ベストセラーとなるような売れている本や読者にとって評価の高い本は決まっています。それは、「読者の読みたいこと」が書かれている本です。

多くの著者は自分の書きたいことを書こうとします。ここに大きな間違いがあり、そのような自己満足の本が売れることはありません。そうではなく、「読者が欲している情報は何か」を探し出し、それを文章で表現できる著者の本が売れます。

これは、実際にリサーチをして調べてください。Yahoo知恵袋のような質問が公開されているポータルサイトを見てまわってもいいですが、一番良いのはあなた独自の巨大媒体を持つことです。

自分の媒体を活用してリサーチする

あなたが話題沸騰の人物であったり、既に一般人に認知されているような著名人でない限り出版社から声がかかることはありません。ただ、私のような無名著者であっても商業出版を果たすことは可能です。

無名著者が出版するためには、「独自の媒体をもっている」ことが大前提です。私も例外なく巨大媒体をもっており、莫大なアクセスが集まるサイトや読者数の多いメルマガを運営しています。その結果、割とスムーズに出版できました。

周りの人を見ても、やはりある程度の媒体をもっている人はほぼ出版をしています。無名著者が出版する一番の近道はコツコツと自分独自の媒体を育てるということです。

もしこれが面倒だと思うのであれば、あなたは出版に向いていないので諦めた方が賢明です。そうではなく、「自分の媒体を育てれば出版ができるのか!」と興奮した人はセンスがあるので、是非とも巨大媒体を構築して出版を目指してください。

ある程度の媒体を構築できれば、「読者が知りたいこと」が分かるようになります。サイトであれば、アクセスの集まるページがこれに当たります。訪問者が検索してくれなければ、アクセスが集まることはありません。そのため、アクセスの集まるページは需要の大きい内容です。

また、SNSを利用しても良いです。記事を投稿した後、どれだけ口コミで拡散していくのか測定するのです。これによってもリサーチが可能であり、口コミによる拡散度合いの大きい記事が読者の知りたい内容です。

メルマガも同様です。メルマガでは開封率やクリック率を調べることができます。この数値が高いほど、読者が興味をもっていることが分かります。また、個別に感想メールが届くこともあるため、これによっても調査できます。

私の場合であれば、初出版をするときに「ジェネリック医薬品の問題点という切り口であれば、出版できるのでは」と当時考えていました。なぜなら、薬剤師として運営していた私の薬学系サイトの中で「ジェネリック医薬品の問題点」という記事がもの凄いアクセスを集めていたからです。

たった1ページだけで、月のアクセス数は1万PV(ページビュー)を越えていました。ジェネリック医薬品の利点を知っている人は多いものの、欠点まで知っている人はほとんどいません。そのような内容が書かれた本もなかったため、出版企画書はそのような内容で書きました。

今から考えれば、まだまだ内容は甘かったと思います。ただ、それでも編集者とスムーズに話が進み、問題なく初出版できました。

実際に出版した時はジェネリック医薬品に縛られず、「薬を学ぶための入門書」として身近な疑問を解決する本に仕上がりました。編集者が軌道修正してくれたのです。

自分の予想は当たらない

実際に情報発信をしていれば分かりますが、あなたの頭の中で考えたことは当たりません。ただ、これは私も同様です。私が「これは良い内容だ!」と思ったことでも、全く興味をもたれないことがあります。その逆に、そこまで期待していなかった内容が大当たりすることもあります。

先に挙げた「ジェネリック医薬品の問題点」に関しても、まさかここまでアクセスの集まるページになるとは思っていませんでした。

つまり、「読者の知りたいことを書く」とは言っても、普通は知ることができません。多くの人は机上の空論でしか考えられないのです。しかし、実際にあなた独自の媒体をもつと、前述の通り「サイトでのアクセス推移」や「SNSでの拡散具合」「メルマガでの反応」などで読者が興味をもっている内容を知ることができます。

どの記事が読者にとって有用であるかは、いくら天才的な頭脳をもった人であっても分かりません。実際に行ってみて、ようやく理解できるのです。

「薬学」や「ビジネス」のことであれば、経験的に私は反応の高い記事を書くことができます。これは、この分野に関して私がたくさん情報発信をしてきたからです。しかし、これだけ経験を積んでいても予想は外れます。

例えば、私が初の著書を書くとき、「薬剤師の役割」に関する原稿を書いて編集者に渡したことがあります。このとき、一般の方は薬剤師について興味がないだろうし、自分にとって常識なことばかりであったので「これは没原稿にしましょう」と言われるものと思っていました。

ただ、実際には「これはとても良い内容なので、本の冒頭にもってきましょう」と言われました。意外にも編集者の反応がかなり良かったのです。自分にとっては常識なので面白くないと思っていたとしても、他の人からみれば興味深い内容だったというわけです。

情報発信をすると、このようなことがたくさんあります。あなたの予想が当たることはありません。これを認識し、読者の反応が高い記事を把握できれば、素晴らしい内容の本を書けます。この過程を飛ばして本を書こうとすると、間違いなく独りよがりの内容に仕上がります。

出版コンサルティングの実施

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