起業家に限らず、社会で働いているすべての人にとって儲けることは重要です。稼げなければ、賃金を得る資格がないからです。

例えばアルバイトであれば、時給でお金が支払われます。このときの時給は、「アルバイトとして働いたことで得られた利益の中」から支給されます。そういう視点で見れば、働いて儲けることで利益を残すように努力するのは当然であるといえます。

ただ、世の中には「自分の業界は特殊だから難しい」などと言い訳をする人がいます。しかし、よく観察すれば特殊な業界というのは存在しません。ビジネス構造はどれも似ており、すこし考えれば一瞬で利益を生み出せるようになります。

特殊な業界はこの世に存在しない

自分の業界が他とは違って特殊だと思うと、その時点で思考停止に陥ります。活躍できない典型的なダメ社員に成り下がります。

例えば、製薬企業の営業マン(通称、MR)は医師に対して薬の説明を行い、採用してもらいます。薬剤師を対象に説明会を開催することもあります。自分の力で商品を売ることはできず、医師や薬剤師という専門家を通して営業成績を上げなければいけません。

また、こうした医師・薬剤師は薬の専門家です。一方、製薬企業の営業マンは文系出身の人も多く、ほとんどが素人です。そのため、製薬企業の営業は「素人が専門家に売り込む」「他人を介して薬を売る」という特徴から、自分の業界を特殊だと考えている人が多いです。

しかし、本当にそうでしょうか。あらゆるビジネスを観察してみると、製薬企業の営業職はそこら辺にあるビジネスモデルとあまり変わりません。

それでは、今度は出版業界を考えてみましょう。著者に執筆してもらい、一冊の本が出来上がったとします。この本をどのようにして売ればよいでしょうか。

まさか、出版社が一冊ずつ手売りするはずがありません。どこで本が売られるかというと、書店(ネット書店を含む)です。もちろん、出版社が運営している書店ではなく、全国に点在するさまざまな書店で販売が展開されます。

つまり、出版社は書店という別会社(他人)を介して一般消費者に本を売らなければいけません。そこで出版社は、書店に対して自社の本を売り込みます。もちろん、売り込みを行う相手は書店員という本のスペシャリストです。

出版社のビジネス構造を見ると、先ほどの製薬企業とまったく同じであることが分かります。どちらも専門家に対して売り込みを行い、その専門家を介して一般消費者へアプローチしようとしています。

ビジネスの本質を見極めると活躍できる

医薬品業界であっても、出版業界であっても同じことをしています。もちろん、食品業界や電子機器業界も完全に同様のビジネス構造です。

売る相手や流通させる商品が違うだけであって、結局のところ全員が同じことをしています。このような視点で見れば、特殊な業界は存在しないことを少しは理解できると思います。

そして、できれば他の業界の成功例を観察してみてください。その方法は、何らかの形であなたが属する業界に応用できるはずです。なぜなら、これまで説明してきたとおり、基本的にどの業界もビジネス構造が似ているからです。

多くの人は自分の業界は特殊だと思い込み、解決策を思い浮かべることができません。一方、異業種の成功例を持ち込むだけで、画期的なアイディアとなることは頻繁にあります。

ビジネスで必要なヒントは他の業界に転がっています。ここから何とかアイディアを盗み出し、自分に応用させれば、一瞬にして活躍できる人材へと変貌します。

そのための第一歩として、「自分の属する業界は特殊ではなく、どこにでもあるビジネスを行っているだけ」という思考をインストールしなければいけません。そこから、利益を生み出す人間へと成長していきます。

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