ファイナンスというと、多くの人は株や投資などと結び付けて考えてしまいます。しかし、実際は投資だけに使える知識ではありません。あなたの実生活の中で全てに共通する原理原則がファイナンス理論でもあります。

ファイナンスで重要となる要素の1つとして「リスク」があります。ファイナンスでのリスクは危険を意味するのではなく、「リスクに対するリターンのふり幅」を意味しているにすぎません。

例えば、銀行でお金を預ける場合、確実に貯めておくことができます。預金1000万円までなら全額保護される制度もあり、極限までリスクは少ないです。そのため、得られるリターン(利子)も少ないです。

一方、ビジネスを始める場合、本当に成功するかどうかは分かりません。ここに大きな不確実性がありますが、当たったときのリターンも大きいのは確かです。このように、リスクを取る場合はそれなりに大きなリターンを得ることも可能です。これが、ビジネスで考えるリスクの考え方です。

リスクは努力によって減らすことができる

リスクというのは、あらゆる場面で遭遇します。例えば、大学受験で学校を選ぶ場面がこれに当たります。本当に受かるかどうか分からない条件で受験するため、そこには大きなリスク(不確実性)があります。しかも、難しい大学であるほど不確実性は高くなります。

ただ、難関大学を受験するというリスクを背負った場合であるほど、受かったときのリターンは大きいです。このように、不確実性が大きい(リスクが高い)場合では、リターンも大きくなることを「ハイリスク・ハイリターンの原則」といいます。世の中はすべてのこの法則に従っており、例外はないです。

ただし、リスクを減らす方法はいくつか存在します。リスクを最小限にとどめながら、大きなリターンを得ようとするのです。これは、「努力」によって可能になります。

先ほどの大学受験であれば、「どれだけ勉強して偏差値を上げたか」という努力でリスクを減らせます。勉強を積み重ねるほど、合格へと近づくことができます。

他にも、芸術家になりたいという夢を追うため、「本当に成功するかどうか分からない」という中で会社を辞める場合でも同じです。リスクを取るにしても、それまで芸術家になるための努力を行い、多くの人脈を築いている人であるほど成功しやすいです。

リスクをゼロにすることはできないものの、本人の努力次第でリスクを減らすことはできてしまうのです。大きな成功を収める人の共通点として、「リスクを取っている」だけでなく、「圧倒的な努力をしている」ことをここで理解してください。

上手い儲け話は存在しない

世の中はハイリスク・ハイリターンの原則で成り立っていることを紹介しました。それでは、「リスクが低く、リターンが大きい」というものは存在するのでしょうか。残念ながら、そのようなものはあり得ません。人が適切な行動を取るのであれば、「上手い話は消える」ことがファイナンスでの答えだからです。

先ほどの受験であれば、「志願した人は誰でも東京大学に入学できます」となった瞬間に多くの人が東京大学に殺到します。しかし、これでは学生の質が悪くなり、結果として大学の評価自体も下がります。そこで、大学側は優秀な学生を入れるために引き締めを図ります。

ただ、その反対に東京大学が「今年は学校全体の定員を100人に減らします」とすれば、競争率が高すぎて誰も受験しなくなります。それでは困るため、優秀な学生を確保できる適切な人数を調整しようとします。こうした原理が働くため、上手い話はいずれなくなります。

ここまでを理解すれば、よくある儲け話は幻想であることが分かります。特にネットビジネスで多い、「楽に」「早く」「誰でも」という話は存在しません。そのような手法はすぐに飽和して使えなくなるからです。

ただ、私はインターネットを活用したビジネスを教える立場ですが、確かにネットビジネスは初期費用が少なくて大きな収益を出すことができるのは本当です。それでは、ネットビジネスでのリスクとは何でしょうか。

実は、ネットビジネスでのリスクは「時間」です。ここでは説明を省きますが、時間がかかることはファイナンスでリスクと捉えられます。

リアルビジネスでは金銭的なリスクが大きい分、すぐに収益化することができます。これがネットビジネスでは逆になり、金銭的リスクが少ない分だけ時間がかかります。このように、ファイナンス理論を少し学ぶだけでも、世の中のビジネス構造を理解できるようになるはずです。

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