コンテンツ(文章)を作成する上で、ユーザーに読まれやすい文章を書くことは大切です。文章が読みにくいと、それだけでユーザーはコンテンツを見てくれなくなります。

文章の読みやすさのポイントとなるのが文章の「リズム」です。ユーザーにとって読みやすく理解しやすいコンテンツを作るためには、リズムの良い文章を意識することが必要不可欠だといえます。リズムの良い文章を書くことで、多くのユーザーに読まれる人気のコンテンツを作成できるようになるのです。

そこで今回は「リズムの良い文章(コンテンツ)を書くポイント」について解説します。

文章におけるリズムの役割

コンテンツを作成する上で、文章の「リズム」を考えることは必須です。リズムが良い文章とは、簡単にいうと「スラスラ読める文章」だといえます。

逆に、何度も読み返しても理解できないような文章は、リズムが悪い文章になります。

本にしてもウェブサイトやブログ・サイトの記事にしても、読んでいて「読みにくい」と感じた経験は多々あるはずです。そうした文章のほとんどは、リズムが悪い文章であるために、読みにくくなっています。そのため、コンテンツを作成する側としては、リズムの良い文章を書くことが大切です。

リズムが良い文章の条件

それでは、リズムが良い文章とは、具体的にどのような文を指すのでしょうか。

リズムが良く読みやすい文章には「文と文のつなぎがスムーズ」「話の展開に矛盾・違和感がない」という2つの共通点があります。

文と文のつなぎがスムーズ

例えば、以下の文章のように文と文のつなぎがおかしな文章であれば、読んでいて違和感を覚えるはずです。

便秘になる原因の一つとして、腸内環境の悪化が挙げられます。しかし、腸内環境を整えることは便秘を解消することにつながります。

以上の例文では、「便秘になる原因……」「腸内環境を整えることは……」という2つの文章を「しかし」という接続詞でつないでいます。ただ、これら2つの文を逆説の接続詞である「しかし」でつなぐのは間違えています。2つの文章は順接の関係にあるためです。

そのため、以下のように「そのため」「だから」「従って」といった順接の接続詞でつなぐと正しい文章になり、2文がスムーズにつながります。

便秘になる原因の一つとして、腸内環境の悪化が挙げられます。そのため、腸内環境を整えることは便秘を解消することにつながります。

このように、文と文のつなぎがおかしくなると、文章のリズムが悪くなります。

話の展開に矛盾・違和感がない

また、話の展開に矛盾・違和感がないことも、文章のリズムを良くするために欠かせない条件です。つまり、論理展開がおかしな文章はリズムが悪いといえます

例えば、以下の文章は論理展開がおかしな文章になります。

体重の増減は、カロリーの合計ではなくホルモンバランスによって調整されています。

…(中略)…

こうしたことから、ダイエットで成功するためには、運動してカロリーを消費することが重要です。

以上の例文では、最初に「体重の増減はカロリーではなくホルモンバランスで決まる」と書いているにも関わらず、「ダイエットには運動によってカロリーを消費することが重要」という結論になっています。最初に述べた主張と最後の結論が矛盾していることは明らかです。つまり、文章の論理が破綻しているといえます。

こうした論理展開がおかしな文章は、読んでいて頭にスーッと入ってこないだけでなく、「読み間違えではないか?」と何度も読み返してしまいます。

このように、話の展開に矛盾・違和感があると、文章のリズムがおかしくなります。

リズムが良い文章とは

ここまで述べたように、リズムが良い文章は「文と文のつなぎがスムーズ」「話の展開に矛盾・違和感がない」という2つの要素を備えています。さらに、リズムが良い文章を一言で表すと「論理的に書かれた文章」であるといえます。

つまり、「文章のリズムは論理展開によって決まる」といっても過言ではありません。

一般的に、文章のリズムというと「句読点」「改行」「センテンスの切り方」などが重視されがちです。もちろん、そうした要素も文章のリズムに関わっています。しかし、最も文章のリズムに影響しているのは論理展開なのです。

「どれだけ論理的な文章を書くことができるか?」ということが、リズムが良い文章を作成するためのポイントになります。

「話し言葉」と「書き言葉」の違い

どれだけ論理的な思考ができる人であっても、論理的な文章を書けない人は多く存在します。いつもスジの通った話をする人でも、文章を書くと支離滅裂な文となってしまうのです。それは、「話し言葉」と「書き言葉」の違いに原因があります。

「話し言葉」とは、会話で使用される言葉です。その一方で、「書き言葉」とは本やウェブコンテンツなどの文章で使用される言葉になります。

普段は論理的な思考ができているにも関わらず、論理的な文章(リズムが良い文章)を書けない人のほとんどは、「話し言葉」と「書き言葉」の違いを理解していません。これら2つの違いを理解せずに、会話するときのように文章を書くと、論理が破綻した文章になってしまうのです。

話し言葉はデタラメ

会話をしているときには気付きませんが、話し言葉は想像しているよりもデタラメな文章となっています。日常会話では、思いついたことを思いついたままに話しているため、ほとんどの話は論理的ではありません

一度、誰かとの会話を録音して文章として書き出してみてください。言葉そのものの意味は理解できるものの、文章全体としては何が言いたいのか全くわからないはずです。

対面での会話であれば、声のトーンやジェスチャーなどによって「楽しんでいる」「怒っている」「半信半疑に思っている」など、あらゆる情報を読み取れます。

一方で文字からだけでは、情報量が少ないため正しく整理しないと「何が言いたいのか?」ということがわからないだけでなく、会話の内容が「怒っているのか」「喜んでいるのか」ということさえ読み取れません。

それほど、あなたが普段行っている会話はデタラメなのです。多くの人は、そうしたデタラメな「話し言葉」をそのまま文章にしようとするため、リズムの悪い文章を書いてしまいます。

話し言葉がデタラメでも問題ない理由

それでは、なぜ「話し言葉」はデタラメでも問題ないのでしょうか。それは、日常会話では言葉以外の要素を使ってコミュニケーションを取っているためです。いわゆる「非言語的(ノンバーバル)コミュニケーション」を使用しているため、デタラメな言葉でも会話が成り立つのです。

非言語的コミュニケーションとは、顔の表情や視線、身振り手振りなどを指します。会話の中では、言葉よりも非言語的コミュニケーションの影響の方が強いのです。

例えば、あなたがパートナーと喧嘩をして、相手がメールで謝ってきたとします。このとき、あなたは「許す」というつもりで「もういいよ」と送ったとします。ただ、「もういいよ」は捉え方によっては「あなたとの関係はもうどうでもいい」と受け取られる可能性もあります。

このとき、直接会って話しているのであれば、顔の表情や声の高さなどの非言語的コミュニケーションによって、メールといった文面だけよりも、あなたの真意は数倍伝わりやすいです

メールでやり取りをしている中で、「そういうつもりで送ったわけではないのに……」と、真意とは違う捉え方をされて失敗した経験がある人はたくさんいるはずです。これは、メールでは非言語的コミュニケーションが使えないことが原因で起こった可能性が高いといえます。

逆に、非言語的コミュニケーションが活用できる会話では、ある程度デタラメな言葉で論理展開が破たんしていても、意思を伝えることができるのです。

このように、会話では非言語的コミュニケーションの影響が強くなるため、話し言葉はある程度デタラメであっても問題なく成立するのです。

話し言葉を書き言葉に変換するポイント

ただ、「話し言葉」をそのまま文章にすると、ほとんどの場合は論理が破綻した文章が出来上がります。話し言葉だけの文章では、声や表情といった非言語的コミュニケーションで伝えていた部分が抜け落ちてしまうため、その部分を補わなければ論理的な文章にならないのです。その結果、リズムの悪い文章になってしまいます。

このとき、会話のときに非言語的コミュニケーションで伝えていた部分を補うポイントが「接続詞」になります。接続詞を上手く活用できれば、支離滅裂であった話し言葉を論理的な文章にすることができるのです。

既に述べたように、論理的でリズムが良い文章は「文と文のつなぎがスムーズ」「話の展開に矛盾・違和感がない」という2つの条件を備えています。接続詞を意識して書くことになるために、これら2つの条件を満たした文章を書くために、非常に有効な手段だといえます。

例えば、以下のような論理が破綻した会話があるとします。

いまはダイエット中なので、食事制限をしています。背中のニキビが気になっているため、化粧品を変えようと思います。

おそらく、以上の例文を会話で聞いても違和感を覚えない人がほとんどです。会話であれば、急に話の内容が変わっても問題ないからです。「いまダイエットが大変なんだよ。そうそう、最近ニキビが気になって化粧品を変えようとしているけど……」という具合です。

ただ、文章で読んでみると何だかしっくりこないように感じる人がいると思います。これは、この文章の論理が破綻しているためです。

具体的には、「いまダイエット中なので……」という一文と、「背中のニキビが……」という2文をつなぐ接続詞を考えてみてください。おそらく、適切でしっくりくる接続詞が思い浮かばないのではないでしょうか。このように、2つの文章の間にしっくりくる接続詞がない場合には、文章の論理が破綻していると考えてください。

こうしたことから、「話し言葉」を「書き言葉」に変換するときには、接続詞を意識するようにしましょう、そうすることで、論理展開がおかしな文章を避けることができるようになります。

初心者が接続詞を使うべき理由

コンテンツ(記事)を作成するときに、接続詞の多用を嫌う人は多いです。私自身も、できる限り必要のない接続詞は省略するようにしています。

確かに、論理的な文章であれば接続詞をあまり使わなくても問題ありません。文章の論理展開がスムーズであるため、読んでいると、文章中に接続詞が出てこなくても自然と頭の中で接続詞を補うようになるのです。

コンテンツの作成経験が長く、論理的でリズムの良い文章を書ける人は接続詞を多用する必要はありません。不必要な接続詞を削ったほうが文章はスッキリして読みやすくなります。ただ、コンテンツ経験が浅い人であれば、できる限り接続詞を活用する、もしくは「文と文の間に接続詞が入るかをチェックする」という意識をもつことをお勧めします。

美しい文章よりも正しい文章を目指すべき

コンテンツ(記事)作成の経験がない、もしくは浅い人は、どうしても文章の論理が破綻しがちです。その中でも、多くの人は文章の見た目を気にして接続詞をできる限り避けようとします。

確かに、接続詞はむやみやたらに多用しないほうが文章は美しくなります。しかし、接続詞の使用を避けるばかりに、文章の論理が破綻してしまい、間違った文章を書いてしまっては意味がありません。

文章本来の目的は「情報を伝えること」にあります。実体験を混ぜたり写真を活用したりして作ったコンテンツであっても、論理が破綻しており話の展開に矛盾があれば、ユーザーに対して伝えるべき情報は伝わりません。

そうしたことを避けるためにも、コンテンツを作成する際には、美しい文章よりも正しい文章を目指しましょう。

視覚的な文章のリズムを作る

ここまで述べたように、接続詞を意識してコンテンツを書くことで、論理的でリズムの良い文章を書けるようになります。論理的な文章が書けた後は、「句読点(くとうてん)」「改行」「漢字とひらがなのバランス」といった視覚的な文章のリズムを整えていきます。

以下に、視覚的な文章のリズムを作るポイントについて記します。

句読点の打ち方

句読点とは、「、(読点:とうてん)」「。(句点:くてん)」を指します。文章の視覚的なリズムを良くするためには、特に読点の打ち方を意識することが大切です。読点は多すぎても少なすぎても、文章のリズムを崩して読みにくくなります。

例えば、以下の文章は読点が多い例です。

ダイエットを、成功させるためには、食事に注意することが、必要不可欠になります。食事内容が、体重の増減を、コントロールしているためです。

これでは、読点が多すぎて文章のつながりがわかりにくいと感じるはずです。その一方で、同じ文でも以下の文章は読点が全くない例になります。

ダイエットを成功させるためには食事に注意することが必要不可欠になります。食事内容が体重の増減をコントロールしているためです。

全く読点がなければ、文章が文字の塊に見えてしまい「読みにくい」と感じる人が多いと思います

その一方で、以下の例文はいかがでしょうか。

ダイエットを成功させるためには、食事に注意することが必要不可欠になります。食事内容が、体重の増減をコントロールしているためです。

以上の例文は読点の数や配置が適切であるため、違和感なく読めた人がほとんどなのではないでしょうか。

読点を使用する際の基本的なルールは、「1行にひとつは使用する」ということです。読点がもつ役割の一つには、「文字間に空間的なスペースを作って圧迫感を無くす」ということが挙げられます。1行にひとつ読点を使用するだけで、文章から受ける圧迫感は大きく変わるため、視覚的なリズムが良くなります。

また読点には、「視覚的リズムを整える以外にも、文章の意味を明確にする」という役割があります。読点を活用することで、ユーザーが文章の意味を理解することをサポートするのです。

例えば、以下の2つの文章を見比べてみましょう。

私は呆れた表情で、テレビを見ている夫に声をかけた
私は、呆れた表情でテレビを見ている夫に声をかけた

以上の2つの文章は、言葉は全く同じであり、読点を打つ位置が異なっているだけです。それでも、文章が表す意味は全然違うように感じたはずです。

1つ目の文章は、「呆れた表情をしている」のは「私」と読み取った人がほとんどでしょう。その一方で2つ目の文章は、「呆れた表情をしている」のは「夫」と捉えたはずです。つまり、読点を打つ位置によって文章が表す意味が大きく変わるのです

逆に以下のように読点が全くなければどうでしょうか。

私は呆れた表情でテレビを見ている夫に声をかけた

以上の例文のように読点が全くないと、「呆れた表情をしている」のが私なのか夫なのかは、読み手の判断に委ねられてしまうことになるのです。

このように読点には「視覚的リズムを整える」「文章の意味を明確にする」という2つの役割があります。そのため、読点は「1行にひとつは打つ」「文章の意味を考えて打つ場所を決める」ということを意識して使用するようにしましょう。

改行のタイミング

視覚的なリズムを良くするためには、「改行」も重要です。読点が全くない文章と同じように改行が全くないと、文章が文字の塊に見えて読みにくいだけでなく、ユーザーに圧迫感を与えることになります。

例えば、以下のコンテンツは改行が全くない例ですが、非常に読みにくい上に圧迫感を覚えるはずです。

その一方で以下のように改行を使っていれば、全く同じ文章であるにも関わらず、読みやすく圧迫感も覚えないはずです。

改行は、コンテンツ全体の見た目(視覚的なリズム)に大きく影響する要因になります。読点が文字間の圧迫感を解消するのに対して、改行は行間の圧迫感を取り除きます。具体的には、2~3行ごと(長くても4行まで)に改行すれば、ユーザーに対して圧迫感を与えません。

このように、コンテンツの圧迫感を無くすためにも、文章は2~3行ごとに改行するようにしましょう。

漢字とひらがなのバランス

文字間や行間だけでなく「漢字とひらがなのバランス」も、ユーザーへ圧迫感を与える要因の一つになります。漢字を多用すると、どれだけ読点や改行を上手く使っていても圧迫感のある文章となってしまうのです。

例えば以下の文章は、漢字を使いすぎている例になります。

昨日会社で嫌な事があった為、今日は朝からとても憂鬱な気分だ。

この中でも、特に「憂鬱(ゆううつ)」という漢字に圧迫感を覚える人は多いはずです。以上の例文であれば、以下のように「事」「為」「憂鬱」という3つの漢字をひらがなに変換することで、文章の圧迫感は無くなります。

昨日会社で嫌なことがあったため、今日は朝からとてもゆううつな気分だ。

ただ、漢字を使用せずにひらがなばかりを使用しすぎると、以下のように幼稚な文章に見えるだけでなく、文章の意味もわかりにくくなります。

きのうかいしゃでいやなことがあったため、きょうはあさからとてもゆううつなきぶんだ。

以上の例文を見てわかると思いますが、ひらがだけの文章は文字数が多くなるため、圧迫感も作り出します。

コンテンツ内における漢字とひらがなは、バランスが重要です。具体的には「手書きだと間違ってしまいそうな漢字」「中学生が読めないような漢字」は使わないようにしましょう。また文章全体を見直したときに、圧迫感を覚えたり、バランスの悪さを感じたりしないように意識すると良いです。

コンテンツを作成する際には、「漢字とひらがなのバランス」も意識すると、視覚的なリズムが良い文章が書けるようになります。

今回述べたように、コンテンツを作成する上で、文章のリズムを良くすることは重要です。文章のリズムには「話の論理展開」が最も大切になります。論理的な文章が、文章のリズムを良くするのです。

さらに、論理的な文章であることに加えて「読点」「改行」「漢字とひらがなのバランス」の3つを意識すると、視覚的にも読みやすく、リズムの良い文章を書けるようになります。

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