世の中ではビジネスで稼いだ人をいわゆる「成功者」と呼びます。その上で、この成功者と呼ばれる人たちがどのような思考でいるかを学ぶことは、とても大切です。

いつまで経っても成功できない人と成功者には明らかな違いがあるため、これを学び取ることが出来るからです。

 失敗は存在しない

マネーの虎という番組を覚えているでしょうか。深夜番組にも関わらず、高視聴率を叩き出したリアリティ番組です。ここでは社長たちが投資家となり、これからビジネスを行いたい人に対して「投資をしても良いか」という判断を行います。

当時の私は全くビジネスを考えてなかったので興味が全くありませんでしたが、今この番組を見ればかなり勉強になります。

この番組で初のマネー成立となった人は「おにぎり屋を開きたい」とプレゼンを行い、高橋がなりから860万円の出資を獲得しました。

番組内では「倒れても死ぬ気で頑張る」という感じの気迫であり、かなりのやる気です。そのため、高橋がなりも出資する気になったのかもしれません。

そこで、高橋がなりは860万の出資だけでなく、「絶対に成功させる」として月50万の給料を払い、さらにおにぎり屋のビジネスに対して社員まで付けさせるという待遇を行いました。

そして、問題はその後に起こりました。

開店準備中にがんが発見され、挑戦者は入院してしまいます。それからと言うもの、挑戦者は出資金を獲得した時のような気迫がなくなり、「辞退させて欲しい」と言うようになりました。

これを高橋がなりは止めようとしますが、最終的には挑戦者の辞退という形で終わってしまいました。

 失敗とは何か?

多くの人はこの結果に対して「失敗した」と思います。確かに結果だけを見れば、「挑戦者の辞退」という形になりました。それでは、高橋がなりにとって今回の出資は失敗だったのかと言うと、必ずしもそうではありません。

彼は番組内で次のような事を言っています。

「確かに金銭的には損をしたが、それ以上に勉強になった」

挑戦者に対して、高橋がなりは良かれと思って月50万の給料を払ったり社員まで付けたりしました。しかし、実際にはそれが野生のライオンを檻に入れる行為であり、ハングリー精神を奪ってしまったと言っています。

このように、失敗をしたとは思っていません。それ以上の勉強になったと思っているのです。

番組内では、おにぎりの移動販売をするために車を300万円で購入しています。本来であれば、この300万は完全なる損失です。しかし、それ以上に得るものがあったと言います。

こう考えると、成功者にとって失敗と言うのは存在しないと言うことが分かります。そして、もし金銭的な損失があったとしても全て自分の責任であると考えます。

その上で、これと同じ思考が出来るかどうかはとても重要です。

最初に述べましたが、成功出来ない人と成功者には明らかな違いがあります。その上で、成功者の共通点の一つとして、高橋がなりが言っていた言葉はとても重要なヒントになります。

「果たして、失敗がこの世に存在するのか」

これをあなたの胸に問いかけてみてください。

残念ながら、稼げない99%の人は上手くいかない時に「失敗した」と思います。そうではありません。失敗したではなく、ここで「これを行ってはいけないという勉強になった」と思えるかどうかです。

「失敗した」と思えば、そこから何も学ぶことが出来ない機能不全の状態に陥ります。しかし、「勉強になった」と思えば、回避すべきポイントを一つ見つけたので一歩前に進んだ事になります。

この違いはかなり大きいです。

このような思考で世の中を見ていけば、世の中のビジネスや考え方は共通点だらけと言う事に気がつきます。この共通点だけを真似して実践すれば、働きながらでもサラリーマンの給料以上の収益を得ることはそこまで難しくありません。

 営業の哲学

起業という観点でいえば、起業と営業は似ていることが多いです。なぜなら、営業は「断られる職業である」と考えることができるからです。言い換えれば、失敗が極端に多い職種です。

世の中にいる半分程度の人は営業職です。バリバリの営業マンではなくても、何らかの形で営業に携わっている人は多いものです。

できる営業マンとそうでない人の違いは、一つは失敗の量にあります。有能な人であるほど失敗が多いのが真実であり、無能な人ほど失敗が少ないです。失敗が少ない分だけ、成長速度が遅いのです。

これらを踏まえたうえで、まずは失敗という概念は存在しないことを心に刻み込んでください。この事実を認識した上で考え方を変え、成功に近づくための失敗を重ねていけば、超有能なサラリーマンになることも可能です。

なお、営業の具体的なノウハウについては「営業学」というサイトで詳しく解説されています。これらを読めば、起業でも営業でも考え方はすべて同じであることが分かるはずです。