ウェブ戦略

サイトとブログの違い:アフィリエイト初心者が稼げるのはどっち?

副業や起業を考えてネットビジネスを始めるとき、必要になるものとして自分の情報発信媒体があげられます。自分の媒体とは、具体的にはサイトやブログがあります。特にネットビジネスだとアフィリエイトが非常に盛んですが、こうしたネットビジネス初心者はサイトとブログのどちらを運営するのがいいのでしょうか。

ブログとサイトには決定的な違いがいくつもあります。どのような収益法を考えているのかによって、サイトがいいのか、ブログがいいのかが異なってくるのです。

それでは、具体的にブログとサイトではどのような仕組みになっており、ネットビジネスを行う上での注意点としては何があるのでしょうか。ここでは、アフィリエイトでのブログやサイトの違いについて解説していきます。

雑記系の日記構成になるのがブログ

最初はWebページの構造が簡単なブログから解説していきます。まず、ブログではどのような構成になるかというと、以下のように「トップページに更新した記事が上から順に羅列される」ようになります。

特にブログ構造を考える必要はなく、行うことは記事を書くことだけです。このとき、ブログの中にはいろんなジャンルの記事がごちゃ混ぜに入るようになります。いわゆる趣味ブログであり、雑記ブログや日記系ブログとも呼ばれています。

特にジャンルのことなどは考えず、趣味ブログを実施したい場合はブログを選択することになります。

アクセス数を集めやすい更新型のブログ

サイトとブログの違いを比べたとき、アクセスを集めやすいのはブログになります。理由はトレンド記事を書くことができるからです。

トレンド記事とは、ニュースやそのとき発生した事件など、「あるとき検索需要が大きくなり、数日でほとんど検索されなくなるもの」を指します。

例えば、あなたが登山に関する趣味ブログを運営していたとします。このとき、以下のようなニュースが発生しました。

当時、わりと有名になったニュースですが、「スキー場の雪崩はなぜ起こるのか」「注意点は何があるのか」「どのスキー場で起こったのか」など、ニュースに関するトレンド(流行)の記事を書くようにするのです。

そうすれば、そのときだけではありますが大量のアクセスを集められるようになります。

要は、時事問題を取り扱えるのがブログだと考えてください。トップページには上から順に更新記事が表示され、記事ごとに更新日が掲載されるため、たとえ時間経過と共に記事内容が古くなっても問題ないのです。

・ファンが付くとアクセスが増える

また、こうしたブログにファンが付くとさらにアクセスが増えるようになります。ファンが定期的にブログへ訪れることにより、その分だけアクセス数が上昇するようになるのです。

アクセスを集めやすいという点では、ブログは非常に優れています。

・更新し続けることが重要

ただ、ブログのデメリットとして「更新し続けなければいけないこと」があげられます。理由は単純であり、更新されていないブログは異臭を放つようになるからです。

あなたも「何年も更新されていないブログ」をこれまで見たことがあると思います。そうしたブログを見たとき、「このブログはずっと更新されておらず、本当に大丈夫か?」と思ったはずです。これと同じように、半年以上も放置されたブログは異様な雰囲気になってしまうのです。

ニュースを含めた時事問題を取り扱うことができ、トレンド記事を投入できることは非常に優れています。ただ、完全放置できないので不労所得に結びつかないのがブログです。

更新不要になるのがサイト

一方のサイトであると、どのような構成になるのでしょうか。いわゆる企業のホームページのような形になり、このときはブログとは違って「トップページに更新記事が順に表示される」という構成にはなりません。

そうではなく、以下のようにすべての記事が並列で扱われるようになります。

私が運営する薬剤師転職のアフィリエイトサイトになりますが、更新した記事に古いも新しいもなく、すべて並列です。そして、完全放置であっても問題ありません。

実際、私が保有しているサイトには何年も前に書いた記事がそのままの状態で放置されています。それにも関わらず、大量のアクセスを集め続けています。一年間に更新したものが5記事ほどだったときもありましたが、それでもアクセスは伸び続けました。

サイト運営では、記事を追加すればその分だけアクセスを集めたり、お金を生み出したりする資産が増えていきます。ある程度の時間はかかりますが、放置でもアクセス数が増えていくのがサイトだと考えてください。「毎日定期的に記事を更新し続けないといけないブログは面倒だ」と思う人はサイト運営が適しています。

なお、ブログとサイトの見分け方としては、以下のようになります。

  • ブログ:トップページへ上から順に記事が並んでいる
  • サイト:会社ホームページのように、すべての記事が並列

変わる情報を掲載してはいけない

すべての記事が並列となるため、ブログとは違ってサイトの記事コンテンツで「変わる情報」を記してはいけません。時間経過に伴ってコンテンツの内容が陳腐化していくため、読者は「このサイトに書かれている情報は古く、参考にならない」と考えて離脱していくからです。

例えば、私は薬学サイトを保有しています。

この薬学系サイトでは「薬の作用機序や考え方」などを主に載せています。「どのようにして薬が効果を表すか」というメカニズムはどれだけ時間が経過しても絶対に変わりません。その代わり、「薬の値段」の情報は載せていません。これらの情報は変化していくためです。

薬の値段(薬価)は2年に1回必ず改訂されます。情報が変化してしまったらサイトの中に書かれている内容に矛盾が生じてくるようになるため、このような陳腐化した情報がコンテンツ記事として記載されているとよくありません。

情報が変化すると、そのつどサイトの内容を更新しなければいけないため、「放置でも成長し続ける」というサイト運営のメリットが全く活かせなくなってしまいます。

そのため、以下のように考えてください。

  • ブログ:時間経過と共に矛盾が生じてくる記事でも問題ない
  • サイト:時間が経っても変化しない情報を載せていく

サイトではトレンド記事を含め、内容が変わる情報を記載してはいけません。

ただ、当然ながら「クレジットカードのサイトアフィリエイトをしたい」などのように、「もしかしたら将来、変わるかもしれない情報」を記載するのが仕方のない場面は存在します。クレジットカードの場合、会社がクレジットカードのスペックを変更したら記事内容を変えなければいけません。

しかし、頻繁な変更があるわけではありませんし、スペック変更がなければ記事内容はずっと活きることになります。トレンド記事であったり、先ほどの例で示した薬価(2年に一回、必ず改定される薬の値段)だったりするように、100%の確率で内容が陳腐化する記事でなければサイト記事として掲載しても問題ありません。

ブログアフィリエイトとサイトアフィリエイトの収益化構造

ブログとサイトの見分け方や違いについて説明してきましたが、より重要なのは副業・起業によってビジネスを行い、あなたが儲かることです。

そこで、大まかなブログとサイトの構成の違いを理解したうえで、それぞれの収益化方法について確認していく必要があります。そこで、どのように稼ぐのか理解しておかなければいけません。

このとき、ブログでは以下の収益源がメインになります。

  • Googleアドセンス
  • 楽天、Amazonアフィリエイト
  • ASPを用いた物販アフィリエイト

趣味ブログの場合、多様な広告を活用して稼ぐようになります。そのため、これらいくつもの広告を使いこなすようにしましょう。

一方でサイトアフィリエイトであれば、以下の広告を利用するようになります。

  • ASPを用いた物販アフィリエイト

サイト運営では、よほどのことがない限りGoogleアドセンスや楽天、Amazonアフィリエイトを活用することはありません。これらを利用してもいいですが、収入が激減するようになります。そのため、物販アフィリエイトに特化させます。

ブログで稼げる額は少なく、サイトアフィリエイトが儲かる

ブログ形式の場合、どのような記事を入れても問題ありません。また、時事問題であっても取り扱うことができます。自由度が高く、好きなように記事を書けるので続けやすいです。継続のしやすいさでいえば、ブログの方が簡単です。

ただ、ブログアフィリエイトの問題点として「圧倒的に稼ぎにくい」ことがあげられます。ブログアフィリエイトだと、一番の収入源はGoogleアドセンスになります。以下のような広告がGoogleアドセンスになります。

Googleアドセンスはクリック型広告と呼ばれ、1クリックされるごとに20~60円の報酬が入ってくるようになります。ザックリと「1PV = 0.5円」ほどの収入になると考えてください。そのため、どれだけ大量のアクセスを集められるのかがキモになります。

楽天、AmazonアフィリエイトやASPによる物販アフィリエイトはあるものの、これらはブログアフィリエイトではメインにありません。あくまでも、Googleアドセンスが主体になります。

しかし、たとえ2万PV(ページビュー)のサイトであっても月1万円ほどの収入に過ぎないため、稼ぎにくいという特徴があるのです。

・特化型のサイトアフィリエイトは少ないアクセスで稼げる

それに対して、アフィリエイトを実践するときに最も効率よく大きな収益を出せるのがサイトアフィリエイトです。

実際のところ、アフィリエイト実績で月100万円以上の人のほとんどがサイトアフィリエイトになります。

サイトアフィリエイトでは、ASPを活用した物販アフィリエイトがメインになります。アフィリエイト広告をたばねている会社がASPであり、ここに提示されている物販広告をあなたのサイトに掲載するのです。ASPには、大手企業の広告もたくさんあります。

  • 転職エージェントの広告
  • 脱毛の広告
  • クレジットカードの広告
  • サプリメントの広告

こうした広告がたくさんあるのです。個人が大手と提携するのは無理ですが、ASPを介せば個人でも大手の広告を掲載できるのです。

そして重要なのは、特定ジャンルに特化した専門サイトを構築してアフィリエイトを開始すれば、少ないアクセスでも稼げることです。例えば、以下は私のMR転職サイトです。

60記事ほどの小さいサイトであり、アクセス数はそこまで多くありません。以下が実際のアクセス数であり、1日250UU(300PV)ほどです。月1万PV以下です。

それでは、このサイトの報酬はどれくらいなのでしょうか。以下は単月での成果になります。

却下もありますが、承認されたものだけだと月10万円以上になります。また、サイトアフィリエイトではランキング形式で3~5位まで掲載するのが一般的であり、上図の成果は「1位掲載した広告だけの収益額」になります。そのため、このサイト全体では月20万円ほどになります。

ブログアフィリエイトによるGoogleアドセンスであると、月1万PVほどでは月5,000円くらいの報酬額にしかなりません。一方で特定分野に特化させたサイトアフィリエイトであると、このように少ないアクセス数で大きく稼ぐことができるのです。

そこで、以下のように使い分けるようにしましょう。

  • ブログ:気ままに長く続けたい。収益額は月1万円でいい
  • サイト:副業・起業として本気でビジネスを行い、大きく稼ぎたい

人によって目的が異なるため、何を目指すのかによっておすすめの手法は異なります。趣味での立ち上げならブログアフィリエイトがおすすめですし、本気で稼ぐならサイトアフィリエイトがおすすめです。

ちなみに、特定分野に特化させた物販アフィリエイトを開始する場合、ブログ形式でもいいですが、サイト型の構造にした方が圧倒的に成約率は高くなり、収益額が増大します。そのため、ASPによる物販アフィリエイトで稼いでいる人は全員、サイト型を選択します。

ワードプレスかSIRIUSでホームページを使い分けて作る

それでは、ブログやサイトを作るときはどのようなソフトを使用していけばいいのでしょうか。このとき、メインになるのがワードプレス(WordPress)またはSIRIUS(シリウス)です。

最も多くの人に活用されているのがブログ作成ソフト(アプリ)がワードプレスです。ワードプレスをインストールすることにより、後は記事を書いて公開するだけで更新が完了します。また、トップページに上から順に記事が並ぶようになります。

ブログを作るとき、ワードプレスの一択で問題ありません。

・ワードプレスでサイト型にデザイン変更するのは可能

ワードプレスをインストールした最初の状態では、必ずブログ形式になります。ただ、これをサイト型のデザインに移行させることは可能です。

詳しい説明は省きますが、ワードプレスにログインした後、管理画面で「表示設定」を変更することでブログ形式からサイト型へと変更することができます。

例えば、先ほどのMR転職サイトはワードプレスで作っています。私の場合、ブログでもサイトでも外注ライターを活用するときは「ネット上につながっていれば、どこでも編集可能なワードプレス」を使うようにしています。

サイトアフィリエイトでお金を稼ぐとはいっても、アクセスが集まるまではブログ型で運営します。ただ、ある程度のアクセスが集まってマネタイズする(収益化する)という段階になったとき、一気にサイト構成のデザインへと変換させるのです。

・SIRIUS(シリウス)はサイト作成ソフトになる

ワードプレスに対して、サイトアフィリエイトを前提にしたものがSIRIUSになります。ホームページビルダーのような、自分のパソコン内にソフト(アプリ)をインストールしてホームページを作るのがSIRIUSです。

先ほど紹介した薬学サイトはSIRIUSで構築しています。以下が実際のSIRIUSの操作画面になります。

ブログアフィリエイトを考えている場合、ワードプレスを使うことになります。一方でサイトアフィリエイトであれば、ワードプレスでもSIRIUSでも問題ありません。

SEOによる効果はブログもサイトも同じ

なお、ネットビジネス初心者が気になるものとして、「ブログとサイトではどちらがSEOに効果的であり、Googleの検索エンジンで上位表示されやすいのか」があると思います。

これについては、どっちであっても関係ないと考えてください。

SEOで重要なのは、記事の質です。要は、どれだけ読者に対して有益な記事を書くことができたのかによります。それがブログであっても、サイトであっても変わることはありません。当然、時間経過とともに陳腐化していく記事だと徐々にアクセスは集まらなくなりますが、どの時点で見ても内容が変わらない記事の場合、SEOの効果はブログとサイトで変わらないと考えてください。

・ワードプレスではテンプレート(デザイン)もSEOに関係ない

なお、ワードプレスでサイト構築するときに「SEOに強いテンプレート(テーマ:デザイン)はあるのか」と考えてしまいます。これについては、どれも関係ないと考えてください。

もちろん、デザイン的な見やすさは考慮した方がいいです。また、記事の書きやすさも重要です。

ただ、最低限のデザイン性を満たしたテンプレートであれば、SEOで上位表示されるかどうかは記事の質だけになります。他は関係ないので、好きなようにテンプレートを選べば問題ありません。テンプレートの選び方は個人の趣味が強く出るため、好きな種類のデザインを選びましょう。

参考までに、私はワードプレスを「賢威」というテンプレートで使っています。

無料ブログを使ってはいけない

ただ、このときの注意点として「無料ブログは絶対に使わない」ことを意識しましょう。無料ブログは誰でも簡単に立ち上げることができ、非常に使いやすいです。こうしたメリットはあるものの、デメリットが大きすぎます。

アフィリエイトを行う上での最大のデメリットは、急にブログを消されることにあります。アメブロやはてなブログなど、アフィリエイトを禁止している無料ブログは非常に多いです。そうした無料ブログサービスを利用する場合、以下のようにあるときブログが消されているという現象が起こるのです。

当然、人気ブログとしてブログランキング上位であったとしても、関係なく消されます。無料ブログとは、そういうものだと認識しなければいけません。

ビジネスとしてアフィリエイトを行う以上、必ずリスクヘッジしなければいけません。そのため、簡単に使いやすいという理由だけで無料ブログを立ち上げるのはやめましょう。無料ブログはまったくおすすめできません。

  • アメーバブログ(アメブロ)
  • はてなブログ
  • FC2ブログ
  • エキサイトブログ

この他にも、いくつもの種類の無料ブログが存在します。ただ、どの種類の無料ブログもネットビジネスではおすすめできません。

いずれにしても、ブログアフィリエイトでもサイトアフィリエイトでも必ず同時ドメインを取得し、自らレンタルサーバーを借り、自分独自の媒体をもつようにしましょう。

特徴を比較し、ブログかサイトを選ぶ

ここではブログとサイトの特徴を比較し、さらには私が実際にアフィリエイトを実践したときの生データや具体例を含めて解説してきました。

ブログとサイト(ホームページ)では、明確な違いがあります。その特徴を比較すると、以下のようになります。

ブログアフィリエイト サイトアフィリエイト
更新の頻度 更新が必須 放置でも問題ない
アクセスの集まりやすさ 集まりやすい 集まりにくい
記事内容 時事問題でも問題ない 時間が経過しても

内容が変わらない記事

メインの収益源 Googleアドセンス 物販アフィリエイト
稼ぎやすさ 稼ぎにくい 儲かる
SEOの強さ 変わらない

特徴はまったく違うため、ネットビジネス初心者にとってどっちがいいのかはその人次第になります。ゆるくビジネスを続けたいならブログだし、大きく稼ぎたいならサイト構築がおすすめです。

いずれにしても、これらの特徴を理解したうえでブログ開設したり、サイト作成に取り組んだりするようにしましょう。ブログやサイトの違いを理解したうえでネットビジネスを始めることが副業・起業で稼ぐときに重要になります。

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