世の中には「人を批判すること」が大好きな人間がいます。それしか能がないのかと言わんばかりに人をけなすことしか考えていません。

ただ、そのような人であるほど出版は難しいです。なぜなら、本を出すということは「批判される側の人間になる」ことを意味するからです。

他人を批判しないことが出版への第一歩

本を出す前であれば、あなたは出版社にとって単なるお客様の1人でしかありません。読者として大切に扱ってもらいます。他人の本をどれだけ批判しても文句を言われることはありません。

しかし、出版を行えば「あの本は面白くない」と批判していた側から一変し、今度は「あなたの本は薄っぺらだ」と批判される側になります。

これは、それまでに他人の本を批判することの大好きな読者であった人ほど要注意です。なぜなら、批判が好きな人は批判に弱いからです。自分が弱い人間だからこそ、先回りして他人の批判を行おうとします。そのため、批判が好きな人間であるほど出版は向いていません。

現在では、インターネット上に不特定多数の人が本の批評を書けるようになっています。このネガティブな意見に耐えらないのです。

女性の中には、本を出すことによる批判に耐えられずに本を書くことをあきらめてしまう人がいるくらいです。そのため、「批判」というのは深刻な問題でもあります。

ただ、本を出す以上は批判をゼロにすることはできません。そのためには、まずはあなたが他人の本を批判しないことから始まります。そして、たとえ批判の声が届いたとしても、鋼の心をもって動じずに対処できるようになる必要があります。

最初に編集者からこき下ろされる

初めて出版を行おうとする著者の原稿は間違いなく面白くありません。どれだけあなたが「素晴らしい内容だ!」と思っていたとしても、それはあなたの頭の中で想像した内容にすぎません。判断するのは読者であり、その前には最初の読者である編集者がいます。

そのため、編集者に原稿を提出すると間違いなくきびしいコメントと共に原稿が付き返されてきます。「この内容はつまらない」、「これでは売れない」、「内容が難しすぎる」とボロクソにいわれます。

実際に行ってみれば分かりますが、原稿が真っ赤になって返ってきます。赤で埋め尽くされすぎて、原型をとどめていません。何十ページにもわたる原稿がバッサリと切り捨てられ、「方向性を変えて、文章を書き直してください」といわれることも頻繁にあります。

このような厳しいコメントを編集者からもらったのであれば、あなたは心の中で「良かった」と思わなければいけません。

原稿が真っ赤になるということは、それだけ丁寧にあなたの原稿に手をかけてもらっているという意味でもあります。著者として本を出す見込みのある人間だと認められたのです。

これが全くもってどうしようもない文章力であれば、かなり丁重に扱ってもらいます。「読者として批評を行うお客様の立場でいてもらった方が良い」と出版社に判断されたからです。その場合は本を出すこともなく、読者の立場に居続けることになります。

だからこそ、編集者から真っ赤な原稿が返ってきたときは安心しなければいけません。

ただ、最終的には一冊の本として形にする必要があります。中には「本を出すためのレベルに達していない」と判断され、原稿執筆が途中で頓挫してしまうことがあります。私の編集を担当してもらった編集者が言っていたので、これは間違いない情報です。

そうならないため、特に初出版の場合は編集者のことを全て聞き入れ、改善点を探し、もっている全ての知識を一冊の本に捧げましょう。

人から批判されることは良いことです。これが編集者にこき下ろされるのであればなおさらです。ただし、あなたは読者として他人の本の批判を今後は一切行わないようにしましょう。このような考え方を取り入れていくと、本を書くための心構えが少しずつ構築されていきます。

出版コンサルティングの実施

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