株式会社の株価というのは、時間経過と共に上がったり下がったりします。いわゆるデイトレードをする人であれば、日々の株価が重要になります。これは、需要と供給で成り立っています。

早い話、人気のある株は値段が高くつきます。それだけ需要が大きいため、多少値段が高くても売れてしまうのです。その企業の業績や期待などに対して、株価が変動していきます。

ただ、当サイトは株式投資の解説ではなく、あくまでもビジネスで重要となる内容がメインです。そこで、ベンチャーとして起業したあと、どのようにして株価が上がったり下がったりするのかについて話を進めていきます。この理由を学ぶことで、株式会社の考え方をより深めることができるでしょう。

株価と利益には大きな関係がある

会社の使命は利益を出すことです。利益額が大きいほど、たくさん社会貢献をしていると言い変えることができます。そのため、会社は利益額を大きくするために必死で努力しなければいけません。

ただ、会社の立ち上げ当初というのは信頼がないため、商品を売って利益を出すのは難しいです。そのため、特に最初は株の価値(株価)は下がる傾向にあります。

例えば、100万円の資本金で設立し、10株を発行した株式会社があるとします。このときの株価は1株当たり「100万円 ÷ 10株 = 10万円」です。資本金が100万円であるため、当然ながら銀行の預金通帳には100万円が用意されています。

ここから、ビジネスを行うために必要な経費が差し引かれていきます。事務所を借りるお金が必要かもしれませんし、新たなパソコンを用意しなければいけないかもしれません。

こうして半年間が経過しましたが、ビジネスをしていて経費が出ていくものの、売上がなく銀行の預金が50万円に減ってしまいました。この場合、1株の価値は「50万円 ÷ 10株 = 5万円」にまで減ってしまいます。

ただ、半年間頑張って努力した結果がようやく実るようになりました。お客様から多くの電話がかかってくるようになり、売上も順調に伸びていきます。必死でビジネス展開していった結果、もう半年後には利益500万円を出すことに成功しました。

法人税30%を支払ったとしても、「500万円 × (1 – 0.3) = 350万円」が手元に残ります。これと先ほどの50万円(銀行口座に残っていたお金)と合わせると、合計400万円になります。

このときの1株の価値は「400万円 ÷ 10株 = 40万円」です。最初に出資した人にとって、ここで株券を1枚売れば「40万円(現在の1株の価値) - 10万円(会社設立時の1株の価値) = 30万円」の儲けを得ることができます。

大企業では難しいですが、ベンチャーであれば投資したお金が何十倍にも膨れ上がることはよくあります。この数値は、その会社が業績を伸ばしただけ増えていきます。

なお、一株あたりの純資産をBPSといいます。ある会社に投資したとき、「どれだけ割安か」を示す指標としてBPSがあると考えてください。

会社の社長がもの凄い資産を保有している理由

ここまでの話を理解すれば、一代で成功した社長が莫大な財産をもっている理由を理解できます。

起業をする場合、その多くは社長のポケットマネーから出されます。つまり、社長自ら資本金を全額出資して、その株を自ら保有するのです。

会社が上手い具合に軌道に乗れば、年を追うごとに成長していきます。当然ながら、会社が保有する財産・資産も大きくなります。それに伴い、株価も上昇していきます。

そのため、その会社のすべての株をもっている社長というのは、株だけで多くの資産をもっていることになります。ただ、資産が大きいだけであり、大量の現金をもっているわけではありません。投資家のように「(自分の)会社の株を売って稼ぐ」ことは、なかなかできないのです。

自由に使える現金がないため、多くの社長は自分が莫大な資産を抱えている認識はそこまでありません。ただ、会社を成長させた分だけ、保有資産も多くなることは確かなのです。

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