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電子書籍用の文章を書き上げた場合、必ず行わなければならないことがあります。それは、文章の校正です。これを行わずに電子書籍を出版してしまうと、多くの読者からミスを指摘され、著者自身のブランディングを地に落とす可能性があります。

実際のところ、どれだけ文章能力に優れている人であっても、最初に書き上げる文章の精度は高くありません。そして、文章のプロはそのことを理解し、文章を書いた後には必ず修正作業(推敲)を行います。このことを踏まえた上で、電子書籍用の文章を作成した後は、適切な方法で文章の校正作業を進めることが大切です。

さらに、電子書籍の掲載ページや著者ページ(プロフィール)の充実を図ることによって、より精度の高い電子書籍になります。そこで、電子書籍に掲載する文章を作成した場合、「どのような形で修正していけば良いか」について解説していきます。

電子書籍の文章を校正する場合のポイント

電子書籍に限らず、出版する本の文章を作成する場合には、基本的にパソコンなどの機械を使って文字入力していく形になります。そのため、文章を書くことに集中していると、どうしても誤変換や誤入力が発生しやすいです。

電子書籍の文章の中に、誤字・脱字などのミスが多く発生している場合、読み手は残念な気持ちに襲われます。そして、途中で本を読むのをやめてしまう恐れがあります。

そこで、電子書籍用の文章を作成した後は、一度見直しを行うようにしましょう。これによって誤字・脱字を見つけ、随時修正していくのです。

また、誤字・脱字のほかにも、文章の校正時に直すべきポイントがあります。例えば、「冗長になり過ぎている部分」「複雑な表現」「差別用語」などです。これらのものが文章中に残っていると、読者は文章を読みにくくなったり、不快感を抱いたりすることになってしまいます。

その中でも、差別用語には特に注意する必要があります。なぜなら、読み手によっては気分を害しただけにとどまらず、悪い口コミを起こされてしまうことがあります。この場合、自社のブランディングが大きく損なわれ、ビジネスを破たんさせてしまう可能性が高いです。

こうした事態を避けるためにも、電子書籍での文章校正は、できるだけ厳しい目で細かくチェックするようにしましょう。

電子書籍の文章校正では、第三者の目を通すべき

電子書籍の文章を作成した場合、できれば第三者に校正を依頼したほうが良いです。なぜなら、第三者は文章を100%客観的に読むことができるからです。そのため、著者自身が正しいと思って「間違った表現方法」を使っていたとしても、第三者であれば見つけて指摘してくれる可能性が高いです。

紙媒体の本を商業出版する場合、担当の編集者が文章内容を細かくチェックしてくれます。さらに、何度も修正をくり返し行い、文章の精度を高めることができます。

その一方で、電子書籍を出版する場合、出版社を通さず自分で電子書籍を出す場合は担当の編集者が見てくれることはありません。そのため、電子書籍の文章校正に第三者の目を加えるためには、適切な人に依頼する必要があります。

このときのポイントとしては、できるだけ文章能力に長けた人に読んでもらうことが重要です。例えば、今まで数多くの記事を作成してきたライターに見てもらうのが良いでしょう。その他にも、知り合いに書籍出版の編集者がいるのであれば、ぜひその人に頼むのが望ましいです。

変な部分を直し、精度を高める

こうした文章作成のプロに文章校正を依頼することで、誤字・脱字のみならず、「同じ意味の文章のくり返し」や「矛盾する内容」などまで発見し、また指摘してもらうことができます。さらに人によっては、具体的な改善点を提示してくれて、それにより文章のクオリティーをさらに高めることが期待できます。

もちろん、第三者の目を通すとはいっても、完全におんぶにだっこといったような形になってはいけません。この場合、校正を手助けしてくれる人に失礼ですし、電子書籍を作成・出版するのは、他ならぬ著者自身です。

そのため、電子書籍の文章を校正する場合には、著者が中心となり、文章の精度を高めるための適切な努力をする必要があります。

掲載ページでは、記述内容を確認しつつ精度を高める

このように、電子書籍の文章を作成した場合には、必ず校正作業を行う必要があります。そして、文章の編集作業にプロの目を加えることで、文章をさらに良いものに仕上げられるようになります。

こうして電子書籍を完成させると、電子書籍を扱うメディアに執筆した電子書籍を登録するようになります。このとき、自分の電子書籍の「掲載ページ」が自動的に生成されます。

掲載ページは、自分で確認・編集することが可能です。そして、掲載ページの内容を改善することによって、さらに本が売れやすくなります。

掲載ページに間違いがないかをチェックする

電子書籍の掲載ページが生成された場合、まずは以下の項目にミスがないかをそれぞれ確認します。

・タイトル

・著者名

・表紙画像

・価格設定

・対応機種

・登録情報

もし、これらの項目に間違いがあると、それが本の売り上げに悪影響を及ぼす恐れがあります。とくにタイトルにミスがあると、電子書籍を登録したメディア上で、あなたの電子書籍が見つかりにくくなってしまう可能性があります。

一方、表紙画像が正しく設定できていないと、場合によっては画質が粗い表紙画像になってしまいます。この場合、メディアの訪問者に違和感を与えてしまい、本を買ってもらえなくなる恐れがあります。

また、電子書籍を扱うメディアによっては、掲載ページ内で電子書籍の無料サンプルが提供されます。この場合、可能な範囲で多くの機種を使って、無料サンプルを実際にダウンロードできるかを確認するようにしましょう。そして、ページが正しく表示されない機種があった場合には、電子書籍を登録したメディアに問い合わせてみるのが良いでしょう。

ちなみに、掲載ページにある登録情報の項目は、電子書籍のダウンロードに必要な容量や出版社名などの情報のことを指します。これらにも記述ミスがないように確認し、間違いがあった場合には速やかに修正するようにしましょう。

著者プロフィールの適切な書き方

掲載ページ内には、著者のプロフィールを記載する項目があります。この項目では、読み手に読んでもらえるような文章にすることが重要です。

具体的な方法としては、著者が過去に辿ってきた道筋を考えた上で、簡潔なストーリーにして書き込むようにします。なぜなら、ストーリーにすることによって、多くの読者がプロフィール欄を最後まで読んでくれるようになるからです。そして、ここで読み手の共感を得ることができれば、読者が本を購入してくれる可能性が高くなります。

このときのポイントの一つとして、「電子書籍の内容に関連しない部分はできるだけ記載しないようにする」ことがあげられます。

例えば、あなたがダイエットの電子書籍を出版したとします。このとき、「高校生時代に太ってしまった」「社会人になって、独自のダイエット方法を編み出して痩せた」といった経歴があるのであれば、プロフィールの文章に加えるようにします。

その他にも、「肥満に悩む人50人にダイエット指導を行い、実際にダイエットに成功させた」という経歴があるのであれば、ぜひともプロフィールに書き込むようにしましょう。

その一方で、「出身校は工業高校だった」「大学時代にスノボーを行っていた」などのように、ダイエットに関わりのない情報は記載しないようにします。

このような形で、本の内容に関係する情報だけをピックアップし、それぞれプロフィールの作成に活かすようにします。これによって、プロフィールを読んだ人に共感してもらえる可能性が高くなります。

内容紹介文の精度を高める

掲載ページのなかには、電子書籍の内容を示す文章である「内容紹介文」というものがあります。この項目では、本の特徴やアピールしたいことなどを端的に示すようにします。

電子書籍の内容が気になって掲載ページに訪れた人は、タイトルや著者のプロフィールだけでなく、高い確率で内容紹介文にも目を通します。そして、電子書籍を読むメリットを内容紹介文で分かりやすく伝えることで、それに惹き付けられた訪問者の何人かが本を買ってくれるようになります。

電子書籍の出版時には、著者ページの内容を充実させるべき

このように、電子書籍をメディアに登録したときに生成される掲載ページには、タイトルなどの各項目にミスがないかを確認することが重要です。また、著者のプロフィールにおいては作者の実績をストーリーで記述します。

さらに、内容紹介文で本の有用性を示すことができれば、あなたが出版した電子書籍を買ってくれる人が増えることにつながります。

なお、電子書籍を登録するメディアによっては、筆者の名前や実績などを記載するために「著者ページ」を作ることができます。

著者ページの項目をしっかりと埋めておかないと、電子書籍が売れにくくなってしまう恐れがあります。そのため、電子書籍を出版する場合には、著者ページをしっかりと作り込んでおくことが大切です。

著者ページをしっかりと作り込む意義を理解する

人は、「商品を購入する場合には、信頼できる人から買いたい」と考える傾向にあります。このことは、電子書籍などの本を購入する場合も同様です。

つまり、電子書籍を登録したメディアに訪れたお客様の多くは、知らない著者の書籍よりも、すでに知っている筆者の本を購入したいと考えるわけです。もちろん、初めて電子書籍を出版したばかりの頃は、知名度に乏しい場合が多いかと思います。そのときに、著者ページが役に立ちます。

電子書籍を扱うメディアの訪問客が気になる本を見つけ、なおかつその書籍の筆者を知らない場合、その著者ページを確認する可能性が高いです。このとき著者ページに作者の名前だけでなく、著者の経歴などの情報をしっかりと載せておけばどうでしょうか。

この場合、訪問客の何名かは「しっかりとした実績がある人みたいだから、この本を買ってみよう」と考え、書籍の購入が期待できます。

著者ページを作成する際のポイント

著者ページには、著者の名前・写真・プロフィールなど、さまざまな情報を記載することができます。そしてこれらの項目は、すべてしっかりと埋めるようにしましょう。これによって、訪問客の印象に残りやすくなることが期待できます。

著者の写真を撮影する場合には、できればプロのカメラマンに依頼して撮ってもらうようにしましょう。この場合、相手に良い印象を与えられるような、精度が高い写真を載せることができるようになります。

また、お金の都合などでプロのカメラマンに写真を撮ってもらうのが難しい場合には、白い背景の場所を背後にして写真を撮って掲載するようにしましょう。

また、既にサイトやブログなどの自社メディアを運営しており、そこに自分の写真を載せているのであれば、それと同じ画像を著者ページに貼るようにしましょう。このように写真を統一することで、あなたの顔が認知されやすくなります。

著者のプロフィールを作成する場合には、過去の経歴や実績を踏まえた上で、出版した電子書籍の内容に関連する内容を取り上げます。そして、それらを一つのストーリーとしてまとめるようにしましょう。

このようにストーリー化する理由として、ストーリーは多くの人を惹き付けやすいことがあげられます。つまり、著者のプロフィールをストーリーの形にすることで、たくさんの訪問客がプロフィールを読んでくれる可能性が高くなります。そして、プロフィールを読んだ訪問客を共感させることができれば、電子書籍を購入してくれることが期待できます。

また、サイトやブログなどの自社媒体を保有している場合には、そのURLを忘れずにプロフィールに記載するようにしましょう。これによって、プロフィールを読んだ訪問客のうちの何人かを、自社メディアに誘導することができます。

このとき、自社媒体に有益な情報コンテンツが大量に掲載されていれば、訪問客をファン化させることができたり、電子書籍を購入してもらえたりすることが期待できます。

このように、電子書籍を扱うメディアに電子書籍を登録する際には、著者ページを作成することが重要です。そして、著者ページの情報項目すべてを充実させておくことで、電子書籍の売り上げを伸ばせるようになります。

出版コンサルティングの実施

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