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どのようにすれば、組織が活性化するようになるのでしょうか。組織が活気に満ち溢れるためには、従業員が主体的に動かなければいけません。そのためには、会社の経営理念(企業理念)が重要です。創業社長が考えた、「なぜこの会社はビジネスをしているのか」を社員に浸透させなければいけません。

ただ、会社から一方的に押し付けられる理念ほど、従業員にとって面倒なものはありません。

正直なところ、他の誰かが考えた理念はどうでもいいと思ってしまいます。そこで、経営者を含む会社役員は社員の望みや目標を明確に把握しておかなければいけません。

その後、従業員の望みを理解したうえで、「社員が仕事をして活躍すること」が結果として会社の理念と合致するようにするのです。ここでさらに、経営者や役員が成長するようになれば、さらに社員が主体的に動くようになり、組織が活性化します。

経営理念と組織をリンクさせる

経営者が掲げる経営理念(企業理念)はビジネスを行う上で最も重要です。極端な例を出すと、お金を稼ぐだけであれば、人を騙せばその目的を達成できてしまいます。

それでは、「お客様のメリットをまったく考えなくてもいいので、できるだけ高額な商品を多くの人に売り込む」という方針の会社であればどうでしょうか。その会社に入社すれば、給料が高くお金という面では苦労しません。

ただ、そうした会社の理念や方針に共感して集まる人に良い人材はいません。「他人への貢献(社会貢献)」という、ビジネスを行う上で最も重要な考え方が抜け落ちているからです。

それでは、素晴らしい企業理念を掲げれば勝手に社員がその目標に向かって動いてくれるかというと、そのような都合の良いことは起こりません。社員にとってみれば、いくら会社の経営理念を覚えたところで、自分には関係ないと考えてしまうからです。

そこで前述の通り、企業の理念と社員の望み・目標をリンクさせる必要があります。人には、必ず望みがあります。「家族との時間をたくさん確保したい」「出世して、社会から認められる存在になりたい」など、求めていることは人それぞれです。

社員の望みを経営理念にさせる

こうした、従業員が心から望むことと経営理念を一致させることができれば、社員は勝手に行動するようになります。例えば、普通では会えない一流の人とたくさん会うことで、出来る限りの学びを得たいという知識欲の強い人であれば、どのようにすればいいでしょうか。この欲求を満たすためには、秘書として雇えば問題ありません。

秘書の業務は雑用ですが、社長秘書として同行すれば絶対に会えないような一流の人たちと話すことができます。良い意味でも悪い意味でも、社会の仕組みを自分の目で感じることができるのが秘書という職業なのです。

こうした刺激的な毎日を望んでいる人であれば、仕事が楽しいため主体的に業務をこなすようになります。

同じ会社であっても、部署が違えば行動することが異なります。また、方針も違います。こうしたことを理解したうえで、その社員が心の底から求めていることを知り、それと会社の方針が合致するように仕向けるのです。

組織コンサルタントの仕事術

世の中には、数人~数十人の法人を対象にした組織コンサルタントが存在します。組織に属する従業員に対して教育を行い、会社の成果を何倍にもさせることを仕事にするコンサルタントです。それでは、こうした組織コンサルタントが何をするかというと、これまで述べてきたこととまったく同じことをします。

まず、会社の理念を明確化します。その後、従業員に対して一人ずつヒアリングを行い、何を望んでおり、どのような目標があるのかを聞き出します。そうして、「企業経営者が目指す姿」と「従業員が心から求めているもの」を合致させるように仕向けます。

どのようにして経営理念と社員が望むものを合わせるのかというと、あらゆる手法が実行されます。紙に書きださせることがあれば、社員に一人ずつ、朝礼で全員の前でコミット(発言)させることもします。方法は一つではないため、さまざまなやり方を組み合わせるのです。

そうして、1万回以上は企業理念を刷り込ませていきます。リッツカールトンなど、顧客満足度の高い企業は必ず「社員へ1万回は理念を伝える」といいます。こうした企業でさえも、それだけたくさん繰り返すことでようやく会社の理念を社員が理解するようになるのです。

さらに、自ら望む願望と企業理念が合致すれば、主体的に動くようになります。こうして売上が伸びていき、会社組織が活性化していきます。

組織経営を専門にしている本物のコンサルタントの中で、「企業理念と社員の願望を一致させる」ことを省いている人はいません。この事実を認識すれば、組織の活性化において社員の望みを知ることがいかに大切かを理解することができます。

従業員が求めていることを確認する会社はあまりないですが、これを行えば活気あふれる会社組織になることができます。

会社組織の拡大には、幹部(社長や役員)の成長が不可欠

それでは、理念だけがしっかりしていればいいのでしょうか。もちろんそうではなく、会社経営に関わる幹部が成長することなく停滞していると、いくら良い理念を掲げても組織を拡大化させることはできません。

ビジネスを行う上で、年を追うごとに会社を拡大させていく必要があります。このときに最も重要なのは、組織に属している幹部が成長することにあります。つまり、社長やその他役員が育たなければいけません。

これがないため、いつまでも停滞している法人が大多数です。自ら学びを得たり、他の人から教えてもらったりすることで実践と行動を繰り返し、ステージを上げていかなければいけません。トップが成長しなければ、組織の広がりもありません。

幹部役員が成長する意義

会社というのは、社長の器以上に大きくなることはありません。急いで組織を大きくすると突然資金繰りが苦しくなり、破たんしてしまうことはありますが、これは無理に器よりも大きな会社にしようとしたために起こります。

器に水を注ぐと、水は溜まっていきます。ただ、器の大きさが以前と変わらない状態で大量の水を入れても、周りから溢れ出てしまうだけです。そこで、水を注入する前に、器を大きくする作業が必要になります。

ただ、器を広げようとせずに現状維持を望む人は多いです。これは、社長であっても同様です。例えば、あなたは毎日の業務以外にどのような勉強をしているでしょうか。このときの勉強というのは、同じ業界の中だけで行われる意見交換ではありません。まったくの異業種から、どれだけヒントを得ているのかということです。

結局のところ、業界内だけで出回っている情報に目新しいものはありません。似た業種の中だけで飲み会をしたり、情報を得ていたりしているようでは大きな成長はありません。

高額セミナーに参加するなど、常に学んでいるか

これを踏まえたうえで、例えば1万円以下の安いセミナーではなく、濃い内容を教えてくれる高額セミナーやビジネス塾に行ったことはあるでしょうか。または、一流と呼ばれる人からアドバイス(コンサルティング)を受けたことがあるでしょうか。

内容はどのようなものであってもいいです。ビジネスモデルや財務戦略、チームマネジメントなど、学ぶべきことは多いはずです。

例えば当社の場合、医療や工事、英語、スポーツ、美容、相続、恋愛、海外投資……、と挙げればきりがないほどのビジネスを運営しています。こうしたまったく異分野のビジネスを生み出し、これらを掛け合わせることでこれまでにないまったく新しい事業へと成長していきます。

結局のところ、画期的アイディアというのは異業種から生まれます。同じ業界で他の人が行っているのを真似すればパクリですが、異業種からの真似は斬新なアイディアとして受け入れられるのです。

幹部役員が成長する意義

この事実を認識したうえで、他の分野の人から学ぶようにしなければいけません。組織を成長させるためには、売り上げだけでなく社員教育など多くの要素を底上げしていく必要があります。しかし、トップに立つ人の人間力が乏しければ、お客様はそれ以上付きませんし社員も一緒に成長してくれません。

これは考えれば当然のことです。自ら勉強していないにも関わらず、従業員に対して「勉強しろ」と言っても響くことはありません。会社の幹部である経営者やその他役員であるなら、積極的に学ぶ姿勢を自ら見せる必要があります。

結局のところ、社長よりも優秀な人が部下として付くことはありません。社長より部下の方が優秀なのであれば、その部下はすぐに独立してしまいます。

だからこそ、経営者を含めトップの成長が必須なのです。上が成長すれば、社員は勝手に底上げされていきます。これを、ハンカチの法則といいます。

トップが成長してこそ、周囲が盛り上がっていく

ハンカチの真ん中をつまみ、上にあげていくとどのようなことが起こるでしょうか。ハンカチの周りも一緒になって、上へと引き上げられていきます。このように、組織の上に立つ社長や役員が成長すると、周りにいる従業員も勝手に成長するという現象が起こります。

トップの器が大きくなければ、組織がそれ以上に成長することはありません。ただ、トップの器が大きくなれば、それに伴って自然に組織も拡大していくようになるのです。ハンカチの法則というのは、どの組織でも当てはまる普遍的な法則です。

そういう意味では、経営者が自ら勉強していないのは最悪だといえます。常に向上心を持ち続け、社員の幸せだけを考え、お客様に最大の満足を提供することを実現できるように行動してこそ、ようやく会社組織が大きくなります。

日々の業務の中で時間を見つけ、異分野から学んでいる人は社長であってもかなり少数ですが、これを行える人間だけが勝てるような仕組みになっています。

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