200706_oze_2658_w800

世の中には、いろいろなタイプの人がいます。例えば、親切にしてくれる人がいれば、高圧的に接してくる人間もいます。そして、こちらがどんなにしっかりとしているつもりであっても、何らかの因縁をつけて突っかかってくる人もいます。

このような人間がいたとしても、まったく関係のない赤の他人であり、さらに今後も会う機会がないのであれば特に問題ありません。なぜなら、その人と接触しない以上、その人がこちらに危害を加える可能性はほとんどないからです。

その一方で、会社などの組織の中に自分に敵対心を抱く人がいて、さらにその人と接触する機会が多い場合、このことは非常に厄介な問題になります。なぜなら、組織内に自分へ反発する人がいることで、神経を使ってしまうからです。これにより、日々の生活や業務に悪影響が出る恐れがあります。

そのため、組織の内部に敵が現れた場合、できるだけ速やかに適切な対応を取る必要があります。そして、このときのベストな対応は、「相手を敵から味方にしてしまう」ことになります。そこで、会社内に敵ができたとき、どのようにして味方にすれば良いのかについて解説します。

相手の敵対心を失わせる方法

もし、自分と敵対する人が現れた場合、その人と接しなくても良いのであれば、関わらないようにするのが賢明です。しかし、会社などの組織内に敵が現れ、なおかつその人と接する機会が多いのであれば、相手に自分への敵対心を失わせるようにすることが重要です。

なぜなら、接する機会が多い人といがみ合うことで、業務に支障をきたす恐れがあるからです。そのため、組織の中で敵となっている相手に対しては、何とかして敵でない状態にする必要があります。

相手の敵対心を消し去る方法の1つとして、「敵対する相手に頼みごとをして、それに応じてもらう」ことがあげられます。

頼みごとが敵対心を薄れさせる

このように述べると、「敵対する人間が、こちらの要求にこたえてくれるわけがない」と考える方もいるかと思います。

確かに、相手は「敵である人の頼みを聞くのは嫌だ」と考えます。そして実際に、こちらの要求に応じてもらえない可能性も考えられます。そのため、敵対する相手に要求することは、なるべく軽い内容にする方が良いです。その例としては、以下のようなものがあげられます。

・相手がくわしく知っていることについて教えてもらう

・相手が持っている本などを貸してもらう

このような応じやすい依頼であれば、こちらに敵対心をもつ相手であっても承諾してくれる可能性が高くなります。

こちらの要求に応じた相手は、本来、嫌っている人間の依頼に承諾したことで「自分は何であの人の頼みを聞いたのだろう」という気持ちになります。つまり、相手は「嫌いな人間の依頼に答えてしまった」という心理的な矛盾に陥ります。

すると、この矛盾をなくすために「あの人は、そこまで悪い人ではないのかもしれない」という気持ちが相手の中に芽生えます。これにより、相手の心の中でこちらに対する敵対心が薄れていくのです。

また、敵対する相手がこちらの頼みごとを聞いてくれた後には、もう1つやるべきことがあります。

相手が要求に答えてくれたら、丁寧にお礼を言い感謝を伝える

相手がこちらの依頼を聞き入れてくれた後は、なるべく丁寧にお礼を言うようにします。そして、相手が自分の要求にこたえてくれたことを絶賛するように、相手に感謝の気持ちを伝えます

例えば、相手が本を貸してくれた後には、本を借りるときと本を返すときに礼儀正しくお礼を言います。そして、相手が本を貸してくれたことについての感謝を相手に伝えます。このとき相手に伝える感謝の言葉の例としては、以下のような形になります。

「○○(相手の名前)さんにこの本を貸していただいて本当に助かりました。この本は、前から読みたかったものだったんですが、○○さんのおかげで、ようやくその念願が叶いました。本当にありがとうございます」

極端に感じるかもしれませんが、このくらいの感謝の気持ちを本心からしっかりと伝えるようにします。これによって、相手はあなたのことを「この人、結構良い人だ」と思うようになります。これにより、相手はあなたの敵ではなく、味方になってくれるようになるのです。

このように、自分に対して敵対する相手にこちらの要求を受け入れてもらうことで、相手はこちらを「悪い人ではないのかもしれない」と思うようになります。さらに、依頼に答えてくれた相手に丁寧にお礼し、感謝の気持ちを伝えることで、相手はこちらを「良い人だ」と思うようになります。

その結果、相手はこちらの良き同僚になってくれるのです。

このような形で良い人間関係を構築することで、お互いに協力し合って業務をこなしていけるようになります。これによって、社内に良い空気が生まれ、ビジネスがさらに活性化していくようになります。

風評(うわさ)を利用し、こちらへの敵対心を薄れさせる

また、敵を味方に変える方法としては風評(うわさ)の活用も存在します。

敵を味方にできれば、日々の仕事が今まで以上にはかどるようになり、次第に社内の空気が良くなっていきます。そのため、「敵対する人を味方にする」という発想は、ビジネスで大きな結果を出すために極めて重要な考え方になります。

世の中にいる多くの人は、うわさ話が大好きです。そして会社内であっても、空いた時間を使って、仲間同士で他人のうわさや陰口をして過ごす人はたくさんいます。そのためか、風評は、多くの人に素早く知れ渡る性質をもっています。

そして、うわさが広がりやすいことを利用し、相手をこちらの味方にする方法があります。それは、「同僚の前で敵である人を絶賛し、最終的に同僚から相手(敵)に褒め言葉を伝える」というものになります。

敵対する相手を褒めていることを噂にする

例えば、あなたが会社の中で敵対する人がいて、そのことが周りの社員にも知れ渡っているとします。

そして、うわさ好きの同僚があなたを焚き付けようと考え、「○○(敵対する相手の名前)さんが、あなたの悪口を言っていましたよ」とあなたに伝えたと仮定します。

この場合、あなたはそのうわさ好きの社員に対して、次のように言うようにします。

「そのようなことはないと思います。○○さんは私よりも仕事をスムーズにこなせる立派な人です。そんな○○さんであればこそ、誰の悪口であっても言うはずがありません」

このような言葉を、「敵対する相手」以外の社員に言うようにしていくうちに、「あなたが敵対する人を褒めた」ことは、風評(うわさ)として社内に勝手に広がります。そこからしばらくすると、「あなたが敵対する人を絶賛した」といううわさは、あなたに敵対心をもつ相手の耳にも届くことになります。

これにより、あなたに敵対する相手からは、あなたに対する敵対心が次第に薄れていきます。

伝聞型の褒め言葉で、相手を味方にする

会社内に「あなたが敵対する人を絶賛した」といううわさが広まると、実際にあなたと敵対する人と話をする機会があなたに訪れるようになります。このとき、その相手を直接褒めるのでは、相手に「わざとらしい」と思われてしまう恐れがあります。そのため、直接的な褒め言葉ではなく、伝聞型の褒め言葉を使うようにします。

具体的には、以下のような言葉で相手を褒めます。

「○○(相手の名前)さん、いつも仕事の手際が良いですよね。専務が褒めていましたよ。私はいつも専務から○○さんの仕事を見習うようにとよく言われるんですよ」

このように、「誰かがあなたを褒めていた」という伝聞型にした褒め言葉を使うことで、相手は自分を褒めた人だけでなく、それを伝えたあなたにも良い印象を抱くようになります。それにより、その相手はあなたの敵ではなく、味方になってくれるようになるのです。

事前の調査が警戒心を薄れさせる

また、「専務が褒めていた」という部分は、実際にはうそでも構いません。しかし、うそであることが相手にばれたら、相手との人間関係をさらに悪化させてしまうかもしれません。

そのため、もし相手が直接専務に尋ねるなどによって、うそがばれる恐れがある場合には、「自分以外の誰かが、敵対する相手を褒めた」というような真実によって、褒め言葉を作るようにしましょう

例えば、自分への敵対心をもつ相手の上司から「敵対する相手がどんなことに頑張っているか」などの情報を聞きます。そして、その上司が敵対する相手を称賛していたことを、その相手に伝えるようにします。この方法であれば、たとえその相手が自分の上司に確認したとしても、全く問題なくなります。

このように、敵対する人以外の同僚の前で、自分の敵である人を絶賛し、さらにその相手に伝聞型の褒め言葉を伝えることで、その相手を敵から味方にすることができます。

人によっては、自分に敵対する人のことを人前で褒めることに抵抗を感じることがあるかもしれません。しかし、今後の社会人生活をより良くするためにも、不安な気持ちを切り替えて挑戦してみるべきです。

この努力によって、あなた自身が仕事に対して意欲的に取り組めるようになります。その結果、会社の雰囲気が良くなっていき、企業そのものが発展していくようになります。

ポータルサイトビジネスセミナー

利益率95%を超すポータルサイトビジネス:無料メルマガ登録

書籍出版の案内:出版キャンペーン中

Twitterでビジネス情報を確認