なことわざにもあります。七転び、⋯⋯」

ここまで話したとき、スピーチを一旦止めます。そして、1~2秒間の沈黙の時間を作ります。この時間中、聞き手は「八起き」と心の中でイメージしています。その後であなたは、「そうです。八起きですね」と話の続きを言います。

このような形で、発表者と参加者との疑似的な会話をすることで一体感が生まれ、聴衆はプレゼンに引き込まれるようになります。

また、疑似的な会話だけでなく、実際に参加者に発言させるのも良いです。例えば、講師の方から「それでは、私の後に続けて言ってください」と言い、聞き手に発表者の発言をリピートさせるようにします。この場合にも、講師と参加者との一体感が生まれ、聞き手をセミナーに惹き付けることができます。

このように、プレゼンに会話の要素を取り入れることで、聞き手にとって印象深いセミナーに仕上げることができます。これによって、参加者はプレゼンに満足し、講師の意見に共感してくれるようになります。

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