本を書くとき、自分の好きなことを書いて出版できると思っている人は多いです。しかし、無名の著者が好きに書こうとしている本ほど面白くないものはありません。

そこで、初出版を行う著者の場合、編集者によって軌道修正されます。「この内容は難しい」「これでは面白くない」とバッサリ切り捨てられ、「それよりも、こちらの方向性を検討してみてください」と言われます。

「読者が求めていること」を載せている本が売れる条件です。一番最初の読者である編集者が面白いと思えなければ、本は売れません。

得意なことで勝負する

あなたの書きたいことで勝負したい場合、自費出版を行ってください。自費出版で売れることはまずありませんが、誰にも文句を言われずにあなたの言いたいことだけが書かれた自己満足の本を完成させることができます。もしこれが嫌なのであれば、第一読者である編集者が望んでいることを形にしてください。

そのためには、あなたの得意なことで勝負する必要があります。決して、あなたが書きたいと思う内容で勝負してはいけません。

例えば、私が初出版を行った際は「薬の入門書」を書きました。これは私が薬剤師として社会で働いた経験があり、しかも莫大なアクセスが集まる薬学系サイトを運営していたからです。それまでの経験や知識、実績から考えて、薬に関する本が最も得意だったのです。

ただ、正直な話をすると、私は薬のことよりもビジネスのことを考えている方が楽しいです。薬学という難解な学問を読み解いていくのは想像以上に頭を酷使する作業だからです。

それでも、最初は私が最も得意とする分野で攻めました。その結果、発売二週目で増刷がかかって1万5000部を突破し、その後も順調に売れる本へと成長しました。

あなたが目指す本は芸術性の高い本ではありません。それよりも、読者が求めている「売れる本」を書かなければいけません。商業出版するためには、一冊の本に300万円もの費用がかかるとされています。この費用を回収する本を書くことがあなたの使命です。

好きなことを書いているようでは、出版社に赤字を出させてしまいます。その結果、今後あなたに出版の話が来ることはなくなるでしょう。だからこそ、気乗りしなくても良いので処女作はあなたの得意なことで勝負し、売れる本を書き上げてください。

売れる本が良い本だと割り切る

たまに、「売れなくても良いから、内容の良い本を書きたい」という人がいます。ただ、これは戯言に過ぎません。商業出版を行うのであれば、「売れない本は全て悪い本」と判断されます。どれだけ本人が「素晴らしい内容だ」と思っていたとしても、売れていない以上は中身がペラペラの本であると判断せざるを得ません。

本を買うということは、読者がお金を支払うということです。本を買うときに読者プロフィールを見たり、少し立ち読みをしたりして悩んだあげく、ようやくレジまで持って行ってくれます。

無名著者であるあなたに対して、読者が建前だけで本を買ってくれることはありません。本が売れているということは、それだけ読者に支持されているという揺るぎない証拠なのです。

これを理解すれば、「売れなくても良い本を書きたい」というのは意味不明であることが分かります。なぜなら前述の通り、売れている本が良い本だからです。

もちろん、そのためには著者が自らマーケティングを仕掛けて本を売っていかなければいけません。あなた独自の媒体を育ててファンを増やしていったり、マスコミを利用して宣伝したりしていくのです。そうして本が売れていくと、ようやく多くの人にあなたのメッセージを届けることができるようになります。

商業出版では、売れる本が全てです。「この本は中身が良い」と著者がアピールしたところで、売れていなければ説得力がありません。そのために最初は得意なことで勝負し、売れる本だけを考えて出版を目指してください。

もし処女作で売れる本を作り上げ、さらに実績を積み上げていけば、そこでようやくあなたの書きたい本を作れるようになります。

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