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会社のコスト削減を図る上で、仕入れにかかる費用を安くすることは欠かせません。コストカットの中でも、仕入れ先や仕入れ価格の見直しは見逃されがちなものです。

例えば、「先代からお願いしているから……」「社長の友人が経営している会社だから……」といったしがらみを理由にして、仕入れ先を再検討しない会社は多く存在します。確かに、昔からの繋がりや知人関係を大切にしなければいけないケースもあります。

ただコストカットを図る上では、ほとんどの場合が、そうしたしがらみが邪魔になっています。そのため、本気でコストを削減したいと考えているのであれば、まずは仕入れ先の見直しを行わなければいけません。

そこで今回は、「仕入れ先と交渉してコストダウンを図る方法」について解説します。

仕入れ先との間に起こりやすい問題

会社のコストカットを実現するためには、無駄な費用を削減しなければいけません。そして中でも、コストカットに大きな効果を発揮するのが、仕入れ先の見直しです。

ビジネスを行う上で、多くの会社は、他社から何かの製品や部品などを仕入れています。

例えば、カメラを製造する会社であれば、カメラを作るために必要な部品や材料などは、他の会社から仕入れることになります。他にも、飲食店であれば、料理を作るための卵や米といった材料は、他社から仕入れています。

そして、こうした仕入れ先は、なかなか見直されにくいものになります。それは、仕入れ先が先代から続いているところであったり、経営者の知人の会社であったりするなどの「しがらみ」が関係しています。

仕入れ先の見直しは、こうしたしがらみが問題となって見逃されてしまいます。

会社の中には、コスト削減を行う際に「そもそも仕入れ先の見直しを検討しない」というところもあります。これは、長年の「慣れ」や「どうせ変わらない」という「諦め」から自然と生じるものです。

また、仕入れ先の見直しを行おうとしても、既に述べたようなしがらみから、結局は現状維持となる会社も多くあります。

このように、仕入れ先との間には、たくさんのしがらみが生じているケースがほとんどです。会社のコストダウンを図る際には、まずはこのことを理解しておくことが大切です。

相見積もりで仕入れ先に競争をさせる重要性

仕入れ先を見直すことは、会社にとって大きなコストダウンにつながります。ただ、以前からの繋がりや知人関係などが原因で、仕入れ先を再検討する会社は少ないです。そして、そうした会社はコスト削減に失敗することになります。

それに対して、昔からのしがらみなどを取り除いて仕入れ先を見直すことができた会社は、大きなコストカットを実現することができます。

仕入れ先を再検討してコストダウンを図るためには、仕入れ先同士に競争させることがポイントです。具体的には、「相見積もり」を行って、それぞれの業者における価格をしっかりと見比べます。

そして、相見積もりした結果を元に、現在の取引先と値引き交渉をしたり、仕入れ先を再検討したりします。

こうした相見積もりは、当たり前のことのように感じるかもしれません。例えば、一般的な家庭においても、何か商品を購入するときには、いくつかの店を回って見比べるはずです。

ただ、会社の仕入れ先となると、既に述べたような業者とのしがらみが原因で、相見積もりを実施しないケースが多くあります。

しかし実際には、仕入れ先を複数リストアップして、それぞれの価格について相見積もりすることは必要不可欠です。そのように数社を競合させることで、適正価格の見直しや、価格交渉を行えるようになるため、納得できる取引ができるようになります。

以上のように、仕入れ先に関しては数社をリストアップして相見積もりを実施するようにしましょう。そして、業者に競争させることが、大きなコストダウンを実現するための近道になります。

仕入れ先に適正利益を確保してもらう重要性

発注先の会社に関しては、数社をリストアップした上で相見積もりを実施することが大切です。そうすることで、適正な価格を判断できるようになるだけでなく、仕入れ先を競合させて値引き交渉につなげることができます。

その結果、今まで以上に安い価格で部品や原料を仕入れることができるようになります。

ただ、この際に注意しなければいけないことは、「発注先に適正利益を確保してもらう」ということです。つまり、いくら安いといっても、発注先にとって「原価+運営費」を下回るような価格ではいけません。

例えば、相見積もりを行って価格を交渉した結果、発注先が原価での取引を提案してきたとします。そうなると、確かに自社にとっては安く商品を仕入れることができるようになるため、コストダウンを実現することになります。

しかし、そのような無理な値下げは、長くは続きません。いくら仕事が欲しいからといっても、適正利益が生じない状態で仕事を請けるということは、赤字経営を行うことになります。

そのため、いくら安く仕入れができるようになっても、数ヶ月後にはその会社が倒産してしまう可能性が高いです。また、そのような取引は、自社にとっては一時的にプラスになるかもしれませんが、相手にとってマイナスでしかないため不健全だといえます。

こうしたことを避けるためにも、たとえ値引き交渉を行うといっても、適正利益を確保してもらうように交渉することが大切です。そうすることが、仕入れ先と長く付き合うことにつながり、結果的に効果的なコストダウンを実現することにつながります。

このように、仕入れ価格を交渉する際には、取引先の適正利益を考えることも大切です。

今回述べたように、会社のコストカットを図る際に、仕入れ先の見直しは見逃されやすいものです。取引先業者との馴れ合いや昔からの付き合いなど、さまざまなしがらみによって、発注先の再検討はコスト削減から忘れられています。

したがって、仕入れ先を見直すことは、大きなコストダウンを実現することにつながる可能性が高いです。そのため、コストカットを行うときには、そうしたしがらみを取り除いて取引業者を再検討するようにしましょう。

ただ、値引き交渉を行うときには、相手の適正利益を考えておくことが重要です。そうすることで、健全かつ効率的なコストダウンを実現することができるようになります。

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