サラリーマンとフリーランスは大きく異なります。給与の安定性や社会保険などの観点から考えると、サラリーマンの方が圧倒的に優れています。フリーランスは個人事業主であるため、すべて自分で何とかしなければいけません。

これまで従業員として働いていた人が脱サラした場合、考え方を大きく変える必要があります。雇われの立場ではなく、企業と対等に話すようにスイッチを切り替えるのです。

契約書はこちら側が用意しても問題ない

サラリーマンであれば、仕事に必要なものはすべて会社が用意してくれます。文房具やパソコン、プリンターに至るまですべてです。得意先との交渉がある場合、そのための交通費まで支給してくれます。

そのため、会社員にとってみれば、「会社から振り込まれるお金(給料) = あなたが自由に使えるお金」となります。

一方、フリーランスであれば、仕事の道具を含めてすべて自分で用意しなければいけません。完全なる個人負担であるため、相手先から振り込まれるお金(報酬)がそのまま自由に使えるわけではありません。売上からあらゆる経費を差し引いた後に、ようやく手元にお金が残ります。

そのため、フリーランスになって支払われる報酬が高くなったことに喜んでいてはいけません。報酬の中から必要経費を引く必要があるので、実質はサラリーマンのときよりも手元に残るお金が少ないことは頻繁にあります。

これを防ぐため、経費を引いたとしてもそれなりのお金が残るように、相手先と交渉しなければいけません。

仕事の交渉を行うとき、同時に報酬や労働条件まで決める必要があります。ここを放置したまま仕事を進めるフリーランスは多いです。確かに、お金の交渉(報酬の交渉)は難しいです。できるだけ高い報酬の方がうれしいですが、相手側にとっては違います。

ただ、立場としては対等です。

会社員であれば、嫌な仕事であっても引き受けなければいけません。しかし、フリーランスであれば、気に入らない仕事なら引き受けなければ良いのです。会社員の場合とは立場が違うことを認識して、堂々と接するようにしましょう。

報酬条件の交渉を行うとき、口約束だけは危険です。「業務の範囲と内容」「報酬」「支払い条件」などをしっかりと明記した契約書を用意しましょう。フリーランス側から契約書への印を求めて問題ありません。

私の場合、契約書を用意するほどでもないときはメールで記録を残しています。「○○の報酬は1件につき△△円」などを記したメールを相手側に送り、証拠として残しておくのです。確認メールがあるのとないのでは、大きく違います。

報酬(ギャラ)の設定も自分で行う

フリーランスは自分の報酬を自ら決めることができます。仕事の単価を引き上げてもいいですし、仕事を外注してより高度な仕事に取り組んでもいいです。収入を伸ばす方法はいくらでも存在します。

安易に単価の低い仕事を受けてはいけません。あなたの価値を下げることになるからです。収入を落としても、単価を引き上げる決断をしなければ成功は厳しいです。

ある程度のリスクを取り、1つの分野を極めてトップを取ることができれば、いくらでも高単価の仕事を受注することができます。

このときは時給4,000円を意識しましょう。時給4,000円というと高いように思います。ただ、年収600万円のサラリーマンの給料を時給で考えると、これくらいになります。

時給4,000円にサラリーマンの平均労働時間をかけると、売上は720万円になります。ここから経費が差し引かれることを考えると、年収600万円程度だということです。フリーランスは多くの経費を必要としない場合が多いので、これは妥当な数字です。

年収600万円のサラリーマンの時給が4,000円であることを考えると、これくらいの付加価値を目指すのは当然ともいえます。

フリーランスで行う大きなメリットは、時間や場所に関係なく働けることにあります。しかし、収入が少ないのであれば、何のために会社員からフリーランスに転向したのか分かりません。

そういう意味では、上から降ってくる仕事をこなすだけで給料を貰えるサラリーマンがいかに素晴らしいか理解できるはずです。フリーランスで独立して食べていくためには、それなりの価値を加えながらビジネスを動かさなければいけません。

そのためには、報酬の単価を上げる必要がありますし、契約書などで条件をあらかじめ明確にしておかなければなりません。ライバルとの差別化も必要です。こうした努力を続けることで、少しずつビジネススキルを磨いていきます。

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