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見た目が優れている男性や女性は「イケメン」や「美人」と呼ばれます。そして、多くの人からの注目を集めます。これは、イケメンとされる男性や美人とされる女性が、その姿を見た人の感覚を刺激し、快感を与えるためです。

さらに、見た目が優れている男性や女性は、たとえ接したことのない人からであっても「知的な人」「心が清らかな人」などと勝手に思ってもらえることが多いです。これは、見た目の良さによって、内面までも良いようなイメージが芽生えてしまうためです。

そのため、たとえ性格が悪いイケメンや美人であっても、その情報を知らない人であれば、その人を見たときに「性格まで良い」と勝手にイメージしてしまうのです。

一方で、たとえ自分にこのような際立ったものがなかったとしても問題ありません。他人の力をうまく活用すれば、良い印象を相手に与えることができます。これらの心理法則をビジネスに活用すれば、さらに売上が伸びていきます。

ハロー効果の概要

人や物がもつ際立つ特徴に影響され、その特徴のイメージだけで人や物を評価してしまう現象を「ハロー効果」といいます。ハロー効果が起こるのは、イケメンの男性などの外見的な要素だけにとどまりません。ハロー効果は、以下のような特徴の場合にも働きます。

・社会的要素(権威):医師、薬剤師などの資格、大企業の社長のような肩書など

・性格的要素:誠実な言動、真面目な言葉遣い、親切な対応、笑顔など

社会的要素(権威)で働くハロー効果の例としては、初対面の人と名刺交換をする際に、相手が大企業の経営者だと知った場合、思わず身構えてしまうことなどがあげられます。

また、性格的要素で働くハロー効果の例としては、飲食店で、利用客に対してものすごく親切に対応する店員の様子を見て、その店員の内面まで「親切な人」というイメージを抱いてしまうことなどがあげられます。

これらの要素のうち、どれか1つでも持っているものがあれば、その特徴はその人全体を決めるほどの影響力を発揮するのです

ハロー効果を使って、自分のイメージを操作する

人と接する場合に、ハロー効果をうまく活用することで、意図的に自分の印象を良くすることができます。また、ハロー効果は、詐欺師が用いる心理テクニックでもあります。

ハロー効果を悪用し、人の財産を奪う者として詐欺師がいます。プロの詐欺師は、資産家や医師などの肩書を持っているように見せかけ、それらしい振る舞いと話し方でターゲットをだまします。逆に言えば、これらの心理テクニックを使いこなせる人であれば、誰でも詐欺師になることができてしまうのです。

もちろん、詐欺は犯罪ですから、絶対に行わないようにしてください。そして、詐欺師になってみようなどとは考えず、「実生活のどのようなシーンで、ハロー効果を活かせるのか」について考えてみましょう。

あなたの外見が特別良いわけではなく、すごい肩書があるわけでなくても、ハロー効果を有効活用することができます。例えば、初対面の人と雑談をしているときに、「この人になめられたくないな」と思った場合、以下のような言葉を使ってみるのです。

「今は何とか真面目にやっているけど、昔の私はやんちゃでケンカばかりしていたんですよ」

このような言葉を使うことで、話し相手はあなたに対して緊張感を抱きます。そして、「この人を怒らせない方が良いかもしれない」と思ってもらうことができます。

ハロー効果をビジネスに活用する

ハロー効果は、ビジネスにも応用することができます。例えば、ダイエットサプリメントを販売する際、スリムで美人の女性が商品を手に取っている画像を広告やCMに用いるのです。こうすることで、商品とスリムな美人のイメージを結びつけることができます

これにより、その商品の広告やCMを見た人は、「このサプリメントを飲めば、自分もこのスリムな美人のようになれるのでは」と想像します。その結果、商品の問い合わせがたくさん来るという現象が起こるのです。

このように、ハロー効果によって自分の印象や商品のイメージを良くすることができます。ハロー効果を悪用して詐欺を働くのは絶対にいけませんが、ハロー効果を真っ当なビジネスに活用しましょう。そうすれば、ビジネスをさらに飛躍させることができます。

連合の法則で自分と良いものを結びつける手法

また、このような「イメージをよく見せる際立った特徴」が自分になかったとしても、他人の力を借りることによって実現する手法が存在します。

有名なことわざの1つとして「虎の威を借る狐」というものがあります。その意味は、「他人の権力を後ろ盾にして威張る人間の例え」となっています。このように、虎の威を借る狐ということわざ自体は、決していい意味ではありません。

しかし、このことわざのうちの「虎の威を借る」という部分においては、実際のビジネスで大きな成果を上げるために極めて重要な考え方です。つまり、他人の良いイメージをビジネスに活用し、さらなる利益の獲得を目指すのです。

私たち人間は、良い印象をもつ人が手にしている商品を見ると、その人が手にしているものまで良い印象を持ってしまう傾向にあります。このような心理現象のことを、「連合の法則」といいます。

広告やCMで人気タレントや大物俳優を起用する理由

サプリメントなどの商品のCMでは、人気タレントや大物俳優などの芸能人がよく起用されています。そして、出演している芸能人に「私も続けています」と言ってもらい、わざわざ本人がその商品を使うところを視聴者に見せています。これは、その商品と起用した芸能人とのイメージを結びつけるために行われています。

人気タレントや大物俳優が商品を紹介し、さらに実際に使うところを視聴者に見せることで、視聴者の頭の中で商品と出演している芸能人のイメージが重なります。それにより、このCMを見た人の何人かは「あの芸能人が使っているなら、良い商品に違いない」といったことを考えます。

これにより、商品に興味を持った多くの人が、この商品の販売メーカーに問い合わせをすることになるわけです。その結果、商品の売り上げが大きく伸びるようになります。

人と商品を結びつける連合の法則

このように、人気タレントや大物俳優を商品のCMや広告に起用することで、こうした芸能人がもつ強烈なイメージを商品に結びつけることができます。そうすることで、実際にその広告やCMを見た人は、紹介している商品に対して、出演している芸能人と同じように良い印象を持ちます。

こうして惹き付けられた人の多くは、実際にメーカーに注文し、商品を購入するようになります。その結果、その商品の販売会社は、さらに大きく発展していくことになるのです。

このように連合の法則は、実社会で活用されています。

他人の良いイメージを、商品に結びつける

先ほど述べた「人気タレントなどの芸能人の良いイメージを用いる手法」は、大きな経済力を誇る有名な大企業に向いている戦略になります。なぜなら、大物俳優などの芸能人を起用する場合、そのスポンサー契約料がものすごく高くついてしまうからです。

このような理由から、経済力がそれほど高くない中小零細企業などの場合、強いネームバリューをもつ芸能人に広告やCMに出演してもらうのは現実的ではありません。そのため、無名企業や規模が小さい会社の場合、誰もが知っている大企業とは違う戦略をとる必要があります。

例えば、化粧品の広告やCMを作る際に、有名芸能人ではなく無名の美人女性を起用するのです。

もし、自社の社員のなかに美人女性がいるのであれば、その人に出演してもらうようにします。これにより、その化粧品の広告やCMを見た人の頭の中で、無名の美人女性と化粧品のイメージが結びつきます。

さらに、広告やCMを見た人は「この化粧品を使えば、この女性のようになれる」と考えます。そして、この化粧品の広告やCMに惹き付けられた人が、実際に商品を購入するようになるのです。

このように、芸能人が起用できない場合には、何らかの魅力的な特徴をもつ無名の人の協力を得ることで、自社の商品販売に「連合の法則」を活用することができます。この方法であれば、広告費に大金をつぎ込めない企業であっても十分に実行可能です。

連合の法則による負の側面も理解すべき

なお、その反対に芸能人が浮気や薬物などのスキャンダルを起こした場合、その芸能人が出演していたCMはすべて取り下げられるようになります。あらゆる広告媒体から一瞬のうちに消えるようになります。

これは、連合の法則が負の方向にも影響するからです。浮気していた芸能人のように、悪いイメージのある人が出演しているテレビCMを一般人が見たとき、その広告の商品も悪い製品であるかのように映ってしまうのです。

「虎の威を借る狐」のことわざの考え方をビジネスに応用すれば、良い商品を世の中に広めていくことで、人に疎まれるどころか多くの人に感謝してもらうことができます。ただ、その使い方を誤ると悪いイメージがついてしまうというリスクも忘れてはいけません。

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